速乾・潤いの先へ！なりたい髪に導くパナソニックのヘアドライヤー「nanocare ULTIMATE」

2024年8月5日16:00 公開

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パナソニックが展開するヘアドライヤーの「ナノケア」シリーズに、新ライン「nanocare ULTIMATE（ナノケアアルティメイト）」が登場。ナノケア史上最高の潤いと、“乾かすだけでなりたい髪へ導く”ヘアドライを実現しました。

「EH-NC80」と「EH-NC50」の2機種をラインアップ。上位モデル「EH-NC80」のほうが搭載されているメニュー数が1つ多く、スタンドや複数のアタッチメントが付属します。市場想定価格は「EH-NC80」が85,000円前後（税込）、「EH-NC50」が60,000円前後（税込）。2024年9月1日発売予定です

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水分発生量が約10倍になった「高浸透ナノイー（第2世代）」

「ナノケア」シリーズは大半のモデルに、髪に水分を浸透させる「ナノイー」とキューティクルの密着を高め、水分を保持する「ミネラル」、静電気を抑える「マイナスイオン」を風と一緒に届ける機能を搭載しています。「nanocare ULTIMATE」もこの点は同じですが、既存の「ナノケア」シリーズの上位モデルに搭載されている「高浸透ナノイー」と比較し、水分発生量が約10倍に進化した「高浸透ナノイー（第2世代）」を採用。水分たっぷりの「高浸透ナノイー（第2世代）」がキューティクルの間に浸透して髪を潤し、艶やかでまとまりのある仕上がりを実現します。

「高浸透ナノイー（第2世代）」は、より多くの水分を髪の内側まで補給できるため、髪への潤いは従来モデルの1.2倍（「MOIST」時）を実現したそう

ナノイーは、空気中の水分に高電圧を加えて生成します。「高浸透ナノイー（第2世代）」は発生する水分量を増やすため、ナノイー電極（中央にある針状の電極）の形状を改良し、対向電極の突起を2つから4つにすることで、「第1世代」よりも放電する瞬間の電圧をアップ。ただ、常時一定の高電圧をかけ続けるとナノイーが発生しなくなるため、電圧を1秒間に1,000回オン/オフ制御する新しい放電方式を採用しました。

対向電極は加工が難しいチタンを使っていますが、精密な加工技術で電極の形状を変更

従来の放電方式のまま電圧を上げても安定してナノイーを発生させることができないため、「高浸透ナノイー（第2世代）」では短時間で電圧を変える放電方式を採用

高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンには、ブラッシングなどの摩擦ダメージを抑える効果もあります。写真は、毛束を洗浄し、ヘアドライヤーで乾かした後、約1,000回くしでとかした状態。高浸透ナノイー＆ミネラル＆マイナスイオンの有無で、髪へのダメージは大きく変わります

上の写真と同じ検証をした実際の毛束。高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンを搭載したヘアドライヤーで乾かした毛束はうねりが少なく、まとまりがいい！枝毛も低減されています

新型モーターの採用やノズル形状の改良で圧倒的速乾

髪への潤いだけでなく、「nanocare ULTIMATE」は速乾性能もナノケア史上最高を実現しました。より高速高圧な風を作り出すため、従来モデルのブラシ付きモーターから高回転モーターに変更。さらに、吹出口に内蔵している「速乾ノズル」の構造を工夫することで、外側に風を拡散させ広い範囲に強い風を届けます。この新しいモーターとノズル形状により、速乾性能が従来モデルと比べ1.5倍向上しました。

「nanocare ULTIMATE」に搭載されているモーターはパワフルなのに小型

中央の吹出口から風が出ます。風の乱れを抑えつつ広い範囲に風を届けられるように、内蔵ノズルの形状を工夫しているそう。風量は0.8㎥/分（風量「強」時）。なお、外側にある3つの吹出口から高浸透ナノイーやミネラル、マイナスイオンが出ます

実際に使ってみると、風量はかなり強い（下の動画参照）！風圧をしっかり感じますが、一点に集中しているわけでもなく広範囲に風を感じます。ノズルの効果なのか、強い風で乾かしていても髪があちこちに吹かれたり絡んだりすることはありませんでした

髪の悩みに合わせたパーソナルメニュー

「温風」のほか、約60度の低温で頭皮までやさしく乾かす「スカルプ」、「冷風」、「温冷リズム」、「毛先集中ケア」、高浸透ナノイー＆ミネラル＆マイナスイオンで肌をケアする「スキン」といったモードが用意されているのは既存の「ナノケア」シリーズと同じですが（製品で搭載しているモードの種類は異なる）、「nanocare ULTIMATE」は髪の悩みに合わせて選べる「パーソナルメニュー」を搭載しているのが特徴です。

メニューは、しっとりまとまる髪に仕上げる「MOIST」、クセを伸ばして指通りのよい髪に仕上げる「STRAIGHT」、ふんわりとボリュームのある髪へ導く「AIRY」、さらさらな髪に仕上げる「SMOOTH」の4種類。なりたい髪に仕上げられるように、各モードで「高浸透ナノイー（第2世代）」、ミネラル、マイナスイオンの発生量を調整しています。

「EH-NC80」は4メニュー、「EH-NC50」は「SMOOTH」以外の3メニューを搭載。髪のパサつきが気になるなら「MOIST」、髪のうねりが気になるなら「STRAIGHT」、髪がぺたっとしやすいなら「AIRY」、髪の手触りが気になるなら「SMOOTH」が最適です

パーソナルメニューを選び、そのメニュー内でモードや風量を切り替えて使います。最初に設定したパーソナルメニューが記憶されるので、2回目以降はパーソナルメニューを選ぶ操作は必要ありません。

パーソナルメニューを選んだ後は、一般的なヘアドライヤーと同じ使い方。自分が望む髪に導く成分が配合された風で、髪を乾かしたり、仕上げたりできるというわけです

パーソナルメニューの「MOIST」で仕上げた筆者の髪。少し濡らしてから乾かしましたが、サッと乾かしただけでも毛先がまとまりました。髪を触ってみると、しっとりとして、表面はつるんとしています。今回は髪の一部にしか使っていませんが、髪全体を乾かせば全体がまとまり、艶やかに仕上げられそう

本体サイズは173（幅）×79（奧行）×210（高さ）mmで、重量は約590g。バンドルが握りやすく、重量バランスもいいので、ストレスなく取り回せました

ちなみに、狙った場所に集中的に風を当てられる「セットノズル」が付属しています。このほか、「EH-NC80」にはふんわり立ち上げたり、髪を伸ばしたりできる「ボリュームアップ＆ストレーター」と、ノズルやヘアドライヤー本体を収納できるスタンドも同梱。

「EH-NC80」のアタッチメント。「EH-NC50」にはセットノズルのみ付属します

ノズルスタンドと本体スタンドは重ねて設置できるので、コンパクトに収納できます