選び方・特集

《2022年》おすすめキーボード10選! こだわりの高級キーボードから人気のゲーミングキーボードまで

パソコンを使う上で欠かせないものがキーボードです。自分に合ったキーボードを使えば、作業効率アップやタイピングスピードのアップ、疲労軽減などさまざまなメリットがあります。キーボードにはさまざまな種類があり、価格も数千円のものから4万円以上する高級なものまでいろいろです。本特集ではキーボードの基礎知識と、おすすめの10機種を厳選して紹介します。

キーボード選びで押さえるべき4つのポイント

ポイント1)キーボードの基本「キーピッチ」と「キーストローク」

キーボードを購入するときにまずチェックしたいのが、隣り合うキーの間隔を表す「キーピッチ」と、キー押したときの沈む深さを表す「キーストローク」というスペックです。


ノートPCやデスクトップPC問わず「キーピッチ」は一般的に、19mmが標準サイズと言われており、このクラスであればタイプミスの少ない打鍵が行えると言われています。キーピッチはできれば、18mm以上確保しているほうが窮屈な感じがしません。

いっぽうの「キーストローク」は、キーを押したときの沈む深さ。ノートPCであれば2〜3mm程度が多く、デスクトップPCでは少し深めの4mm程度が一般的。好みにもよりますが、十分な打鍵感を得たいなら深いほうがいいと言えます。

ポイント2)打鍵感を左右する「キースイッチ」

続いてチェックしたいのは、打ち心地のよさを左右する「キースイッチ」の種類です。キースイッチとは、キーの下にあって、キー入力をしたかしないかを判別する装置です。「キースイッチ」は、打鍵感の違いによって、主に以下の4種類があります。

キースイッチの主な方式

■メンブレン
ストローク:浅い〜深い、重さ:軽い〜やや重い
打鍵感:★☆☆☆☆
■パンタグラフ
ストローク:浅い、重さ:軽い
打鍵感:★★☆☆☆
■静電容量無接点
ストローク:深い、重さ:軽い〜やや重い
打鍵感:★★★★☆
■メカニカル
ストローク:浅い〜深い、重さ:重い〜超重い
打鍵感:★★★★★

この中でもっともポピュラーなのが「メンブレン」。デスクトップPCをはじめ、ノートPCのキーボードでも多く使われています。次に普及しているのが「パンタグラフ」で、かつてノートPCでよく採用されていたキースイッチです(今では外付けキーボードとして多数の製品があります)。この2種類は、構造がシンプルで安価にできるため、一般に普及していますが、確実な打鍵感という意味ではやや物足りないと思う人もいるかもしれません。

最近多くになってきたアイソレーションキーボードもほぼ「メンブレン」方式になります。アイソレーションタイプは、キーとキーの間に間隔があるためミスタッチしにくいのが特徴ですが、キーの高さは低くくストロークも浅めなのが、好みの分かれるところ

そういう人は、「静電容量無接点」や「メカニカル」を利用するキーボードに変えてみたほうがいいかもしれません。高級キーボードやゲーミングキーボードでおなじみの方式で、しっかりした打鍵感が得られるのが特徴的。ただ、これらのキーボードは構造が複雑になるため、一般的に価格は高めになります。

ポイント3)タブレット端末/スマホとつなげるならBluetoothが必須

ポイント3は、接続方法です。接続方式には大きく分ければ有線と無線がありますが、有線接続の場合、現在ほぼUSB接続となっています。逆に無線については「Bluetooth」が主流。タブレット端末やスマートフォンで使う場合は「Bluetooth」接続が必須と言えます。そのうえで使用端末のOSの動作確認がとれているかをチェックします。

ポイント4)コンパクトなモデルが人気

キーボードのサイズは、テンキーやカーソルキーが付いた「フルサイズキーボード」と、テンキーがない「テンキーレス」の大きく2つに分けられます。最近は「テンキーレス」でもカーソルキーのない、「60%キーボード」などと呼ばれるコンパクトなものも増えています。

「60%キーボード」はコンパクトでデスクを広く使えるのがいいところ。マウスを近くに置けたり、ゲームに不要なキーがなく誤操作を防げたりすることから、特にゲーミングキーボードに多いです。タブレット向けのものも、この「60%キーボード」に含めてもいいでしょう。注意点としては、キー数が少ないためコンビネーションで操作しなければならないこと。また、キーの配置が一部特殊な場合もあるので気を付けましょう。

おすすめキーボード10選

1.ロジクール「K295 Silent Wireless Keyboard」
在宅ワークには「静か」なキーボードを! 売れ筋1位の人気フルサイズキーボード

ロジクール「K295 Silent Wireless Keyboard」

ロジクール「K295 Silent Wireless Keyboard」

価格.comの「キーボード」カテゴリーの売れ筋ランキング1位の人気モデル。独自の「SilentTouchテクノロジー」により、静かな打鍵音を実現したフルサイズキーボードです。オフィスでの利用はもちろん、自宅で静かにタイピングしたいという人にもおすすめです。単4型乾電池2本で最大24か月(2年間)使用できるのも魅力。キーボード上に水をこぼしても安心な耐水設計で安心です。スタンド付きで、8度の傾斜をつけることも可能。再生/一時停止、ミュート、ボリュームダウン、ボリュームアップなど8つのショートカットキーも備えています。価格.com最安価格は2,970円とお手ごろ価格なのも人気の理由と言えるでしょう。

2. Razer「BlackWidow V3 TKL JP Yellow Switch」
約9,000円の人気ゲーミングキーボード

Razer「BlackWidow V3 TKL JP Yellow Switch」

Razer「BlackWidow V3 TKL JP Yellow Switch」

ここ数年、PCゲームの盛り上がりにともない、PCゲーム用のゲーミングキーボードの人気が高まっています。Razerの「BlackWidow V3 TKL JP Yellow Switch」は、ゲーミングキーボードの中でも人気のモデルです。ゲームに連動したライティング機能、余計なキーを配置したコンパクトなデザイン、アルミ製のトップフレームで長時間の利用に耐える耐久性など、ゲーミングキーボードの王道的な要素が詰め込まれています。重要なキースイッチはRazer製のイエローメカニカルスイッチ。静音タイプでタクタイルバンプ(感触の山)のないなめらかな打鍵感が特徴です。価格.com最安価格は8,980円。ゲーミングキーボードは1万円以上するものが多いですが、本モデルは約9,000円と比較的安く購入できます。

3.ロジクール「SIGNATURE K855 Mechanical TKL」
メカニカルキーボードデビューならコレ!

ロジクール「SIGNATURE K855 Mechanical TKL」

ロジクール「SIGNATURE K855 Mechanical TKL」

メカニカルキーボードの入門的モデル。価格.com最安価格約1万円という安さが魅力です。キースイッチは、キーを押し下げるほどスイッチが重くなっていくリニアストロークの赤軸。軽めのキータッチで、メカニカルキーボード初心者にも受け入れられているようです。ただし、打鍵音は大きく、静かな場所での利用には向かないので注意しましょう。インターフェイスは「Logi Bolt」とBluetooth。Logi Boltはロジクールの独自の無線規格で、USBレシーバーをパソコンに接続して利用します。カラバリが豊富で、ブルーやピンクなどポップなカラーも用意。メカニカルキーボードデビューをしたい人は、ぜひチェックしてみてください。

4.Anker「Ultra-Slim Bluetooth Keyboard A7726121」
人気のお手ごろ&スリムなコンパクトキーボード

Anker「Ultra-Slim Bluetooth Keyboard A7726121」

Anker「Ultra-Slim Bluetooth Keyboard A7726121」

モバイルバッテリーやACアダプターで有名なAnkerの人気キーボード。価格.com最安価格2,000円という手ごろな価格で、持ち運びに適したコンパクトでスリムなBluetoothキーボードです。重量は190g。Windows、Macはもちろん、iPhone/iPad/Androidなど多くのデバイスで使えるのが特徴。USキーボード配列なので慣れは必要ですが、タブレット用キーボードを探している人や狭い机で使いたい人、持ち運びをしたい人におすすめのキーボードです。

5.バッファロー「BSKBB315BK」
マルチデバイス対応! 幅広い機器で使える格安キーボード

バッファロー「BSKBB315BK」

バッファロー「BSKBB315BK」

価格.com最安価格1,880円の格安キーボード。Windows、Mac、スマホ、タブレットなどマルチデバイスで使えるBluetoothキーボードで、ノートパソコンのキーボード部分を取り外したようなコンパクトさが魅力です。アイソレーションキーボードかつパンタグラフ構造で、打ち心地はノートパソコンのキーボードに近い。コンパクトですがキーピッチは19mmで、窮屈さはありません。ホームボタン、戻るに対応したホットキーも搭載します。3台の接続機器を手元で切り替えられるのも便利です。

6.エレコム「ECTK-G01UKBK」
5,000円代の格安メカニカルキーボード

エレコム「ECTK-G01UKBK」

エレコム「ECTK-G01UKBK」

メカニカルキーボードとしては最安クラスのゲーミングキーボード。2018年に発売されたモデルですが、2022年12月20日時点でキーボードカテゴリーの売れ筋ランキングで12位に入っています。5000万回耐久スイッチの採用、全キーロールオーバー対応、WASDキーを含む8個のゲーミングキーキャップが付属するゲーミング仕様。USBによる有線タイプですが、5,000円台という価格を考えれば納得。

7.Keychron「K1 SE」
知る人ぞ知るメカニカルキーボードの新定番

Keychron「K1 SE」

Keychron「K1 SE」

じわりじわりと人気が出てきている、知る人ぞ知るメカニカルキーボード。同社はフランスと香港に拠点を置く、キーボード好きが設立した会社ということで、デザイン、打鍵感、使い勝手など細かな部分にまでこだわって作られている。なお、日本ではコペックジャパンが正規代理店を務めています。さまざまなモデルがありますが、人気なのが「K1 SE」。背の低いロープロファイルスイッチを採用することで、心地よいタイピングを実現。有線でもBluetoothでも接続でき、最大3台のデバイスを接続できます。全キーホットスワップ対応で、ハンダ付けなしでカスタマイズできるほか、アルミニウムボディも高級感があります。新しいキーボードに挑戦してみたい人はぜひチェックしてみてください。

8.東プレ「REALFORCE R3」
一度使ったらほかは使えない!? 高級キーボードの代表モデル

東プレ「REALFORCE R3」

東プレ「REALFORCE R3」

東プレの「REALFORCE」は高級キーボードの代表的モデル。昨年2021年11月にBluetooth接続によるワイヤレス接続もできる、第3世代の「REALFORCE R3」が登場しました。そんな「REALFORCE R3」の特徴は、静電容量無接点方式による気持ちのいい打鍵感と疲れにくさで、長時間タイピングするユーザーから高く評価されています。一度使うとほかのキーボードは使えないという声もよく聞きます。ラインアップはUSB専用モデルと、USBとBluetoothに対応したハイブリッドモデルの2タイプ。ハイブリッドモデルはキー荷重30g/45g/変荷重の静音モデルがあり、それぞれフルキーボードとテンキーレス、それにブラックとホワイトの2色のカラバリが用意されている。キーボードにこだわるなら一度はぜひ触ってみてほしいキーボードです。

9.PFU「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」
文筆業やプログラマーに長く愛されるHHKB

PFU「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」

PFU「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」

文筆業やプログラマーなど、キーボードを長く使うユーザーに多くのファンを持つ高級キーボード。むだをそぎ落としたコンパクトなサイズ、高速打鍵性を実現した静電容量無接点方式のキースイッチ、「A」キーの左に「Control」を配置した合理的なキー配列など、“HHKB”を一度体験するとほかのキーボードは使えないという人もいるほどです。Bluetooth接続とUSB接続に対応した「Type-S」は4万円以上しますが、その分長く愛用している人も多いのがHHKBの特徴。デスクトップPCはもちろん、ノートPCと組み合わせて使う人もいます。長時間キーボードを使う人は一度チェックしてみてください。

10. ロジクール「MX MECHANICAL Tactile Quiet KX850FT 茶軸 」
ビジネス用メカニカルキーボード

ロジクール「MX MECHANICAL Tactile Quiet KX850FT 茶軸 」

ロジクール「MX MECHANICAL Tactile Quiet KX850FT 茶軸 」

ロジクールのフラグシップキーボード「MX」シリーズ初のメカニカルキーボード。ゲーミング用ではなく、ビジネス用で、ロープロファイルキーを採用した高品質なキーボードです。赤軸、青軸、茶軸がラインアップされています。テンキーレスモデルもラインアップされているので、コンパクトさを重視する人はテンキーレスモデルをチェックしましょう。メカニカルキーボードを日常的に使いたい人におすすめのキーボードです。

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価格.comマガジン編集部

価格.comマガジン編集部

パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!

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