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今こそ買いたいスマートウォッチ! 人気の最新モデル10製品をピックアップ!

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今から2年ほど前、スマートウォッチが市場に出回り始めたときは、アップルの「Apple Watch」やGoogleの腕時計端末向けOS「Android Wear」を搭載したスマートウォッチ、クラウドファンディングで出資を募るスタートアップが開発した端末など、お世辞にも選択肢が多いとはいえませんでした。

しかし、2017年現在では、時計メーカーも含め多くのメーカーがスマートウォッチを発売しており、多彩な機能を搭載したモデルが増えています。そこで、本記事では夏のボーナスで買いたいスマートウォッチをタイプ別に分類し、人気モデル10製品を紹介します。

※掲載価格は2017年11月6日時点の価格です。

機能全部入りのタイプからフィットネス、アウトドアタイプまで全10製品が勢ぞろい

機能全部入りのタイプからフィットネス、アウトドアタイプまで全10製品が勢ぞろい

スマートウォッチのタイプとトレンド

スマートウォッチには、活動量計や脈拍計測機能などを搭載しフィットネスに特化したタイプや、フィットネス機能だけでなくスマートフォンと連携し情報取得の機能を備えるタイプ、アナログ腕時計でありつつもスマートウォッチの機能を搭載したタイプなど、さまざまな種類があります。

スマートウォッチが登場したころは、アップルの「Apple Watch」のように、フィットネス機能を備えつつスマートフォンとも連携し、音楽再生やメール通知など機能てんこ盛りのタイプが主流でした。

先行していたAndroid Wear搭載のスマートウォッチに続いて「Apple Watch」が2015年4月に発売。スマートウォッチの認知が広がりました

2017年現在は、フィットネスに特化しユーザーの健康管理をサポートするタイプが人気を集めています。また、腕時計メーカーのフォッシルが、傘下の14ブランドで300モデル以上のスマートウォッチを2017年中に投入することを明らかにしており、今後は腕時計メーカーの手がけたファッショナブルなスマートウッチやアナログタイプのものが台頭してきそうな気配もあります。

本記事では、そんなスマートウォッチを4つのタイプに分けて、タイプ別の人気製品をピックアップしたので、製品選びの参考にしてください。

機能てんこ盛りの全部入りスマートウォッチ

腕時計端末専用のOSを搭載し、心拍センサーや加速度センサー、GPSなどを備えた最新機能が全部入りのスマートウォッチ。OSを搭載していることで、スマートウォッチ専用のアプリやスマートフォンとの連携機能を使えるのが大きな特徴です。多彩なセンサーを備えており、機能性にすぐれている半面、バッテリー消費が激しく、最大駆動時間は1〜2日程度。毎日の充電が面倒に感じず、スマートウォッチでなるべく多くの機能を使いたい人に向いています。

iPhoneユーザなら「Apple Watch Series 3」(アップル)

アップル「Apple Watch Series 3」

iPhoneユーザーなら「Apple Watch Series3」(アップル)

アップルの第三世代スマートウォッチ「Apple Watch Series 3」。携帯電話通信機能を内蔵するGPS+Cellularモデルと、同機能を内蔵しないGPSモデルの2機種がラインアップされています。GPS+Cellularモデルは単体で通信できるため、iPhone本体がなくても、電話の発着信や各種通知の受信などが可能。ただし、携帯電話会社との契約が必要なため、月額料金最大500円(税別)がかかります。

両モデルとも最新のOS「watchOS 4」を搭載し、フィットネスのデータを管理しアドバイスをしてくれるコーチング機能や、アプリ「ワークアウト」にスイミング向けの機能を追加。光学式心拍センサーや加速度センサー、環境光センサーなどに加えて、気圧高度計が新しく備わり、階段を上るなどのアクティビティで上昇レベルを記録できるようになっています。

Suicaなど電子マネーが利用可能。一度の充電によるバッテリー駆動時間は18時間。多彩な種類のバンドが用意されており、幅広い選択肢もほかのスマートウォッチにはない特徴です。ただし、「Apple Watch」をAndroidスマートフォンと連携させて使うことはできないので、その点には注意が必要です。

丸型フェイスで腕時計らしいデザインの「ASUS ZenWatch 3」(ASUS)

ASUS「ZenWatch 3」

ASUS「ZenWatch 3」

それまでの四角型から丸型のウォッチフェイスへとデザインを一新した「ASUS ZenWatch 3」。OSには「Android Wear」(Android Wear 2.0にアップデート予定)を搭載しており、Android搭載スマートフォンだけでなく、iPhoneと連携して使用することも可能です。

加速度センサー、ジャイロセンサー、光センサーを搭載し、IP67の防水・防塵に対応。有機ELのディスプレイはコーニング社の「Gorilla Glass 3」で保護されており、画面への傷を防止してくれます。

バッテリー持続時間は最大約1日半で、15分で約60%を充電可能な急速充電に対応。歩数、歩行距離、消費カロリーのほか、腹筋や腕立てなどを計測する機能「ZenFit」を搭載しており、フィットネス機能にもすぐれています。価格.com上の最安価格は31,735円。

回転式ベゼルで独自OSを搭載する「Galaxy Gear S3 frontier」(サムスン)

サムスン「Galaxy Gear S3 frontier」

サムスン「Galaxy Gear S3 frontier」

「Galaxy Gear S3 frontier」は、サムスンが独自開発したOS「Tizen」を搭載したスマートウォッチで、AndroidスマートフォンやiPhoneと連携して使用することが可能です。多くのスマートフォンは操作に竜頭やタッチパネルを使いますが、「Galaxy Gear S3 frontier」は回転式のベゼルをインターフェイスに採用しているのが特徴です。

外観はスポーティーなデザインの腕時計ですが、加速度計、ジャイロセンサー、心拍センサーのほか、GPSや気圧計を搭載しており、IP68の防水性能や、米国国防省の軍用規格に準拠している高い耐久性と堅牢性を備えているため、ランニングからキャンプまで幅広いアクティビティをサポートしてくれます。

光学式の心拍数計を備えながらもバッテリー駆動時間は3〜4日を実現しており、短い出張や旅行なら充電器を持っていく必要なし。価格.com上での最安価格は43,815円です。なお、スペックがほぼ同じでビジネスユース向けデザインの「Galaxy Gear S3 classic」も用意されています。

スポーツ・フィットネス機能に特化したスマートウォッチ

2017年現在のスマートウォッチの主流は、フィットネスに特化したモデル。スポーツでの使用に適したデザインのほか、各種スポーツに対応したトラッキング機能など、フィットネスのデータを管理する機能が通常のスマートウォッチよりも多くなっています。逆に機能を絞っているため、電池持ちがよいのも特徴で、数日は充電の必要がありません。価格も安めなので、初めてのスマートウォッチとして選ぶのにも向いています。

【関連記事】「スポーツ系スマートウォッチ」人気10モデルの選び方と徹底比較

ランニングに特化した「WristableGPS SF-850PJ/PS/PC」(エプソン)

エプソン「WristableGPS SF-850PJ/PS/PC」

エプソン「WristableGPS SF-850PJ/PS/PC」

エプソンの「WristableGPS SF-850」は、スマートフォンとの連携機能は最低限に、精度の高いGPSや脈拍計測機能などを搭載しランニングに特化したスマートウォッチです。iOSおよびAndroid向けにリリースされている専用アプリ「NeoRun」からデータを管理できます。価格.com上での最安価格は28,589円。

走行距離・平均走行ペース・平均ストライド・歩数・標高・勾配・消費カロリー・平均心拍数など、通常のスマートウォッチでは計測できないランニングデータを記録可能。バッテリー駆動時間は、GPSがオンのときで約20時間、GPSがオフのときで約60時間となっています。ランニングを日課としている人にぴったりのスマートウォッチです。

フィットネスバンドとスマートウォッチが融合した「Fitbit Blaze」(Fitbit)

Fitbit「Fitbit Blaze」

Fitbit「Fitbit Blaze」

「Fitbit Blaze」は通知や音楽再生といったスマートフォンとの連携機能を残しつつフィットネス機能を搭載したスマートウォッチです。心拍センサーを搭載し、効果的なトレーニングのために最適な心拍数をチェックしながら運動を行えます。

また、ランニング、サイクリング、有酸素運動といったスポーツからひとつを選んでスコアを記録する「マルチスポーツ」や、有酸素運動のレベルを今後どのようにして改善すべきかを教えてくれる「有酸素運動フィットネスレベル」などの機能を備えているのも特徴。ただし、GPS機能は内蔵されておらず、走行距離や走行ペースといったデータの記録にはスマートフォンのGPS機能を利用する必要があります。

自動で睡眠データを記録するツールがあるのも便利。バッテリー駆動時間は最大5日間と長く、価格.com上の最安価格は20,617円。

約15,000円でコスパ高めの「HUAWEI FIT」(ファーウェイ)

ファーウェイ「HUAWEI FIT」

ファーウェイ「HUAWEI FIT」

スマートフォンと連携する最低限の通知機能を備えながら、心拍センサーを搭載するスマートウォッチ「HUAWEI FIT」。心拍センサーは、LEDを従来の十字ではなく横一列に配置。肌の色から光を感知し、フォトセンサーで光の強弱を調整することで心拍数の測定精度を高く保つ工夫がなされています。

運動中はリアルタイムで心拍数を計測することで、脂肪燃焼モードや有酸素運動モードといった状態を教えてくれ、効果的なトレーニングに役立てられるとのこと。ランニングやウォーキング、サイクリングといった運動のほか、スイミングのデータをトラッキングすることも可能です。

有酸素運動や無酸素運動などユーザーの目的にあわせてアドバイスをしてくれる「リアルタイムコーチング」機能に加え、睡眠をモニタリングする機能も搭載。バッテリーの連続駆動時間は最長6日間で、価格.com上の最安価格は14,580円です。

アウトドアで重宝するスマートウォッチ

キャンプやハイキング、山登りで重宝するのが、GPS機能を内蔵し正確な位置情報を測定できるタイプのスマートウォッチ。アウトドアでの使用を想定しているため、バッテリー駆動時間が長く、気圧や高度を測定する圧力センサーを搭載しています。防水対応やタフネス設計、オフラインでの地図表示といった機能は、アウトドアライフをサポートしてくれそうです。

オフライン地図表示機能に対応した「Smart Outdoor Watch PRO TREK Smart」(カシオ)

カシオ「Smart Outdoor Watch PRO TREK Smart」

カシオ「Smart Outdoor Watch PRO TREK Smart」

カシオ計算機が手がける「Android Wear 2.0」搭載の「Smart Outdoor Watch PRO TREK Smart」。価格.com上での最安価格は49,199円。省電力のGPS機能を内蔵しており、出かける前に端末上に地図をダウンロードしておけば、オフラインでも地図で位置情報を表示できます。

トレッキングやスキー、釣りといった幅広いアクティビティのデータ計測に対応しており、計測データをリアルタイムで表示することも可能。また、高度や気圧だけでなく、日の出や日の入り時間、タイドグラフを表示する専用アプリが搭載されており、山登りや釣りの際に役立ちます。

さらに、オフライン地図上に文字でメモを残したりマーカーを設置したりして、一度訪れた場所の情報を残す「ロケーションメモリー」というアプリもアウトドアで重宝しそう。バッテリー駆動時間は、GPSを使用しない状態で約1〜2日。時計のみの使用であれば1か月持ちます。なお、GPSの使用時は、毎秒測位で6〜8時間、6分間隔測位で約1日の駆動時間となっています(カラー表示のオン/オフで増減)。

スポーツとアウトドアの両方で使える「ForeAthlete 935」(ガーミン)

ガーミン「ForeAthlete 935」

ガーミン「ForeAthlete 935」

「ForeAthlete 935」は、光学式心拍センサーやGPS、気圧高度計、電子コンパスを内蔵したスマートウォッチ。価格.com上での最安価格は55,710円。ピッチや歩幅、接地時間、上下動などランニングの細かいデータを計測できるほか、距離やペース、ストローク数といったスイミングのデータ計測、目標地点までのヤード数、ショット距離などゴルフのデータ計測に特化した機能も搭載されています。

アクティビティ専用のプロファイルを用意し、ランニングやサイクリングだけでなく、クロスカントリースキー、パドルスポーツ、筋肉トレーニングといった各種アクティビティに対応する計測モードを用意。スマートフォンと連携し、通知の表示や音楽再生操作も可能です。

GPS内蔵で、山や海といった自然の場所でも正確な位置情報を取得可能。気圧計で高度情報をリアルタイムで表示できるため、山登りやキャンプ、スキーといったアクティビティでも役立ちます。バッテリー駆動時間は、GPSがオンのときで最大21時間、毎分測位の「UltraTracモード」で最大44時間です。

バッテリーが長持ちするアナログタイプのスマートウォッチ

デジタルではなく従来のアナログタイプの盤面を採用しつつ、スマートフォンとの連携機能を備えるタイプのスマートウォッチ。昨今では、時計メーカーがアナログタイプのスマートウォッチをリリースすることもあり、高いデザイン性を持つ端末が増えてきました。アナログタイプの利点は、何と言ってもバッテリー駆動時間がほかのタイプに比べて格段に長いこと。「スマートウォッチを使ってみたいけども充電がわずらわしい」という人は、試してみる価値がありそうです。

心拍センサー搭載なのに最大25日間の電池持ちを実現した「Steel HR」(ノキア)

ノキア「Steel HR」

ノキア「Steel HR」

デジタルとアナログが融合した盤面を持つ「Steel HR」。価格.com上での最安価格は22,550円。アナログの盤面上に小さな円形のデジタル画面を備えており、着信やメール、SMSなどを通知してくれます。

心拍センサーを搭載し、心拍数を10分おきに測定。運動時は自動で動作を検出し常時計測モードに切り替わります。ウォーキングやランニング、スイミング、睡眠のデータを測定でき、専用アプリを使えばダンスや卓球、バレーボールといったアクティビティを認識し、それに適したデータを測定してくれるとのこと。

最大の魅力は、心拍センサーを備えながら最大25日間というバッテリー駆動時間。過去モデルは電池で動作していたため充電できない仕様でしたが、「Steel HR」は内蔵電池を採用し、専用の充電器で充電できるようになりました。開発しているのはノキアが買収した「Withings」というフランスのメーカーで、普段使いからビジネスユースでも使用できる高いファッション性も特徴のひとつです。

なお、「Steel HR」は2017年1月20日に日本で発売されましたが、ノキアがWithingsを買収したことで全面的なリニューアルが施され、2017年秋に再登場するとのことです。

充電不要の「シチズンコレクション エコ・ドライブ Bluetooth」(シチズン)

シチズン「シチズンコレクション エコ・ドライブ Bluetooth」

シチズン「シチズンコレクション エコ・ドライブ Bluetooth」

シチズンのスマートウォッチ「シチズンコレクション エコ・ドライブ Bluetooth」。価格.com上での最安価格は55,500円。見た目は大人っぽいクロノグラフ腕時計ですが、専用アプリでスマートフォンと連携させることが可能です。着信やメール、LINEといったアプリの通知を振動と秒針の位置で教えてくれるのが特徴。ただし、デジタル液晶が付いていないので、何のアプリからの通知かは盤面からは判断できず、スマートフォンに何らかの通知があったとわかる程度です。そのほかにも、スマートフォンを探して音を鳴らす機能やアラーム機能も搭載しています。

なお、「シチズンコレクション エコ・ドライブ Bluetooth」は、ほかのスマートウォッチとは異なり、充電が一切不要。太陽光や室内の光を電気エネルギーに変換する「エコ・ドライブ Bluetooth」により、あまった電気を内蔵充電池に蓄えます。スマートウォッチとしての機能を絞ったことで、満充電の状態ではスマートフォンとの連携時でも最大約9か月可動します。

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水川悠士(編集部)
Writer / Editor
水川悠士(編集部)
デジタル系メディアから価格.comへ。スマホ、スマートウォッチなどのガジェット周り、ゲーム関連を担当。触ってきた製品は数えきれないほど多いです。価格.comマガジンのYouTubeにも出演中。
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