日本でも人気の家電製品を手がけるフランスのメーカー・ティファール(T-fal)が、2019年秋冬の新製品をプレス向けに披露しました。キュートなデザインの衣類スチーマーや、離乳食が作りやすいハンドブレンダーなど、今季は特に女性に注目していただきたい製品がズラリ。以下、一挙にご紹介していきましょう!
2019年秋冬新製品の中でも目玉となっていたのは、新しい“シェル”デザインを採用した衣類スチーマー「スチーム シュシュ」です。アイロン製品はティファールの人気カテゴリーですが、なかでも年々市場が広がっているのが衣類スチーマー。スチーム シュシュは、アイロンとしても使える2ウェイタイプのモデルで、丸っこい貝殻モチーフのデザインを採用しているのが特徴です。
貝殻モチーフのコンパクトな衣類スチーマー。本体サイズは170(幅)×140(高さ)×80(奥行)mmで、重量は780gです。ローズゴールドとプレミアムシルバーの2色をラインアップ。2019年11月1日発売で、メーカー希望小売価格は15,000円(税別)
「女性がウキウキな気持ちで使える、かわいい衣類スチーマー」を目指して開発されたそうで、確かにかわいいですし、これなら部屋に出しっぱなしも可能。普段から室内に置いておけるなら、衣類のシワをサッと取りたいときにすぐ使えて楽ですよね。それに、コンパクトなので女性の手で持ちやすそうです。
丸っこいフォルムと、「レモン型」になっているかけ面もかわいいですね。ちなみに電源コードの長さは約2.6m
水タンクの容量は70mL。大容量というわけではないですが、出がけに洋服のシワをササッと取るには十分な量です
本体上部にある「切替」ボタンをワンタッチすると、電源が入ります。アイロンとして使う場合は、同じボタンで3段階の温度切替が可能
さて、どんなにデザイン推しとはいえ、衣類スチーマーですからちゃんとシワを取ってくれないと意味がありません。スチーム シュシュは、毎分平均11g(使用条件によって異なる)のスチームを噴射できます。「アクセススチーム」など従来のティファール製衣類スチーマーと比較すると数字上は弱いですが、実際に使ってみるとササッとシワを取るなら十分に感じました。実際、従来の同社衣類スチーマー製品と同じく、殺ダニ効果や除菌、脱臭、アレル物質の低減といった効果もあるそうです。
手元の「噴射ボタン」を押すと、スチームを噴出する仕組み
百聞は一見にしかずということで、以下のシワ取り動画をご覧ください! スルスルとシワが伸びていくのがわかります。
衣類をハンガーにかけたままササッとなでるだけで、こんなにシワが取れました!
さらに、付属のブラシアタッチメントを取り付ければ、セーターやおしゃれ着のようなデリケート衣類にも安心して使えます。高温のかけ面が衣類に直接あたらないので、おしゃれ着を傷めにくいのはもちろん、セーターなどに使うとブラシが繊維の流れを整えて広げてくれるので、その中までスチームが届くというメリットもあるそうです。
おしゃれ着のブラシアタッチメントは、かけ面にカパッとはめ込むだけで簡単にセットできます
以下の動画は、実際にブラシアタッチメントを付けて、ビジュー付きの衣類にスチームしている様子です。普通のアイロンだとビジューにぶつかってしまって動かしにくいですが、ブラシアタッチメントを付けたスチーム シュシュならこんなにスイスイ。
ビジューの付いた服でも、アタッチメントのおかげでササッと動かしやすく、しっかりシワを伸ばせます
上述の通り、スチーム シュシュは普通のアイロンとしても使えます。「レモン型」ですべりのいいかけ面のおかげで、前後左右に動かしやすく、シャツのボタン周りなど細かい場所も仕上げやすいのがポイント。
アイロンとしても使える2Wayスチーマーはとっても便利! 細くなっている先端部分で、ボタンの周囲もキレイに仕上げられます
ティファールからはほかにも、アイロン製品の新モデルが続々登場しています。以下より、写真でざっくりご紹介していきましょう。
人気の衣類スチーマー「アクセススチーム プラス」に、ビームスデザインの限定モデルが登場! オレンジ、ネイビー、ブラウンを組み合わせたデザインが目を引きます。毎分平均20gのスチームを噴射するターボモードなど、高いスチーム力はもちろん健在。2019年10月から発売を開始しています
こちらはコードレススチームアイロンのフラッグシップモデル「フリームーブ パワー 9986」。1分間に最大110gのスチームを噴射する大量ジェットスチームが特徴のモデルです。メーカー希望小売価格は25,200円(税別)で、2019年11月中に発売予定
ティファール史上最高のすべりを実現したという「ターボプロ」(左)や「コンフォートグライド」(右)も。それぞれ2019年9月から発売を開始しています
さてもうひとつ、ティファールで人気の製品と言えば、キッチン家電です。時短調理ができる自動調理鍋「クックフォーミー」シリーズや、電気ケトル製品が大好評。そんな中、久しぶりにハンドブレンダーの新モデルが登場しました。「ハンドブレンダー ベビーマルチ」という製品で、少量から離乳食を作りやすく開発されたハンドブレンダーです。
「ハンドブレンダー ベビーマルチ」(左/チョッパー&ウィスク付きでメーカー希望小売価格16,400円・税別)。なお、付属品が異なる「ハンドブレンダー ベビー」(右/チョッパー&ウィスクなしでメーカー希望小売価格12,800円・税別)もラインアップします
赤ちゃんが生まれて、離乳食作りのためにハンドブレンダーを購入するお母さん層は多いでしょう。しかし、通常サイズのブレードが付いたハンドブレンダーでは少量の食材をかくはんしきれないことが多く、1度にたくさんの量を作る必要がありました。でも、赤ちゃんは一食でそこまで多くは食べません。
そこでハンドブレンダー マルチベビーは、赤ちゃんが食べる一食分の離乳食作りができる小さなアタッチメント「離乳食ブレンダー&カップ」を付属しました。このアタッチメントを取り付けることで、少量(約50ml)から離乳食作りが可能となります。もちろん一般サイズのブレードが付いた「レギュラーブレンダー」も付属するので、普段のおかず作りにも使えますよ。
「離乳食ブレンダー」を取り付けた状態(左)と、通常の「レギュラーブレンダー」を取り付けた状態(右)。「離乳食ブレンダー」のほうはシャフトホールが小さいのがおわかりいただけると思います
離乳食ブレンダー(右)は直径が約35mmと小さめで、少量の食材をしっかりかくはんできます。ちなみに、レギュラーブレンダー(左)の直径は約50mm
「レギュラーブレンダー」と「離乳食ブレンダー」で、約50mlの食材をかくはんしたものを比較してみましょう。「レギュラーブレンダー」だと、食材が少量すぎてかくはんしきれていません。対して、「離乳食ブレンダー」はしっかりペーストにできています
さらに、離乳食の基本情報と月齢に合わせた離乳食レシピをまとめた「ママと赤ちゃんのためのハンドブレンダーレシピブック」も同梱されるので、ママにとっては心強い!
そのほか、温度設定できる電気ケトル「ジャスティン プラス コントロール」にも大容量1.2Lサイズが登場
内蔵レシピが増えた「クックフォーミー エクスプレス」の最新世代モデルも今秋から発売されています。要チェック!
オーディオ&ビジュアル専門サイトの記者/編集を経て価格.comマガジンへ。私生活はJ-POP好きで朝ドラウォッチャー、愛読書は月刊ムーで時計はセイコー5……と、なかなか趣味が一貫しないミーハーです。