基本機能に特化した低価格にWi-Fiをプラス

ついに誕生! アイリスオーヤマのエアコンは買ってすぐにスマホで遠隔操作できる

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2009年にトースターやLED電球といった軽家電からスタートし、2016年にリリースした炊飯器で一気に家電メーカーとしての認知度を拡大したアイリスオーヤマが、ついにエアコン事業に参入。これまでの製品で感じる不満を解消し、納得かつ満足できる価格で提供することをモットーとして開発された同社のエアコンは、機能を必要最小限に絞ったシンプルなものですが、「その機能が欲しかった」という“なるほど”な仕様となっています。発表会で見てきた、アイリスオーヤマ初のエアコンの全容をお伝えしましょう。

アイリスオーヤマ初のエアコンってどんなもの?

アイリスオーヤマのモノづくりの進め方は、とてもユニーク。高性能にするために機能をたくさん搭載したら高価格帯になってしまったというような手法ではなく、まず、消費者に納得してもらえる販売価格を設定し、その価格で提供できるように必要な機能を取捨選択していくのだそう。このようにして開発されたアイリスオーヤマのエアコンは、6畳用と10畳用のみのラインアップとなりました。その理由は、日本国内における世帯構成は3人以下が8割近くとなっているにもかかわらず(平成27年版「国民生活基礎調査の概況」参照)、4人以上のファミリー層をメインターゲットにしたエアコン開発がいまだに中心になっていることに疑問を抱いたから。単身・少人数世帯が納得できる価格と満足できる性能を目指し、「冷房」「暖房」「除湿」「送風」の運転ができる基本性能に、センサーによる節電制御とスマートフォンでの細かい設定と遠隔操作できる付加価値をプラスしたシンプルな仕様になりました。

ここで目を引くのは、スマートフォンとの連携機能。エアコンをスマートフォンで遠隔操作できる機能は主要メーカーの上位機種にはほぼ搭載されており、今や別段めずらしいことではありません。しかし、その機能を利用している人は、ごく一部。なぜならば、エアコンとスマートフォンを連携させるために、無線LANアダプターを別途購入しなければならない製品がほとんどだからです。そこでアイリスオーヤマはエアコンに無線LAN機能を内蔵。エアコン本体を購入するだけで、スマートフォンからの遠隔操作が行えるという、きっと多くの人が望んでいた仕様を実現しました。

おもに6畳用の「IRW-2217C」(市場想定価格:79,800円)と、おもに10畳用の「IRW-2817C」(市場想定価格:99,800円)がラインアップ。一般的にはエアコン用の無線LANユニットは5,000円ほどするので、その費用と手間を考えると、この価格にも納得できるのではないでしょうか。2017年4月28日発売

価格を抑えながらも、冷媒には高効率のR32冷媒を採用。省エネ基準達成率(目標年度2010年度)は100%、通年エネルギー消費効率(APF)は5.8となっています

スマートフォンをリモコンのように使えるだけでなく、外出先でも室温をチェックし、運転開始・停止、モード変更が行えます

付属リモコンでの操作はごくシンプルな機能に限られるIRW-2217C/ IRW-2817Cですが、スマートフォンの専用アプリを利用すれば、リモコンでは行えないレベルの温度設定が可能に。就寝時の設定温度を1時間ごとに任意で設定できる「睡眠モード」や、曜日まで指定できる「オン/オフタイマー」など、快適を追及するための細かい調整が行えます。

睡眠モードにあるマニュアル設定では、ドラッグで1時間ごとの温度を変更可能。就寝○時間までは低め、その後は高めにして、明け方に低めの温度にしたいといった設定もできます

どのような温度設定にしていいかわからない時はプリセットされたモードを試してから、マニュアル設定で微調整するといいでしょう。「若者」「お年より」「子供」といった年齢層にあわせて適切な温度設定がされた3つのプリセットモードが用意されています

エアコンのタイマーはオン、オフ両方を設定できるようになっており、それぞれ曜日を指定することも可能

エアコンのタイマーはオン、オフ両方を設定できるようになっており、それぞれ曜日を指定することも可能

もちろん、運転モードの変更や風量・風向の切り替えといった基本的な操作は付属リモコンで行えます

もちろん、運転モードの変更や風量・風向の切り替えといった基本的な操作は付属リモコンで行えます

エアコンに欠かせない節電機能についても見ておきましょう。IRW-2217C/ IRW-2817Cには熱を感知する人感センサーが搭載されており、人がいないと認識すると自動で省エネ運転に切り替わります。なお、自動で運転停止はされません。

人感センサーは120°の範囲を10m先までチェックできる性能なので、適用畳数の部屋であればどこにいても検知できるとのこと

そのほか、清潔機能として、冷房または除湿運転を10分以上行った後で停止すると、自動で室内機を乾燥させてエアコン内部をキレイな状態で保つ機能も装備。ハイエンドモデルに搭載されているフィルターの自動お掃除機能は非搭載です。

フィルターは取り外し、定期的にお手入れしましょう

フィルターは取り外し、定期的にお手入れしましょう

なお、Wi-Fi機能や人感センサーを搭載しない「スタンダードシリーズ」も、6畳用「IRR-2217C」(市場想定価格:69,800円)と10畳用「IRR-2817C」(市場想定価格:89,800円)が同日発売される予定。こちらはさらにリーズナブルで、人感センサーによる制御機能はありませんが、冷房運転時に設定温度を23℃以下にしてもエアコンが自動で24℃以下にならないようにする「省エネ運転」が搭載されています。

アプリにある「睡眠モード」ほどの細やかな設定はできませんが、スタンダードシリーズでも「おやすみモード」は使えます。おやすみモードをオンにしておくと、就寝時に冷やしすぎや暖めすぎを防ぐ温度帯に自動で調整

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌の白物家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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2017.7.29 更新
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