「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
アップルは、10月30日10時(日本時間30日23時)に「Apple Special Event」と銘打った発表会をニューヨークで開催することを明らかにしました。
アップルが公開した発表会公式サイト
公式サイトには、アップルのロゴが表示されており、ページをリロードするたびにデザインが変わります。表示されるロゴのデザインが、モザイク調、水彩画、ペンタッチなどクリエイティブなものであるため、新しい「iPad Pro」や「Apple Pencil」が発表されるのではとの見方が強まっています。
新型「iPad Pro」に関しては、「iPhone XS/XS Max」の発表前からリーク情報が出回っており、発表が確実視されていました。新要素としては、顔認証のFace IDやベゼルレスディスプレイの搭載、そしてホームボタンの排除など。また、新型「iPad Pro」の登場に合わせて、発売からまだメジャーアップデートのない「Apple Pencil」の新型モデルが発売される可能性もあります。
アドビがデスクトップ版「Photoshop CC」のフル機能を使用できるiPad向けアプリを2019年にリリースすることを明らかにしており、2019年はクリエイターたちの間でiPadが大きく盛り上がることになりそうです。
そのほかでは、新モデル登場のうわさが毎年絶えない「MacBook Air」にも、新型発表の期待が高まっています。ただし、こちらについては、「iPad Pro」ほど信ぴょう性が高くなく、過度な期待は禁物でしょう。
とはいえ、「iPhone XS/XS Max/XR」に続いてアップルの新製品が登場するのは楽しみです。アップルユーザーは、お財布のひもを緩くして新製品に備えましょう。
ソース:アップル
ファーウェイのスマートフォンが、ベンチマークソフトでのテスト時にのみ性能をブーストしていたことが判明し、大手ベンチマークソフト「3DMark」のリストから削除されましたが、今度はOPPOのスマートフォンで同様の性能ブースト機能が発覚し、こちらも「3DMark」のリストから削除される事態になっています。
「3DMark」を提供するUL Benchmarksによれば、OPPOのスマートフォン「Find X」と「F7」で、Google Playで提供される一般向けの「3DMark」と、一般に提供されていない非公開の「3DMark」(名称が異なるが中身は同じ)のベンチマークテストを行ったところ、一般向け「3DMark」のほうが約41%高いスコアを記録しました。つまり、「Find X」と「F7」には、「3DMark」のベンチマークテスト時にのみ性能をブーストするモードが備わっていたということになります。
「Find X」と「F7」のベンチマーク結果。一般向け「3DMark」(黒いバー)のほうが、高いスコアを記録
この結果がルールに反するとして、UL Benchmarksは他社製品とベンチマークを比較できる同社の製品リストから「Find X」と「F7」を削除すると発表しました。
OPPOは「ユーザーがゲームや3Dベンチマークといった高い処理性能を必要とするアプリを起動したとき、スムーズな操作を実現するためにSoCは最高性能で動作します。未知のアプリの場合、起動後に端末を5〜10秒ほど操作しないと、最高性能の70〜80%で動作するように設定されています。起動後に操作が行われた場合、この制限はキャンセルされます」と説明しました。
しかし、テスト内容は同一であるのに名称が異なる2つのアプリでのスコアに差異が生じたことから、「Find X」と「F7」はアプリの名称を認識して性能をブーストする機能が備えられているというのがUL Benchmarksの見解です。
UL Benchmarksによれば、OPPOは今後、ゲームやベンチマーク時にSoCの性能を引き上げる手法を改善するとのことです。
ソース:UL Benchmarks