「話のネタになる最新ITニュースまとめ」は、主に海外のIT業界やインターネットで先週話題になったニュースを紹介する連載です。知っておいて損はない最新情報から、話のネタになりそうな事柄まで、さまざまなニュースをお届けしていきます。
コーニングは、多数のスマートフォンやタブレット、スマートウォッチなどで採用されている強化ガラス「Gorilla Glass」の新バージョン「Gorilla Glass Victus」を発表しました。落下による耐衝撃性や、傷への耐性が強化されています。
「Gorilla Glass Victus」は、2mの落下試験でも耐えられるように設計されています。前モデル「Gorilla Glass 6」の耐衝撃性は1.6mでしたが、そこからさらに耐衝撃性が強化されたということになります。また、競合他社が利用するアルミノケイ酸塩ガラスは、0.8mの落下試験でも破損したとしており、「Gorilla Glass 6」の耐衝撃性には大きな期待が寄せられそうです。
もちろん、スマートフォンの落下時は、ディスプレイが地面に接触する角度や面によってかかる負荷が異なりますが、耐衝撃性が強化されるのはユーザーとしても安心して使えるポイントです。
傷への耐性に関しては、ダイヤモンドを用いたヌープ硬度測定テストで、8ニュートンの負荷(約8.2kg重)に耐えられ、6ニュートンで傷がつくアルミノケイ酸塩ガラスの約4倍の耐性を備えているとのことです。
生産コストは前モデル「Gorilla Glass 6」と変わらず、採用端末は今後数か月以内に市場に投入される予定。エントリークラスのスマートフォンにも採用されるとのことです。
ソース:コーニング
Garminのオンラインサービス「Garmin Connect」や「Garmin Golf」など多数のプラットフォームで大規模な障害が発生しています。7月23日ごろから障害が発生し、記事作成時点の27日11時ごろでもまだ復旧していない模様です。
Garminのオンラインサービスで障害が発生。公式サイトの一部も一時利用不可になっていました
複数あるサービスの内でも特にユーザー数が多いのが、同社製ウェアラブルデバイスとスマートフォンを連携させる「Garmin Connect」です。こちらはシステムが停止しており、一部機能が利用不可となっています。このほかには、「Garmin Golf」「Garmin Dive」「ConnectIQ」「vivofit Jr.」「LiveTrack」などで同様の障害が発生しているとのことです。
同社は、コールセンターにも影響が出ており、電話やメール、オンラインチャットの受信もできなくなっていると説明しています。Garminからは今回の障害に関する詳細の説明がありませんが、大手IT系メディアではランサムウェアの攻撃の可能性があると指摘されています。
システムの停止期間中は、「Garmin Connect」に保存したデータにアクセスできないものの、アクティビティなどのデータはデバイスに直接保存されるため、復旧次第同期されるとのこと。また、現段階では、アクティビティ、決済など個人情報データに関する影響は確認されていないとしています。
ソース:Garmin
主人公を含め108人の仲間が登場し、PlayStationの名作RPGとして知られる「幻想水滸伝」シリーズ。最新作は2012年の「幻想水滸伝 紡がれし百年の時」から姿を見せていませんが、このたび本作のクリエイターらがクラウドファンディング「Kickstarter」で精神的続編となるプロジェクトが発表されました。
名作「幻想水滸伝」シリーズの精神的続編「百英雄伝」
「幻想水滸伝」シリーズでプロデューサーやディレクターを務めた、村山吉隆氏、河野純子氏、小牟田修氏、村上純一氏らが再び結集し、PlayStation時代からのクラシックなJRPGをよみがえらせるというプロジェクト。タイトル名は「Eiyuden Chronicle(邦題:百英雄伝)」です。
ドット絵で表現されるキャラクターや2.5Dグラフィックなど、これぞJRPGという要素を盛り込み、さらには100人以上の仲間や城塞建築システムなどを採用。脚本やゲームデザイン、キャラクターデザインは、「幻想水滸伝」シリーズの生みの親である村山吉隆氏を始めとした、オリジナルのスタッフが集結しており、ファンにはたまらないゲームになりそうです。
Kickstarterでのプロジェクトは、2020年7月27日から8月28日まで実施。出資額に応じたリワードも設定されているので、興味がある人はチェックしてみてください。