中身の温度を一定に保ったまま持ち運べる、高い保温力で“新しいお弁当箱”としても人気のサーモス「真空断熱スープジャー」(フードコンテナー)。そんなサーモスから、“持ち運ばない”スープジャー「真空断熱テーブルスープジャー」(KJC-1000、以下テーブルスープジャー)が発表されました。価格は税別6,000円で、9月1日より発売開始されます。材料とお湯を入れるだけで、温かいスープやお味噌汁を作るクッカー的な使い方ができ、そのまま保温しておくこともできる製品です。
2016年7月21日に東京都内で行われた、サーモスの2016年秋冬新製品体験会では、この「テーブルスープジャー」のほかにも、スープジャーの新色やフタの開けやすい新モデルなどが発表されました。そんな体験会の様子をお伝えします。
「テーブルスープジャー」のほか、人気の「真空断熱スープジャー」シリーズからは“オープンアシスト構造”を採用した新しいモデルと、容量0.5Lの大きなサイズが登場。ケータイマグ専用の「マイボトルカバー」も紹介されていました。このほか、「真空断熱ポット コーヒーメーカー」には新色ブラックが登場
材料とお湯を入れ、放っておくだけでスープが作れるという「テーブルスープジャー」。従来の「真空断熱スープジャー」を、持ち運ばずに“保温調理などの調理器具”や、“家族への作り置き用”などに使っている方が全体の44%もいるというユーザーアンケートの結果から、開発にいたったそうです。
使い方としては、材料、調味料、沸騰したお湯を「真空断熱テーブルスープジャー」に入れ、フタをして待つだけ。ステンレス製魔法びんと同じように真空構造になっているため、高い保温力で、長時間、材料に熱を通すことができます。
材料によっては、あらかじめ加熱が必要になる場合もありますが、いままでお味噌汁を作っていた分のコンロが空くことで、もう1品おかずを増やすなんてこともできそうです。
カラーバリエーションは「トマト(左)」と「モカ(右)」の2種類。フタの取っ手は、ヘタのような持ちやすい形状になっています
フードコンテナーの「スープジャー」や「ケータイマグ」などと同じように、外側が真空構造になっているため、中の熱を逃しにくく、中に材料とお湯を入れて放置するだけで“弱火でコトコト”と同じような効果が得られるのだそう
フタも断熱構造になっています。密閉はできません
体験会の会場では、「テーブルスープジャー」で作ったお味噌汁を実際に試食することができました
「テーブルスープジャー」で作ったお味噌汁に、好みの具を投入。具は乾燥わかめやお麩などが用意されていました
ダシがよく効いているお味噌汁でした。煮立たせると苦くなってしまったりと、火加減に気を使うダシも、保温調理のできる「テーブルスープジャー」を使えばまろやかでおいしく仕上がりそう
中に熱いものを入れて密閉し、時間の経過とともに内部圧力が低下することでフタが開けにくくなってしまうような場合でも、簡単に開けられる「オープンアシスト構造」を採用したフードコンテナー「真空断熱スープジャー」。容量0.3Lの「JBQ-300」と容量0.4Lの「JBQ-400」の2タイプをラインアップしています。カラーは「JBQ-300」にはアクア、バナナ、ピーチを、「JBQ-400」にはミルク、モカ、ピーチを用意
フタに貼られているシールに説明があります。通常時は従来のスープジャーのように下フタを回して開けます。中の気圧が下がっていて開かない場合には、上フタを押しながら回すことで内フタから空気が通り、開けやすくなるという仕組み
上フタをぐっと押し付けるようにして回します
上フタを取り外すとこのような感じ。内フタに開いている穴を、上フタのゴムの部分で閉じるようになっています。上フタを回すことでここがゆるんで空気が通ります
0.5Lタイプの大容量フードコンテナー「真空断熱スープジャー(JBM-501)」に新色「コン(左)」と「ダイダイ(右)」が登場。0.5Lタイプは牛丼が入るほどの容量で、男性にもおすすめ。たっぷりのフルーツを入れてピクニックにも!
「ケータイマグ」専用の「マイボトルカバー(APD-350/500)」も紹介されていました。「ケータイマグJNLシリーズ」の0.35Lに対応する「APD-350」(税別1,200円)と、0.5Lに対応する「APD-500」(税別1,500円)の2タイプがラインアップ。9月1日より発売です。写真は0.5Lサイズ
「マイボトルカバー」は、装着することでボトルの表面に傷がついてしまうのを防ぎます。そのほか、安定感のある底部で倒れにくくなっているのが特徴。テーブルに置いたときの音も軽減されます。カラーバリエーションは「APD-350」「APD-500」それぞれに、ブラック、シルバー、ネイビー、レッドの4種類が用意されています
「真空断熱ポット コーヒーメーカー(ECF-701、ECH-1001)」からは、新色ブラックが登場。真空断熱ポットへ直接コーヒーがドリップされ、そのまま保温されるのが特徴。一般的なコーヒーメーカーの保温機能の様に底部から熱さないので、コーヒーが煮詰まるのを防ぎます。容量0.63Lの「ECF-701」と容量1.0Lの「ECH-1001」がラインアップ。価格はどちらもオープンで、9月1日より発売開始されます