近未来なIoTホステル「&AND HOSTEL」が下町情緒あふれる浅草にオープン!

アプリひとつでいろんな家電を操作し放題! 連日満室のホステルでIoT体験!

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2017年4月5日、and factoryとPLAY&coが、東京・浅草北に日本初となるIoT体験型宿泊施設「&AND HOSTEL」の2号店を開業した。本施設は、ソニーやKDDIといったさまざまな企業と連携し、最先端のIoTデバイスをラウンジや客室、バスルームなど、あらゆる場所に設置。宿泊客がスマホで部屋に鍵をかけたり、室内の家電を制御したりと、近未来的な体験ができる。ここでは、本施設に採用された最新IoTデバイスを一挙に紹介しよう。

「&AND HOSTEL」では、それぞれ専用アプリが必要なIoTデバイス各種を、アプリ「&IoT」ひとつですべて操作できる

ベッドに寝転びながら、室内の調光からカーテンの開閉まで自由自在にスマホで操作

今回取材をした部屋は、「IoT SemiDouble」という1泊7,500円の個室。一見変哲もない部屋だが……

今回取材をした部屋は、「IoT SemiDouble」という1泊7,500円の個室。一見変哲もない部屋だが……

まず紹介すべきなのが、プラットフォーム的アプリ「&IoT」。同アプリには、本施設に設置されたあらゆるIoTデバイスのコントローラーが集約されている。宿泊客はチェックイン時に「&IoT」がインストールされたAndroid端末を借り、同アプリからIoTデバイスに指示を送ることで、家電や設備を自由自在に操作できるというわけだ。ここからは、宿泊部屋の中にあるIoTデバイスをチェックしていく。

and factory社のIoTプラットフォームアプリ「&IoT」のトップ画面。宿泊する部屋の設備や共同スペースの設備のアイコンが並ぶ

■IoTデバイス01
ネットワーク接続型の学習リモコン
グラモ「IRemocon」

部屋の隅の壁に備え付けられた数々のIoTデバイス。中央の丸いデバイスが「IRemocon」だ

部屋の隅の壁に備え付けられた数々のIoTデバイス。中央の丸いデバイスが「IRemocon」だ

「IRemocon」は、いわゆる高機能な学習リモコン。テレビやエアコン、空気清浄機などのリモコン機器の赤外線コードを学習し、それらの機器をスマホで操作できるようにする。

「&IoT」のテレビリモコン画面。別画面では、テレビ番組表もワンプッシュでテレビに表示できる

「&IoT」のテレビリモコン画面。別画面では、テレビ番組表もワンプッシュでテレビに表示できる

「&IoT」のエアコンのリモコン画面。シンプルでわかりやすい

「&IoT」のエアコンのリモコン画面。シンプルでわかりやすい

一般販売されている「IRemocon」はこちら。

■IoTデバイス02
調光・調色ができるLED照明
フィリップスライティングジャパン合同会社「Philips Hue」

廊下の壁にも設置してあった「Philips Hue」

廊下の壁にも設置してあった「Philips Hue」

「Philips Hue」は、スマホアプリで調光したり、1600万色以上もの調色を行ったりできるLED照明。室内の照明にはすべて同デバイスが採用されており、後述するドアロック「Qrio Smart Lock」と連携する。

「&IoT」の操作画面。テーマ別で調光・調色もできる

「&IoT」の操作画面。テーマ別で調光・調色もできる

レッドを選ぶと室内が一気にムーディーな雰囲気に

レッドを選ぶと室内が一気にムーディーな雰囲気に

一般販売されている「Philips Hue」はこちら。

■IoTデバイス03
キーレス化したドアロック
Qrio「Qrio Smart Lock」

ドアノブの上に取り付けられているのが、「Qrio Smart Lock」。「&IoT」上でのワンタッチで、ドアロックの開閉ができる

「Qrio Smart Lock」は、アプリで鍵の開閉ができるデバイス。世界最小の設置面積で、さまざまな条件のドアに取り付けられるという。前述の「Philips Hue」と連動し、ドアロックの開閉に応じて、部屋の明かりが自動でオン/オフされる。

一般販売されている「Qrio Smart Lock」はこちら。

■IoTデバイス05
カーテンを自動開閉
ロビット「mornin’」

カーテンレールに備え付けられた「mornin’」

カーテンレールに備え付けられた「mornin’」

「mornin’」は、アプリからの指示で手を使わずにカーテンを開閉できるデバイス。タイマー機能も備えており、設定した時間にカーテンを自動的に開閉させることもできる。

一般販売されている「mornin’」はこちら。

■IoTデバイス06
スイッチやセンサーの機能を持つ電子タグ
ソニー「MESH」

それぞれ機能が異なる「MESH」のラインアップ。「&AND HOSTEL」には、「動きタグ」(左から3番目)や「明るさタグ」(右から3番目)、「温度・湿度タグ」(右から2番目)が設置されている

「MESH」は、小さなブロック形状の電子タグ。7種類がそろっており、周囲のモノの動き、人の動き、明るさ、温湿度などを検知するセンサーとして働く。「MESH」はアプリにつなげて操作できるうえ、ほかのIoTデバイスと連携させることも可能だ。

窓のサッシに設置された「MESH」。明るさの変化を検知するこの「明るさタグ」は、上記の「mornin’」と連携。朝、「MESH」が太陽の光を検知すると、カーテンが自動的に開くようになっている

「動きタグ」は、共同のシャワールームのドア(写真)や共同洗濯機に設置されている。これらはドアの開閉や洗濯機の振動などの動作を検知し、いま使用されているかどうかをアプリ「&IoT」上に「空き状況」として表示する。ちなみに、共同シャワールームは「&IoT」から使用予約もできる

上記で紹介してきたいくつかのIoTデバイスを連携させた便利な機能のひとつが、朝のアラームモード。設定した時間に、自動でカーテンが開き、テレビや照明がオンになるのだ。快適な入眠環境を作り上げるナイトモードもある

一般販売されている「MESH」はこちら。

共有のダイニングラウンジでも、IoTデバイスが触り放題!

エントランスを入ったらすぐに広がる共有ダイニングラウンジ。左のバーでは1杯500円で各種アルコール類も提供

最後に、共有スペースで触れるIoTデバイスを紹介。今回紹介したIoTデバイスの一部は、共有ダイニングラウンジにある端末から購入することもできる。

■IoTデバイス07
インタラクティブなコンテンツを提供
KDDI「タッチ型ディスプレイ」

大型のタッチパネル型ディスプレイ。外国人宿泊者向けに英語表記で、観光地やランドマークをわかりやすく紹介する。指紋認証デバイスが接続されており、将来的にはユーザーが自分のパスポートなどの情報を本機に反映させ、その人に合った情報が提供できるようになるとのこと

■IoTデバイス08
赤外線ポイントでペットと“遠距離遊び”
Petcube「Petcube」

外出先からペットと遊べるWi-Fiペットカメラ(写真左)。138°の広角レンズと720p のHDカメラが搭載された本機を部屋に設置すれば、外出先からスマホで留守番をしているペットの様子が見守れる。スマホのマイクから、本機のスピーカーを通してペットに話かけたり、安全なレーザーポインターでペットと遊んだりすることが可能

一般販売されている「Petcube」はこちら。

■IoTデバイス09
呼気中アルコール濃度を測定
2045Tech「FLOOME」

業務用と同等レベルのセンサーが備わったアルコールチェッカー。スマホのイヤホンジャックに本機を差し込み、息を吹き込むだけで、呼気中アルコール濃度が測定できる。結果はスマホで確認可能

一般販売されている「FLOOME」はこちら。

■IoTデバイス10
2万点以上のアートや写真を映し出す
meural「meural」

ジェスチャーで操作できるWi-Fi接続の額型デバイス。同社のクラウド上にアップされた絵画や写真などのアート作品2万点以上を映し出せる。額縁下部の上で手を振るだけで、映し出す作品を変えることが可能

■IoTデバイス11
天板から音楽が流れるテーブル
KAMARQ(カマルク)「SOUND TABLE」

振動で音を出す技術により、天板全体から音を奏でるテーブル。専用アプリと連携し、好きな曲を好きな時間に再生できる

まとめ

「&AND HOSTEL」は、浅草周辺にある一般的なホステルと同じ価格帯でありながら、IoTデバイスを体験できるというユニークな施設。コンパクトですっきりとした施設内では、ホステル独特のアットホーム感が感じられ、居心地もよさそうである。とはいえ、同ホステルは基本的には外国人バックパッカー向けのホステルという印象。それでもここのIoTデバイスに触ってみたい人は、泊まらずともダイニングラウンジで上記の07〜11のデバイスは体験できるそうなので、フラッと寄ってみるといいだろう。

「&AND HOSTEL」概要
正式名称:&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH
住所:東京都台東区日本堤2-4-7
定員:36名
客室:Dormitory 3,000円/TwinRoom 8,000円
IoT SemiDouble 7,500円/IoT TwinRoom 8,500円
※客室のIoTデバイスは、IoT SemiDoubleとIoT TwinRoomにのみ設置

「&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH」の外観。予約は2017年4月10日現在、「Booking.com」で受付中。現在開業日から連日満室で、特に外国人観光客の利用が多く、取材日も外国人宿泊客であふれていた。ちなみに、1号店は2016年8月に福岡県福岡市でオープン

牧野裕幸(編集部)

牧野裕幸(編集部)

月刊アイテム情報誌の編集者を経て価格.comマガジンへ。家電のほか、ホビーやフード、文房具、スポーツアパレル、ゲーム(アナログも含む)へのアンテナは常に張り巡らしています。映画が好きで、どのジャンルもまんべんなく鑑賞するタイプです。

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2017.7.29 更新
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