欲しい人:桜庭智之
最近、ロードバイクを袋に収納して鉄道で移動する「輪行」にめっちゃハマっています。輪行をすれば、これまでの自宅を起点としたサイクリングルートの限界から解き放たれ、たとえば新幹線やフェリーなどを使えば、北は北海道から南は九州まで、日本国内のあらゆるところへ行けてしまうんです。観光地などを、マイ自転車で散策する楽しみは、クルマやバイクなどの旅とは異なる、格別の楽しみがあります。
ですが、輪行のたびに「もうちょっと分解と組み立て、運ぶのが楽な自転車だといいなぁ」と思うようになってきたのです。ホイールを取り外して、傷がつかないように養生して、必要な金具をつけて、でかいバッグに慎重に入れて、と輪行は準備が意外と大変なんです。筆者はかなり不器用なほうなので、入れ終わるまでに10分はかかってしまいます。
そこで、今欲しいのが、分解、組み立て、持ち運びが楽な「折りたたみ自転車」。多くの折りたたみ自転車は、工具を使わずに1分以内に折りたためてしまいます。さらに、コンパクトなので持ち運びも(ロードバイクに比べれば)ラクラク!
折りたたみ自転車は、様々な車種がありますが、筆者が欲しいのはアメリカのブランド「DAHON(ダホン)」の折りたたみ自転車「K3」!
DAHON(ダホン)「K3」
この「K3」、ほかの折りたたみ自転車の平均重量がおおよそ10kg以上なのに対して、なんと7.8kg! 圧倒的な軽さ! さらに、折りたたんだサイズは65(幅)×59(高さ)×28(奥行)mmとかなり小さくなるコンパクトサイズ! この重量とサイズなら、ちょっと明日観光地へ輪行してみようなど、気軽に行けてしまいそうです。さらに、「K3」はコンパクトサイズながら3段変速が装備されているので、スピードもなかなか出そうな感じです。
今年の夏休みは「K3」で日本中を輪行旅したいなぁ、といまからワクワクしながら、「K3」のWebサイトと日本地図を眺める毎日です。
また、折りたたみ自転車が気になる方は、以下の記事もぜひ参考にしてみて下さい。
おしゃれで性能もいい折りたたみ自転車・ミニベロ9選!失敗しないための選び方もあり!!
欲しい人:編集者ゴルフ部員N
Tiger is back!! 少し前の話になりますが、タイガー・ウッズが2019年のマスターズに勝ちました。一時はケガや私生活の事情により競技の継続すら危ぶまれていましたが、ゴルフでは(ほかの多くのスポーツでも)ベテランの域にある43歳にしての復活優勝に、世界中のゴルフファンと、アメリカ中の人々が熱狂しました。
で、そのタイガーが使っているのと同じスペックのアイアン「P7TW」が数量限定で5月末に発売されました。不肖ゴルフ部員Nがボーナスで買いたいものはそれです。以下、なぜ“タイガーのアイアン”は魅力的なのか、ちょっと書いたので興味のある方はお読みいただければ幸甚でございます。
これが自分のバッグに入っているのを想像すると……かっこええ!
2000年前後、圧倒的な飛距離を誇ったタイガーは、ほかの選手とは別次元のゴルフを展開して勝ち星を重ねていました。しかし現在、タイガーを上回る飛距離を持つ選手は少なくありません。“飛ばして勝つ”という方程式が通用しなくなったのです。そもそも、現在のタイガーは、ドライバーショットにやや難を抱えています。彼の全盛期に比べて大型化したクラブの扱いにおいては、若いプレーヤーの後塵を拝しているのが実情。しかし、たとえドライバーショットを曲げても、そこからリカバリーするのがタイガーの真骨頂。それを支えるのが何あろう「アイアン」なのです。
タイガーは、ショットの引き出しがとにかく多いんですよ。状況に応じたいろんな球種を打ってコースを攻めます
一時期のタイガーのコーチは「ドライバーの右へのミスは想定内だった」と語っていました。つまり、一打目を意図せず右に曲げても、二打目で意図して右に曲げてグリーンをキャッチする、これが可能な技術をもってゲーム戦略を立てていたということ(いや、もちろん一打目が曲がらないに越したことはないんですが……)球筋を自由自在に操るアイアンショットは、タイガーの卓越した技術の賜物なのです。そしてその技を引き出す道具がアイアン。タイガーはキャリアの初めからフラットバック(マッスルバックともいいますが)のアイアンを好み、契約メーカーを変えてもアイアンの形状は変わらないとまで言われています。フラットバックのアイアンは、一般に操作性とスピンコントロール性能に優れるとされ、タイガーは、球の高さはどれくらいか、左右どちらに、どれくらいの曲げ幅で打つか、イメージしてショットしています(たぶん)。そしてそのイメージを強く出せるのがフラットバックアイアンなのです。
フラットバックは難しいとか、打てないとか、アマにはもっと適したアイアンがあるとか言われますが、いいんですそんなことは。マスターズを制したときに使っていたタイガーのアイアンが発売されたということに大きな意味があるんです。テーラーメイドとクラブ使用契約(ボールはブリヂストンです)を結んでからしばらく、タイガーのアイアンはプロトタイプ(市販されていない、言うなれば試作品)でした。そのプロトタイプに少しずつ改良が加えられ、このタイミングで「P7TW」と言う名で市販されたと言うわけです。
アイアンセットは普通、装着シャフトを選ぶことが出来ますが、このモデルはできません(笑)。ダイナミックゴールドX100という、タイガーと同スペックのシャフトが刺さっています。このシャフト、男子プロ御用達でして、アマチュアにも打てないことはありませんが、おそらく多くの人が「重くて硬い」と感じるでしょう。でも、いいんです! だってタイガーが使っているのと同じアイアンなのですから。そして、その1スペックのみで売っちゃうところも素晴らしいです。私自身、まだ実物を手に取ったことはありませんが、「タイガーはこのヘッド、このシャフトで戦っているんだ……!」と想像できるクラブなのです。
以前の仕事で、私はタイガーに取材する機会を得、アイアンについて質問したことがあります。緊張していて質疑応答の内容は失念しましたが、ロフト角やライ角を非常に細かく調整する、みたいなことを言っていました。用具に関して、常人には想像つかないほどに繊細なのです。彼のバッグに入っているアイアンはそのように細かな調整が施されたものですが(たぶん)、このアイアンはその“原型”です。そんなアイアンを市販してくれるテーラーメイドに感謝するとともに、アニバーサリーモデルとでも言うべきこのアイアンを喉から手が出るほど欲しいと思うのでありました。いやさ、値段よね値段……と、迷っているうちに売り切れちゃう、なんてことになるのかなぁ……。
セットは3番から。3番アイアンなんてぜったい球上がらないw
欲しい人:松田真理
ニューバランスなしでは生きていけない、ニューバランサーです。ニューバランスの魅力は、なんと言っても、疲れを感じさせない、軽快な履き心地。定番モデル「ML574」を10年ほど前に履いて以来、そのフィット感が気に入ってしまい、今ではすっかり、ニューバランス推しになってしまいました。
そんな筆者。普段は「MRL996」をメインで履いていますが、梅雨を迎えるにあたって、レインシューズの存在がチラチラッと気になります。そう言えば、夏フェス用の防水トレッキングシューズもボロボロで、雨水がズンズン浸透してくるんだっけ……。
そこで考えたベストな選択肢は、愛用するニューバランスのレインシューズを買うこと。しかも、高い防水性を持つゴアテックス素材であれば、何も言うことはありません。実際に、価格.comで「ニューバランス ゴアテックス」と検索すると、ありましたよ。「MW880G」が。
ニューバランス「MW880G」
パッと見た印象は、従来のニューバランスのスニーカーと変わりません。これなら、タウンユースにもバッチリですね。防水性はゴアテックスでOK、デザインもOK、履き心地もOK、価格も特別に高いわけではないのでOK。一石二鳥、いや三鳥、四鳥なレインシューズかもしれません。これからの季節、本気で欲しいアイテムです。