新製品レポート
PFUの販売網を生かして「REALFORCE」を中国で販売

HHKBのPFUとREALFORCEの東プレが強力タッグ! 第1弾として「PFU Limited Edition」発売

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PFUと東プレは2018年6月5日、キーボードビジネスで協業すると発表。その第1弾として、東プレの「REALFORCE TKL SAシリーズ」をベースにした「REALFORCE R2 PFU Limited Edition」をPFUダイレクトで販売する。価格は28,500円(税別)。高級キーボードメーカーの2社はなぜタッグを組んだのだろうか。

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの英語配列・アイボリーモデル

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの英語配列・アイボリーモデル

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの日本語・ブラックモデル

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの日本語・ブラックモデル

高級キーボード志向の高まり

「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)を手がけるPFUと、「REALFORCE」の東プレがキーボードビジネスで協業する。その背景にあるのは、2社の主戦場である高級キーボード市場の成長がある。PFUは、ITエンジニアの高級キーボード志向の高まりや、e-Sports市場の急成長により、15,000円以上の高級キーボードの市場規模が2020年に333億円まで成長する見込んでいる。昨年3月に累計販売台数が45万台を超えたHHKBでも、高級モデルの「HHKB Pro」の比率が年々高まっているという。

6月5日に都内で開催された新製品発表会には、PFUの宮内康範執行役員常務(左)と東プレの山本豊取締役(右)が登壇し、協業の背景や狙いなどを語った

また、2社のキーボードが補完関係にあり、直接競合しにくいというのも大きい。HHKBはUNIX/Linux/Macプログラマーに支持されており、REALFORCEのテンキーレスはWindows/Macプログラマー、REALFORCEのフルキーボードはOfficeユーザーやゲーマー向けと棲み分けができている。

HHKBとREALFORCEはターゲットが異なり、競合しない

HHKBとREALFORCEはターゲットが異なり、競合しない

さらに、2社のそれぞれ強みを生かした相乗効果も期待できるという。東プレの強みはキーボードに特化した開発・製造力。HHKBのODMメーカーである東プレは、静電容量無接点方式や後述するAPCなど、高い技術を誇る。いっぽうのPFUは「ScanSnap」というスキャナービジネスで培ったグローバルでの販売網とブランド力を生かし、REALFORCEの販路を拡大する計画だ。すでに今年9月から、PFUの中国販売会社を通じてREALFORCEを中国市場で販売することが決まっている。

HHKBの歴史。2001年から東プレがODMメーカーとしてHHKBを設計・製造してきた

HHKBの歴史。2001年から東プレがODMメーカーとしてHHKBを設計・生産してきた

東プレのキーボード事業は1983年からはじまっており、その歴史は長い

東プレのキーボード事業は1983年からはじまっており、その歴史は長い

押下圧45g、APC搭載の「REALFORCE R2 PFU Limited Edition」

協業第1弾として販売するREALFORCE R2 PFU Limited Editionは、REALFORCE TKL SAシリーズをベースとしたテンキーレスのキーボード。キーボード配列は日本語と英語が選べる。カラーはアイボリーとブラックの2色を用意。日本配列モデルは6月5日から販売を開始するが、英語配列モデルは7月3日に発売する予定だ。

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの主な特徴

REALFORCE R2 PFU Limited Editionの主な特徴

静電容量無接点方式など、REALFORCE R2シリーズに採用されているすべての技術を搭載。HHKBと同じ押下圧45gを採用することで、なめらかなキータッチを実現している。静音機能では、HHKB Professional Type-Sと同様の静音仕様を取り入れた。

REALFORCE R2の特徴であるAPC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能も備える。キースイッチのオン位置を1.5mm、2.2mm、3mmの3段階に調節できるという機能。1.5mmにすれば2.2mmより25%速く入力でき、3mmにすればタイプミスを減らせるという。APCはキーひとつずつで調整可能。たとえば、小指でタイプするキーは1.5mm、親指でタイプするキーは3mmなど好みに調節できる。

また、APC機能の効果を高める一体型キースペーサーが付属する。2mm厚、3mm厚の2タイプがあり、キーボードにセットすることで、キーストロークが短くなり、さらに素早くタイピングできるというものだ。柔らかい素材なので底打ち時の指の負担軽減や静音化にも効果がある。

なお、REALFORCE R2 PFU Limited Editionの発売を記念し、6月25日までに日本語配列モデルを購入した人にRFウッドパームレスト(ウォールナット色)をプレゼントする。

一体型キースペーサー。取り付けるためにはキーを外す必要がある

一体型キースペーサー。取り付けるためにはキーを外す必要がある

三浦善弘(編集部)

三浦善弘(編集部)

パソコン関連を担当する双子の兄。守備範囲の広さ(浅いけど)が長所。最近、鉄道の魅力にハマりつつあります。

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