レビュー
フレンチプレスの機能と、ステンレスボトルの保温性&携帯性がひとつに

コーヒーを淹れてそのまま持ち歩ける「COTTLE(コトル)」を1日使ってわかったこと

正直、自宅で淹れたコーヒーが1番おいしいと思っている、というあなたに朗報をひとつ。ビタントニオから、フレンチプレス機能がついたステンレスボトル「COTTLE(コトル)」が発売されたのだ。これひとつで、外出先でもオフィスでも、アウトドアでもお気に入りのコーヒーを淹れられるわけだが、その完成度はいかほどか。実際に使って確かめてみよう。

フレンチプレス+ステンレスボトル=「コトル」

「コトル」は、フレンチプレスの機能と、ステンレスボトルの保温性&携帯性が2in1になったユニークなアイテムだ。コーヒーの淹れ方は一般的なフレンチプレスとまったく同じで、(1)ボトルにコーヒー粉とお湯を入れる、(2)4分待つ、(3)ブランジャー(フィルター)を押し下げる、という3ステップ。フレンチプレスならカップに移し替えて淹れたてのコーヒーを堪能するところだが、「コトル」はボトルからそのまま、ダイレクトに飲めてしまう。

「コトル」は真空2層構造のステンレスボトルなので、飲み頃の温度を長時間キープしてくれるのもポイント。もちろん、アイスコーヒーを冷やして持ち歩くのもいい。

真空2層構造のステンレスボトルに、フレンチプレス用のプランジャー(フィルター)がセットされている※画像はビタントニオ製品ページより

一般的なフレンチプレスと同様、(1)ボトルにコーヒー粉とお湯を入れる、(2)4分待つ、(3)ブランジャー(フィルター)を押し下げる、という3ステップで簡単にコーヒーが淹れられる

1日持ち歩いて実感した、納得の味わいと使い勝手

実際に「コトル」を使って過ごしていると、その魅力がわかってくる。最初に感心したのは、バタバタと忙しい、出勤前の朝の時間のことだった。

7:30
朝はとにかくあわただしい。あと15分で家を出なければならないが、お湯を入れて4分で完成する「コトル」なら、出発までになんとかコーヒーが淹れられそうだ。水筒自体が抽出器具の役割をしているので、抽出したコーヒーを水筒に移し替える必要もなければ、抽出器具を洗う必要もない。このひと手間を省けることが、時間のない朝にはなんと助かることか。

本体サイズは約72(幅)×72(奥行)×247(高さ)mm、重量は約320g。ブランジャーが付いている分、同じ容量の一般的なステンレスボトルと比べて少し縦に長いものの、仕事用のカバンにすっぽりと収まった

9:00
通勤電車に揺られること約1時間。会社に到着し、さっそく「コトル」のフタを開け、ひと口飲んでみる。おいしい。飲み頃の温度をキープしたコーヒーは、想像以上に本格的な味わい。目の細かいステンレス製のメッシュフィルターを使っているので、コーヒーオイルも抽出でき、豆本来の味わいをしっかりと楽しめるのだ。

13:30
ランチ終わりにもコーヒーを1杯。フタをひねるだけでコーヒーを飲めるのがうれしい。朝コーヒーを抽出してからすでに約6時間が経過しているが、温かさが保たれているだけではなく、渋みやえぐみが出ていないことに驚かされる。もちろん、コーヒー粉の粉っぽさがまったくないわけではないが、それも許容の範囲内。フレンチプレスに適した粗挽きの粉を使用することで、改善もできるだろう。

メッシュフィルターの外周にパッキンを使用し、コーヒー粉と抽出したコーヒーをしっかりと分離することで、保温中や飲用中にコーヒー粉が逆流したり、対流したりしないのだ

15:00
作業の集中力が落ちてきたので、コーヒーでリフレッシュ。1度に抽出できるのは約300mlなので、マグカップ1杯程度。人によっては少ないと感じるかもしれないが、少しずつ飲めば、朝淹れたコーヒーを午後まで楽しめる。なお、この時点ではコーヒーがややぬるくなっていると感じた。感覚値ではあるが、60℃くらいだろう。

19:00
帰宅。晩ご飯の準備をしつつ、「コトル」を水洗いする。抽出器具とカップをそれぞれ洗うよりも手間が少ないのも、「コトル」のアピールポイントだろう。

「コトル」自体のパーツも少ないので、お手入れが苦にならない

「コトル」自体のパーツも少ないので、お手入れが苦にならない

休日
「コトル」は休日も活躍してくれる。たとえば、ピクニックやトレッキングなどのアウトドアシーン。あらかじめ自宅でコーヒーを淹れておいてもいいし、現地でお湯を沸かして淹れてもいい。フィルターを外せば普通のステンレスボトルとしても使えるので、好みのドリンクを持ち歩ける。「コトル」の出番は想像以上に多いはずだ。

カラビナも付けられる取っ手のついたフタは、握りやすく、持ち運びやすいが、開ける際にフィルター部のフタまでひねってしまうことがある(右)。せっかく分離したコーヒー粉が再びお湯に浸かってしまうことになるので、この点は注意しよう

コーヒー抽出器具としても、ステンレスボトルとしても優秀

“2in1”と聞くと、どうしてもアイデア先行の「イロモノ」的製品を想像し、懐疑的になってしまう。2つの要素を両立させようとする狙いはよくわかる、でもその結果、どちらも中途半端になってしまうのではないかと。その点、「COTTLE」はコーヒーの味にも、ステンレスボトルとしての使い勝手にも満足できる完成度の高いアイテムに仕上がっており、実際に使ってみると、率直に「よくできているな」と感じる場面が多かった。お気に入りのコーヒーを、いつでも、どこでも楽しんで、何気ない日々に彩りを加えてみてはいかがだろうか。

毛利真大

毛利真大

編プロでの広告制作、雑誌編集を経てフリーライター/エディターに。家電をはじめ、自動車、ファッション、ビジネス関連など幅広い分野で活動。86年、秋田県出身。「大曲の花火」とグミをこよなく愛する。

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