メイクアップのすべての基本となるのは、ベースメイクであるファンデーション。今までは付属のパフやスポンジで顔に塗り伸ばすのが一般的でしたが、ここ最近、ファンデーションブラシがコスメに関心の高い女性の間で人気だという噂を聞いて、筆者も試しに使ってみました。
ファンデーションブラシは、今やドラッグストアや百円ショップなどでもさまざまな種類のものが売られていますが、今回、使ってみたのはクチコミサイトでも評判が高い「資生堂」の商品。チークブラシやフェイスブラシなどほかのメイクブラシと比べると、先端の断面がカットしたように直線的なのが特徴的です。
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やや斜めにカットされた毛先の断面が特徴的なブラシです |
メイクアップアーティストが監修し、開発したとのことで、毛の質・長さ・毛先・斜めフラット面の効果により、ファンデーションの肌への広がりの良さがありながら、薄く均一に密着させることができ、カバーしているのに素肌っぽい完成度の高い美肌に仕上げられるとの説明。毛先が斜めにカットされているのは、顔のあらゆる角度にフィットさせるため。パウダリー、リキッド、クリーム、固形のあらゆるタイプのファンデーションで使えます。
筆者が普段使用しているファンデーションは、パウダータイプとクリームタイプ。肌のコンディションや外出先によって使い分けたり、両用したりしています。どのタイプのファンデーションでも、絵の具を刷毛で取るように付けたり、筆毛に含ませてから直接顔に塗ります。毛穴や肌溝など顔の表面の凹凸部分にファンデーションを埋めるように塗っていくのがコツとのことです。
まずはクリームタイプのファンデーションでお試し。これまでは指かスポンジに取ってファンデーションを顔全体に延ばしていましたが、今回は手の甲をパレットのようにし、ブラシで適量を取りながら絵の具を塗るように広げてみました。すると指やスポンジで塗るよりも均一にスーッと伸ばしていくことができ、快感です。また、小鼻の周りや目の際なども刷毛で色を塗る要領でサッと伸ばしていけるので時短効果も。
次に、パウダリーファンデーションを試してみました。パフやスポンジだと、最初に当てた部分にファンデーションが付きすぎてしまうのですが、ブラシは、はらうようにして塗っていくので付けすぎることがありませんでした。お化粧直しなどの塗り直しにも使いやすく、プロのような手慣れた気分で、ワンランク上の仕上げができると感じました。