持ち運べるノートパソコンのほうが便利そうだけど、実際は自宅やオフィスでしかパソコンを使っていない……。そんな人に提案したいのが「格安なデスクトップパソコン」です。最新のデスクトップパソコンなら、10万〜12万円程度の格安モデルでも十分な性能が備わっています。今回は、価格.comで購入できる製品の中から、性能とコストのバランスにすぐれた「事務作業用・家庭用として間違いのない」実力派の5機種を厳選してご紹介します。
※本記事に掲載する価格は、2026年4月17日時点の価格.com最安価格を参考にしています。すべて税込です。
格安デスクトップパソコンの実力派5機種を厳選してご紹介
自宅やオフィスで腰を据えて使うのなら、デスクトップパソコンはノートパソコンよりも便利な点がいくつもあります。そのなかから注目してほしい4つのメリットをまとめました。
CPUやメモリー、SSDなどが動作する際に出す「熱」は、パソコンのパフォーマンスに大きな影響を与えます。パソコンの筐体内に熱がこもって高温になるとサーマルスロットリング(CPUなどの温度が上昇した際に、熱暴走や故障を防ぐために自動で動作周波数を落とす機能)が働き、パソコンの処理速度は大きく落ちます。
デスクトップパソコンとノートパソコンを比べると、サーマルスロットリングが発生しにくいのは圧倒的にデスクトップパソコンです。デスクトップパソコンは筐体が大きく、かつ大きな冷却ファンを搭載していて熱を外に逃がす性能が高いため、長時間の作業でもパフォーマンスを維持しやすいのです。
左がミニタワー型、右が省スペース型のデスクトップパソコン。デスクトップパソコンはノートパソコンよりも筐体が大きく、より冷却性能の高いファンを搭載しています
最近のノートパソコンはメモリーが固定されていて、交換・増設に対応しないモデルが増えています。いっぽう、デスクトップパソコンは、自分でメモリーを入れ替えたり足したりするのが容易。購入して数年後に動作が重くなった場合、メモリーを交換・増設することで改善が図れます。
「今は16GBで十分だけど、3年後は足りないかも……」という不安を、数千円のパーツ代だけで解決できるのがデスクトップの強みです。この「安心感」こそが、長く使う上での最大のコスパかもしれません。
また、 デスクトップパソコンは拡張スロットに空きがあるものが多いです。拡張スロットを使えば、グラフィックカードや無線LANカード、オーディオカードなどを後から追加して機能を強化できます。
※メモリーを交換・増設した場合、メーカーの保証が効かなくなる場合があります。
Windowsパソコンが搭載するCPUは、同じ「Core i7」「Ryzen 7」といった名称であっても、デスクトップパソコン用とノートパソコン用で異なる設計を採用しています。
コンセントから直接給電するデスクトップ用は、ある程度電力を使用しながらより高い処理性能を発揮するパフォーマンス重視の設計です。対して、バッテリー駆動を前提とするノートパソコン用は、消費電力を抑えながら一定の処理性能を確保するバランス重視の設計になっています。
そのため、同じ価格帯でデスクトップパソコン用CPUとノートパソコンを比べると、デスクトップパソコンのほうがCPUの基本的な性能は高いと言えます。特に、巨大なスプレッドシートの集計や、写真・動画の編集など負荷の高い作業の処理スピードは、デスクトップパソコンがノートパソコンを上回ります。
デスクトップパソコンは、極小型モデルを除いて基本的にメモリーの交換に対応しているうえ、拡張スロットが用意されていてグラフィックカードなどの追加が可能。筐体が大きく、パーツ交換がやりやすいのも特徴です
ノートパソコンを外部ディスプレイに接続すると、デスクの上にノートパソコン本体とディスプレイが並び、意外と場所を取ります。デスクトップパソコンならパソコン本体を足元や棚に置けるため、机の上をまるごと広い作業スペースとして使えます。
また、デスクトップパソコンは、ノートパソコンと比べて搭載するUSBポートが多いのも特徴です。USBハブを用いなくてもディスプレイやキーボード、マウス、外付けSSD/HDDなど多くの周辺機器を接続できます。
デスクトップパソコンをデスクの下に設置した場合のイメージ。デスクの上を広く使える
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | 詳細を見る | 筐体 | CPU | メモリー容量 | ストレージ容量 | サイズ(W×H×D) |
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詳細を見る価格.comへ | ミニPC | Ryzen 5 220 | 16GB | 512GB | 177×34×181mm |
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詳細を見る価格.comへ | 省スペース | Core i5 13420H | 16GB | 512GB | 89×339.5×291.4mm |
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詳細を見る価格.comへ | ミニタワー | Ryzen 5 5500GT | 16GB | 500GB | 160×350×324mm |
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詳細を見る価格.comへ | ミニタワー | Ryzen 7 8700G | 16GB | 512GB | 155×308×337mm |
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詳細を見る価格.comへ | タワー | Core i5 12400 | 16GB | 1TB | 165×353×260mm |
「EliteDesk 8 Mini G1a Desktop PC C3QZ8AT・Ryzen 5 220 価格.com限定モデル」
A4 用紙よりもひとまわりコンパクトな小型筐体(幅177×高さ181×奥行34mm)に、モバイル向けの省電力CPU「Ryzen 5 220」を搭載。デスクの上にすっきり置けるのはもちろん、デスクやディスプレイの裏など場所を選ばず設置できるのが魅力です。
10万円程度の価格ながら、メモリー容量は16GB(16GB×1、DDR5 PC5-44800)、SSD容量は512GBと必要十分なスペック。コンパクトな筐体のためグラフィックボードは追加できませんが、メモリースロットは1基空いているため後からメモリーを増設できます。
HPの信頼性を重視しつつ、デスクを広く使いたい人に最適な一台です。
「IdeaCentre Tower 08IRH9 Core i5 13420H 90XW0086JP」
幅約89mmのスリムな筐体が大きな特徴のコンパクトなデスクトップPCです。本や雑誌と並べても違和感のないサイズ感ながらスペックは充実していて、CPUに第13世代の「Core i5-13420H」を搭載。事務作業や4K動画視聴においてストレスを感じる場面はまずありません。
使いやすいのは、アクセスしやすい前面にUSB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 3.2 Gen1 Type-C×1を搭載していること。USBメモリーなどの周辺機器を手軽に接続できます。拡張性では、ロープロファイル(小型のスロット規格)仕様のPCI Express x16スロットにグラフィックカードを追加できます。
なお、メモリーは8GB(DDR5 PC5-41600)を2枚搭載しており、スロットの空きはありません。メモリー容量を増やしたい場合は、メモリーを交換する必要があります。
「THIRDWAVE AM-R5GIGA-01B Ryzen 5 5500GT K/23386-11a 価格.com限定モデル」
比較的高性能な内蔵グラフィックスを備えたCPU「Ryzen 5 5500GT」を搭載したミニタワーモデルです。16GBのメモリー(8GB×2、DDR4 PC4-25600)と500GBのSSDを組み合わせた高コスパな構成が魅力。一般的な事務作業はもちろん、動画視聴やライトな写真編集なども快適にこなせる実力を持っています。
省スペース型よりも一回り大きいミニタワー筐体のため、内部のエアフロー(空気の流れ)がよく、高負荷な作業時でも熱がこもりにくいのがメリット。また、将来的なストレージの増設やグラフィックボードの追加、メモリーの交換なども行いやすいです。
設置スペースに少し余裕があるなら選びたい、バランスの取れた一台と言えるでしょう。
「ProDesk 2 Tower G1a Ryzen 7 8700G 価格.com限定モデル」
11万円台の価格ながら8コア仕様の高性能なCPU「Ryzen 7 8700G」を搭載したミニタワーモデル。メモリー容量は16GB(16GB×1、DDR5 PC5-41600)で、SSD容量は512GB。動画編集などの重い作業もこなせるスペックです。
拡張性も十分に高く、グラフィックボードや内蔵ストレージ(SATA)の追加が可能。メモリースロットは1基空いていて最大64GBまでメモリー容量を増やせます。DVDドライブを標準で装備しているのも特徴です。
現状でも十分なスペックですが、将来的なパーツ追加も検討できる、懐の深いモデルと言えるでしょう。
「P'ROGRESS-448103 Core i5 12400」
約10万円台の手頃な価格ながら、標準で1TBの大容量SSDを搭載しているのが最大の特徴です。CPUには、バランスのよい性能で定評のある「Core i5-12400」を採用。16GBのメモリー(16GB×1、DDR4 PC4-25600)との組み合わせにより、事務作業やWeb閲覧はもちろん、写真の管理やちょっとした動画編集までこなせるスペックを備えています。
ミドルタワー型の筐体ならではの拡張性も魅力で、内部スペースにゆとりがあるため、データ保存用のHDDを増設したり、グラフィックボードを追加したりといったアップグレードが手軽に行えます。メモリースロットも1基空きがあり、さらなる性能向上も視野に入れられます。
申し分のない基本性能を備えつつ、ユーザーの用途に合わせて後から自分仕様に育てていける、デスクトップパソコンらしさが光る一台です。