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24,800円で90HzフルHD+有機ELを搭載。シャオミ「Redmi Note 11」、本日より予約開始

シャオミは、2022年3月10日より、Androidスマートフォン「Redemi Note 11」を発売すると発表した。24,800円(税込)という低価格ながら、エントリー機としてはかなり高い機能を備えており、コストパフォーマンスの高さで注目を集めそうだ。

90Hz駆動フルHD+有機ELディスプレイとSnapdragon 680を搭載

「Redemi Note 11」は、2022年1月末にグローバル発表があり、日本市場への投入も予告されていた。このたび、一般流通モデル(いわゆるSIMフリーモデル)として発売される。

「Redemi Note 11」は、グローバルで発表された「Redmi Note 11 Pro 5G」「Redmi Note 11 Pro」「Redmi Note 11S」「Redmi Note 11」 という4機種のラインアップ中のボトムエンドをになうエントリーモデルという位置づけ、ほかの3機種の投入は見送られている。ボディサイズは約73.87(幅)×159.87(高さ)×8.09(厚さ)mm、重量は約179gで、2,400×1,080のフルHD+表示に対応した約6.43インチの有機ELディスプレイを搭載する。ボディは、IP53等級の飛沫防水に対応するほか、ステレオスピーカーやヘッドホン端子、側面に指紋認証センサーを搭載している。なお、NFCポートは備えていない。ディスプレイは90Hzのリフレッシュレートと、180Hzのタッチサンプリングレート、1,000nitの最大輝度に対応。HDRには非対応となる。

すっきりとしたデザインは、多くの人に受け入れられそうだ。側面の指紋認証センサーも精度が高く使いやすい

すっきりとしたデザインは、多くの人に受け入れられそうだ。側面の指紋認証センサーも精度が高く使いやすい

この価格帯でフルHD+表示対応の有機ELディスプレイを搭載するのも驚きだが、90Hz駆動や1000nitsの最大輝度など、ミドルクラススマホ並みの性能を備えている

この価格帯でフルHD+表示対応の有機ELディスプレイを搭載するのも驚きだが、90Hz駆動や1000nitsの最大輝度など、ミドルクラススマホ並みの性能を備えている

搭載されるSoCは、クアルコムのミドルレンジ向け「Snapdragon 680」で、4GBのメモリーと64GBのストレージを組み合わせる。なお、仮想メモリー機能「メモリー増設」を備えており、1GBのストレージを拡張メモリーとして使うことができる。このほか、1TBまで対応するmicroSDXCメモリーカードスロットを備える。OSは、Android 11をベースにした「MIUI 13」だ。MIUI 13は、ストレージのデフラグ機能「リキッドストレージ」や、バックグランドで動作するアプリのメモリーを節約するメモリー最適化機能、アプリを素早く起動するサイドバーを搭載。システム最適化による処理性能の向上や、約10%のバッテリーの節約も実現しているという。バッテリーは5,000mAhの容量があり、シャオミによれば、2日以上の電池持ちを実現しているという。同梱の充電器を使うことで独自規格による33Wの急速充電が可能、約61分でフル充電が行える。

Snapdragon 680を搭載。5,000mAhのバッテリーは、同梱される33W対応の急速充電を使えば約61分でフル充電できる

Snapdragon 680を搭載。5,000mAhのバッテリーは、同梱される33W対応の急速充電を使えば約61分でフル充電できる

MIUI 13はAndroid 11をベースにした独自OS。システムの最適化を進めつつ、約10%の消費電力削減も実現している

MIUI 13はAndroid 11をベースにした独自OS。システムの最適化を進めつつ、約10%の消費電力削減も実現している

モバイル通信機能だが、国内で利用できるのは3Gと4Gのみで、5Gには対応していない。4Gの対応周波数帯はB1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/38/40/41/66で、NTTドコモ系、KDDI系、ソフトバンク系、楽天モバイル(MNO)の各ネットワークでメーカーによる動作確認を行っている。また、microSDXCメモリーカードスロットと独立した2基のnanoSIMカードスロットを備えるトリプルスロット仕様で、ストレージを増設しつつ2個のSIMカードを使ったDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)を利用できる。なお、eSIMには対応していない。

搭載されるメインカメラは、約5,000万画素の広角カメラ、約800万画素の超広角カメラ、約200万画素のマクロカメラ、約200万画素の深度センサーという組み合わせのクアッドカメラで、AIを使ったシーン認識機能やポートレート撮影機能を備える。動画撮影機能は、解像度はフルHDが上限となっているが、最大1,800倍速のタイムラプス撮影や、スローモーション撮影機能を備える。なお、フロントカメラは約1,300万画素となっている。

2万円台の製品だがメインカメラは4基のカメラを搭載。広角カメラは約5,000万画素の高画素となっている

2万円台の製品だがメインカメラは4基のカメラを搭載。広角カメラは約5,000万画素の高画素となっている

短い時間だが、実機に触れることができたので印象をお届けしよう。ボディ背面のパネルは樹脂製で、ややコスト削減の影響を感じる。ただし、大きめに取られたカメラ周辺のデザインやボタンのしっかりした押しごたえなどもあって、2万円台なかばの製品とは思えない質感も感じられた。フルHD+対応の有機ELディスプレイは十分な画質を持ち、低価格機でたまに見られるような階調の飽和も見られず、90Hz駆動に切り替えれば、SNSなどのスクロールもなめらかだ。いっぽう、HDRには非対応なので、YouTubeなどでも増えているHDR対応動画でもHDRの高画質では再生できない。なお、ステレオスピーカーを搭載しているので、2万円台の競合製品の中ではサウンド面もなかなか優秀だ。

処理性能を計測するベンチマークアプリ「GeekBench 5」の計測結果は、シングルコアが387、マルチコアが1,696。グラフィック性能を計測するベンチマークアプリ「3DMark(WILD LIFE)」の結果は381だった。なお、オープンマーケット向けという点では前モデルに該当する「Redmi Note 10 Pro」の「GeekBench 5」の結果は、シングルコアが561、マルチコアは1,742で、「3DMark(WILD LIFE)」の結果は1,112(いずれも価格.comマガジン調べ)だったので、この結果を見ると、「Redmi Note 11」は、「Redmi Note 10 Pro」の後継ではなく、あくまでもエントリーモデルと考えたほうが適切だろう。特にゲーム用途では、グラフィック性能の高さとともに120Hz駆動に対応したディスプレイを搭載する「Redmi Note 10 Pro」のほうが、より適していると言えそうだ。

税込価格は24,800円。保証も整備。YouTube Premiumの無料トライアル延長も付属

本機の販路だが、一部のMVNO、家電量販店、ECサイトでの取り扱いとなり、通信キャリアでは取り扱う予定はない。価格は24,800円(税込)だ。なお、本機の発売は3月10日からだが、3月4日より受付を開始する。「Mi.com」と「楽天市場(シャオミ店)」 では、それぞれ先着500名を対象に、22,800円で購入できる早期割引を実施する。

保証体制も整えられている。シャオミ公式の販路で購入し、通常の使用で品質の問題が発生した場合、購入日およびアクティベーションを行ってから12か月間は無料保証が受けられる。これに加えて、2022 年 3 月 4 日から 2022 年 4 月 9 日の期間に、購入およびアクティベーションを行った端末については、画面が割れたり、非意図的行為による故障が発生した場合、購入から6か月以内であれば、画面の修理を1回無料で行う「画面保証」が用意されている。

このほか、「Redmi Note 11」を含む、今後発売されるシャオミ製スマートフォンの一部の製品について、「YouTube Premium」の無料トライアルを最大 2 か月間延長する特典をバンドルすることが発表された。

12か月の無料保証と、6か月の画面保証の2種類の保証が用意される

12か月の無料保証と、6か月の画面保証の2種類の保証が用意される

IIJmio、イオンモバイル、goo SimsellerのMVNO各社、Amazon.co.jp、EC カレント、NTT ぷらら、ソフトバンクセレクション、Mi.com、murauchi.com、楽天市場 (シャオミ店)、楽天ブックスの各ECサイト、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラの家電量販店各社より発売される

IIJmio、イオンモバイル、goo SimsellerのMVNO各社、Amazon.co.jp、EC カレント、NTT ぷらら、ソフトバンクセレクション、Mi.com、murauchi.com、楽天市場 (シャオミ店)、楽天ブックスの各ECサイト、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ノジマ、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラの家電量販店各社より発売される

田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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