静かで、清潔性の高いサーキュレーターを探しているなら、2024年4月18日発売予定のシャープ「プラズマクラスターサーキュレーター PK-18S01」に注目! 新開発のファンを採用することで、運転音を抑えながら遠くまで届く大風量の風を実現するとともに、就寝中に使えるモードや、部屋干しの洗濯物を消臭しながら乾かすモードも搭載しており、いろいろなシーンで使えます。そして、ファンやガードを簡単に取り外して洗えるのもうれしいポイント!
アッシュブラックとライトグレーの2色を用意。プラスチック感を抑えたファブリック調のデザインも魅力的です。市場想定価格は24,000円前後(税込)
「プラズマクラスターサーキュレーター PK-18S01」(以下、「PK-18S01」)は、シャープが初めて手掛けるサーキュレーター。「強い風」「コンパクトなサイズ感」といったサーキュレーターのよさはそのままに、ユーザーからの不満として上位にあがることの多い「運転音の大きさ」や「掃除のしづらさ」を解消しました。
サイズは253(幅)×197(奧行)×329(高さ)mmで、重量は約2.6kg。DCモーターを搭載しており、消費電力は21Wです
やさしい運転音と大風量を両立できたポイントは「風路設計」「ファン」「前ガード」の3つ。本体背面から取り込んだ空気が通る風路の幅を絞って風速を高め、その風を、「フクロウ」の羽ばたきにヒントを得て開発したファン「ネイチャーウイング」が効率よくとらえ、運転音を抑えながら力強い風を生み出します。そして、らせん状の前ガードでさらに速度を高めるとともに直進性のある風にすることで、最大30畳までの室内を空気循環する大風量を実現しました。
本体背面から吸い込んだ空気が通る道を細く絞り込んで風速をアップ
吸い込んだ風を「ネイチャーウイング」で加速。「ネイチャーウイング」には、フクロウの翼の断面形状を応用し、ファンの断面に膨らみを持たせており、この膨らみの部分で風をとらえ、先端に向かう縁の形状が風の勢いを強化します
ファンから送られた風は前ガードを通過するときに、広がりを抑え、直進性のある風に整えられて送風されます
空気循環適用床面積〜30畳なので、吹き抜けや二間続きの部屋などの広い空間にも対応します。下の動画は、最大風量で送風した様子。10m先にある風車が回転していることから、遠くまで風が届くことが確認できます。
風量が多くなると風切り音などの運転音も大きくなりますが、「PK-18S01」は上述の送風技術により、大風量でも運転音を抑えるとともに耳障りな高音域も抑制。最大風量時の運転音は44dBですが、風量は10段階で切り替えられるので、使用シーンに合わせて調整できます。
運転音53dBのサーキュレーターと、「PK-18S01」の最大風量時の運転音(44dB)で騒音波形を比較すると、高音が大幅に抑えられています(下の動画でその差をチェック!)
8畳くらいの部屋では風量「4」で快適に使えるそう。風量「4」時の運転音は34dBなので、睡眠時にも使えそうです
「PK-18S01」は、イオン濃度50,000個/p³の「プラズマクラスターNEXT」を搭載しており、風とともにイオンが放出されます(設定でオフにすることも可能)。ただし、空気を循環させるのと同時に、部屋にあるカーテンなどに付着したニオイの消臭には対応していないとのこと。プラズマクラスターの消臭効果は、吹出口から約1〜2mの距離で直接風を当てた場合に限られますが、部屋干ししている洗濯物に送風すれば、生乾き臭を消臭しながら乾かせます。
ペット臭やタバコ臭、料理臭、排泄物臭、汗臭、加齢臭などを消臭できるので、洗濯できない衣類などの消臭にも役立つでしょう
汗臭(疑似)を付着させたシャツに、「PK-18S01」のプラズマクラスターイオンを含む風を当てた場合と何もしない場合でどれほど消臭の差が出るのかを実演。送風した時間が5分程度だったので完全に消えはしませんでしたが、プラズマクラスターイオンありのほうはほぼニオイが消えていました
通常の送風「連続」モードのほか、風量に強弱を付けて送風する「リズム」モード、表示ランプの明るさを抑えるとともに「切」タイマーと連動して徐々に風量を弱めていき、自動的に停止する「おやすみ」モード、最大風量でスイングしながら送風し、「切」タイマーの時間がくると運転を停止する「衣類乾燥」モード(風量や首振り角度は変更可能)という4つの運転モードを搭載。1〜9時間の範囲で設定できる「入・切タイマー」や、チャイルドロックも備えています。
風量や首振り角度は本体で設定できます
運転モードの切り替えやタイマーの設定はリモコンを使用。マグネットでくっつく仕組みなので、リモコンは本体の台座に載せておけます
首振り角度は、左右が60度、90度、120度で、上下が60度(下向き10度、上向き50度)、-60度(下向き50度、上向き10度)、140度(下向き50度、上向き90度)で設定可能。上下左右の首振りを組み合わせてスイングさせることもできます(下の動画参照)。
かなり下向きに送風できるので、棚の上などに設置し、寝かしつけている子どもの周辺に送風するような使い方もできます
部屋の空気を吸い込むので、本体内部には結構ホコリが付着します。ただ、サーキュレーターはファンやガードが取り外せない製品も多く、運転音の大きさよりも掃除のしづらさを不満に感じている人が多いそう。そうした背景もあり、最近は送風部を分解して洗えることをウリとする製品が出てきていますが、「PK-18S01」も前ガード、ファン、後ろガードを取り外して水洗い可能。工具を使わずに着脱できるので、作業は簡単です。
前ガードと後ろガードは、クルッと回せば取り外せます
ファンは中央にあるパーツを回して取り外した後、手前に引き出せば外れます。なお、ファンには抗菌加工を施しているとのこと
1分もかからず取り外し完了。部品のかみ合わせが甘く、取り外しや取り付けに手間取ったり、必要以上に力が必要で指が痛くなったりする製品もありますが、「PK-18S01」はそうしたことはまったくありませんでした
本体部は水洗い禁止なので、布などで汚れを拭き取ります
空気清浄機などに搭載されているプラズマクラスターイオンユニットは交換が必要ですが、「PK-18S01」は交換不要。汚れが気になったときには、付属のブラシで掃除しましょう