上下施術範囲は業界最大級の70cmでもみ幅の調整もできる本格派

「ドクターエア 3Dマッサージシートプレミアム」を従来機と比較してわかった「プレミアム」な使用感

このエントリーをはてなブックマークに追加

今や、すっかりマッサージ器市場での市民権を得た「もみユニット搭載のマッサージシート」。そのきっかけを作ったドリームファクトリーのマッサージシートが、この春刷新され、メーカーみずから「ドクターエア史上最強モデル」とうたう「ドクターエア 3Dマッサージシートプレミアム MS-002」(以下、マッサージシートプレミアム)として登場した。さっそく、従来機「ドクターエア 3DマッサージシートS MS-001」(以下、従来機)との比較を含め、その「プレミアム」な使用感をチェックしていく。

新モデル「マッサージシートプレミアム」(右)を従来機(左)と比較しつつ、そのプレミアム感を調査!

新モデル「マッサージシートプレミアム」(右)を従来機(左)と比較しつつ、そのプレミアム感を調査!

上下施術範囲は業界最大級の70cm! もみ幅の調整も可能に

もはや説明不要かもしれないが、「マッサージシートプレミアム」は、イスに置くだけでマッサージチェアのように使用できるタイプのマッサージ器だ。背もたれのあるイスであれば、基本的にどんなイスでも使用でき、電源との接続はACアダプターで行うので、誰でも気軽に設置できる。

メーカーによると、「マッサージシートプレミアム」には、従来機よりも1.5倍ほど大きな直径5.5cmのもみ玉が採用され、エントリーモデルのマッサージチェア並みのもみユニットが内蔵されているという。さらに、「たたき」機能も追加され、「もみ」「指圧」「たたき」「もみたたき」という4つの運転モードで、本格的なマッサージを味わえるそうだ。「マッサージチェア並み」というだけあり、上下施術範囲は業界最大級(※)の70cmとなっている。また、従来機にはなかった、もみ幅などの調節機能も追加。より体型や好みに合わせた使用が可能になっている。
※メーカー調べ。2017年2月現在シート型マッサージャーにおいて

マニュアル運転のほかに自動コースも用意されており、「全身」と、「肩」「腰」それぞれの周辺をマッサージする全3種類から選べる。マッサージする範囲は、もみ玉が肩から腰までを上下する「全身」、範囲ボタンを押した時にもみ玉があった位置から約15cmの範囲で上下運動する「部分」、操作ボタンを押した位置でもみ玉が固定される「ポイント」の3種類だ。

カラーは、写真のディープレッドのほか、ブラウン、ブラックの3色が用意されている。写真はパワー調節用のカバーと、ネックピローを取り付けた状態

本体のサイズは、約460(幅)×1,260(高さ)×120(厚さ)mmで、重量は7.35kg。重量3.98kgの従来機(左)と比べるとぐっと大きく重くなるが、女性でも運べるサイズ

本体(右)の厚みは従来機(左)の倍以上になったので、シートならではのコンパクトさはやや失われたものの、「マッサージチェア並み」のもみメカが入っているのだから仕方ないか

もみ玉の数はともに4つだが、もみ玉の突出具合がこんなに違う

リモコンは従来機のもの(右)に比べ、かなり細かな設定ができるようになったのがわかるだろう。ボタンも押しやすくなった

以下では、実際にマッサージを試しながら、「マッサージシートプレミアム」の進化点をひとつずつチェックしていこう。

今回使用したイスは、専用の「リラックスチェア」。組み立て式だが、DIY経験も腕力の自信もない筆者ひとりでも、30分かからずに完成させることができた

「もみ」「指圧」では強すぎると感じる時にも重宝する「たたき」が追加

まずは、「マッサージシートプレミアム」でどんなマッサージができるのかを確認しよう。従来機では「もみ」「指圧」のみだったマッサージの種類に、「たたき」の動きが追加され、「たたき」「もみたたき」の動きができるようになっている。マッサージのバリエーションが増えると、使用するタイミングも増えそうだ。

「もみ」(範囲は「ポイント」に設定)

大きく突出する上のもみ玉が、体を外側から内側にぐいっと押し込むようにもんでくれる。人の手のようになめらかでありながら、施術中は、体が浮くほど力強い動きだ。筆者の場合、部位によっては痛いほどで、パワーは申し分ない。

「指圧」(「ポイント」非対応のため「部分」に設定)

上のもみ玉が強く押し込まれながら上下に移動する動き。「全身」で使用すると、マッサージチェアによくある「背筋伸ばし」のような気持ちよさも味わえる。

「たたき」(範囲は「ポイント」に設定)

もみ玉がリズミカルに連打される動き。筆者の場合、強いコリを感じる肩や背中などは「もみ」や「指圧」が気持ちいいのだが、だるい程度の腰まわりは、もみ玉をぐいぐいと押し込むマッサージでは刺激が強すぎる。そんな時に、「たたき」がちょうどよいと感じられた。

「もみたたき」(範囲は「ポイント」に設定)

「もみ」と「たたき」を同時に繰り返す動き。「たたき」が加わることで「もみ」が少しマイルドに感じられるので、「もみ」では強すぎるけれど、「たたき」では物足りないという部位にいいかもしれない。

上下の施術範囲が広いから、背の高い人の肩までもみ玉が到達!

次に、「70cm」という上下の施術範囲の広さについて。従来機は45cmだったので、「マッサージシートプレミアム」では1.5倍以上になったことになる。「70cm」というのがどのくらい広いかというと、2017年4月7日現在、価格.comにおいてシートタイプのマッサージ器でもっとも売れ筋となっているフジ医療器「マイリラ シートマッサージャー MRL-1100」でも、65cm(筆者も前モデルMRL-1000を使用した時は十分な広さだと思った)なので、それよりも広い。さらに言うと、現在、価格.comの「マッサージチェア売れ筋ランキング」で1位となっているパナソニック「リアルプロ EP-MA97M」(同日時点の価格.com最安価格は374,000円)の上半身の上下施術範囲は79cm。「70cm」という上下施術範囲は、シートタイプのマッサージ器としてはかなり広く、十分と言えそうだ。

「マッサージシートプレミアム」と従来機、それぞれのもみ玉が最上部と最下部にある様子

「マッサージシートプレミアム」と従来機、それぞれのもみ玉が最上部と最下部にある様子

もみ玉の位置はリモコンの「上下」ボタンで操作する

もみ玉の位置はリモコンの「上下」ボタンで操作する

下の写真は、身長180cmの男性に「マッサージシートプレミアム」を使用してもらったところ。肩までしっかりもみ玉が到達しているのがわかる。肩こりが気になる男性でも満足できそうだ。

むしろ、もみ玉が最上位にあると「ちょっと上すぎ」ということで、少しもみ玉を下げて調整する必要があったほど

なお、従来機ではこんな感じ。肩甲骨まわりをケアしたい場合は物足りない

なお、従来機ではこんな感じ。肩甲骨まわりをケアしたい場合は物足りない

ちなみに、身長が高くさほどなかったり、背中や腰まわりを中心に疲れがたまりがちなど、「そんなに上下の施術範囲が広いと持て余しそう」という人は、もみ玉が「これ以上、上に行かないで」という位置にあるタイミングでリモコンの「上限」ボタンを押すことで、もみ玉の上限を確定することができる。

65cmの上下施術範囲で十分だった筆者(身長166cm)にとっても、70cmの上下施術範囲は当然十分。上の範囲をやや持て余したほど

リモコン右上の「上限」ボタンを押すと、ディスプレイの「上限設定」の文字が点灯する

リモコン右上の「上限」ボタンを押すと、ディスプレイの「上限設定」の文字が点灯する

一部の設定ではもみ幅の調整が可能になったが……

上下の施術範囲と同じくらい大切なのが、もみ玉の幅だ。いくら広範囲の施術が可能でも、これが合わないと「そこじゃない……!」と歯がゆい思いをすることは多い。「マッサージシートプレミアム」は、マニュアルコースの「たたき」「指圧」に設定している場合に限って、もみ玉の幅を設定することができる。

上のもみ玉の幅はおよそ10〜15cmで、3段階で調節が可能となっている

上のもみ玉の幅はおよそ10〜15cmで、3段階で調節が可能となっている

操作はリモコンの「広狭」ボタンで行う。モードやコースによって対応する機能が異なるため、操作に慣れるまでちょっと時間がかかる。該当するリモコンのボタンが点灯するなど、「今はここのボタンが使えるよ」というわかりやすいナビゲーションがあるとよいと感じた

「指圧」で試してみると、やはりもみ玉の幅が調整できるのはすごくよい。「幅が合わないばかりに骨の出っ張りを刺激して痛いだけ」という思いをしなくて済んだ。それだけにちょっと残念なのが、もみ玉の幅の調節ができるのがマニュアルコースの「たたき」「指圧」のみであること。身長と同様に体の幅も体型によって大きく異なってくるので、「もみ」や自動コース選択時も、もみ玉の幅の調整が可能であれば最高だと感じた。

まとめ

2017年4月11日時点の価格.comの最安価格は、「マッサージシートプレミアム」が37,778円(税込)、従来機が25,800円(税抜)で、その価格差は12,000円ほど。今回、両機を使い比べて、施術範囲やマッサージモードのバリエーションの豊富さは、その価格差を補って余りある満足感を与えてくれると感じた。マッサージの質にこだわりたい人は、「マッサージシートプレミアム」を選んで損はないだろう。

ただ、「マッサージシートプレミアム」は従来機に比べてシートタイプのメリットのひとつであるコンパクトさが損なわれるため、小柄な女性のひとり暮らしや、「メインでマッサージしたいのが腰まわり」という人などは、従来機のほうがいいという場合もあるかもしれない。

大泉瑠梨(編集部)

大泉瑠梨(編集部)

美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。

紹介した製品の最新価格・クチコミをチェックする
このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
レビュー最新記事
レビュー記事一覧
2017.9.22 更新
ページトップへ戻る