夏はキンキンに冷えた麦茶をガブ飲みしたくなりますよね。我が家では、やかんで煮出しして麦茶を作っているのですが、まあ生産が追いつきません。2Lのピッチャーに入れているものの、すぐになくなってしまいます。ピッチャーを洗うのが面倒すぎて、後で自分が困るとわかっていながら、ちょこっと麦茶が残っている状態で冷蔵庫に戻すことも……。
そこで、大容量のピッチャーを探して見つけたのが、フォリネスショップの「冷水筒」です。その容量なんと3.5L!
一般家庭で使うピッチャーとは思えないビジュアル
サイズは、ハンドルを収納した写真の状態で約144(幅)×約153(奥行)×約297(高さ)mm。今まで使っていた2Lのピッチャーと比べると高さは同じくらいですが、太さがふた回りほど大きいです
さて、このピッチャーのいいところはただ大容量な点だけではありません。最大の特徴は、冷蔵庫内で横置きにして、まるでドリンクバーのように麦茶を注げること!
説明書は中国語オンリーですが、イラストを見れば大体理解できました
Googleレンズで翻訳にかけてみた画像も載せておきますね
冷蔵庫内に横置きしてみるとなかなかの存在感!
ロックを解除してコックを押してみると……麦茶が出たー!
いやー、これはいい。たっぷり麦茶が入ったピッチャーは重いので、冷蔵庫から取り出さずに注げるのはうれしいです!
もちろん普通のピッチャーのように卓上でコップに注ぐこともできます。ただ、本体のくぼみを持つ仕様なのですが、幅が大きいため手に力を入れづらく、片手では持ち上げられませんでした。両手を使って支えれば大丈夫です。
コックを開けた状態でロックして使います
ご覧のように縦置きでも使えるのですが、冷蔵庫のドアポケットに入るサイズ感ではないため、冷蔵庫内では横置きすることになるはず。出し入れの大変さを考えれば、ドリンクバー方式で使うのが楽だと思います。そして楽しいです。
さて、使ってみてひとつ気になる点が出てきました。ドリンクバーのように使うことで、冷蔵庫のドアを開けっぱなしにする時間が長くなってしまうのではないでしょうか……?
そこで、「冷水筒」を横置きで使った場合と、従来のピッチャーを使った場合とで、冷蔵庫のドアを開けている時間がどれくらい変わるのかを検証してみました。
まずは「冷水筒」から。コップ1杯分(約150mL)の麦茶を注ぐのに、冷蔵庫のドアを開けていた時間は10秒でした。
続いて、ピッチャーを冷蔵庫から取り出して飲み物を注いだ場合、冷蔵庫のドアを開けていた時間は9秒でした。その差1秒!
もちろん、「冷水筒」の場合は注ぐ量によってドアを開けている時間も変わってきますが、ピッチャーを取り出して注ぐ場合と比べて、そこまで大きな差にはならなそうです。
さて、冒頭でも書きましたが、ピッチャーって洗うのが面倒なんですよね。この「冷水筒」を使い始めてからは、大容量ということもあり、そもそもピッチャーを洗う頻度が減りました! そして分解できない部分があるがゆえに、洗う手間もやや省けました。
口がこんなに広いので、底までしっかり手が届きます
フタ裏にはパッキンがありますが、溝が深くて取り外しが難しいです。私の場合はもう取り外しを諦めて、スプレータイプの洗剤を使って洗っています
コック自体は取り外しできませんが、コック部分のパッキンは簡単に取れます。うっかりなくさないように注意!
コックは取り外せないので、こちらもスプレータイプの洗剤を使ってザーッと流すだけです。
家でドリンクバーのように麦茶が注げる生活は、想像していた以上にいいものでした。 いちいち重いピッチャーを出し入れせずに済むので便利ですし、何より注ぐのがちょっと楽しいんですよね!
気になる点があるとすれば、注ぎ口に残った麦茶がたまにポタッと垂れてしまうことでしょうか。また、中身が500mLほどまで減ると、横置きではチョロチョロとしか出てこなくなり、最後まで注げません。最後は縦にして普通のピッチャーのように注ぐ必要があります。
気になるのはそれくらいで、冷蔵庫を開けたら麦茶サーバーがあるというのは控えめに言って最高です。複数個並べて、まさにドリンクバーみたいにしたいな〜なんて考え始めています。
ちなみに、ボトル部分に貼る用なのか、透明なシールが付属していました。訳してみると「一緒に涼しい夏を過ごしましょう」とのこと。気持ちはうれしいけど、シールは貼らずに使っています