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Qi2対応充電器やながら聴きイヤホンも! Ankerの新製品をまとめてレポート

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Qi2対応充電器やながら聴きイヤホンも! Ankerの新製品をまとめてレポート

2023年11月1日、アンカー・ジャパンは新製品発表イベント「Anker Power Conference 2023 Fall」を開催。今後発売する新製品を一挙発表した。ここでは、ブランド別に新製品をまとめてレポートする。

マグネット式ワイヤレス充電対応の「MagGo」シリーズを大幅拡充したAnker。Snow Peakとのコラボモデルも

アップル「iPhone」シリーズで採用され、ケーブル不要で手軽に充電できることから人気が高まってきているマグネット式ワイヤレス充電。モバイル充電ブランドのAnkerは、マグネット式ワイヤレス充電に対応した「MagGo」シリーズをすでに展開しているが、今回の新製品発表会ではこの「MagGo」シリーズの次世代ラインアップとして7製品を2024年春ごろに投入することが発表された。

「MagGo」シリーズの次世代ラインアップ

「MagGo」シリーズの次世代ラインアップ

次世代ラインアップでは、2023年1月に発表された最新のマグネット式ワイヤレス充電「Qi2(チー・ツー)」の認証取得を予定。いずれの製品も最⼤15W出⼒に対応しており、マグネット式ワイヤレス充電の課題とされていた充電速度の遅さを大きく改善できるのが特徴だ。

アップル「Magsafe」の技術をベースに策定された最新のマグネット式ワイヤレス充電「Qi2(チー・ツー)」

アップル「Magsafe」の技術をベースに策定された最新のマグネット式ワイヤレス充電「Qi2(チー・ツー)」

マグネット式ワイヤレス充電器は、折りたたみ式の「Anker MagGo Wireless Charging Station(15W,Foldable 3-in-1)」、プレート状の「Anker MagGo Wireless Charging Station(15W,3-in-1 Pad)」、ケーブル一体型の「Anker MagGo Wireless Charger(15W,Pad)」、スタンド型の「Anker MagGo Wireless Charging Station(15W,3-in-1 Stand)」、USB充電機能付きの「Anker MagGo Magnetic Charging Station(8-in-1,67W)」の5モデル、モバイルバッテリーは「Anker MagGo Power Bank(10000mAh,15W)」と「Anker MagGo Power Bank(6600mAh, 15W)」の2モデルをラインアップ。特に「Anker MagGo Wireless Charging Station(15W,Foldable 3-in-1)」は、折りたたむと名刺サイズまで小さくなるため、旅行などに持ち出すコンパクトなマグネット式ワイヤレス充電器を探している人は要注目のモデルと言えそうだ。

このほかAnkerブランドでは、USB-Cケーブル一体型のモバイルバッテリーやUSB充電器/USB-Cケーブル一体型のモバイルバッテリー、多機能USB-Cハブ、HDMI切替器、電源タップの新製品も発表。アウトドアブランドのSnow Peakとコラボし、「ギガパワーストーブ」をモチーフにしたデザインが特徴的なモバイルバッテリー「ギガパワーバッテリー」も披露された。

Anker SOLIXは最短58分で充電できるポータブル電源に注目。EVも充電可能な最高峰モデルも

ポータブル電源ブランドのAnker SOLIXは、ポータブル電源「Anker Solix C1000 Portable Power Station」「Anker Solix C800 Portable Power Station」「Anker Solix F3800 Portable Power Station」と、家庭用ホームパネル「Anker Solix Home Power Panel」の4つの新製品を投入する。

なかでも注目は、ポータブル電源の「Anker Solix C1000 Portable Power Station」と「Anker Solix F3800 Portable Power Station」。前者は、最大1500W出力、バッテリー容量1056Whのポータブル電源で、独自の急速充電技術「HyperFlash」を搭載することで、満充電まで最短58分で急速充電できるのが特徴。同社によると、1000Whクラスのポータブル電源としては世界最速となるそうだ。カラーバリエーションに、ポータブル電源では定番となっているグレーに加え、インテリアにも合わせやすいベージュをラインアップしたのも面白い。

ポータブル電源「Anker Solix C1000 Portable Power Station」。グレーとベージュの2色をラインアップ。グレーは11月1日発売、ベージュは11月30日発売。価格は139,900円

ポータブル電源「Anker Solix C1000 Portable Power Station」。グレーとベージュの2色をラインアップ。グレーは11月1日発売、ベージュは11月30日発売。価格は139,900円

アプリから独自の急速充電技術「HyperFlash」を有効化することで、満充電まで最短58分で急速充電できるという

アプリから独自の急速充電技術「HyperFlash」を有効化することで、満充電まで最短58分で急速充電できるという

容量768Whの「Anker Solix C800 Portable Power Station」。こちらも独自の急速充電技術「HyperFlash」を搭載し、100%満充電までわずか58分で充電できるという。11月21日発売で、価格は99,990円

容量768Whの「Anker Solix C800 Portable Power Station」。こちらも独自の急速充電技術「HyperFlash」を搭載し、100%満充電までわずか58分で充電できるという。11月21日発売で、価格は99,990円

後者の「Anker Solix F3800 Portable Power Station」は、3840Whの容量を誇るポータブル電源の最上位モデル。最大5000Wの高出力とEV(電気自動車)充電も可能な200V対応ACポートを搭載。家庭用ホームパネル「Anker Solix Home Power Panel」と連携させることで、家庭用の蓄電池としても活用できるという。

最大5000Wの高出力と3840Whの容量を誇るポータブル電源の最上位モデル「Anker Solix F3800 Portable Power Station」。12月中旬発売予定で、価格は699,900円

最大5000Wの高出力と3840Whの容量を誇るポータブル電源の最上位モデル「Anker Solix F3800 Portable Power Station」。12月中旬発売予定で、価格は699,900円

200V対応ACポートを搭載し、EV車への充電も行えるという

200V対応ACポートを搭載し、EV車への充電も行えるという

Soundcoreはトレンドのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを投入

オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッドワークが定着しつつあり、以前にもましてイヤホンの利用シーンは増えているが、いっぽうでカナル型イヤホンのような耳の蒸れや装着時の圧迫感といった耳への物理的な負担を軽減させたい、装着したままながら聴きや会話を楽しみたいというニーズも高まってきているという。

耳をふさがないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンが各社から続々と登場し、ノイズキャンセリング機能搭載完全ワイヤレスイヤホンとは異なる完全ワイヤレスイヤホンの新しいトレンドになりつつあるのもこういった背景が影響しているのだろう。

そんな最新トレンドに応えるべく、Soundcoreブランドからも初となる耳をふさがないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore AeroFit」「Soundcore AeroFit Pro」が登場。いずれも、耳に掛けて装着するスタイルのオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンで、耳に掛けるフック部分には、しなやかで弾力性のある表面素材と柔軟性と強度を兼ね備えたチタン合金ワイヤーを内部に使用し、長時間装着しても耳が痛くなりにくいように配慮したという。

「Soundcore AeroFit」は日常使いを想定したライトモデル、「Soundcore AeroFit Pro」は音質と装着性重視のハイエンドモデルという立ち位置。「Soundcore AeroFit Pro」は、付属のサイズ調整機能付き着脱式バンドを取り付けることで、装着安定性を高めることができる。

ドライバーユニットの口径は、「Soundcore AeroFit」が14mm、「Soundcore AeroFit Pro」は音質重視ということで16.2mmとなっている。「Soundcore AeroFit Pro」は大口径のドライバーユニットを搭載したこともあり、フック部分も含めたイヤホン本体のサイズが「Soundcore AeroFit」よりも大きめだ。なお、イヤホン本体の防水性能は「Soundcore AeroFit」がIPX7、「Soundcore AeroFit Pro」は音質への影響を最小限にするために「Soundcore AeroFit」のIPX7を下回るIPX5となっている。

写真左の「Soundcore AeroFit Pro」のほうがフック部分も含めたイヤホン本体のサイズが大きい

写真左の「Soundcore AeroFit Pro」のほうがフック部分も含めたイヤホン本体のサイズが大きい

このほか、SoundcoreブランドからはBluetoothスピーカーの新製品「Soundcore Motion X500」「Soundcore Motion 300」「Soundcore Motion 100」も登場。「Soundcore Motion X500」は、空間オーディオ対応の「Soundcore Motion X600」の廉価版的な立ち位置、「Soundcore Motion 300」「Soundcore Motion 100」はハイレゾ対応のコンパクトモデルとして展開される。

写真左が「Soundcore Motion X500」。12月上旬発売で、価格は17,990円

写真左が「Soundcore Motion X500」。12月上旬発売で、価格は17,990円

「Soundcore Motion 300」。本体の置く向きを感知し自動でイコライザーを切り替えてくれる。スペースグレーは11月1日発売、グリーンとブルーは11月下旬発売。価格は12,990円

「Soundcore Motion 300」。本体の置く向きを感知し自動でイコライザーを切り替えてくれる。スペースグレーは11月1日発売、グリーンとブルーは11月下旬発売。価格は12,990円

「Soundcore Motion 100」。2024年1月中旬発売で、価格は8,990円

「Soundcore Motion 100」。2024年1月中旬発売で、価格は8,990円

EufyとMACHはロボット掃除機ラインアップをさらに拡充

スマートホームブランドのEufy、掃除機ブランドのMACHからはロボット掃除機の新製品が多数登場する。

「Eufy Clean X8 Pro」と「Eufy Clean X8 Pro with Self-Empty Station」は、4000Pa×2のデュアルタービンによる同社史上最高の吸引力を実現したロボット掃除機。独自の毛がらみ除去システムを新たに搭載し、ブラシにからまった毛をスムーズに除去できるという。

写真左の「Eufy Clean X8 Pro」はロボット掃除機単体、右の「Eufy Clean X8 Pro with Self-Empty Station」は自動ゴミ収集ステーション付きモデルだ。11月1日発売で、価格は「Eufy Clean X8 Pro」が49,990円、「Eufy Clean X8 Pro with Self-Empty Station」が69,990円

写真左の「Eufy Clean X8 Pro」はロボット掃除機単体、右の「Eufy Clean X8 Pro with Self-Empty Station」は自動ゴミ収集ステーション付きモデルだ。11月1日発売で、価格は「Eufy Clean X8 Pro」が49,990円、「Eufy Clean X8 Pro with Self-Empty Station」が69,990円

「Eufy Clean X10 with Omni Station」は、ゴミ捨て、モップの洗浄・乾燥までを1台でカバーする全自動クリーニングステーションを搭載したロボット掃除機。加圧式デュアル回転モップによる「押して拭く」力強い水拭きが可能で、小さい子どもやペットのいる家庭への導入に最適だという。

「Eufy Clean X10 with Omni Station」。2024年春ごろの発売を予定しており、価格は現時点では未定

「Eufy Clean X10 with Omni Station」。2024年春ごろの発売を予定しており、価格は現時点では未定

「MACH R1 Always-Clean」は、走行しながら同時に本体内でモップを洗浄し、常にモップが清潔な状態で水拭き掃除ができる「Always-Clean Mop」という新しいコンセプトを導入したMACHブランドのロボット掃除機の最上位モデル。全自動クリーニングステーションも、ゴミ捨て、モップの洗浄・オゾン水除菌・乾燥、洗剤の投入までフルカバー。「3D MatrixEye」で高精度な3Dモデルを生成し、従来にないレベルの障害物回避性能を実現しているのもポイントだ。

「MACH R1 Always-Clean」。2024年春ごろの発売を予定しており、価格は現時点では未定

「MACH R1 Always-Clean」。2024年春ごろの発売を予定しており、価格は現時点では未定

Eufyからは、デュアルレンズを搭載したセキュリティカメラ「Eufy Security Indoor Cam S350」も登場。130度の4K広角レンズと、3倍光学ズームに対応した2K望遠レンズで鮮明な映像でモニタリングできるという。発売は11月1日で、価格は14,900円

Eufyからは、デュアルレンズを搭載したセキュリティカメラ「Eufy Security Indoor Cam S350」も登場。130度の4K広角レンズと、3倍光学ズームに対応した2K望遠レンズで鮮明な映像でモニタリングできるという。発売は11月1日で、価格は14,900円

遠山俊介(編集部)
Writer / Editor
遠山俊介(編集部)
2008年カカクコムに入社、AV家電とガジェット系の記事を主に担当。ポータブルオーディオ沼にはまり、家にあるイヤホン・ヘッドホンコレクションは100オーバーに。最近はゲーム好きが高じて、ゲーミングヘッドセットにも手を出している。家電製品総合アドバイザー資格所有。
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