加熱式タバコ「IQOS(アイコス)」シリーズを販売するフィリップ モリス ジャパンは、2019年4月17日より、アイコスシリーズの日本限定販売モデル「IQOS 3 NIPPON 祝賀モデル」と「IQOS 3 MULTI NIPPON 祝賀モデル」の発売を開始。4月19日に行われたメディア向け展示発表会にて、その実物を見てきた。
「IQOS 3 NIPPON 祝賀モデル」と「IQOS 3 MULTI NIPPON 祝賀モデル」は、いずれも「新元号の制定を記念し、新しい時代の幕開けを祝う」とする、日本限定モデルだ。IQOS公式オンラインストア、全国のIQOSストア(9店舗)および全国のIQOSショップヤマダ電機(13店舗)にて、数量限定で販売されている。なお、2018年11月より発売している新型デバイス「IQOS 3」「IQOS 3 MULTI」としては、初の数量限定モデルになるという。
「IQOS 3 MULTI NIPPON 祝賀モデル」(左)と「IQOS 3 NIPPON 祝賀モデル」(右)。ひと目でおめでたい「紅白」と日本国旗の「紅白」のイメージが伝わってくるのはもちろん、シンプルに「かわいい!」と、ときめきを感じるデザインだ。赤と白という、どちらかというと女性向けカラー2色の組み合わせだが、男性が持っても違和感がない絶妙な配色バランスになっている
祝賀モデルのパッケージデザインは、女性書家・アーティストの紫舟(シシュー)氏と、株式会社gtdi代表取締役ヘンリー・ホー氏によるコラボレーションによって手がけられたものだ。「日本独自の文化からインスピレーションを受け、日本の奥深い伝統を白(ウォームホワイト)と真紅色(ラディアントレッド)のカラーで表現した」とのこと。
フィリップ モリス ジャパンによると、加熱式タバコの市場やアイコスの売り上げは順調に伸張しており、2019年4月現在、世界でのアイコスユーザーは1,000万人を突破したという。祝賀モデルは、新たな元号が発表され、新しい時代の幕開けを感じさせるタイミングで、加熱式タバコの市場を牽引している日本のアイコスユーザーに、感謝の気持ちを伝えたいという思いで企画したものだそう。
そんな同社の思いを受け、ヘンリー・ホー氏は、日本で「お祝い」を表現する紅白を使用した祝儀袋を思わせるようなデザインのパッケージで、祝いの気持ちを表現した。また、盃をセットにすることを提案。盃を酌み交わして、周囲の人とも喜びを分かち合ってほしいという。
パッケージのデザインコンセプトをプレゼンテーションするヘンリー・ホー氏。大手メーカーのパッケージデザインや、有名ホテルのブランディングなどを多く手がけるグラフィックデザイナーだ
紫舟氏は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」のタイトルなどの作品でも知られる人気書家
外側のパッケージは、和紙をイメージした紙を使用し、水引をあしらった祝儀袋風。日本には昔から風呂敷などで「包む」という文化が根付いていることにインスピレーションを受けて生まれたものだそう。水引は、2019年の「9」と「IQOS」の「Q」、両方のコンセプトを組み入れたもの
外側のスリーブを外すと、巻物をイメージした厚紙に包まれた「アイコス」の箱が現れる
巻物をイメージした厚紙には、紫舟氏による「新」の書があしらわれている。躍動感がすごい! 「軽やかな風に乗って、元号が変わった新しい時代がやってくる」イメージだという
フタを開けると、アイコスが登場。クリーニングキットと充電用のケーブルは下の段に同梱
セットの盃には、オリジナル水引のデザインがあしらわれている。お酒を入れるほか、ヒートスティックを置くのにも使えるという
お気づきの方も多いと思うが、アイコスの入った箱を包んでいる巻物をイメージした厚紙には、日本初の元号と言われる「大化」から、「平成」までの元号名が書かれている。なぜ「平成」までなのかと言うと、購入者が自分で新元号「令和」の文字を入れることでパッケージが完成される仕組みになっているからだ。
「大化」から「平成」まで、その数247の元号名がびっしり
空白スペースには、「新元号を書いて完成させましょう」の文字が
ということで、さっそく「令和」の文字入れをしてみた!
字が得意でない筆者に代わり、弊社の美文字社員が筆を取る。製品に同梱されていた紫舟氏の「令和」の書が印刷された色紙をお手本にしながらしたためてくれた
美文字!
世界にひとつだけの「アイコス」が完成
もちろん、書道のスタイルではなく、イラストを描いたり、写真を貼ってみたり、おのおの好みの「令和」を描ける。新元号を迎えるタイミングで、元旦の書き初めの感覚で「令和」の文字入れに挑戦してみるのもいいかもしれない。自身の「アイコス」が、より愛着の湧くものになるはずだ。