「ウォーターサーバーが欲しいけれど、置き場所に迷う」。そんな家庭に朗報だ。ウォーターサーバーによる水宅配サービス「FRECIOUS(フレシャス)」を展開中の富士山の銘水は、2017年8月1日、富士山の天然水が飲めるウォーターサーバーの最新機種で、キッチンカウンターやワゴンスツールの上にも置けるコンパクトモデル「FRECIOUS dewo mini(フレシャス・デュオミニ)」のレンタルと販売を開始した。
デザイン性の高い「FRECIOUS dewo mini」。発表会が行われた創業86年の老舗料亭「つきじ治作」にもしみじみとしっくりなじんでいた
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「FRECIOUS dewo mini」は、ウォーターサーバーで初めてグッドデザイン賞を受賞した同社の「FRECIOUS dewo」のデザイン性の高さを踏襲しつつ、設置スペースに限りがある部屋でも使用しやすいよう、本体を3分の1のサイズにしたのが特徴だ。また、冷水タンクには業界で初めて殺菌効果のある紫外線を出す発酵ダイオード「UV-LED殺菌機能」を搭載。衛生的で安心して使用できるという。なお、冷却方式にはペルチェ冷却方式を採用しているため、寝室や、ひとり暮らしのコンパクトな室内でも運転音を気にせずに設置できる。
富士山の銘水が行った「ウォーターサーバー選びで重視する点は?」という調査で、「衛生面」と「サイズ」が上位にあがったことから、コンパクトで衛生的な「FRECIOUS dewo mini」を開発したという
「FRECIOUS dewo mini」の本体カラーには、メタリックブラック、カッパーブラウン、スカイグレーの3色が用意される。イチオシカラーのカッパーブラウンは、富山県の伝統着色による銅器をイメージしたもの。鈍い赤銅色の高級感が上質なインテリアにもマッチするという。
本体のサイズは250(幅)×295(奥行き)×470(高さ)mm、重量は7.3kg。キッチンカウンターやワゴンスツールの上にも置ける
「FRECIOUS dewo mini」のデザインのもととなった「FRECIOUS dewo」。「FRECIOUS dewo mini」は、幅、奥行き、高さともに小型化されている
給水レバーはなく、ボタン式を採用。チャイルドロック機能も付いているので、子どものいる家庭でも安心だ。ボタンまわりのLEDは、暗闇でも明るすぎないように設計されている。奥は「エコボタン」と「ニードルボタン」
給水温度は、冷水(5〜10℃)と温水(80〜85℃)のほか、エコモードに切り替えると温水が70〜75℃に設定されるので、赤ちゃんのミルクも手間なく作れる。エコモードのほかにも、部屋の明るさを検知して、サーバーを使用しない夜間などは自動的にヒーターの電源をオフにする機能や、冷水と温水のタンクを分離することで余分な熱消費を抑える構造によって、従来のウォーターサーバーに比べて最大60%の省エネが可能だという。
給水口を冷水・温水共通にすることで、手入れの手間を低減した。給水レバーがなくボタン式のため、トレーの幅と奥行きが広くなり、鍋やフライパンなどへの給水も楽に行えるのもポイント
トレーは取り外し可能。ふたには水はけがよくなるよう溝がほどこされている
水のセットは、本体上部のふたを開けてウォーターパックを入れ、「ニードルボタン」を押してパックにニードルを差し込むだけ
ウォーターパックは4.7Lで、一般的なウォーターパックに比べて軽いため、女性でも扱いやすい。使用後のパックはかさばらず、不燃ゴミとして捨てられる
料金プランは、レンタルプラン、購入プランのどちらかを選ぶことができる。3年以上使用する場合は、購入したほうが安いという
「FRECIOUS dewo mini」の魅力は本体の使いやすさだけでなく、水がおいしいことだ。使用しているのは、富士山の開発限界線(山梨県によって民間開発が厳しく制限されている境界線)である標高約1,000m地点の地下で採水したナチュラルミネラルウォーター。希少ミネラルとされているバナジウムを豊富に含んだ富士山の天然水は、子どもから高齢の方まで、安心して飲むことができるという。
富士山の銘水は、日本国内の宅配水専業メーカーでは初めて、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「FSSC22000」の認証を取得しているという
発表会では、「つきじ治作」の調理長が「FRECIOUS dewo mini」を使用して作った和菓子がふるまわれた。水の味を味わえるようにと砂糖控えめで作られた水まんじゅうとフルーツの寒天寄せは、爽やかでみずみずしい味だった
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。