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本体がひっくり返らないユニークな仕掛けで軽い操作性を実現

シャープに続き東芝も! コードレスなのに1時間運転できるキャニスター掃除機が本気すぎた!!

コードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」を2017年8月2日に発表したシャープに続き、東芝ライフスタイルからもコードレスキャニスター型「VC-NXシリーズ」が誕生! コードレスでもたっぷり掃除できる約1時間の連続運転時間、普通のキャニスター掃除機同等の吸引力を誇るVC-NXシリーズの全容を、8月3日に行われた発表会で見てきました。

ブラストシルバー(左)とサテンゴールド(右)の2カラーが用意された「VC-NX1」。市場想定価格は10万円前後(税別)で、2018年9月1日発売予定です

パワフルな吸引力を誇るコードレス掃除機

実は、日本で初めてのサイクロン式コードレスキャニスター掃除機(VC-J1X)を発売したのは東芝(2000年に発売)。電源コードがなくなったことで、「コンセントに差す手間がなくなった」「掃除中に電源コードがじゃまにならない」と、わずらわしさから解放されたとの声が多く寄せられました。その後、他メーカーも追随し、コードレスキャニスター掃除機は市場を拡大するかと思われたのですが、当時のバッテリーやモーターでは運転時間やパワーに課題が残り、初号機の登場から2〜3年ほどでブームは去ってしまったそう。それから10数年、バッテリーやモーターの進化により、今や掃除機の需要はコードレスタイプの割合が大幅に伸長しています。しかし、市場にあるコードレスタイプの大半はスティック型で、サッと使えるので利便性はいいものの、手元に荷重がかかりやすく、運転時間も十分とはいえません。

コードレス掃除機の需要は3年で約3倍にも伸びています。ほかの種類の掃除機と比べても、コードレスタイプの人気が高まっていることは間違いありません

今回発表されたVC-NXシリーズは、コードレスの快適さと長時間稼動するパワフルさを兼ね揃えているのが特徴。スティック型を進化させるという手もありましたが、手元にバッテリーやモーターが搭載されることの多いスティック型では限界があるため、手元(ヘッド、パイプ、ホース)が本体と分離したキャニスター型となりました。そんなVC-NXシリーズの基本性能を支える大きなポイントは、自社開発のDCモーター「HD45」と大容量バッテリー。従来のDCモーター(D25)では2極だった回転軸の磁石を4極にすることにより、大きなパワーを生み出せるようにしたといいます。コードレス掃除機の場合、吸込仕事率の表示は日本電機工業会規格で定められていないため非公表ですが、東芝によるとVC-NXシリーズの吸引パワーは電源コード付きのキャニスター型(VC-MG920)とほぼ同じだそう。また、リチウムイオン電池10本をパックにしたバッテリーを採用し、「標準」モードでの連続運転時間は最長60分を実現しました。

VC-NXシリーズのバッテリーは内蔵型。シャープのコードレスキャニスター掃除機「ラクティブ エア」は着脱式のバッテリー(連続運転時間は約30分)だったので、ここが大きな違いですね

運転モードは3つ用意されており、連続運転時間は「標準」モードで約60分、「強」モードで約7分、ゴミの量にあわせて吸引パワーをコントロールする「おまかせ」モードでは約20〜30分となっています

バッテリーは内蔵されているため、充電はスタンドも兼ねた充電台にセットして行います。バッテリー残量ゼロの状態から満充電まで約5時間。バッテリーの寿命は約3,100回です

左側が、同社のコードレススティック掃除機(VC-CL1300)に採用されているバッテリー。中に搭載されているリチウムイオン電池セルが、VC-NXシリーズ(右側)では2倍の10本になりました。また、ラウンド形状にすることでモーターに沿わせるように配置でき、本体の安定性と小型化に貢献

掃除機の心臓部、ファンモーターには、東芝開発の「ハイスピードDCモーター HD45」を採用。最大約12万回転/分で回転するファンが強力な吸引力を生み出します

そんなVC-NXシリーズのゴミ取り性能の実力を、下の動画でご覧ください。「標準」モードで掃除しましたが、カーペットに付着した綿ホコリも、フローリングに飛び散った猫砂も1往復で除去されました。

ゴミをしっかり集じんできる工夫は、ヘッドにもあります。回転ブラシの上部に波形状のプレートを装備することで、上部から惰性で吸い込まれる風をブロック。これにより床面からの吸い込みがアップし、フローリングの溝やじゅうたんのゴミも強力に取り除くことができるようになりました。また、回転ブラシにからみついたゴミが波形状のプレートでこすり落とされるというメリットも!

上部の隙間を減らすことで、床面とヘッドの密閉性が高まるそう

上部の隙間を減らすことで、床面とヘッドの密閉性が高まるそう

なお、取っ手の部分にはゴミが残っていると赤く光って知らせてくれる「ゴミ残しまセンサー」が搭載されているので、視認できないレベルのゴミもしっかり除去できます

掃除中にはライトも点灯するようになっているので、家具で影になるような場所でもゴミの取り残しが減らせそう

寝具を掃除できるブラシをはじめ、すき間掃除、高所の掃除などさまざまな場所を清掃できるツールが付属。収納するためのバッグも付いてくるので、アタッチメントの紛失も防ぎやすいでしょう

コードレスだけじゃない! コロンと転がる本体で取り回しをラクに

大容量バッテリーと高性能モーターにより強い吸引力を実現したVC-NXシリーズですが、コードレスの場合、この性能が「重さ」に反映されてしまいます。キャニスター型なので手元への負荷への影響はないとはいえ、本体が重ければ取り回しがしにくくなり、本体を持ちながら掃除機がけすることの多い階段の掃除がつらくなる懸念も。実際、VC-NXシリーズは本体重量が2.8kgあります。先日発表されたシャープ「ラクティブ エア」はヘッドやホースなども含めた総重量が2.9kgだったことからも、VC-NXシリーズのほうが重いのは確か。しかし、VC-NXシリーズには操作時の軽さに貢献するユニークな工夫が施されています! これは、文章で説明するよりも見ていただいたほうがわかりやすいので、まずは下の動画をご覧ください。

本体がコロンと転がり、上下反転したのがわかったでしょうか。VC-NXシリーズの本体には天面、底面という概念がないため、ひっくり返って走行できなくなるということはありません。とはいえ、それ以前に旋回性もすぐれているので、本体が身体に近い位置で方向転換したり、上の動画のように少々荒めに扱わないと本体が反転することはほとんどないかも(笑)。しかし、本体が軽くなるとひっくり返りやすくなるので、本体をいちいち正しい向きに直す手間が発生しないのは魅力です。

本体が上下反対になっても走行できるように、本体よりも大きな車輪を搭載

本体が上下反対になっても走行できるように、本体よりも大きな車輪を搭載

床面の掃除中、本体の重さは意識するほどには感じません。自走式のモーターヘッドを採用していることもあり、手元にかかる荷重は約520gだそう

そして、さらに本体を持ち上げた時にも仕掛けが発動! 本体を持つためのハンドルが可動式となっており、掃除をする場所(高さ)にあわせて腕に負担がかかりにくい重心位置に本体の向きが変わります。たとえば、本体を片手で持ったまま床面を掃除する際には本体が下向きになり、高所を掃除する時には本体が上向きに。常に重心が下にくるように設計されているので、本体を持っている腕がラクなのです。

階段は本体を持ちながら掃除することが多いですが、その際は本体が下に向きます

階段は本体を持ちながら掃除することが多いですが、その際は本体が下に向きます

エアコンの天面や高い所を掃除するためにヘッドを上げると、本体は上向きになります

エアコンの天面や高い所を掃除するためにヘッドを上げると、本体は上向きになります

個人的にこれはイイ! と思った操作があるので、紹介しておきましょう。充電台に立てかけておいた掃除機を使う際、そのまま引っぱれば使える状態になるのです(下の動画参照)。ささいなことですが、腰をかがめて本体を床に置く動作をしなくていいのは、コードレススティック掃除機と同レベルの手軽さと言えるのではないでしょうか。

約1か月ゴミ捨てしなくていいモデルも同時発売

ここまで「VC-NX1」を使ってVC-NXシリーズの詳細を紹介してきましたが、VC-NXシリーズには「VC-NXS1」というモデルもラインアップされています。VC-NXS1の充電台には、掃除機本体のダストカップに溜まったゴミを吸い込む「ダストステーション」が設けられているのが特徴。掃除機がけするたびにダストステーションが本体内のゴミを取り除いてくれるので、いちいちダストカップを取り外し溜まったゴミを捨てる手間が省けます。ダストステーションの有無と、本体のダストカップの容量が異なる(VC-NX1は0.4L、VC-NXS1は本体のダストカップが0.2Lで、ダストステーションのダストカップが0.8L)以外は、基本性能も付属品も両モデルとも同じ。

VC-NXS1にはグランレッド(左)とグランブロンズ(右)の2カラーが用意されています。市場想定価格は12万円前後(税別)で、2018年11月1日発売予定

ダストステーション(充電台)に本体を乗せると、本体内のゴミがダストステーションに移動。ダストステーションには約1か月分のゴミが溜められるので、月に1度ほど手動でゴミを捨てるだけです

なお、ダストステーションのないVC-NX1のゴミ捨ては、ダストカップを本体から取り出してフィルターに付いた微細塵を払い落とし、ダストカップ内のゴミを捨てるという流れとなります。ダストステーションがあればフィルターの掃除も含め、約1か月放置でOK

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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