レビュー
軽量で動画鑑賞や読書に最適!

約2万円の格安タブレット、ASUS「ZenPad 10」は“使える”のか? 実際に試してみた

スマートフォンよりも大きな画面を備えるタブレット端末。さまざまなモデルが各社から販売されているが、10.1型の液晶を備えたASUS「ZenPad 10(Z301M)」を今回は紹介する。価格.com上での最安価格は20,930円(2017年10月20日時点)とかなり安いが、性能や使い心地は一体どうなのか、実際に試してレポートする。

約2万円の格安タブレット「ZenPad 10」は実際に使えるのか?

約2万円の格安タブレット「ZenPad 10」は実際に使えるのか?

10型タブレット端末の中では非常に軽量。かつ、デザイン性も高い

「ZenPad 10(Z301M)」は、「ZenPad 10(Z300M)」をリニューアルした10.1型のAndroidタブレットで、2017年7月に発売された「ZenPad 10(Z301MFL)」のWi-Fiモデルだ。LTEには非対応のため、自宅や外出先ではWi-Fiに接続して使用する必要がある。LTEモデルよりも7,000円ほど安く、自宅ではWi-Fi、外出先ではモバイルルーターやテザリングでインターネットに接続するという人に適している。

前モデルから外観デザインがリニューアルされており、背面にニット調の柄をあしらいファッション性が高くなった。ダークブルー、クラシックホワイト、アッシュグレーの3色が用意されていて、カジュアルな服装になじみやすそうなデザインだ。

ニット調の柄があしらわれた背面(カラーはアッシュグレー)

ニット調の柄があしらわれた背面(カラーはアッシュグレー)

繊維のようにサラッとした手触りで指紋が付く心配はなし。ゴールドのロゴがアクセントになっている

繊維のようにサラッとした手触りで指紋が付く心配はなし。ゴールドのロゴがアクセントになっている

液晶周囲のエッジにもロゴと同じゴールドがあしらわれている

液晶周囲のエッジにもロゴと同じゴールドがあしらわれている

外部インターフェイスは、USB Type-CポートとmicroSDメモリーカードスロットのみ。microSDメモリーカードは最大128GBまで対応。これら以外には、電源ボタンと音量ボタンがあるだけでスッキリとしている。

充電はUSB Type-Cポートに対応

充電はUSB Type-Cポートに対応

microSDメモリーカードスロットはカバーレス仕様

microSDメモリーカードスロットはカバーレス仕様

タブレットで動画を見たり、電子書籍を読んだりするときに気になるのが本体の重量。サイズが大きい分、なるべく軽いほうが腕への負担は軽くなる。この点「ZenPad 10」は、10型タブレット全体の中でも軽い部類に入る470g。これは10.5型の「iPad Pro」(469g)とほとんど変わらない重量で、価格.comに登録されている2万円台の10〜11型クラスのタブレットでは2番目に軽い。初めて手にしたときは「軽い!」と驚いたほどだ。

カタログスペックは470gだったが、実際に量ってみると464g

カタログスペックは470gだったが、実際に量ってみると464g

短い時間なら片手で持っても腕にはほぼ負担なし。10型クラスのタブレットではかなり軽い部類に入る

短い時間なら片手で持っても腕にはほぼ負担なし。10型クラスのタブレットではかなり軽い部類に入る

動画鑑賞や読書には十分きれいな液晶

10.1型の液晶(1280×800)は、フルHDではないものの、広視野角のIPSパネルを搭載。さらに、液晶とカバーガラスを圧着させて、両者の間にある隙間をなくし光の反射を抑える加工技術「フルラミネーションディスプレイ」を採用。これは「iPad Air 2」などに採用されていた技術で、色彩表現が豊かになるという。

画像のピクセルを分析してコントラストとシャープを最適なレベルに自動調節するASUSの独自技術「ASUS Tru2Life」も、前モデルから引き続き採用。動画や写真を元の解像度よりも高く表示することが可能で、動画視聴や写真閲覧でも十分満足できる。

実際に動画や写真を閲覧してみたところ、解像度こそ高級タブレットにおよばないが、2万円台のタブレットとしては満足できる画質だ。「ASUS Tru2Life」のおかげか、ホーム画面やブラウジング時よりも動画や写真閲覧時のほうが解像度が高く感じる。

ホーム画面だと少し画質が悪く、ドットが気になる

ホーム画面だと少し画質が悪く、ドットが気になる

動画閲覧時は、より解像度が高くなっているように感じる。映画鑑賞にも十分堪えうるだろう

動画閲覧時は、より解像度が高くなっているように感じる。映画鑑賞にも十分堪えうるだろう

実際に「ZenPad 10」で動画を鑑賞している様子は以下のムービーから確認していただきたい

インターネットの情報やその他のコンテンツも、スマートフォンの小さい画面で見るよりも、タブレットの大画面で見るほうが快適なのは間違いない。Webブラウジングではたくさんの情報を一度に表示してくれるので、読むのが非常に楽だし、電子書籍などを読むにもピッタリの画面サイズだ。防水機能を搭載していないため、お風呂などで使用できないのが少し残念な点。

本体を横にすると電子書籍を見開きで表示。文字が大きく表示され、非常に読みやすい

本体を横にすると電子書籍を見開きで表示。文字が大きく表示され、非常に読みやすい

マンガを読むのにもピッタリなサイズ感

マンガを読むのにもピッタリなサイズ感

ベゼルは最近主流の狭額縁ではなく、少し広めにとられている

ベゼルは最近主流の狭額縁ではなく、少し広めにとられている

爆速とまではいかないが十分使えるスペック

最後に「ZenPad 10」のスペックに関して触れておく。「ZenPad 10」は、CPUが「MediaTek MT8163B」(1.3GHz)、メモリーが2GB、ストレージ容量が16GB。システム領域を除くと、ストレージ容量は約10GBしかなく、microSDカードの内部ストレージ化に対応していないため、アプリをたくさん導入したい人は注意が必要だ。

「AnTuTu Benchmark」を使ったベンチマークテストを行ってみたところ、結果は“35548”だった。アプリの起動や切り替えは爆速とまではいかないが、許容範囲と言える。

「AnTuTu Benchmark」のテスト結果は“35548”。高性能と言うには及ばないが、基本的な動作はこなしてくれる

ためしに、ゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」をプレイしてみたところ、3D表示で明らかに処理が遅くなることがあったものの、2D表示だと問題なし。2Dゲームなら問題なくプレイできるが、3Dグラフィックを多用するゲームをプレイするのは厳しそうだ。

なお、前モデルにはなかったジャイロセンサーが新しく搭載されており、「ポケモンGO」のARモードなどジャイロセンサーを使うゲームをプレイできるようになっている。

バッテリー容量は4680mAhで、最大駆動時間が約10時間。Wi-Fiに接続し輝度を最高に設定した状態で約2時間の映画を鑑賞したところ、バッテリーは約36%減少した。使い方によっては1日一度の充電が必要になる。

「ZenPad 10」はシンプルな使い方ならアリ

「ZenPad 10」は、値段を考えれば十分妥当なスペックであり、ブラウジングや動画/写真鑑賞、読書といったライトな使い方を考えているユーザーは、十分満足できるはず。価格を抑えつつも、動画鑑賞や読書などライトユーザーが使用しそうな機能を最大限まで高めているといった感じだ。

仕事とプライベートの両方でバリバリ使うことを想定しているユーザーにはややスペック不足だが、“遊び”だけで使用するサブ端末としては価格的にも優秀。動画鑑賞や読書用として、または、子どもや両親などライトユーザーが使うのに向いているだろう。

水川悠士(編集部)

水川悠士(編集部)

最新ガジェットとゲームに目がない雑食系ライター。最近メタボ気味になってきたので健康管理グッズにも興味あり。休日はゲームをしたり映画を見たりしています。

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