省エネ意識や清潔志向の高まりもあり、いまや日常生活に欠かせない生活家電となったサーキュレーター。とはいえ、扇風機との違いや本来の使い方がわからなかったり、選び方でとまどってしまったりする人も決して少なくはないはず。そこでここでは、サーキュレーターに精通した生活家電の専門家が、効果的な使い方や用途に合った製品の選び方を解説。価格.comの人気売れ筋ランキングも基に、おすすめの製品も紹介します。
<監修> デジタル&家電ライター コヤマタカヒロ氏
1973年生まれのデジタル&家電ライター。大学在学中に男性ファッション誌でライターデビュー。その後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。寄稿先は多岐にわたる。調理家電のテストと撮影のための空間「コヤマキッチン」を都内に構え、さまざまなメディアに向けて実際の検証に基づく情報を発信。「米・食味鑑定士」資格を保有。執筆以外に企業のコンサルティングやアドバイザーなども務める。
自宅や事務所では主にアイリスオーヤマのリビングサーキュレーター数台を愛用。「背が高いのでいろんな向きに送風できるのが便利」とのこと。
そもそもサーキュレーター(circulator)とは、「循環装置」という意味を持つ空調機器です。小径の羽根で直進性の高い風を送り、室内の空気を循環させるのが一般的な使い方。部屋の隅などに設置して空気を拡散させたり、エアコンからの冷風や温風を拡散させて冷暖房効率を高めたりします。これにたいして扇風機は、大径の羽根で風を広げながら人に当てる使い方が基本です。
「最近では、サーキュレーターを使って洗濯物の部屋干しを行ったり、感染症対策として換気をしたりする人が増えており、ますます身近な生活家電となっています」
サーキュレーターを使ってエアコンの冷暖房補助を行う場合は、エアコンから吹き出す風の温度や部屋の形状によって、サーキュレーターの置き場所や風向きを調整する必要があります。
エアコンから吹き出す冷たい風は遠くへ行くほど下降し、温かい風は遠くへ行くほど上昇していく性質があり、これによって室内に温度差が生じます。そこで、サーキュレーターの直進的な風で冷気を持ち上げたり、暖気を押し下げたり、冷気や暖気を壁伝いに循環させたりして、室内温度のムラを抑えます。
このとき、エアコンから吹き出す冷風を部屋中に循環させる場合は、エアコンの対角線上にサーキュレーターを置いて冷風を持ち上げ、部屋中に行き渡らせたり、エアコンの風が届きにくい場所にサーキュレーターの風が届くように設置したりします。なお、温風を循環させる場合は、サーキュレーターの風を天井に向けて送り、暖かい空気を部屋中に押し広げるようにするのが一般的な使い方です。
「サーキュレーターで室内の空気を循環させて室温のムラを抑えることで、エアコンによる設定温度の上げすぎや下げすぎを防げるので、電気代の節約につながる効果も期待できます」
エアコンの冷暖房補助と並び、サーキュレーターの主な使い方となるのが換気です。サーキュレーターを使えば、部屋中に充満した料理のニオイやペットのニオイなどを室外に追い出すことができ、フレッシュな外気を効率よく取り入れられます。
「換気にサーキュレーターを活用する場合は、追い出したい空気がある空間が背面となるようサーキュレーターを置き、窓の外や換気扇に向けて強風で送風しましょう」
サーキュレーターは洗濯物の部屋干しでも効果を発揮します。洗濯物にサーキュレーターの風を当てれば、洗濯物に含まれた水分を飛ばして素早く乾燥させられます。直進的な風を当てられるので扇風機よりも効率的に乾燥でき、消費電力が低いため、ひと晩中運転させても電気代を抑えられます。部屋に洗濯物を干す十分なスペースがない場合は、乾燥した浴室でサーキュレーターを使うのもよいでしょう。
サーキュレーターの機能で最も重視したいのが風量です。「大は小を兼ねる」という言葉通り、風量が大きいほど空気を循環させやすいので、なるべく大風量のサーキュレーターを選ぶのがおすすめです。店舗で確かめる場合は、あらかじめ自宅の部屋の広さを確認したうえで、強風の設定でどこまで風が届くかを確かめてみましょう。
また、アイリスオーヤマなど一部の大手メーカーでは、適応畳数を仕様として公表しています。適応畳数を目安とする場合は、6畳の部屋で使うのなら9畳タイプを、16畳のリビング・ダイニングルームで使うなら24畳タイプを選ぶというように、少し大きめの適応畳数の製品を選んでおいたほうが安心です。
「サーキュレーターにはAC(交流)モーターを搭載するモデルと、DC(直流)モーターを搭載するモデルがあります。直流電流で動作するDCモーターは制御がしやすく、小型で高効率・高トルクといったメリットがあり、細やかな風量調整が可能。また、低回転でも安定して動作するので低消費電力で運転できるのも特徴です。ただしそのぶん製品の価格は高めになるので、価格と電気代のバランスを考えて選びましょう」
サーキュレーターは強力に送風するのが本来の目的なだけに、扇風機と比べても運転音が大きく感じられます。このとき、静音性を判断するうえで目安となるのが、音量を示すdB(デシベル)値。40dBなら図書館内や小雨の音程度とされており、日中ならほとんど気にならないくらい静かです。
DCモーターを搭載した製品は風量調整が細かくできるので、最低風量だと40dB以下に抑えられるものが多いです。dB値が仕様として公表されていない場合は、風量調整の段数の多さや、静音モードの有無をチェック。
「音の大きさとともに音の質も重要です。モーターから発生する高周波音は小さい音でも気になりやすく、ストレスになることが多いので、寝室や書斎で使いたい場合は、なるべく店頭で運転音を確認しておきましょう」
サーキュレーターには、手動で首振り角度を調節するものから、自動で首振りをするものまでさまざまなものがあります。首振りの角度が広いほど、幅広い形状の部屋で効率的に空気を循環でき、部屋の隅や中央などに置いても部屋中に空気を拡散できて便利です。
首振りの角度を上向き45度にすれば、階段の上に風を送ったり、上向き90度にすれば、天井にたまった空気を部屋中に押し広げたりすることも。下方向に首振りができれば、棚の上に置いて風を吹き下ろすことも可能です。いっぽうで、常に一定の方向に風を送り続けて空気を循環させたい場合は、首振り機能がなくても十分です。
サーキュレーターは大量の空気を吸い込んで送り出すため、ファンやガードにホコリがたまりやすく、定期的な掃除が必要になります。ただし、カバーの内部の奥行きが深く、ファンの形状が立体的になっている場合などは、奥まで掃除するのが大変です。メンテナンス性を重視するなら、工具を使わずに簡単に分解できる製品や、ファンやガードなどを水洗いできる製品を選ぶとよいでしょう。
就寝時や衣類乾燥に使う場合に便利なのがタイマー機能付きのモデル。特に、使用頻度の高い「切タイマー」機能を重視しましょう。「切り忘れ防止機能」を備えたものもあり、これらを活用すれば、必要なときだけ運転させられるので、より電気代を抑えられます。
サーキュレーターは、部屋の隅に置いて使用することが多いため、細かくオン・オフしたい場合は、リモコンで操作できるモデルが便利。また、持ち運んで使いたい場合は、バッテリー駆動に対応したモデルを選ぶのもよいでしょう。ガレージ作業やアウトドアなどでも活用できます。
ここでは、価格.comの扇風機・サーキュレーターカテゴリーにおける人気ランキング上位の製品を中心に、専門家が厳選した製品を紹介します。
卓上タイプのサーキュレーターは設置場所を変えて使いやすいのが魅力。下方向に首振りができるものなら、棚の上などに設置してスタンドタイプや壁掛けタイプのサーキュレーターと同じように風を吹き下ろせるので、より多用途に使えます。最近のトレンドとして、レトロな形状や個性的なカラーリングのおしゃれな製品も増えています。
小型・軽量なエントリーモデル。下約25度の手動首振りによって空気を吹き下ろせるので、棚の上や卓上のちょっとしたスペースに置いて使うのに便利です。特殊形状の「スパイラルグリル・新ボール型フォルム」により、コンパクトながらパワフルなジェット気流を発生。本体価格が安く、そのうえ低消費電力なのもうれしいポイント。
【基本スペック】
モーター:ACモーター
風量調整:3段階
適応畳数:6/8畳(50/60Hz)
首振り:上約90度/下約25度(手動)、左右自動
消費電力:約22W/約20W(50/60Hz)
本体サイズ・重量:約 18(幅)×18(奥行)×25(高さ)cm・約1.3kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:2、使い勝手:3、デザイン:3
「コンパクトサイズのシンプルモデルです。ACモーターを採用しているため、風量設定は3段階のみ。左右の首振りは自動です。コンパクトなので、ワンルームマンションや寝室、子ども部屋への2台目としてもぴったり」
新構造のスパイラルグリルや回転数を向上させたDCモーターにより、直進性の高い大風量を実現。自動で正面からの送風を弱く、左右からの送風を強くすることで、室内干しの洗濯物を端から端までまんべんなく乾かす「衣類乾燥モード」を備えているのも特徴。前面グリルは取り外しやすく、手軽に掃除が行えます。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:10段階
適応畳数:24畳
首振り:左右約60度/約90度/120度(自動)、上下約60度(自動)
消費電力:約25W
本体サイズ・重量:約 21(幅)×21(奥行)×29(高さ)cm・約1.3kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:5、使い勝手:4、デザイン:4
「コンパクトながら大風量を発生するのが最大の魅力です。10段階の風量調整に対応し、静音で心地よい微風も、強力に循環させる強風も自在に使い分けられます。タイマーやリモコンも付属。広いリビングの端に置いて、部屋の空気を循環させるのに便利です。多目的に使える高機能なサーキュレーターです」
工具を使わずに各パーツを取り外して、本体以外を水洗いできます。ホコリをこまめに掃除できるので清潔な空気を部屋中に循環させられます。風量調整は5段階で、リズム風と徐々に風量が弱くなるおやすみモードを用意。室温表示機能を備えているのも特徴。上下左右に首を振りながら部屋の空気を循環できます。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:5段階
首振り:左右約75度(自動)、上下約75度(自動)
消費電力:約17W
本体サイズ・重量:約22.6(幅)×21(奥行)×31.5(高さ)cm・約1.8kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:3、使い勝手:4、デザイン:2
「サーキュレーターとしての機能はシンプルですが、羽根やガードなどを丸洗いできるのが魅力。手軽にメンテナンスができるので、初めての1台を購入する人で清潔な空気にこだわりがあるのならまず検討したいですね」
大径のファンが低回転でも十分な風量を発生。8段階の風量調整に対応し、静音モードも選べます。首振りは約360度に対応。部屋の中央に置いて使用できるのも同価格帯の製品では大きな強み。入・切8時間のタイマーを備えているので、寝室でひと晩中使用するのにも適しています。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:8段階
首振り:左右約80度(自動)、約360度(自動)
消費電力:約18W
本体サイズ・重量:約25.5(幅)×26.5(奥行)×35(高さ)cm・約2kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:4、使い勝手:4、デザイン:4
「低回転でも十分な風量を発生するので、電気代の節約にもってこいの経済的なモデルです。左右約80度の首振りと、正面に向かって円を描くように約360度回転する『パノラマロール機能』も特徴。ただし、パノラマロールは自動制御なので、上下の角度を手動調整できない点に注意が必要です」
従来モデルに搭載されていた、約3分間の強風運転の後に自動で設定風量に戻る「ターボモード」を、約10分間の強風運転の後に設定風量に戻る「換気モード」にパワーアップ。左右と上下の一定の角度で首振り運転を行い、室内干しの洗濯物に集中的に送風する「部屋干しモード」も新たに搭載しました。12段階の風量調整や、上下約100度の自動首振り、8時間入・切りタイマーや切り忘れ防止機能なども備えた高コスパな製品です。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:12段階
首振り:左右約60度(自動)/上下約100度(自動)
消費電力:約18W
本体サイズ・重量:約24.2(幅)×24.8(奥行)×39.5(高さ)cm・約2.2kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:5、使い勝手:4、デザイン:5
「12段階の風量調整ができて、微風から強風まで対応します。換気モードや部屋干しモードも搭載するなど、価格が手ごろなわりに機能は充実。スタンド部分が小さめなので狭い場所に置きやすいのもポイントです。後継モデルも登場していますが、2021年発売の本製品のほうがコスパは高いです」
工具を使用せずに汚れやすいパーツを4ステップで分解でき、まるごと水洗いできる清潔性にすぐれたモデル。機能面では、素早く空気を循環させる「ターボモード」のほか、「おやすみ風」や「リズム風」といった送風モードを搭載。首振りも上下約80度/左右約90度に対応するなど、使い勝手にすぐれています。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:9段階
適応畳数:16畳
首振り:左右約80度(自動)/上下約90度(自動)
消費電力:約19W
本体サイズ・重量:約28.5(幅)×22(奥行)×36.5(高さ)cm・約3kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:5、使い勝手:4、デザイン:5
「大きめの羽根を備えており、大風量で送風ができます。また、上下左右の自動首振り機能により、広範囲に風を送れます。リモコンを本体に収納できるのも便利です。カラーバリエーションはピュアホワイト、ライトグレー、オリーブが展開されており、インテリアとの相性や好みに合わせて選べるのもポイント」
DCモーターを搭載し、360度の首振りができる小型のサーキュレーター。風量は10段階で調節でき、ハイパワー送風が可能。直進性の高いサイクロン状の気流でしっかりと部屋の隅まで風を届けます。オフタイマーやリモコンなどの便利な機能も搭載。全6色のカラーバリエーションが用意されているのも特徴。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:10段階
首振り:左右約75度、360度
消費電力:約18W
本体サイズ・重量:約25.4(幅)×24.4(奥行)×35(高さ)cm・約1.9kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:5、使い勝手:4、デザイン:5
「カラーバリエーションが豊富で、シンプルなデザインが魅力。また、強力な風だけではなくリズム風やおやすみ送風もできるなど、機能面でも高く評価できます」
内蔵のリチウムイオンバッテリーにより、最長13時間コードレスで使えます。IP54規格に準拠する防水・防塵機能に対応しており、アウトドアシーンなどに最適。前面にLEDライトが搭載されていますので、電気のない暗い場所でも便利に使えます。手動で上下左右360°に調節が可能。好きな向きに風を送ることができます。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:3段階
首振り:なし
消費電力:約10W
本体サイズ・重量:約25.0(幅)×19.0(奥行)×31.0(高さ)cm・約1.16kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:5、使い勝手:4、デザイン:5
「クリップ付きのため、好きな場所に設置して、好きな向きに送風できます。送風しながらLEDライトとして使えるのもおもしろい。7時間経過するとオートオフする機能も搭載しています」
工具などを使わずにガードとファンを取り外して分解、水で洗えるメンテナンス性の高さが特徴。すでに発売されているDCモーター搭載モデルに加えて、「YAS-BH15」は低価格なACモーター搭載モデルとして発売。 適用畳数は14畳で、上位モデルとして18畳用も用意されています。左右75度の自動首振り機能に加えて、上下は90度まで手動調節が可能。
【基本スペック】
モーター:ACモーター
風量調整:3段階
首振り:左右75度
消費電力:約29/26W
本体サイズ・重量:約21.0(幅)×21.5(奥行)×30.5(高さ)cm・約1.7kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:3、使い勝手:4、デザイン:3
「低価格で購入できるモデルです。最大のポイントは分解して水洗いできること。ガードやファンのホコリを簡単に取り除けるので、サーキュレーターを清潔に使いたいという人におすすめです」
空気を竜巻状にして送風して強力に循環させるのが特徴。適応畳数は最大35畳と、ハイエンドクラスのエアコンでも十分な冷暖房効果が得にくい2間続きの和室などでも、頼もしい効果を発揮します。微風にすれば、やわらかいそよ風も。空気力学に基づいて設計された部品を用いており、耐久性が高いのも特徴です。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:4段階
適応畳数:6〜35畳
首振り:上下約90度(手動)
消費電力:約29W以上
本体サイズ・重量:約30(幅)×35(奥行)×38(高さ)cm・約3.3kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:2、使い勝手:3、デザイン:4
「非常に強力な風を巻き起こして遠くまで送風できます。自動首振りなどの機能は搭載せず、まっすぐ風を送ることに特化したモデル。とにかくパワーのあるサーキュレーターを探している人におすすめ」
二重構造の羽根が速度の異なる2種類の風を作り出す「グリーンファンテクノロジー」を搭載したサーキュレーター。約15m先まで届くという強力な風を発生。目安として、6畳の部屋ならわずか1分程度で部屋の空気を攪拌(かくはん)できます。自動首振りには対応していませんが、水平から垂直まで無段階で上下角度を調節できます。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:4段階
首振り:上下約90度(手動)
消費電力:約3〜20W
本体サイズ・重量:約34(幅)×25.6(奥行)×36(高さ)cm・約2.3kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:2、使い勝手:4、デザイン:5
「独特のデザインと静音性の高さが魅力のモデル。機能はシンプルですが、大風量で空気を攪拌するというサーキュレーター本来の役割は十分にこなせます。デザインが好みに合う人にはうってつけでしょう」
背の高いスタンドタイプのサーキュレーターは、ソファやイスの高さにも送風できるため、扇風機代わりにも使えます。また、高い位置に干した洗濯物にも効率的に風を当てられるので、素早く乾燥させることが可能。スタンドが着脱できるタイプなら卓上型のように棚上に設置もでき、さらに便利に使えます。
高い位置から送風できるリビングサーキュレーター。約10分間、超強風のターボ運転を行う「換気モード」を搭載しているのが特徴。部屋にこもった熱や湿気、ニオイなどを強力に排気し、空気を入れ替えられます。 さらに「部屋干しモード」も便利。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:8段階
首振り:左右約60度(自動)/上下約100度(自動)
消費電力:約18W
本体サイズ・重量:約26.6(幅)×34.5(奥行)×73.2(高さ)cm・約2.7kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:4、使い勝手:4、デザイン:4
「リビングルームなどで使うのに最適なリズム風も搭載しており、扇風機のように使うこともできます。もちろん、天井に向けての送風も可能。こちらもコスパの高い製品です」
実用性とデザイン性を両立した「WOOZOO」シリーズのサーキュレーター扇風機。カラーバリエーションはフォギーピンクとライトネイビーの2色を用意。ポップなカラーリングが部屋を彩ります。機能面では10段階の風量調整に対応するほか、衣類乾燥にも便利。高さは4段階で調節が可能です。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:10段階
適応畳数:24畳
首振り:左右約60度、約90度、約120度(自動)/上下(自動)
消費電力:約25W
本体サイズ・重量:約24(幅)×24(奥行)×60〜70(高さ)cm・約2.4kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:4、使い勝手:4、デザイン:5
「サーキュレーターとしてはもちろんのこと、扇風機としても便利なモデル。シンプルなボディカラーが多いサーキュレーターの中では際立つ存在です。デザイン性を重視する人におすすめ」
上下左右に立体的に首を振る「3D立体首振り」機能や左右約180度の首振りができる高性能なモデル。着脱式のポールを用意しており、ハイポジションでは扇風機として、ローポジションではサーキュレーターとして使い分けられます。また、リモコンで風向きを約10度ずつ変えられるので、離れた場所から自分のいる方向に角度調節できます。
【基本スペック】
モーター:DCモーター
風量調整:5段階
首振り:左右約50度、約90度、約180度(自動)/上下(自動)約100度(上約90度/下約10度)、約50度(上約40度/下約10度)
消費電力:13W
本体サイズ・重量:約37(幅)×37(奥行)×58・102(高さ)cm・約5.1kg
【コヤマタカヒロ氏の評価】
機能:4、使い勝手:4、デザイン:5
「人に風を当てる扇風機としての機能と、部屋の空気を循環させるサーキュレーターとしての機能を高いレベルで両立させています。強運転でも30dBと運転音が静かなのも特徴。高級感のあるデザインも魅力です」
サーキュレーターは、直進性の高い風を送り出すというシンプルな機能の製品ですが、それだけに、さまざまな使い方ができます。部屋の空気を攪拌して冷暖房の補助を行ったり、汚れた空気を屋外に排出したり、部屋干しの洗濯物を乾かしたりもできます。また近年では、扇風機代わりに使える製品も発売されています。
空気を攪拌したり換気をしたりする使い方なら、なるべく大風量で風を送りたい方向に首振りができることを重視して選びましょう。さらに洗濯物の部屋干しに使ったり、体に風を当てて扇風機代わりに使ったりしたいのなら、背の高いスタンド型が便利。必要な運転モードや機能、形状をあらかじめイメージしておくとよいでしょう。
また、ライフスタイルの変化にともなって、サーキュレーターはここ数年で一気に普及しました。部屋に置きっ放しで使う場合はデザインも重要。最近はレトロな形状やカラフルでおしゃれな製品も増えています。製品の使い方と選び方をよく確認したうえで、日常生活のパートナーになる製品を選んでもらいたいものです。
>>価格.comユーザーのおすすめは? サーキュレーター人気売れ筋ランキング
>>価格.comでそのほかのサーキュレーターをチェックする
パソコン・家電からカップ麺に至るまで、何でも自分で試してみないと気が済まないオタク(こだわり)集団。常にユーザー目線で製品を厳しくチェックします!