1TB SSD(960GBも含む)が買いやすくなっている。エントリーモデルならば2万円台で購入できるなど、同容量の製品の1年前の価格と比べて4割ほども安くなっているのだ。初めて登場したときには10万円ほどもした1TB SSDであるが、現在はエントリーモデルにも1TB SSDがラインアップされ、1GBあたりの単価は一番安く、コストパフォーマンスも高い。この連休中に1TB SSDを購入し、HDDと換装して、圧倒的な速度とともに、大容量も手に入れてはどうだろうか?
※掲載している価格は、2016年4月28日時点のものとなります。
現在、コストパフォーマンスでNo.1なのが、Silicon Power(シリコンパワー)の「Slim S55」シリーズの960GBモデルだ。1GBあたりの価格は24.98円(23,980円で計算)。エントリーモデルのSSDだが、リードが540MB/s、ライトが480MB/sと十分なスペックだ。NANDフラッシュにはTLCを採用する。
このほかの容量の1GBあたりの価格は、480GBモデルが27.04円(12,980円で計算)、240GBモデルが27円(6,480円で計算)と、いずれもコストパフォーマンスは高い。
ADATAは、パソコン用のDRAMメモリーなどを扱うメーカー。「Premier SP550」シリーズは、NANDフラッシュにTLCを採用したエントリーモデルだ。SSDコントローラーにはSilicon Motion製の「SM2256」を搭載しており、データシェーピング、LDPC ECC、RAIDエンジンなどに対応する。960GBモデルのスペックは、リードが520MB/s、ライトが490MB/s。1GBあたりの価格は25.49円(24,470円で計算)。
このほかの容量の1GBあたりの価格は、480GBモデルが26円(12,480円で計算)、240GBモデルが26.17円(6,280円で計算)、120GBモデルが35.67円(4,280円で計算)。
Patriot Memory(パトリオット メモリー)は、パソコンのメインメモリーを中心に扱っているメーカー。SSDコントローラーには「Phison S10」を搭載しており、今回紹介するSSDでは一番高い性能を持っており、リード・ライトともに500MB/sを超えている。960GBモデルのスペックは、リードが560MB/s、ライトが540MB/s。1GBあたりの価格は27.05円(25,970円で計算)。
このほかの容量の1GBあたりの価格は、480GBモデルが28.08円(13,480円で計算)、240GBモデルが30.33円(7,280円で計算)、120GBモデルが40.66円(4,879円で計算)。
SANDISK(サンディスク)といえば、デジカメのメモリーカードでおなじみのメーカー。SSDに関しても、古くからOEMで供給を行っているが、近年リテール市場にも参入し、高い性能と信頼性で人気だ。「ウルトラ II SSD」シリーズは、従来モデルよりも電力消費を25%削減しているのが特徴。960GBモデルのスペックは、リードが550MB/s、ライトが500MB/s。1GBあたりの価格は29.15円(27,980円で計算)。
このほかの容量の1GBあたりの価格は、480GBモデルが29.75円(14,280円で計算)、240GBモデルが35.28円(8,468円で計算)。
crucial(クルーシャル)は、半導体大手マイクロンのブランドで、SSDも人気が高い。「BX200」シリーズは、コストパフォーマンスの高さから人気だった「BX100」シリーズの後継機で、16nm TLC NANDのフラッシュメモリーと、Silicon Motion製コントローラー「SM2256」を搭載する。960GBモデルのスペックは、リードが540MB/s、ライトが490MB/s。1GBあたりの価格は29.98円(28,780円で計算)。
このほかの容量の1GBあたりの価格は、480GBモデルが28.05円(13,466円で計算)、240GBモデルが29.92円(7,180円で計算)。