「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界で先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
ASUSは、スペインのバレンシアで発表会を開催し、最新スマートフォン「ZenFone 6」を発表しました。
フリップ式カメラを搭載する「ZenFone 6」
「ZenFone 6」の大きな特徴は、背面のメインカメラを電動で跳ね上げて前面に移動させるフリップ式にしたこと。これにより、前面からノッチを取り去り、かつ、メインカメラをそのままインカメラとして使えるようになりました。
フリップ式のメインカメラは電動で駆動し、その角度は自由に調整可能。一般的なセルフィーのアングルだけではなく、自由なアングルで撮影することもできます。メインカメラは標準カメラ(4800万画素/F1.79)と広角カメラ(1300万画素/視野角125°)という構成。インカメラでも、高画質なメインカメラでの撮影ができるというわけです。
気になるフリップ式カメラの耐久性ですが、10万回のフリップ動作テストをクリアし、落下時には加速度センサーで検知して自動で収納機能を備え、耐久性についてもしっかりと対策がとられています。
また、5,000mAhの大容量バッテリーを搭載するのもポイントです。基本スペックは、CPUがクアルコムの最新「Snapdragon 855」、メモリーが6GB/8GB、ストレージ容量が64GB/128GB/256GBと、各社の最新ハイエンドスマホと同等クラスになっています。
ヨーロッパでの価格になりますが、6GB/64GBモデルが499ユーロ(約6万1000円)、6GB/128GBが559ユーロ(約6万9000円)、6GB/256GBが599ユーロ(約7万4000円)と、10万円オーバーのモデルが珍しくない中で比較的抑えられており、コストパフォーマンスは高い印象です。「ZenFone」シリーズは日本でも発売されていることから、「ZenFone 6」も日本市場へも投入される可能性は多いにあります。気になるのは、日本での販売価格ですね。ヨーロッパと同じような価格なら、人気になりそうな予感です。
ソース:ASUS
一般的なゲームとしてだけではなく、いまや教育向けとしても高い人気を得ている「マインクラフト」。このマインクラフトの新作「Minecraft Earth」をマイクロソフトが発表しました。ARと位置情報を活用し、現実世界が舞台となるうえに、さまざまなプレイ要素を含む大作になっています。
「Minecraft Earth」はベータ版が2019年夏にアメリカでリリース予定
「Minecraft Earth」の遊び方は、大きく分けて4つの要素があり、ひとつはスマートフォンでバードビュー型のマップを見ながら現実世界を歩き回り、ゲームで使用する素材を集めるというものです。もうひとつは、ARモード。現実世界の特定の場所には、プレイヤーが遊べるオブジェクトやMobが登場し、ここで遊びながらチャレンジをクリアしたり、素材を集めたりができると言います。
こうやって集めた素材を使い、現実世界で建物を建築し、小さなマインクラフトワールドを作り出すのが3つ目の要素。これはマインクラフトのAR版と言える遊び方で、マインクラフトの世界を自宅のテーブルの上で再現できるほか、友だちと一緒に遊ぶことも可能です。
これだけでもボリューム満点なのですが、さらにすごいのが、作った建物をリアルサイズのARとして現実世界に設置し、実際に中に入ったりして遊べる要素でしょう。グラウンドなどの広い場所に大きなお城を建てる、みたいなことが可能になるわけです。原寸大のマインクラフトワールドを体験できるという新しい遊び方になります。
大きな建造物を現実世界に設置可能
位置情報ゲームと言えば「ポケモンGO」が有名ですが、収集と建築を現実世界で行える「Minecraft Earth」は、「ポケモンGO」よりもスケールの大きなゲームになりそう。ゲームの具体的な詳細は「E3 2019」で発表予定なので、続報に期待しましょう。
ソース:Minecraft Earth