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ドコモ、au、ソフトバンクのキャリア別に解説!

《2018年》2年縛りの終わったスマホで格安SIMを使う場合の注意点

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通信キャリアの2年縛りが終わるタイミングは、これまで使っていたスマートフォンを格安SIMカード化する絶好の機会。近ごろは、従来のドコモ系に加え、auやソフトバンクの回線を使った格安SIMカードも増えており、選択肢がさらに増えた。格安SIMカードを取り巻く最新の動向を踏まえ、通信キャリア製スマートフォンで格安SIMカードを使う際の注意点を解説しよう。

なお、文中のSIMロックの解除方法については以下の記事で詳細を解説しているので、参考にしてほしい。

8月1日より改定されるSIMロックの解除条件をキャリア別に解説

格安SIMは選び放題で、対応端末も豊富。初心者でも簡単に乗り換え可能
NTTドコモ製スマートフォンの場合

Android、iPhoneを問わず、NTTドコモのスマホで、格安SIMカードを使うのは簡単だ。主流のNTTドコモの回線を使った格安SIMカードなら、SIMロックの解除も不要、SIMカードを挿し替えて、IDやパスワード、サーバー名といったAPN(Access Point Name)の設定を書き換えるだけでよい。割高だった音声通話についても、一定時間内なら通話し放題のサービスがオプションで用意されているなど、使い勝手のよい格安SIMカードを選ぶこともできる。

なお、他社の回線を使った格安SIMカードを使う場合はSIMロックの解除が必要となる。ただしau系のSIMカードについてはネットワークの構成が異なるので親和性が低い。ソフトバンクの系の格安SIMカードは、ソフトバンク版iPhone・iPad用しかないので実際に使うのはかなり難しい(MNOであるワイモバイルを除く)。

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2017年8月以降発売モデルではSIMロック解除が不要になった
au製スマートフォンの場合

この1年で、auの端末で格安SIMカードを使う場合の状況は大きく変わった。

auのスマートフォンで格安SIMが使えるのは、2012年冬以降に登場したLTE対応端末のみで、3G世代の古いスマートフォンでは、格安SIMカードを使うことができない。LTE対応端末についても、2014年冬から登場したVoLTE対応のスマートフォンについては、さらにSIMロックの解除が必要となる。

だが、このVoLTE端末にかかっていた規制が、2017年8月1日以降に発売されたスマートフォンについては、不要となった。これにより、「iPhone X」「iPhone 8/8+」「Galaxy Note8」「isai V30+」「AQUOS sense」「AQUOS R Compact」「Xperia XZ1」「BASIO 3」「HUAWEI nova 2」「Qua phone QZ」といった端末に加え、この春以降に発表される端末については、SIMロックの解除が不要で、「UQ mobile」や「mineo」などauのネットワークを使った格安SIMカードを使うことができる。ただし、SIMロックの解除が不要になるのは、あくまでもauの回線を使った格安SIMカードのみ。それ以外のSIMカードを使う場合は、引き続きSIMロックの解除が必要になる点は注意したい。

なお、au回線を使った格安SIMカードはこの1年で種類が増えた。流通大手「イオン」が手がける「イオンモバイル」でau回線を使った「Aタイプ」が登場したほか、家電量販店「ビックカメラ」の発売する「BIC SIM」にもau回線使用の「タイプA」が追加されている。

このほかのケースとして、SIMロックを解除して、選択肢の豊富なNTTドコモ系のネットワークを使ったSIMカードを使うことも考えられるが、NTTドコモとauでは使用するLTEのバンドやVoLTEの仕様が異なるため、利用できない場合や、利用できたとしても通話エリアが狭くなるといった不具合が起こりやすくなる。auでは、各端末の対応バンド状況を公開しているので、事前に目を通しておくといいだろう。

価格.com、au系格安SIMカード一覧ページへ

SIMロック解除不要で利用できるiPhone・iPad用の格安SIMカードが登場中
ソフトバンク製スマートフォンの場合

2017年に、ソフトバンクのネットワークを使った格安SIMカードが、「b-mobile」「U-mobile」「QTmobile」「nuroモバイル」などから相次いで登場した。

これらのSIMカードは、ソフトバンク製端末なら、SIMロックの解除も不要で利用できる。ただし、利用できる端末が指定されており、現実的には「iPhone 5」以降のiPhoneシリーズと、初代からの「iPad」のみの対応となる。こうした制限が起こるのは、ソフトバンクでは、端末や契約内容ごとに細分化されたSIMカードをいくつも用意しているため。こうした理由から、ソフトバンクのiPhone用のSIMカードをAndroidスマートフォンなどに挿し替えても使うことはできないし、Androidスマートフォンの中でも、何種類かの互換性のないSIMカードが使われているのだ。

ソフトバンク製のAndroidスマートフォンを使っている場合は、多くのユーザーが利用しているように、端末のSIMロックを解除したうえで、ソフトバンクグループのサブブランドである「ワイモバイル」のSIMカードを契約して使うのが、もっとも無難だ。

なお、SIMロックを解除したスマートフォンで、NTTドコモ系の格安SIMカードを挿して使うことも技術的には可能。ソフトバンクのサイトでは、SIMロック解除の可否や、他社のネットワークとの親和性を示す4Gや3Gネットワークの対応バンドが公開されているので、ソフトバンク系でないSIMカードを使う場合には、一度目を通しておくといいだろう。

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田中 巧(編集部)

田中 巧(編集部)

FBの友人は4人のヒキコモリ系デジモノライター。バーチャルの特技は誤変換を多用したクソレス、リアルの特技は終電の乗り遅れでタイミングと頻度の両面で達人級。

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