子どもや親へのプレゼントにピッタリのタブレット

“安さ”が魅力の新型「iPad」は買ってもOK?

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アップルから新型タブレット「iPad」が登場した。価格.com最安価格39,989円(32GBのWi-Fiモデル、2017年5月17日時点)という“安さ”が話題となっているが、その実力はどうなのかチェックしたい。

9.7型のRetinaディスプレイを搭載する新型iPad。サイズ感やデザインは「iPad Air 2」や「9.7インチiPad Pro」とほとんど同じだ。一番の特徴は価格で、一番安価な32GBモデル(Wi-Fi)の価格.com最安価格は39,989円(2017年5月17日時点)

なんと言ってもうれしい価格設定

デジタル機器で“最新”というと、今までのモデルよりもスペックアップし、新しい機能が搭載されるのが一般的だが、今回の新型iPadは少し趣が違う。前モデルを「iPad Air 2」とすると、CPUの性能はアップしているが、本体は少しだけ厚く、重くなっている。細かい点だが、ディスプレイの表示品質もスペックダウンしているのだ。

それでも新型iPadが話題となっているのは、現行のiPadの中で一番安いからだろう。32GBのWi-Fiモデルの価格.com最安価格は39,989円(2017年5月15日時点)と、税込みでも4万円を切っている。128GBのWi-Fiモデルでも49,396円(同)だ。タブレットの買い替えや買い増しを検討していた人にとっては、うれしい価格設定となっている。端末を一括導入するような学校や企業などにも魅力的なはずだ。

新型iPadは、iPad Air 2よりもわずかに厚みが増している。それでも十分スリムだ

新型iPadは、iPad Air 2よりもわずかに厚みが増している。それでも十分スリムだ。カラーはシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色

ディスプレイの表示品質には注意

デザインは、ほかのiPadとほとんど変わっていない。iPad Air 2や9.7インチiPad Proと比べると、少しだけ厚みがあるが、並べて比べないとわからないレベルだ。携帯性や使い勝手に大きな違いはない。新しいデザインを期待したいところだが、すでにiPadが完成されたデザインであり、手を加えるのは難しいのかもしれない。

見慣れたデザインで、新鮮味には欠けるが、古臭い印象はない。9.7インチiPad Proと比べると、表面処理が少しだけ安っぽく見えるが、2万円の価格差を考えれば当然かもしれない

スペック面では、CPUに「A9チップ」を搭載。iPad Air 2は「A8Xチップ」だったので、順当に性能がアップしている。同じ名称のCPUを「iPhone 6s」が搭載しており、最新のCPUではないが、動作は軽快そのもので、長く現役で使えそうだ。

安くて性能がアップしていれば言うことなしだが、ディスプレイの表示品質には注意したい。新型iPadは、iPad Air 2と同じ2048×1536の9.7型のRetinaディスプレイを搭載する。画面サイズ、解像度ともに同じだが、iPad Air 2はフルラミネーションディスプレイ(ダイレクトボンディング)で、光の乱反射が抑えられた高品質なディスプレイを搭載している。さらに、耐指紋性撥油コーティングや反射防止コーティングも施されている。対する新型iPadは耐指紋性撥油コーティングだけと、ディスプレイの表示品質は前モデルよりも劣っているのだ。実際のところ、高精細だが蛍光灯の反射が気になることもあった。iPad Air 2から買い替えを検討している人はディスプレイのクオリティが少し気になるかもしれない。

そのほか、「iSightカメラ」は800万画素、「FaceTimeカメラ」は120万画素で、iPad Air 2とほぼ同じ。スピーカーは本体下部に2つと変わっていない。音質に関しては、4つのスピーカーを備える9.7インチiPad Proと比べると、さすがに落ちるが、タブレットとしては十分なクオリティだ。

ディスプレイはダイレクトボンディングではなく、反射防止コーティングも施されていない。キレイなディスプレイではあるが、iPad Air 2よりもスペックはダウンしている

スピーカーは本体下部に2つ搭載する。ホームボタンには指紋センサーの「Touch ID」を備える

スピーカーは本体下部に2つ搭載する。ホームボタンには指紋センサーの「Touch ID」を備える

まとめ 子どもや親へのプレゼントにベストなiPad

新型iPadは、ディスプレイの表示品質を少し下げて、価格を抑えたタブレットだ。本体が少し厚く、少し重くなっているが、大きな欠点とは言えない。「iPad 2」などの古いiPadを長く使ってきた人にとって、買い替えの有力候補になるはずだ。これまで予算の問題で買い替えを見送ってきた人でも、これなら手が届くかもしれない。安いAndroidタブレットに押され気味のiPadだったが、新型iPadなら十分ライバルに対抗できそうだ。

新型iPadは自分で使ってももちろんいいが、中学生や高校生などへの入学祝いや、親へのプレゼントにもピッタリだ。iPhoneの購入を検討している義理の母に、iPadを勧めてみたところ、「スマホより画面が大きくて、こちらのほうが見やすい」と好印象だった。ガラケーからiPhoneへの乗り換えは何かと不安があるようなので、まずはガラケーと新型iPadを使ってもらって、操作に慣れてもらえれば、iPhoneへの乗り換えもスムーズにいくかもしれない。母の日は終わってしまったが、親がスマートフォンへの乗り換えで悩んでいるという方、iPhoneの前に新型iPadを送ってみてはいかがだろうか。

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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2017.6.24 更新
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