レビュー

水筒とスマホスタンドが合体したら何が起こる!? 「RHINOSHIELD AquaStand」使い倒しレビュー

新商品や発明をする際、「既存のものを組み合わせる」という方法があります。ゼロから何かを思いつかなくても、すでにある2つ以上のものを組み合わせると新しい発見があるよ……ということなのですが、今回あまりにも斬新すぎる組み合わせの商品を見つけました。それは「タンブラー」×「スマホスタンド」。

タンブラー×スマホスタンドの正体は「RHINOSHIELD AquaStand」

それは「RHINOSHIELD AquaStand」という商品で、タンブラーとMagSafe対応のスマホスタンドが一体になったアイテムです。

一瞬普通のタンブラーに見えますが……

一瞬普通のタンブラーに見えますが……

フタ部分のパーツを持ち上げると……

フタ部分のパーツを持ち上げると……

MagSafe対応、もしくは対応スマホケースを装着したスマートフォンがバチッとくっつきます

MagSafe対応、もしくは対応スマホケースを装着したスマートフォンがバチッとくっつきます

MagSafeとは、ワイヤレス充電器やスマホアクセサリーを磁力で「iPhone」などにくっつけられる機能のこと。「iPhone」なら「12」以降であれば本体にMagSafe機能を搭載しています。

このように、タンブラーでありながらスマホスタンドとしても使えるというわけです

このように、タンブラーでありながらスマホスタンドとしても使えるというわけです

「AquaStand」側の磁力はアップル純正の2倍の強度のものを使用しているそうで、かなり強力でした。筆者の「iPhone」 はMagSafe対応ではなかったためMagSafe対応ケースを装着して利用してみたのですが、不安定さは皆無でした。

強力に固定される!

強力に固定される!

使用しているスマートフォンが「iPhone」じゃないよー、という人でも、このようなMagSafe対応ステッカーが販売されていますので、ケースや本体に装着すれば利用できます。

ステッカー1枚できちんと固定

ステッカー1枚できちんと固定

ステッカーを貼れば、Androidスマホでも利用できました!

ステッカーを貼れば、Androidスマホでも利用できました!

スタンドの角度は15〜90度までの任意の角度で止められます

スタンドの角度は15〜90度までの任意の角度で止められます

タンブラーとしての機能は?

筆者が購入したのはトライタン製のブラックですが、展開はステンレス製とトライタン製の2種類×ブラック/ホワイト/クリスタルクリア(トライタン製のみ)3色で、計5タイプが展開されています。

トライタン製というのは合成樹脂素材を使用したもの

トライタン製というのは合成樹脂素材を使用したもの

ステンレス製は容量700mLで、本体の重さがストローなしは443gでストロー付きは 462g。

トライタン製は容量800mLで本体の重さが248gと異なります。さらにステンレス製は8時間以上の保温・保冷効果がありますが、トライタン製にはなし。ビジュアルや飲み物の温度の好みや、ひんぱんに持ち運びするかどうかなどで選ぶとよいと思います。

500mL入る一般的なタンブラーと500mLのペットボトルを並べてみると、サイズは結構大きい! とにかく水をたくさん飲むという人にはこの大容量はうれしいですね

500mL入る一般的なタンブラーと500mLのペットボトルを並べてみると、サイズは結構大きい! とにかく水をたくさん飲むという人にはこの大容量はうれしいですね

ただ、筆者の購入したトライタン製は水をいっぱいに入れると(約800mL)、本体と合わせた総重量が約1,000g=1sとなりました。持ち運びをする人はちょっと大変かもしれません……。

トライタン製はストローが付属しており、ストローのあり/なしを選べました。本体も大きいので、傾けて飲むのは苦労するかも……ストローありは便利ですね

トライタン製はストローが付属しており、ストローのあり/なしを選べました。本体も大きいので、傾けて飲むのは苦労するかも……ストローありは便利ですね

ストロー内を掃除するブラシが付属するなど、気配りも細やか

ストロー内を掃除するブラシが付属するなど、気配りも細やか

便利なタンブラーですが、炭酸飲料や乳製品は入れられず、食洗機・電子レンジも使用不可です。内蔵マグネットにより医療機器に干渉する恐れがあるため、該当の人や病院などで使用する際には注意が必要です。

そして、トライタン製は洗った後に乾くのが、一般的なタンブラーと比べて早い気がしたのもよかったポイントです。

タンブラーがなかなか乾かないって地味にストレスなので……。

スマホを装着する部分はこのように持ち手にもなるのが便利だと感じました

スマホを装着する部分はこのように持ち手にもなるのが便利だと感じました

便利な使い方

それではここから、「RHINOSHIELD AquaStand」がどんな場面で便利だったのかをご紹介します。

●ジム・ヨガなどで

まずはジムでの運動時や、自宅でヨガなどを行うシーンです。

特に、オンラインレッスンを受けながら自宅でヨガをするときや、ストレッチをしながら動画視聴をしたいとき便利だと感じました。

スマホを床に置いて見ようとすると見えづらかったり、のぞき込むような姿勢になってしまったりして、あまり快適ではありませんよね。

トレーニング時に使ってみました

トレーニング時に使ってみました

「RHINOSHIELD AquaStand」にスマホを装着すれば高さが出せるので、ヨガをしながらも見やすいし、運動時にスマホをストップウォッチ代わりに使っている人は時間を確認しやすいと思います。

お手本動画を見やすい!

お手本動画を見やすい!

ストップウォッチ機能などを使った場合も視認性がよい!

ストップウォッチ機能などを使った場合も視認性がよい!

さらに、ジムはカバンなどを持ち込めないことも多く、タンブラーとスマホ、タオルなどいろいろ手に持たなくてはならず、うっかりスマホをマシン横に置き忘れてしまうなんてこともあります。

でもタンブラーとスマホがぴったりくっついてくれれば、そうした置き忘れもなくせますよね。

●デスクでの動画視聴に

スマホでよく動画を視聴するという人は、このアイテムで快適さがアップします。

多くのスマホスタンドは高さが低く、机上に置いてスマホで動画視聴をしようとすると、どうしても目線が下向きになり、首が疲れてしまうことも。

しかし、先ほどのジム&ヨガでも便利だったように、「RHINOSHIELD AquaStand」にスマホを装着すれば高さが出せるので、机上での動画視聴も快適です。

スマホを横向きにしたいときも自由自在!

スマホをスタンドに置いた状態(左)と、本製品にのせた状態(右)

スマホをスタンドに置いた状態(左)と、本製品にのせた状態(右)

動画視聴が快適でした

動画視聴が快適でした

●オンライン会議

上記と同様の理由で、オンライン会議でも便利だと思いました。低い位置からカメラに映ると二重あごが気になったり、上から目線で偉そうに見えてしまったりしますが、これだけ高さがあればPCのカメラの位置と同じくらいになるので“嫌な奴感”が軽減されますね。

顔の高さに近い位置にカメラがくるので、いろいろ都合がよい……笑

顔の高さに近い位置にカメラがくるので、いろいろ都合がよい……笑

●ライブ配信

実は筆者はライブ配信をやったことがないのですが……インスタライブなどをよくする人はオンライン会議と同様、高さが出せるので便利かもしれません。

あとは、大勢でセルフタイマーでの記念撮影時にも便利なのではないかと思いました。適当なところに立てかけていると倒れてしまいますが、これなら安定感もあるし角度も自在に変えられます。

ライブ配信など、自撮り系撮影にも効果てきめん!

ライブ配信など、自撮り系撮影にも効果てきめん!

●キッチンでレシピを見ながら料理

狭いキッチンで料理のレシピをスマホで見ながら料理したい……というときに置く場所がなく不便に感じていましたが、そういうときも「RHINOSHIELD AquaStand」は活躍してくれました。

壁にマグネットで付けるタイプもありますが、いつか落ちてしまうんじゃないかという不安がつきまといますし、壁に立てかけておくとやっぱり倒れがちなので、水筒1個分の場所さえあればOK! というのは快適でした。

省スペースでスマホを見やすく設置!

省スペースでスマホを見やすく設置!

ただし注意点があります。「RHINOSHIELD AquaStand」に内容物を入れない状態で使用すると、不安定になって倒れてしまうことがありました。少なくとも半分くらいは水などを入れた状態で使うようにしましょう。

中に何も入れないと倒れてしまうことも……

中に何も入れないと倒れてしまうことも……

唯一の欠点は……?

使ってみて感じたなかで、あえて欠点をあげるとすると、「スマホの操作と飲み物を飲むを同時にできない」ということくらいでしょうか。オンライン会議をしながら飲み物を口に運ぶ、ヨガをしながら水を飲む……をしたい場合、1度スマホを「RHINOSHIELD AquaStand」から取り外さなければいけないのが面倒でした。

このあたりが気にならない人であれば、さまざまな場面でスマートフォンが扱いやすくなるアイテムだと思います!

松本果歩
Writer
松本果歩
インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなど、ジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。
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芝崎 瞬(編集部)
Editor
芝崎 瞬(編集部)
自動車専門媒体からゴルフ専門メディアを経由し、価格.comマガジンへ。クルマは左ハンドルMTに限る! と思って乗り継いでいたが翻意して今は右AT。得意クラブは、強いて言えばミドルアイアン。
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