Dynabookは2022年6月9日、15.6型のディスプレイを搭載したノートパソコンの新モデルとして、8機種17モデルを6月17日から順次発売すると発表した。まだまだ家の中で過ごす時間が多いことを考慮し、家の中で利用しやすい15.6型ノートパソコンのラインアップを拡充するのが狙いのようだ。各モデルの詳細は以下の通り。
「dynabook T8」「dynabook T7」は、ブルーレイディスク(BD)ドライブを搭載するプレミアムモデル。15.6型の大画面かつBDドライブを搭載しながら、重量が約1.98kgと軽量なのが特徴だ。狭額縁で本体もコンパクト。従来モデルの「dynabook T6」に比べると、幅が18mm、奥行が14mmほど小さくなった。
BDドライブを搭載するdynabook T8
スペック面ではインテルの最新CPUである第12世代Coreプロセッサーを搭載。「Pプロセッサー」と呼ばれるベース電力が28WのCPUで、複数のアプリを立ち上げてもパワーを維持できるという。パフォーマンス面では、「dynabookエンパワーテクノロジー」や「ダブルファン冷却システム」という独自機能もCPUのパフォーマンスを維持するのに効果を発揮する。このほか、約200万画素のWebカメラや、抗菌キーボードなどを搭載。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応する。
主なスペックはCPUがCore i7-1260P、メモリーが16GB(dynabook T8)/8GB(dynabook T7)、ストレージが512GB SSD、OSがWindows 11 Home。ディスプレイは1920×1080の15.6型(ノングレア)、重量は約1.98kg、バッテリー駆動時間は約11時間。Office Home & Business 2021を搭載する。
dynabook T8のカラーバリエーションは「プレシャスシルバー」「プレシャスブルー」の2色が用意される
dynabook T7のカラーバリエーションは「プレシャスシルバー」「プレシャスブルー」「サテンゴールド」の3色。dynabook T8にはない「サテンゴールド」が選べる
価格はオープン。市場想定価格(税込)はdynabook T8が24万円台前半、dynabook T7が22万円台半ば。
「dynabook T6」「dynabook X6」「dynabook X5」は、DVDスーパーマルチドライブを搭載したスタンダードモデル。光学ドライブを搭載しない「dynabook C」シリーズと同じ筐体で、光学ドライブを搭載しながらスリムでコンパクトなボディが特徴だ。重量も約1.98kgと2kgを切る軽さを実現。従来モデルでは左側に搭載されていた光学ドライブが、右側に変更されている。
スペック面では第12世代Coreプロセッサーを搭載。dynabook T6はベース電力がPプロセッサーを、dynabook X6とdynabook X5は15WのUプロセッサーを採用する。前述のdynabookエンパワーテクノロジーやダブルファン冷却システムも備える。
dynabook T6、dynabook X6、dynabook X5はDVDスーパーマルチドライブを搭載するオールインワンタイプのスタンダードノート。写真はdynabook T6
各モデルの主なスペックは以下の通り。
dynabook T6:Core i7-1260P、8GB(4GB×2)、256GB SSD、19万円台前半
dynabook X6:Core i5-1235U、8GB(8GB×1)、256GB SSD、17万円前後
dynabook X5:Core i3-1215U、8GB(8GB×1)、256GB SSD、14万円台後半
(CPU、メモリー、ストレージ、税込の市場想定価格)
ディスプレイの解像度はdynabook T6とdynabook X6が1920×1080のフルHD、dynabook X5が1366×768のHD。バッテリー駆動時間はdynabook T6が約11時間、dynabook X6とdynabook X5が約9.5時間。Office Home & Business 2021を搭載する。
dynabook T6のカラーバリエーションは「サテンゴールド」「プレシャスブルー」
dynabook X6のカラーバリエーションは「サテンゴールド」「プレシャスブルー」
dynabook X5のカラーは「サテンゴールド」
「dynabook C8」「dynabook C7」「dynabook C6」は、光学ドライブを搭載しないスタンダードノート。15.6型ノートパソコンでも光学ドライブが不要というユーザーのニーズに応える、新しいスタンダードノートという位置づけだ。
重量はdynabook C8とdynabookC 7が約1.8kg、dynabook C6が約1.77kgと軽量なのが特徴。バッテリー駆動時間はdynabook C8が約11時間、dynabookC 7とdynabookC 6が約9.5時間と長く、急速充電機能の「お急ぎ30分チャージ」にも対応する。家の中で持ち運ぶ機会が多いユーザーに適したモデルと言える。
dynabook C8
スペック面では第12世代Coreプロセッサーを搭載。dynabook C8とdynabook C7はベース電力がPプロセッサーを、dynabook C6は15WのUプロセッサーを採用する。dynabook C8とdynabook C7の2モデルは、前述のdynabookエンパワーテクノロジーやダブルファン冷却システムも備える。
各モデルの主なスペックは以下の通り。
dynabook C8:Core i7-1260P、16GB(8GB×2)、512GB SSD、21万円台半ば
dynabook C7:Core i7-1260P、8GB(4GB×2)、512GB SSD、19万円台後半
dynabook C6:Core i5-1235U、8GB(8GB×1)、256GB SSD、17万円台半ば
(CPU、メモリー、ストレージ、税込の市場想定価格)
ディスプレイは3モデルとも1920×1080の15.6型(ノングレア、各モデルでグレードは異なる)。Office Home & Business 2021も搭載する。
dynabook C8のカラーバリエーションは「プレシャスシルバー」と「プレシャスブルー」の2色
dynabook C7のカラーバリエーションは「プレシャスシルバー」「プレシャスブルー」「サテンゴールド」の3色
dynabook C6のカラーバリエーションは「サテンゴールド」と「プレシャスブルー」の2色
このほか、「dynabook Y6」というモデルも発売する。インテルの第11世代Core i3-1115G4を搭載した手ごろな価格のモデルだ。市場想定価格(税込)は13万後半の見込み。カラーは従来モデルのホワイトから新色の「ライトゴールド」へ変更されている。
dynabook Y6