レビュー
iPadの性能を最大限に引き出す新OS

「iPadOS」の機能を知り、使いこなし方法をマスターしよう

4.文字入力とテキスト編集の効率化

まず、片手で文字入力がしやすい「フローティングキーボード」だ。「QuickTypeキーボード」の上でピンチインする(2本指でつまむように指を近づける)と、切り替わる。

フローティングキーボードの下部にはグレーのバーがあり、ここをドラッグすると画面上のどこにでも移動して配置できる。元に戻すには、フローティングキーボード上でピンチアウトする(ピンチインと逆の操作)。

QuickTypeキーボード上でピンチインすると....

QuickTypeキーボード上でピンチインすると....

フローティングキーボードになる。下部にあるグレーのバー部分をドラッグすると、表示位置を自由に移動できる。これなら、両手でiPadを持ったまま、親指1本で文字入力ができる

もうひとつは、ジェスチャーによる「コピー」「ペースト(貼り付け)」「取り消す」「やり直す」の操作だ。

文字列を選択しておき、3本指でピンチインすると「コピー」でき、3本指のピンチアウトで「ペースト」が実行される。また、3本指で画面左方向にスワイプすると「取り消す」で、3本指の右方向へのスワイプで「やり直す」を実行できる。

このとき、各操作を実行後、画面上部中央に「コピー」「ペースト」「取り消す」「やり直す」の文字が表示されるので、どの操作が行われたのかがわかりやすい。

ジェスチャーで操作した場合、画面上部中央に実行した操作名が表示される

ジェスチャーで操作した場合、画面上部中央に実行した操作名が表示される

ちなみに、iOSでも共通の機能だが、素早く2回タップすれば単語、3回連続タップで文章、4回連続タップで段落を選択できるので、この操作も覚えておくと便利だ。

iPadで文章を作成する機会は多いと思うので、上手に活用しよう。

5.「ファイル」がカラム表示に対応

「ファイル」アプリは、iPad内や「iCloud Drive」に加え、「Google Drove」や「One Drive」「Dropbox」などのクラウドサービスとも連携させ、ファイルを集中管理する場所だ。

iPadOSになり、カラム表示に対応。フォルダの階層をたどりながら、目的のファイルを探せる。また、カラム表示でファイルを選択するとプレビューパネルが表示され、ファイルを開くことなく内容を確認できる。

USBメモリーやSDカード上のファイル管理もここで行うが、外部機器との接続に関しては後述する。

「ファイル」アプリで場所を選び、右側にファイルが表示されたらファイル表示部を下方にスワイプしてツールメニューを表示する。右上の3つのボタンが、表示スタイルの切り替えだ。カラム表示に切り替えるには、右端のボタンをタップする

カラム表示に切り替わる。フォルダをタップすれば右側に下層のフォルダやファイルが表示される

カラム表示に切り替わる。フォルダをタップすれば右側に下層のフォルダやファイルが表示される

ファイルを選択するとプレビューパネルが表示され、内容を確認できる

ファイルを選択するとプレビューパネルが表示され、内容を確認できる

「ファイル」アプリは、iPadで扱うファイルを集中管理できるため、頻繁に利用することになる。使い方をしっかりマスターしておこう。

6.「Apple Pencil」の使い勝手が向上

iPadを活用する上で、ぜひとも活用したいのが「Apple Pencil」だ。メモを取る、PDF文書などに文字や図を書き込む、絵を描くなど、活用シーンは多い。

筆者は、PDFで送られてくる原稿(ゲラ)のチェックにiPadとApple Pencilの組み合わせを使い始めてから、作業効率が大幅に向上した。今や、なくてはならない存在だ。

「iPadOS」とApple Pencil(第2世代)ではレイテンシ(データ転送の遅延時間)が9ミリ秒まで低減され、まったく遅延を感じることなく、紙に書いているのと同じ感覚で滑らかな書き心地を体感できる

そんなApple Pencilだが、「iPadOS」でツールパレットが新しくなった。

ツールパレットは、グレーのバー部分のドラッグで移動でき、画面の四辺のどこにでも配置できる。また、「…」ボタンをタップして「自動でしまう」をオンにすると最小化できるので(タップで全体表示)、画面をより広く使うことが可能だ。

加えて、消しゴムツールに「ピクセル消しゴム」が追加された。従来はタップで一筆分が削除されたが、「ピクセル消しゴム」を使えば削除したい部分だけをピンポイントで消せる。「ピクセル消しゴム」は、消しゴムツールをタップして選び、再度タップするとメニューから選べる。

新しくなったツールパレット。ドラッグで配置を換えたり、最小化もできる。なお、ロック画面をApple Pencilでタップすれば「メモ」アプリが起動したり、ペン先側面のダブルタップでツールを切り替えるといった機能も健在だ

もうひとつ便利な使い方として、画面キャプチャがある。画面の右下または左下のフレーム部から画面中央に向かってペン先を動かすだけで画面キャプチャが撮れるのだ。

ツールパレットが表示され、その場で文字を書き込んだりもできる。作業が済んだら、「共有」メニューからメールやメッセージで送信したり、「ファイル」アプリに保存することが可能だ。

なお、iOSとも共通の機能だが、メールメッセージや文書、ウェブページなど、全体を見るのにスクロールが必要な画面をキャプチャすると、「フルページ」が選べる。これを選ぶと、ページ全体をキャプチャできるので覚えておこう。

Webページをキャプチャして「フルページ」を選択。画面右に、全体のプレビューが表示される。ツールパレットが表示されるので文字や図形などを書き込み、そのままメールで送信したり、保存場所を指定して保存ができる

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