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従来のテクノロジーを搭載しながら、自由自在な操作性を実現

ダイソンの新しい掃除スタイル!全方向にヘッドを軽快に動かせる「Dyson Omni-glide」を見てきた

ダイソンのコードレススティック掃除機に新しい掃除スタイルを提供する、新形状の「Dyson Omni-glide(ダイソン オムニグライド)」が登場。下の動画のように、前後だけでなく全方向に動かすことができる自由な操作性を実現しました。

この動画を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、2020年11月に発売された「BALMUDA The Cleaner」と基本的な動かし方は同じです。どちらも全方向に動かせるヘッドを備えたモデルなので、コンセプトは同じ製品と言えるでしょう。しかし、その操作性やゴミ取れ性能は異なります。ダイソンが誇るサイクロン技術を搭載したDyson Omni-glideは、従来のモデルとは形状や操作性が違ってもパワフルな吸引力と高い捕集性能は従来どおり。そんなダイソン初の全方向駆動モデルの詳細をお伝えします。

前後左右あらゆる方向に動かせるヘッドを備えたコードレススティック掃除機

日本国内での「Dyson Omni-glide」の発売日は2021年4月7日ですが、実はひと足先に、2020年7月には韓国で、2020年12月には中国でリリースされています。そんなDyson Omni-glideは、「よりよい技術革新、掃除機はどのようなものなのか」ということを常に考え、試行錯誤をしていた結果生まれたアイデアなのだそう。そして、その構想を具現化したスケッチを2018年のクリスマスにダイソンの創業者であるジェームズ・ダイソンが描いたことから、開発がスタート。約1年半の開発期間を経て、今の形状にたどり着きました。

Dyson Omni-glideにつながる最初のスケッチ。ジェームズ・ダイソンの描いたスケッチをもとに、開発が進められました

Dyson Omni-glideにつながる最初のスケッチ。ジェームズ・ダイソンの描いたスケッチをもとに、開発が進められました

2021年4月7日に発売されたDyson Omni-glide。サイズは208(幅)×132(奥行)×1,077(高さ)mm

2021年4月7日に発売されたDyson Omni-glide。サイズは208(幅)×132(奥行)×1,077(高さ)mm

上の写真を見てわかるように、Dyson Omni-glideは全般的に直線的な形状となっています。ハンドルは棒状で、持ち方は自由。ヘッドには前後に2つのブラシを備え、前後いずれの方向からも吸引します。さらに、手首を返すだけで方向転換できるネック構造を採用しており、簡単にヘッドを全方向に変えることが可能。ヘッドはブラシの数が多い分、大きくなるため、床面との抵抗も増すように思われるかもしれませんが、逆回転するブラシと360°回転する4つのキャスターホイールが床面との抵抗を低減。床面とヘッドの密着性も吸引と走行のバランスを調整したベストなセッティングとなっているので、どの方向に動かしても軽快に操作できると言います。

Dyson Omni-glideに採用されている「Omnidirectional Fluffyクリーナーヘッド」は、一般的な掃除機よりもブラシが1本多い分、奥行きが大きくなりますが、幅は208mmとコンパクト

Dyson Omni-glideに採用されている「Omnidirectional Fluffyクリーナーヘッド」は、一般的な掃除機よりもブラシが1本多い分、奥行きが大きくなりますが、幅は208mmとコンパクト

2つのブラシにはそれぞれモーターが内蔵されており、同じ速度で回転します。吸入口に向けて前後のブラシが回転するため、どちらの方向からもゴミを吸引可能。なお、ブラシの間に配置された4つのキャスターホイールは360°回転するようになっており、全方向への走行をサポートします

2つのブラシにはそれぞれモーターが内蔵されており、同じ速度で回転します。吸入口に向けて前後のブラシが回転するため、どちらの方向からもゴミを吸引可能。なお、ブラシの間に配置された4つのキャスターホイールは360°回転するようになっており、全方向への走行をサポートします

この構造の掃除機を使えば、たとえば、家具の脚回りを掃除する場合、下の動画のように体を動かすことなく四方から脚回りにアプローチが可能。部屋の隅を掃除する際も、手首を返してヘッドの方向を変えてすべらせるように動かせばOK。まるで、モップがけするような要領で掃除機がけができる印象です。

家具と壁の隙間にヘッドが入らない時には、クルッとヘッドの方向を変えれば入ることも! この際も掃除機を使っている人は、体を動かすことなく掃除機がけしています

家具と壁の隙間にヘッドが入らない時には、クルッとヘッドの方向を変えれば入ることも! この際も掃除機を使っている人は、体を動かすことなく掃除機がけしています

ハンドルの持ち方にキマリはありません。握ってもよし、手を添えるだけでもよし。ダイソンの担当者は、写真右のような持ち方が気に入っているそうです

ハンドルの持ち方にキマリはありません。握ってもよし、手を添えるだけでもよし。ダイソンの担当者は、写真右のような持ち方が気に入っているそうです

さらに、ハンドルやモーター、クリアビンを直線的に配列した設計により、掃除機を180°フラットに寝かせることが可能に。これまでのダイソンのコードレススティック掃除機は本体の高さがそこそこあるため、ハンドルからヘッドまでを水平にすることはできませんでした。その点、全体をフラットにできるDyson Omni-glideなら、家具の下などの掃除も余裕で行えます。

従来のダイソンのコードレススティックは写真上のような角度が限界。いっぽう、Dyson Omni-glideは水平になるので、ソファやベッドなど下にも入ります。この状態でもヘッドの方向は変えられるようになっており、押し引きだけでなく、左右に動かしながらの掃除機がけも可能

従来のダイソンのコードレススティックは写真上のような角度が限界。いっぽう、Dyson Omni-glideは水平になるので、ソファやベッドなど下にも入ります。この状態でもヘッドの方向は変えられるようになっており、押し引きだけでなく、左右に動かしながらの掃除機がけも可能

ヘッドと接する部分のパイプをヘッドに沿うような形状にすることで、180°フラットに寝かすことを実現

ヘッドと接する部分のパイプをヘッドに沿うような形状にすることで、180°フラットに寝かすことを実現

Dyson Omni-glideはヘッドを全方向に動かせるだけでなく、“軽く”動かせることにも注力しています。ダイソンは近年、「Dyson Digital Slim」(標準重量1.9kg)や「Dyson Micro 1.5kg」(標準重量1.5kg)のような小型で軽量なモデルを次々と発売しており、Dyson Omni-glideもそのコンセプトを継承したモデル。重量が増しそうならヘッド構造にもかかわらず、あらゆるパーツを最適化することで標準重量が1.9kgという軽さを実現しました。一般的にコードレス式で軽量化を図る場合、バッテリー容量が小さめになりますが、その点はDyson Omni-glideも同様で、最長運転時間(クリーナーヘッド装着時)は約18分。ただし、バッテリーは着脱式となっているため、交換用のバッテリーを用意しておけば掃除機がけの時間を延ばすことができます。

Dyson Omni-glideの標準重量は1.9kg。同じ構造の「BALMUDA The Cleaner」の標準重量は約3.1kgなので、Dyson Omni-glideのほうがかなり軽い! その分、BALMUDA The Cleanerの最長運転時間は30分(Dyson Omni-glideは約18分)

Dyson Omni-glideの標準重量は1.9kg。同じ構造の「BALMUDA The Cleaner」の標準重量は約3.1kgなので、Dyson Omni-glideのほうがかなり軽い! その分、BALMUDA The Cleanerの最長運転時間は30分(Dyson Omni-glideは約18分)

電源スイッチはボタン式。運転モードは「エコモード」と「強モード」が用意されており、クリーナーヘッド装着時の最長運転時間はエコモードが約18分、強モードが約5分となっています

電源スイッチはボタン式。運転モードは「エコモード」と「強モード」が用意されており、クリーナーヘッド装着時の最長運転時間はエコモードが約18分、強モードが約5分となっています

運転時間はそれほど長くありませんが、パイプに内蔵されているバッテリーは工具なしで簡単に着脱できるので、交換要のバッテリーを別途購入しておけば長時間掃除を続けることができます。交換用のバッテリーは充電器もセットになっており、ダイソンオンラインストアの価格は13,200円(税込)

運転時間はそれほど長くありませんが、パイプに内蔵されているバッテリーは工具なしで簡単に着脱できるので、交換要のバッテリーを別途購入しておけば長時間掃除を続けることができます。交換用のバッテリーは充電器もセットになっており、ダイソンオンラインストアの価格は13,200円(税込)

なお、通常の充電は付属の充電スタンドで行えます。付属ツール(後述)もスタンドに収納可能。なお、バッテリー残量ゼロの状態からフル充電するのに約3.5時間かかります

なお、通常の充電は付属の充電スタンドで行えます。付属ツール(後述)もスタンドに収納可能。なお、バッテリー残量ゼロの状態からフル充電するのに約3.5時間かかります

操作性がいいだけじゃなく、ゴミ取れ性能もいい!

軽い力で自由に動かせるというDyson Omni-glideを発表会の会場で使ってみましたが、想像しているよりも軽快で、使いづらさも感じませんでした。このように使用感は上々。しかし、扱いやすくてもゴミ取れ性能がいまいちでは本末転倒ですが……、そこはダイソンなので心配ご無用! 小型で軽量のDyson Hyperdymiumモーターが毎分最大105,000回転し、強力な吸引力を生み出します。

Dyson Hyperdymiumモーターはパワフルな吸引を実現するだけでなく、その強い吸引力を持続させます

Dyson Hyperdymiumモーターはパワフルな吸引を実現するだけでなく、その強い吸引力を持続させます

実際にDyson Omni-glideで掃除した様子が、下の動画。すべらせるようにヘッドを前後左右に動かすだけで、キレイに疑似ゴミが吸い込まれました。

ヘッド裏中央にある細長いパーツも、ゴミ取れ性能を高める重要なもの。このパーツがあることで吸い込む空気が分散せず、吸入口に効率よくゴミを誘導できるのだそう。また、ブラシに配置されたカーボンファイバーブラシ(黒い部分)は静電気の発生を抑える効果があるため、微細なホコリもしっかり集じんできるといいます

ヘッド裏中央にある細長いパーツも、ゴミ取れ性能を高める重要なもの。このパーツがあることで吸い込む空気が分散せず、吸入口に効率よくゴミを誘導できるのだそう。また、ブラシに配置されたカーボンファイバーブラシ(黒い部分)は静電気の発生を抑える効果があるため、微細なホコリもしっかり集じんできるといいます

当然ながら、ゴミをしっかり吸い取るだけでなく、排気にも配慮しています。従来のダイソンのコードレススティック掃除機にも搭載されている5段階でゴミを捕集する設計となっており、0.3μの微細な粒子も99.99%キャッチ。キレイな空気が排気されるので安心です。

掃除機に吸い込まれた空気に含まれるゴミは、クリアビンの気流が大きなゴミを分離→17,381個の穴が開いたスチール製のフィルター(シュラウド)が0.5mm以上の粒子を捕集→8つのルートサイクロンがPM1.0以上の粒子を捕集→プレモーターフィルターがPM0.5以上の粒子を捕集→ポストモーターフィルターがPM0.3以上の粒子を捕集というように5段階でしっかり捕集。写真はDyson Omni-glideのカットモデルで、捕集するところに丸いシールが貼ってあります

掃除機に吸い込まれた空気に含まれるゴミは、クリアビンの気流が大きなゴミを分離→17,381個の穴が開いたスチール製のフィルター(シュラウド)が0.5mm以上の粒子を捕集→8つのルートサイクロンがPM1.0以上の粒子を捕集→プレモーターフィルターがPM0.5以上の粒子を捕集→ポストモーターフィルターがPM0.3以上の粒子を捕集というように5段階でしっかり捕集。写真はDyson Omni-glideのカットモデルで、捕集するところに丸いシールが貼ってあります

排気がキレイであることを実証するデモンストレーションも行われました。ベーキングパウダーを充満させたボックスの空気をDyson Omni-glideで吸い取り、排気に汚れが含まれないかを見せるというもの。下の動画では、最後に排気に含まれる微粒子を示す数値が「0」と表示されたので、部屋の空気よりも排気のほうがキレイいうことになります。

空気とゴミを分離する捕集設計のひとつ、ルートサイクロン部。右がDyson Omni-glideのもので、中央が「Dyson Digital Slim」、左が「Dyson V11」のもの。Dyson Omni-glideのルートサイクロン部は本体に合わせて小型ですが、8つのサイクロンが98,000Gという遠心力を起こすほどパワフルです

空気とゴミを分離する捕集設計のひとつ、ルートサイクロン部。右がDyson Omni-glideのもので、中央が「Dyson Digital Slim」、左が「Dyson V11」のもの。Dyson Omni-glideのルートサイクロン部は本体に合わせて小型ですが、8つのサイクロンが98,000Gという遠心力を起こすほどパワフルです

部屋中を掃除できるツールも満載。ゴミ捨てもよりカンタンに!

床面の掃除だけでなく多様なところを掃除できるように、Dyson Omni-glideには、可動するブラシを備えた「コンビネーション隙間ノズル」、テーブルの掃除に役立つ「卓上ツール」、布団掃除に使える「ミニモーターヘッド」といった3つのツールも付属します。

パイプの先端にコンビネーション隙間ノズルを装着すれば、高い場所の掃除も可能。本体が軽いので、腕も疲れにくいのがうれしい

パイプの先端にコンビネーション隙間ノズルを装着すれば、高い場所の掃除も可能。本体が軽いので、腕も疲れにくいのがうれしい

卓上ツールはテーブルの表面の掃除に最適。ハンディスタイルになっても、持ち方は自由!

卓上ツールはテーブルの表面の掃除に最適。ハンディスタイルになっても、持ち方は自由!

寝具やソファを掃除するのに適したミニモーターヘッドも付属

寝具やソファを掃除するのに適したミニモーターヘッドも付属

クリアビンに溜まったゴミを捨てる操作性も改良されました。近年のダイソンのコードレススティック掃除機のゴミ捨ては、レバーを押しながらクリアビンを下にスライドさせるとフタが開き、溜まったゴミが廃棄されるという仕組みとなっています。Dyson Omni-glideもこの仕組みは同じですが、レバーがボタンにチェンジ。ボタンを押しながらクリアビンをスライドさせるのですが、レバーをつまんでクリアビンを動かすよりも、クリアビン自体をつかんで動かせるボタン式のほうがラクにゴミ捨てできました。

左が従来のレバー式で、右がDyson Omni-glideに採用されたボタン式。ボタンを押す際に、自然と手がクリアビンをにぎる状態になるので、力が入れやすい印象。本体がコンパクトで軽量なことも、ゴミ捨てのしやすさに貢献していると感じました。下の動画はゴミ捨てをしている様子です

左が従来のレバー式で、右がDyson Omni-glideに採用されたボタン式。ボタンを押す際に、自然と手がクリアビンをにぎる状態になるので、力が入れやすい印象。本体がコンパクトで軽量なことも、ゴミ捨てのしやすさに貢献していると感じました。下の動画はゴミ捨てをしている様子です

ラインアップは2モデル

Dyson Omni-glideにはこの記事で紹介した標準モデルのほか、先端が点灯するLED隙間ノズルも付属する、直販限定モデルの「Dyson Omni-glide Complete+」もラインアップ。ダイソンオンラインストアの価格は標準モデル「Dyson Omni-glide 」が64,900円(税込)で、直販限定モデルの「Dyson Omni-glide Complete+」が69,300円(税込)となります。

中村 真由美(編集部)

中村 真由美(編集部)

モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。アウトドアからオタク系まで意外と幅広くイケちゃいマス。

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