フィリップ・モリス・ジャパンの加熱式タバコデバイス「アイコス」のユーザー数は、年々増加している。2020年9月末の時点で、日本国内のユーザー数は、約600万人。2021年には、従来モデルの課題だったタバコ葉の残りカスや、それにともなうニオイをなくす新システムが搭載された「アイコス イルマ」シリーズが登場し、さらにその増加に拍車をかけていると予想される。
そんな「アイコス」のユーザーサポートやカスタマイズ体験を提供しているのが、全国9か所にある「IQOSストア」だ。今回は、そのうちの1店「IQOSストア 銀座」において、「アイコス イルマ」シリーズのカスタマイズと、「アイコス イルマ」の刻印サービスを体験してきたのでレポートしたい。
※価格はすべて公式サイト価格(税込)
「IQOSストア 銀座」の内観。「アイコス」をカスタマイズできるスペースや、カフェスペースが用意されている
★「アイコス イルマ」のレビュー記事はこちら!★
新・加熱式タバコ「アイコス イルマ プライム」実機レビュー! 掃除もブレードも“あの臭い”もゼロに
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全12種類レビュー! 「アイコス イルマ」専用「TEREA(テリア) スティック」吸い比べ
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「アイコス イルマ」には、2種類のモデルがラインアップされている。アルミニウムボディのポケットチャージャーにラップカバーを装着した「アイコス イルマ プライム」と、従来モデル「アイコス 3 デュオ」の形を継承した「アイコス イルマ」だ。ホルダーの機能や使用回数など、基本的な使い方は同じだが、ポケットチャージャーの形状が異なる2機種ということになる。それにともない、カスタマイズも、それぞれ別のパーツを変えられるアクセサリーが用意されている。各種紹介していこう。
フラッグシップモデルの「アイコス イルマ プライム」は、ボディのカラーを4色で展開。スターターキットには、アルミニウムボディと同系色のラップカバーが付属する。
「アイコス イルマ プライム」のスターターキット全4色。「ジェイドグリーン」(左上)、「ブロンズトープ」(右上)、「ゴールドカーキ」(左下)、「オブシディアンブラック」(右下)
「アイコス イルマ プライム」のポケットチャージャーは、磁石で取り付けるラップカバーがフタの役割を担う。スターターキットには、ザラつきのあるファブリックタイプかシボのあるレザー風タイプが付属しているが、別売のアクセサリーと入れ替えることができる。
種類は、「ファブリックラップカバー」と「マイクロファイバーラップカバー」、「オーロララップカバー」、そしてポケットチャージャーをスッポリと覆う「ファブリックフルラップカバー」の4つがラインアップされている。
左から、「ファブリックラップカバー」4色、「マイクロファイバーラップカバー」4色、「オーロララップカバー」1色、「ファブリックフルラップカバー」4色
従来モデル「アイコス 3 デュオ」のポケットチャージャーの形状はそのままに、「アイコス イルマ プライム」と同じホルダーを採用した「アイコス イルマ」は、5色で展開。グリーンやベージュなど、「アイコス イルマ プライム」と似たカラーもラインアップされているが、微妙に色味が異なる。
「アイコス イルマ」のスターターキット全5色。「モスグリーン」(上段左)、「ぺブルベージュ」(上段中央)、「ぺブルグレー」(上段右)、「アズールブルー」(下段左)、「サンセットレッド」(下段右)
「アイコス イルマ」のポケットチャージャーは、従来モデルと同じく、ドアの下部をプッシュして半開きの状態で、中のホルダーを取り出す設計。そのドアのカバーを差し替えられるアクセサリーがラインアップされる。
種類は、「アルミナムドアカバー」と「オーロラドアカバー」、「メタリックドアカバー」、「ネオンドアカバー」の4つだ。
写真左に並ぶのが「ドアカバー」。左から、光沢感のある「メタリックドアカバー」5色、上質かつ重厚感のあるアルミニウム素材の「アルミナムドアカバー」5色、光の当たる角度でさまざまな彩りに変化する「オーロラドアカバー」3色、そしてポップな色合いの「ネオンドアカバー」3色の全16色。中央と右は、後述の「スリーブ」と「スリーブ+」
「アイコス イルマ」のもうひとつのアクセサリーが「スリーブ」。ドア以外のボディをキズや衝撃から守る軽量なシリコン素材を採用しており、全6色で展開。 さらに落ち着いた色合いのファブリック素材を用いた、ストラップ付きの「スリーブ+」も3色ラインアップする。
「アイコス イルマ プライム」と「アイコス イルマ」共通のアクセサリーが、ホルダーの「リング」だ。専用タバコスティック「テリア」の差し込み口を差し替えることができる。こちらは、3色のセット販売となっており、6セットがラインアップされている。
「リング」は3つの柄が用意されている。左から、リップドリング、ハンマードリング、ポリッシュドリング
上から、ポリッシュドリング3色のセットである「エナジャイズ」、「グラウンデッド」、「ソフィスティケーテッド」
上から、3つの柄をセットにしたプレミアムリングセットの「エマネート」、「セレブレート」、「イグジラレート」
以上、アクセサリーの豊富なラインアップを紹介してきたが、「IQOSストア」では店舗スタッフと相談しながら、どのようにカスタマイズするか悩むことができる。ここで気になるのは、人気の組み合わせ。「IQOSストア 銀座」のスタッフに聞いた人気の組み合わせを、ボディカラーごとに紹介しよう。
「マイクロファイバーラップカバー」の「セージグリーン」(1,480円)×「リングセットエマネート」の「ハンマードリング ペリドット」(2,980円)
「オーロララップカバー」(2,480円)×「リングセットソフィスティケーテッド」の「ポリッシュドリング ヴィヴィドモーヴ」(1,480円)
「マイクロファイバーラップカバー」の「ペールピンク」(1,480円)×「リングセットイグジラレート」の「ハンマードリング ラディアントレッド」(2,980円)
スターターキットのラップカバー×「リングセットエマネート」の「リッブドリング カッパー」(2,980円)
「ネオンドアカバー」の「マットイエロー」(980円)×「リングセットエナジャイズ」の「ポリッシュドリング オレンジ」(1,480円)
「アルミナムドアカバー」の「ぺブルベージュ」(1,980円)×「リングセットセレブレート」の「リッブドリング ピューター」(2,980円)×「スリーブ+」の「ダークグレー」(1,980円)
「ネオンドアカバー」の「マットライム」(980円)×「リングセットエナジャイズ」の「ポリッシュドリング エレクトリックティール」(1,480円)
「オーロラドアカバー」の「パープルプリューム」(980円)×「リングセットセレブレート」の「ハンマードリング エレクトリックティール」(2,980円)×「スリーブ」の「ティンテッドティール」(980円)
「オーロラドアカバー」の「オレンジグロー」(980円)×「リングセットエナジャイズ」の「ポリッシュドリング オレンジ」(1,480円)
「IQOSストア」ならではのサービスのもうひとつが、「刻印サービス」だ。こちらは、「アイコス イルマ」のみに行えるサービスで、「ドアカバー」とのセット販売で提供されている。メニューは次のとおり。
・「アイコス イルマ メタリックドアカバー」か「ネオンドアカバー」か「オーロラドアカバー」
+刻印セット 980円
・「アイコス イルマ アルミナムドアカバー」+刻印セット 1,980円
「刻印サービス」のオーダーシート。刻印する文字は最大20文字までで、フォントはブロック体か筆記体、文字色は白か黒あるいは「なし」から選べる
刻印のサンプル。文字の色を「なし」にすると、「ドアカバー」によっては色はそのままに、文字のみが刻まれる。いっぽうで、表面の色が削られて、素材の色が出てしまう「ドアカバー」もあるので注意
筆者は、取材時、「アイコス イルマ ぺブルベージュ」を携帯していたので、「アルミナムドアカバー」の「ぺブルベージュ」に刻印してもらうことにした。
今回は特別に、刻印の作業風景を見学させてもらった。筆者の名前「H.Makino」の刻印を、筆記体&色なしでオーダー
できあがってきたのがこれ。左の「IQOS」のブランドロゴに近いテイストで刻印されたので、違和感はなく、結構カッコいい……
「IQOSストア」は、ほかにも、タバコスティックのテイスティングや、「アイコス」の無料点検・クリーニングなど、ここでしか受けられないサービスが満載だ。また、「銀座」「梅田」「福岡」「札幌」「心斎橋」「広島」の各店には、「IQOSPHERE」会員限定ラウンジ「IQOS Signature Café」が設置されており、「アイコス」とスペシャルティコーヒーやアルコールドリンクとのマリアージュ体験が無料で楽しめたりする。「アイコス」ユーザーであれば、1度は訪れたい場所だ。
月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。