ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア別に解説!

2年縛りの終わったスマホで格安SIMを使う場合の注意点

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通信キャリアの2年縛りが終わるタイミングは、これまで使っていたスマートフォンを各キャリアのSIMカードから格安SIMカードへと変更する絶好の機会だ。特にこの春は、2015年春ごろから出始めたSIMロック解除対応機の2年縛りが明けるタイミングであるうえに、今までなかったソフトバンク回線を使ったSIMロック解除不要の格安SIMカードも登場するなど、格安SIMに乗り換えやすい条件がそろっている。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア別に、格安SIMを使う場合の注意点などを解説しよう。

2年前に発売されたスマホでも基本性能は今でも十分に使えるものが多い。格安SIMカードに乗り換えることで通信費を大きく引き下げるチャンスだ

格安SIMは選び放題で、対応端末も豊富。初心者でも簡単に乗り換え可能
NTTドコモ製スマホの場合

Android、iPhoneを問わず、NTTドコモのスマホを使っているユーザーが、格安SIMに乗り換えるのはかなり簡単だ。現在発売されている格安SIMカードの多くはNTTドコモの回線を使っているため、SIMロックの解除も不要で、SIMカードを挿し替えてネットワークの設定を書き換えれば、使い始められる。MVNO各社の動作確認端末を見ると、「BlackBerry」など多少の例外はあるものの、基本的に3G時代の古いスマートフォンでも、格安SIMカードは利用できる。なお、2017年3月31日にBlackBerry専用ネットワークサービス「ブラックベリーサービス」は終了する。

格安SIM対応はLTE対応端末のみ、VoLTEモデルはSIMロックの解除が必要
au製スマホの場合

auは、主要3キャリアでは唯一3GネットワークにCDMA2000方式を採用するなど、独自性の強いネットワーク網を使っている。そのため、auのスマートフォンは、auのネットワークを使うケイ・オプティコムの「mineo(Aプラン)」、IIJmio「みおふぉん(Aプラン)」、UQネットワーク「UQ モバイル」の3社から選ぶのがよい。

ただし、これらの格安SIMカードは、2012年冬以降に登場したLTE対応機種のみに対応しており、3G世代の古いスマートフォンは使うことができない点には注意だ。また、2014年冬から登場したVoLTE対応のスマートフォンの場合、SIMロックの解除も必要になる。なお、「AQUOS SERIE mini SHV31」「BASIO KYV32」「INFOBAR A03」「URBANO V01」「isai VL LGV31」については、SIMロック解除の例外になっている。

auのスマートフォンでSIMロック解除の対象となるのは、上記の5モデルを除いた2015年5月以降に発売された端末と、2015年4月23日発売の「Galaxy S6 edge SCV31」に限られ、購入後181日目以降なら、SIMロックの解除が可能となる。なお、auでの購入履歴がある端末ならば、購入した本人でなくてもSIMロックの解除が行える。つまり、中古端末を入手して、格安SIMを組み合わせて使うことも可能なのだ。

2015年4月23日以降に発売された「iPhone 6s」シリーズ以降もSIMロック解除に対応している。VoLTE対応モデルについては、SIMロックの解除は必要となる。(2017年3月21日訂正:SIMロック解除に対応するiPhoneシリーズに間違いがあり訂正しました。)

SIMロック解除不要で使える、ソフトバンク回線の格安SIMがこの春に登場予定
ソフトバンク製スマホの場合

この春、格安SIMカードをめぐる環境が大きく変わるのが、ソフトバンクだ。その理由は、日本通信&U-mobile連合が2017年3月22日に、ソフトバンクのネットワークを使った格安SIMカードを発売するためだ。このSIMカードは、従来のソフトバンクのネットワークを使った飛騨高山ケーブルネットワークのMVNOサービス「Hitスマホ」とは異なり、SIMロックの解除は不要で、SIMカードを挿し替えるだけで使うことができる。これを使うことで、従来はソフトバンクのSIMカードを使うしかなかったソフトバンクの旧型「iPhone」などが有効活用できる。なお、サービス開始当初は、iPhoneとiPad用のデータ通信専用nanoSIMカードのみの投入となるが、今後、音声通話SIMやAndroid用SIMなどが追って投入される見込みだ。

また、ソフトバンクのスマートフォンは、SIMロックを解除すれば、NTTドコモ系の格安SIMカードを使うことも技術的には可能だ。これは、ソフトバンクとNTTドコモは、利用するネットワークの規格が共通している上に、使用しているバンド(電波の周波数帯)も共通しているものが多いためだ。

ソフトバンクのスマートフォンでSIMロック解除の対象となるのは、2015年5月以降に発売された端末で、ソフトバンクのシステムで記録された購入日より181日目以降のもの。また、2015年5月以前に発売された「BLADE Q+」「301F」「201HW」「009Z」「008Z」の5機種については、購入直後でもSIMロックを解除できる。なお、解約済み製品のSIMロック解除の手続き可能期間は、解約後90日以内。手続きが行えるのは契約していた本人に限られるので、中古端末を使うのはやや難しい。


【関連情報】
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田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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2017.9.25 更新
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