自宅で作った好みの飲み物をマグボトルに入れて持ち歩くなんてシーンは、今ではすっかりおなじみ。各社から、工夫を凝らしたマグボトルがいろいろと発売されております。筆者もマグボトルを使用していますが、筆者が現在使っているのはかなり前に購入したもの。新しいものに替えようと、いろいろと調べて最終的に選んだのがこちらの商品、京セラの「セラブリッド(R)マグボトル」。
「大は小をかねる」ということで、500mlタイプを購入。350mlタイプもありますよ
京セラというと、今では電子デバイスや半導体関連部品を中心とした大手の電機メーカーというイメージがありますが、もともとはファインセラミックスの専門メーカーで「京都セラミック株式会社」として創業した会社。高度な技術によって作られる同社のファインセラミックスは工業用部品だけでなく、包丁やフライパンといった身近なキッチン製品にも採用されております。実は今回ご紹介する商品は、京セラのファインセラミックス技術を生かしてフライパンや調理なべなどのキッチン製品を展開する“セラブリッド”シリーズの1つ。もちろん、今回ご紹介するマグボトルにも同社の技術が存分に発揮されています。
500mlではロイヤルブルーとコーラルピンク、350mlではローズピンクとタンザナイトブラックと、それぞれ2種類のカラーリングがあります。筆者が購入したのはロイヤルブルー
キャップ部分はスクリュータイプのものを選択。ワンタッチタイプもあります
内側の口径は実測で4cmほど。これだけあれば、飲み物は注ぎやすいし、ちょっと大きめの氷も入りそうです。洗いやすそうなのもいいですね♪
凸凹がついたウエーブ形状のため、滑りにくく持ちやすいのもポイント
そして、最大の特徴が内部。サビが付かないステンレス素材を採用し高い保温性を実現する真空二重構造は、今ではマグボトルではあたりまえの構造。「セラブリッド(R)マグボトル」では、これまでセラブリッドシリーズのフライパンや調理なべの製造で培ってきた技術を応用し、ステンレスボトルの内面にセラミック塗膜加工を施しています。そのため、表面ははっ水性が高く汚れが付きにくいので、洗った後のお手入れも簡単になっています。
ステンレス製のものと比べてみました。右が「セラブリッド(R)マグボトル」です
さらに、スープやお味噌汁、スポーツ飲料、レモネード、焼酎など、塩分や酸性、アルカリ性の強いドリンクにも対応しているのもポイントです。
ただし同社サイトによると、スープ、お味噌(みそ)汁は具材なしで、ドライアイスや炭酸飲料、牛乳、乳製品、果汁など腐敗しやすいものは入れないようにとのことです。
セラミック塗膜加工のおかげで水滴が丸くなっています。確かに実際に使ってみて、水切れのよさが実感できました
セラミック加工のおかげで、いわゆる金属臭をほぼ感じなくて済むのも見逃せません。飲み物を長い時間入れたままでも、金属臭が飲み物に移る心配もなく、飲み物本来の味わいが楽しめますよ。
ステンレスやアルミのボトルと同容積で比べると少し割高ですが、洗浄のしやすさや飲み物の口当たりなど、本品ならではのメリットはたくさんあります(重量はこのサイズではミドルクラスといえるでしょう)。マイボトルを検討中であれば、候補に入れてみてはいかがでしょうか?