アテックスは、女性に人気のマッサージクッションなどで知られる「ルルド」ブランドから、大阪体育大学の研究室と共同開発した美顔器「ルルド フェイスメイクローラー AX-KXL5250」(以下、フェイスメイクローラー)を、2018年4月1日に発売します。価格は45,000円(税別)で、現在、アテックスの公式オンラインショップで先行予約を受付中です。
「フェイスメイクローラー」。カラーは、美しさと強さを表現したというホワイト
「フェイスメイクローラー」は、2つのローラーで左右のほおを強く挟み込むようにしてケアする「ツインズ美顔ローラーシステム」を採用した美顔ローラー。微弱な電気刺激が表情筋を引き締める「EMS機能」と、肌を内側から温めることでトリートメント効果を高める「RF(ラジオ波)温感機能」も搭載。肌を温めながら表情筋に刺激を与えることで、やわらかくハリのある肌に導きます。動作モードは、「EMSのみ」「温感RFのみ」「EMS+温感RF」の3つを用意しており、1回約3分という短時間のケアでも、即効性が期待できるそうです。
本体は防水仕様(IPX5)のため、入浴後など、顔が濡れた状態でも使用可能。メイクの上からでも使用できますが、しっかりと肌がうるおった状態で使用すると効果がいため、スキンケア後やメイク前のケアが推奨されています。電源にはリチウムイオン充電池を採用しており、1回90分の充電で約50回(1回3分で使用した場合)使用可能。また、充電用の電源アダプターはAC100-240Vに対応するため、海外でも使用できます。
サイズは130(幅)×275(高さ)×80(幅)mm。重さは260gで、持ってみると見た目ほどは重くないと感じました
「フェイスメイクローラー」の開発のきっかけとなったのは、アテックスが大阪体育大学 体育大学部スポーツ科学研究科の石川昌紀教授とともにEMS製品の検証をしていた際の、同氏との雑談。「顔も体と同様に筋肉でできているのだから、鍛えることが可能」という話から、スタッフが石川教授に3分ほど顔をマッサージしてもらったところ、短時間の施術で顔の印象が激変。顔の筋肉は固まりやすく、マッサージなどでほぐすと顔の印象は簡単に変えられるそう。この石川教授のメソッドを製品で再現できないかと、「フェイスメイクローラー」の開発が始まったそうです。
共同開発者の石川昌紀教授は、オリンピック選手のパフォーマンスを向上させるという専門分野でも活躍中。筋肉に関する知識の深さから、「筋肉博士」の異名も持つ
石川教授に3分施術してもらった顔の変化。施術後の顔(向かって右)は、フェイスラインがグッと引き締まって、すべてのパーツが左側よりも上に位置しているのがわかります。口角も上がっていて、目の二重もくっきり。血色もよくなっているように見えます
2つのローラーで顔を両側はさみこんで、左右同時に顔全体に働きかける「ツインズ美顔ローラーシステム」は、石川教授の技を再現した「フェイスメイクローラー」の核となる部分。かなりの圧力がかかるため、人によっては痛く感じるほどの本格的なエクササイズですが、凝り固まった顔をストレッチすることで筋肉が動きやすくなり、ハリが出てくるそうです。「フェイスメイクローラー」は、この「ツインズ美顔ローラーシステム」にEMS機能とRF温感機能をプラスすることで、より効果的に使用できます。
ローラーだけを使った場合。3分使用後、20分時間を置いたあとに計測したところ、筋肉のやわらかさは約33%アップし、ハリ(弾性)は9%アップという結果に。ローラーだけでもかなり効果が出ています
ローラーに走る2本のシルバーの線は、EMSの電極兼、RFの発生源。回路を2本用意し、右と左のローラーにそれぞれ違う回路で電流を流しているため、肌や歯茎にピリピリとした刺激が伝わりにくく、快適に使用できるそうです
EMSは2段階で強さの調整が可能です
ローラー、EMS、RF温感をすべて使用した場合、ローラーだけの場合より、18%も肌のやわらかさがアップ。EMSと温感RFによる相乗効果があることがわかります
「フェイスメイクローラー」を2週間使用した47歳の女性。使用後(右)は、肌のトーンが上がっているだけでなく、フェイスライン(とくに向かって右)が引き締まっているほか、ほうれい線も浅くなっています
こちらも「フェイスメイクローラー」を2週間使用した47歳の女性。使用後(右)は、あご下のたるみがすっきり。肌がトーンアップしているのもわかります
美容・健康家電を中心に新製品レポートやレビュー記事を担当。時には体を張って製品の実力をチェックします。