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iOS 13/iPadOSで使いやすくなった!

iPhone/iPadのファイルを一元管理「ファイル」アプリ徹底活用術

「iOS 11」から搭載されている「ファイル」アプリだが、しっかりと使いこなせているだろうか。「iOS 13」「iPadOS」でより使いやすくなったので、使い方をマスターしておこう。

USBメモリーなどの外付けドライブを接続し、データの読み書きができるようになった。書類をスキャンする機能も追加されている

「ファイル」アプリでは何ができるの?

「ファイル」アプリは、「iPhone」や「iPad」で扱う各種のファイルを一元的に管理するためのツールだ。

iPhone/iPad上のファイルだけでなく、「iCloud Drive」に加え、「Dropbox」や「Googleドライブ」「OneDrive」といったサードパーティのクラウドサービスとも連携できる。

つまり、普段使っているクラウドサービスが「ファイル」アプリから直接操作できるため、利便性が向上するというわけだ。

また、紙の書類などのスキャン、ファイルの圧縮/伸張(解凍)、ほかのユーザーとのファイル共有、外付けドライブを接続してのデータのやり取り、パソコンやNAS(ネットワーク接続ハードディスク)などへの接続、といった機能もある。

以下では、こうした機能の使い方を解説する。使用した機器は、「iPhone 11 Pro」(iOS 13.3)と、「11インチiPad Pro Wi-Fiモデル」(iPadOS 13.3)。iPhoneでの操作を中心に解説するが、iPadも共通だ。

ワンポイント:iCloud Driveの容量を増やす

iCloud DriveはiCloudの機能なので、無料で使える容量は5GBと少ない。しかも、バックアップなどほかの用途にも利用するので、すぐに容量が足りなくなる。「ファイル」アプリをしっかり使いこなすには、容量を増やすことを検討しよう。どのくらい使うかわからないという人は、ひとまず月額130円で50GBまで使えるようにしておけばいいだろう。

容量を増やす手順は、以下のとおりだ。

1.「設定」アプリを開き、最上部にあるApple IDのカウント名をタップ
2.「iCloud」をタップ
3.「ストレージを管理」をタップ
4.「ストレージプランを変更」をタップ
5.プランを選択

クラウドサービスを追加する

Dropboxなどサードパーティのクラウドサービスを使っている場合は、はじめに連携させておこう。

クラウドサービスのアプリをインストールしてログインしていると、「ファイル」アプリの「ブラウズ」画面に「その他の場所」という項目が表示されるのでタップする。

「ファイル」アプリに対応するサービスが表示されたら、連携したいサービスをオンにして「完了」をタップ。これで、「その他の場所」から直接アクセスできるようになる。

「ブラウズ」画面で「その他の場所」をタップ

「ブラウズ」画面で「その他の場所」をタップ

連携させたいサービスをオンにする。右端の横三本線ボタンを上下にドラッグすれば、表示順の入れ替えも可能だ。この画面は、「ブラウズ」画面の右上にある「…」ボタン→「編集」からいつでも表示できる

「ファイル」アプリの基本操作

「ファイル」アプリによるファイルの管理方法はパソコンと同じで、フォルダーを使った階層構造になる。

起動すると「ブラウズ」画面の「場所」蘭に、大元の管理場所がある。タップすれば下層が開き、そこにフォルダーがあればタップすることで、さらに下層が開く。ファイルをタップすれば、該当のアプリが起動してファイルの内容を表示する仕組みだ。

下層にいるとき、左上の「<」をタップすれば、ひとつ前の画面に戻る。

左から順に、「ブラウズ」画面の「このiPhone内」→「Acrobat」→「プレゼン資料」とタップしてファイルを開いた例。「ファイル」アプリ内では左上の「<」をタップすると、ひとつ上の階層に戻る。アプリでファイルを開いた場合は、左上の「ファイル」をタップすれば「ファイル」アプリに戻る

「ブラウズ」画面にある「よく使う項目」は、頻繁に利用するフォルダーを登録する。あらかじめ「ダウンロード」が登録されているが、「ダウンロード」はSafariでダウンロードしたファイルを保存する場所だ。

「タグ」は、ファイルやフォルダーを分類して管理するときに利用する。あらかじめファイルやフォルダーにタグを付けておくと、ここでタグをタップすれば該当のファイルが表示される。

・表示スタイルを変更する

示スタイルの変更には、「ブラウズ」画面以外を表示して画面を下方にスワイプ。検索ボックスの直下に表示されるツールバーで行う。

「表示順序」をタップすると、「名前」「日時」「サイズ」「種類」「タグ」を条件に表示順を並べ替えることができる。続けて同じ条件を選べば、降順/昇順の並べ替えも可能だ。

右端のボタンは、タップするたびにリスト表示とアイコン表示が切り替わる。

左端の「…」ボタンからは、フォルダーの新規作成もできる。

「表示順序」から並べ替えの条件を選択する

「表示順序」から並べ替えの条件を選択する

右端のボタンで、リスト表示とアイコン表示を切り替える

右端のボタンで、リスト表示とアイコン表示を切り替える

左端の「…」ボタン→「新規フォルダ」をタップすると、フォルダーを作成できる

左端の「…」ボタン→「新規フォルダ」をタップすると、フォルダーを作成できる

iPadの場合は、表示スタイルに「カラム表示」も選べる。今いる階層がわかりやすく、アプリを起動することなくファイルの内容をプレビューしてくれるので、便利だ。

右端のボタンで「カラム表示」になる。表示順序は、ボタンで選択だ。同じ条件のボタンをタップするたびに、降順/昇順に切り替わる。左端のボタンから直接、フォルダーの作成もできる

ファイルの基本操作

ファイルの操作は、ファイルやフォルダーの長押しで表示されるメニューから行うのが基本だ。

ファイルやフォルダーを長押しすると、操作メニューが表示されるので、ここから実行したい操作を選択する

ファイルやフォルダーを長押しすると、操作メニューが表示されるので、ここから実行したい操作を選択する

「情報」は、ファイルの種類(作成したアプリ)やサイズ、作成/変更/最後に開いた日時、保存場所を表示する。

「クイックルック」は、アプリを起動することなくファイルの中身を表示する機能だ。目的のファイルを探すとき、その都度アプリを起動することなく内容を確認できる。

「タグ」は、ファイルやフォルダーに付ける目印のこと。あらかじめ用意されたタグを付けてもいいし、新規タグに名前を付けて利用することもできる。

「圧縮」は、ファイルやフォルダーの圧縮に利用する。複数のファイルをメールに添付して送るケースなどに利用するといいだろう。また、圧縮ファイルを長押しした場合には「圧縮」ではなく「伸張」(解凍)が表示される。

・ファイルをコピーする

ファイルのコピーは、ファイルを長押しして「コピー」か「移動」を利用する。

なお、メニューでは「移動」となっているのだが、本稿執筆時点では「移動」ではなく「コピー」にしかならない。「移動」のつもりで操作しても、元のファイルが残ったままコピーになるので注意が必要だ。

「コピー」を選択した場合は、コピーしたい場所を表示し、ファイルのない場所を長押し。メニューが開くので、「ペースト」をタップする。

ファイルやフォルダーを「コピー」しておき、何もないところを長押しして「ペースト」をタップする

ファイルやフォルダーを「コピー」しておき、何もないところを長押しして「ペースト」をタップする

「移動」を選んだ場合は、場所の一覧が表示される。ここからコピーしたい場所を選んで「コピー」をタップする。

「移動」を選ぶと、この画面からコピー先を指定できる。ただし、「移動」ではなく「コピー」にしかならない

「移動」を選ぶと、この画面からコピー先を指定できる。ただし、「移動」ではなく「コピー」にしかならない

実は、ファイルのコピーはドラッグ操作でもできる。ファイルを長押しし、メニューが表示されてもそのまま指を離さずに指先を移動するとアイコンが動くので、コピーしたい場所に移動して指を離せばいい。

画面左上の「<」部分にドラッグすると、上の階層には移動できる。ただし、階層を移動したあとに、別のフォルダーを開くことができない。現状では自由度に欠けるため、前述のメニューを使う方法を利用しよう。

・フォルダーを「よく使う項目」に追加する

頻繁に利用するフォルダーは、「よく使う項目」に追加しておくと素早くアクセスできて、便利だ。

追加するには、フォルダーを長押しして「よく使う項目に追加」をタップするだけだ。「ブラウズ」画面の「よく使う項目」に追加され、ワンタップでフォルダーが開く。

フォルダーを長押しし、「よく使う項目に追加」をタップ

フォルダーを長押しし、「よく使う項目に追加」をタップ

「よく使う項目」に追加される

「よく使う項目」に追加される

フォルダーを左方向にスワイプすれば、「削除」もできる。元のフォルダーが削除されることはないので、安心して実行していい

ファイルを送信する

「ファイル」アプリで管理しているファイルは、メールに添付して送信できる。「メール」の新規メッセージ画面から呼び出す方法もあるが、ここでは「ファイル」アプリでファイルを圧縮し、そのファイルを添付する操作を紹介する。

まず、送信するファイルやフォルダーを長押しして「圧縮」を選び、ZIP形式の圧縮ファイルを作成する。作成できたら、圧縮ファイルを長押しして「共有」をタップする。

共有メニューが表示されるので、「メール」をタップする。もちろん、「メッセージ」や「LINE」などで送信することもできる。

ファイルが添付された状態の新規メッセージ画面が表示されるので、宛先を指定して件名、メッセージを入力して送信する。

ファイルやフォルダーを長押しして「圧縮」をタップ

ファイルやフォルダーを長押しして「圧縮」をタップ

圧縮ファイルを長押しして「共有」をタップ

圧縮ファイルを長押しして「共有」をタップ

表示される共有メニューで「メール」をタップ

表示される共有メニューで「メール」をタップ

新規メッセージ画面が表示されるので、宛先、件名、メッセージを入力して送信する

新規メッセージ画面が表示されるので、宛先、件名、メッセージを入力して送信する

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