特別企画

テレビチューナー付き最新スマホ&チューナーカタログ

ネット動画配信サービスの普及にともなってフルセグ・ワンセグのテレビチューナーを備えたスマートフォンは、近頃急速に減少しているが、人によっては必須機能と考える人もいるだろう。ここでは、そんな貴重になりつつあるテレビチューナー搭載のスマートフォンのうち、直近1年以内に発売された十分な基本性能を備えたモデルをピックアップ。また、スマートフォンで利用できる外付けのテレビチューナーもあわせて紹介しよう。

2画面対応のコスパにすぐれたハイエンドモデル
LG「LG G8X ThinQ」(ソフトバンク)

ソフトバンクで発売中の最新ハイエンドスマホ。50,400円(税別)というミドルレンジ機の価格ながら、2019年モデルとしては最高性能のSoCを搭載しており、コストパフォーマンスの高さで注目を集めている。この処理性能の高さに加えて、ディスプレイを備えた別売りの専用ケース「LGデュアルスクリーン」を装着することで、2画面スマートフォンとして利用できるのも魅力である。

ディスプレイは、本体と「LGデュアルスクリーン」ともに2,340×1,080のフルHD+表示に対応する約6.4インチの液晶ディスプレイ。2画面を使えば、テレビ放送とインターネットやゲームなどのコンテンツを同時に楽しむこともできる。

画面サイズ(解像度):約6.4インチ(2,340×1,080)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約76×160×8.4mm
重量:約193g
SoC:Snapdragon 855
RAM容量:6GB
ストレージ容量:64GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大512GB)
OS:Android 9
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:4,000mAh
外部インターフェイス:USB Type-C

手のひらに収まる有機ELテレビとしても利用可能
ソニーモバイル「Xperia 5」(NTTドコモ、au、ソフトバンク)

NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアで取り扱いのある、Xperiaの最新ハイエンドモデル。2019年夏モデルとして発売された「Xperia 1」と同じハイエンド向けSoC「Snapdragon 855」や、超広角、広角、望遠のトリプルカメラ(メインカメラ)を受け継ぎつつ、ボディをひと回りコンパクトにしたもの。

ディスプレイは「Xperia 1」と同じく有機ELディスプレイだが、画面サイズが約6.5インチからひと回り小さな約6.1インチに、画面解像度も3,840×1,644の4Kから2,520×1,080のフルHD+に変更されている。もちろん、フルセグおよびワンセグ放送を受信できる点は変わりない。

ディスプレイの映像エンジンにソニーのテレビ「BRAVIA」シリーズの技術が応用された「X1 for mobile」を採用しており、高精細、広色域、高コントラストの映像を表示できるのが特徴。また、プロ用モニターディスプレイの画質チューニングを再現する「クリエイターモード」を備えており、HDR規格、BT.2020の色域、10bit信号に対応した、クリエイターの意図に近い映像を再生できる。手のひらサイズの有機ELテレビといってもよい、画質にこだわったスマートフォンだ。

画面サイズ(解像度):約6.1インチ(2,520×1,080、有機ELディスプレイ)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約68×158×8.2mm
重量:約164g
SoC:Snapdragon 855
RAM容量:6GB
ストレージ容量:64GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大512GB)
OS:Android 9
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:3,000mAh
外部インターフェイス:USB Type-C

現在最高レベルの高画質を実現したスマートフォン
ソニーモバイル「Xperia 1」(NTTドコモ、au、ソフトバンク)

上記「Xperia 5」と同じく、NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから発売されているXperiaシリーズの現行フラッグシップモデル。ScCやカメラなど基本的なスペックは同じだが、ボディがひとまわり大きく、ディスプレイが約6.5インチへ、解像度も3,840×1,644の4Kと「Xperia 5」よりもひと回り上のスペックだ。なお、4K対応の高精細なディスプレイに合わせて、アップスケーリング機能を備えており、フルセグ放送やストリーミング動画などを4K相当の画質で再生できる。

画面サイズ(解像度):約6.5インチ(3,840×1,644、有機ELディスプレイ)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約72×167×8.2mm
重量:約178g
SoC:Snapdragon 855
RAM容量:6GB
ストレージ容量:64GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大512GB)
OS:Android 9
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:3,200mAh
外部インターフェイス:USB Type-C

明るい場所での視認性にすぐれた「Pro IGZO」液晶を搭載
シャープ「AQUOS R3」(NTTドコモ、au、ソフトバンク)

シャープのハイエンドスマートフォンは、軽量を追求した「AQUOS zero」シリーズと、多機能モデル「AQUOS R」シリーズの2種類が存在する。そのうち「AQUOS R」シリーズの最新モデル「AQUOS R3」は、NTTドコモ、au、ソフトバンクの各社から発売されている。

ディスプレイに、3,120×1,440のQHD+表示に対応する約6.2インチのPro IGZO液晶を採用し、10bitの階調表現に対応することで約10億色の表現を実現する。また、前モデル「AQUOS R2」と比較して倍の最大輝度を実現しつつ、消費電力を10%削減。加えて、120Hzの倍速駆動に対応しており、動きの速い映像でも残像を抑えた切れのよい再生が可能だ。

現在、ハイエンドスマートフォンの多くは、画質にすぐれた有機ELディスプレイを採用しているが、本機は液晶ディスプレイの持ち味である最高輝度で、明るく鮮明な画質を得られるのがメリット。明るい場所での視聴が多いなら、有機ELディスプレイ搭載機よりも本機のほうが適していると言える。

画面サイズ(解像度):約6.2インチ(3,120×1,440、Pro IGZO液晶)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約75×156×8.9mm
重量:約185g
SoC:Snapdragon 855
RAM容量:6GB
ストレージ容量:128GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大512GB)
OS:Android 9
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:3,200mAh
外部インターフェイス:USB Type-C

楽天モバイル版はフルセグチューナーを備える現状唯一のSIMフリー機
サムスン「Galaxy S10」「Galaxy S10+」(NTTドコモ、au、楽天モバイル)

サムスンのフラッグシップ「Galaxy S」シリーズの最新モデルである「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」は、NTTドコモとauから2019年夏モデルとして発売されている。楽天モバイルからも「Galaxy S10」が発売されている。この楽天モバイル版はSIMロックがかかっておらず、現在流通しているSIMフリーモデルでは唯一のフルセグチューナー搭載モデルとなっている。

「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」は、ディスプレイはいずれも3,040×1,440のQHD+表示に対応する有機ELディスプレイだが、「Galaxy S10」は約6.1インチ、「Galaxy S10+」は約6.4インチとなっているのが大きな違い。このほかの基本スペックは共通で、SoCには「Snapdragon 855」を採用。8GBのRAMと128GBのストレージを組み合わせている。

両機の採用する有機ELディスプレイはHDR10+に対応しており、同規格に対応するコンテンツでは色の再現性が高まる。また、周辺の状況や映像の内容を識別して適したトーンに調整してくれるので、明るい場所における視認性も確保さている。

画面サイズ(解像度):約6.1インチ(Galaxy S10、3,040×1,440、有機EL)、約6.4インチ(Galaxy S10+、3,040×1,440、有機EL)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約70.4×149.9×7.8mm(Galaxy S10)、約74×158×7.7mm(Galaxy S10+)
重量:約157g(Galaxy S10)、約175g(Galaxy S10+)
SoC:Snapdragon 855
RAM容量:8GB
ストレージ容量:128GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大512GB)
OS:Android 9
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/搭載
バッテリー容量:約3,300mAh(Galaxy S10)、約4,000mAh(Galaxy S10+)
外部インターフェイス:USB Type-C

ワンセグ対応のシニア向けスマホ
富士通「らくらくスマートフォン me F-01L」(NTTドコモ)

NTTドコモのシニア向けスマートフォン「らくらくスマートフォン」シリーズの最新モデル。わかりやすいタイル状の画面デザインで操作が行えるいっぽう、Google Playに対応しており、アプリの追加も自由なので、スマートフォンとしても存分に使うことができる。

「らくらくホン」シリーズから継承される機能も多く、警報ブザーやストラップホールといったなじみの機能に加えて、ワンセグのテレビチューナーを搭載している。なお、現在のスマートフォンは、アンテナをヘッドホン端子やUSBポートにつなげて使うのが主流だが、本機は昔ながらのロッドアンテナを搭載しており、アンテナの持ち歩きが不要だ。

なお、ディスプレイは、1,280×720のHD表示に対応する約4.7インチの有機ELディスプレイを採用しており、コントラストの高い映像を再生できる。

画面サイズ(解像度):約4.7インチ(1,280×720、有機EL)
サイズ(幅×高さ×厚さ):約70×143×9.3mm
重量:約143g
SoC:Snapdragon 450
RAM容量:3GB
ストレージ容量:32GB
増設用メモリーカードスロット:microSDXC(最大400GB)
OS:Android 8.1
Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz帯/5GHz帯)
FeliCa:搭載
NFC:搭載
ワンセグ/フルセグ:搭載/非搭載
バッテリー容量:約2,100mAh
外部インターフェイス:USB Type-C

Lightning接続のiPhone・iPad用フルセグ・ワンセグチューナー
ピクセラ「Xit Stick XIT-STK200」

Lightning端子を備えたフルセグ・ワンセグテレビチューナー。iPhoneやiPadと接続して利用する。なお、視聴に加えて録画にも対応している。

USB接続のフルセグ・ワンセグチューナー
ピクセラ「Xit Stick XIT-STK100」

USB接続のフルセグ・ワンセグチューナー。microUSBポートを備えるAndroidスマートフォンに限らず、WindowsやMacでも利用可能だ。なお、近年主流のUSB Type-Cポートへは別途、変換アダプターを用意する必要がある。また、PCやMacでは行える録画がAndroidでは行えない点に注意だ。

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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