最近人気の、お部屋のセルフリフォーム。業者に依頼して工事を伴う大掛かりなリフォームではなく、壁紙を変えたり、ペイントしたり、素人でも可能なカジュアルなリフォームに挑戦する人が増えてきています。とはいえ、賃貸住居の場合、退去時に原状回復をしなければならず、いろいろと制約がありますよね。そんな時に使える、賃貸住居でも壁紙を貼り替えることができる特殊な“のり”をご紹介します。
それが、貼って剥がせるタイプの壁紙用のり「super fresco easy」です。粉タイプでぬるま湯を混ぜるだけで使うことができ、“フリース壁紙”と呼ばれる裏面が不織布タイプの壁紙であれば、一度貼った壁紙をキレイに剥がすことができます。水溶性なので、剥がした後は水拭きすれば残ったのりをキレイに落とすことが可能とのこと。
そこでさっそくまずはサンプルを取り寄せて、試してみました。今回はA4サイズのフリース壁紙で実験。まずはスプーン2さじほどの量を50ccの水で溶きます。
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50ccの水に小さじ2程度の本製品を投入。サラサラとした粉の状態が一瞬でゲル状に。全体を混ぜて40分ほど放置してさらにかき混ぜます |
次にスポンジ刷毛を使って、壁にのりを均一に塗り、その上から壁紙を貼ります。水溶性なので、のりがはみ出ていても拭き取れば大丈夫です。後は、のりがしっかり乾けば完成です。
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壁紙を貼る部分に、のりを塗り塗り…… |
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壁紙がシワにならないよう、しっかり平らにならしながら貼っていきます |
そして、貼ったばかりですが、テストなのでさっそく剥がしていきます。端から引っ張っていくだけで、ペリペリと気持ちのよいぐらいキレイに剥がれていきます。壁に残ったのりは、貼る際と同様に水拭きで拭き取ればキレイに落とせます。
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壁紙の端っこを持って、ペリペリと剥がすだけ。残ったのりを拭き取れば、すっかり元の状態に戻ります |
本商品は、推奨しているのはフリース壁紙ですが、ビニールクロスや紙製の壁紙でももちろん使用は可能とのこと。
ただし、下地となる壁紙の種類によっては上紙だけが剥がれてしまうおそれもあるため、今回のように使用する際にはまずは狭い範囲で必ず試したうえで実行してください。