「いまさら聞けない!? パソコンとスマホの基本ワザ」は、パソコンやスマートフォンに関する基本ワザや知っておくと便利な機能をていねいに紹介する連載です。“超”が付くほど簡単な使い方や、中上級者でも知っておくと役に立つ情報をお届けしていきます。第39回は、Windowsタブレット利用時に不便な複数のファイルを同時選択する方法を紹介します。
Windowsタブレットや2in1パソコンをタッチ操作で使っていて困るのが、ファイルを複数同時に選択するときだ。たとえば、複数のファイルをまとめて選択してコピーや削除をする作業は、マウスとキーボードがあれば、CtrlキーやShiftキーを押しながらファイルを選択して「ごみ箱」にドラッグ&ドロップすればいい。しかし、タブレットだとファイルの複数選択がやりづらい。マウスのみで操作しようとするときも同様だ。
こうしたWindowsタブレットや、マウスのみで操作しようとするときに便利なのが「項目チェックボックス」だ。これを有効にするとファイルの左上にチェックボックスが表示されるようになり、チェックを入れると選択したことになる。タッチ操作やマウス操作のみでも、選択したいファイルのチェックボックスをタップ(クリック)していくだけで複数ファイルを同時に選択ができる。Windowsタブレットや2in1パソコンでは初期状態で有効になっていることが多いが、そうでない場合は有効にしておこう。
ファイルを複数同時に選択したくても、タッチ操作やマウス操作だけだと難しい……
そんなときは「項目チェックボックス」を有効にしよう。「表示」タブをクリックしてリボンを表示させる(1)。そこにある「項目チェックボックス」をクリックしてチェックを入れる(2)
ファイルのアイコンにマウスカーソルを載せると、左上にチェックボックスが現れる。これをクリックしてチェックを入れると、そのファイルを選択したことになる。タッチ操作でも同じことができるので、タブレットでも簡単に複数のファイルを同時に選択できる
なお、「項目チェックボックス」の下にある「ファイル名拡張子」にチェックを入れると、ファイルの拡張子が表示される。「フォルダーオプション」を開いて設定変更する手間をかけずに、拡張子を表示できる。また、「隠しファイル」にチェックを入れると隠しファイル・隠しフォルダーが表示されるようになる。