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タニタとSNKのコラボ体組成計が登場! KOFの人気キャラを推定したら筋肉量トップはまさかのチャン!?

ヘルスケア事業を展開しているタニタと、ゲームメーカーのSNKが手掛ける「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」がコラボした体組成計と歩数計、温湿度計が2024年11月7日に登場しました。新製品の特徴や気になる発表会の様子をレポートします。

往年の名作格闘ゲームが体組成計でプレイできる時代になりました

気になる新製品の紹介の前に、まずは両メーカーの簡単な紹介から。タニタは、体組成計や体温計、クッキングスケールなどのヘルスケア製品の製造、販売だけでなく、同社の社員食堂メニューを提供するタニタ食堂などを展開する健康総合企業です。

いっぽうのSNKは、コンシューマーやスマホ向けゲームの開発など、ビデオゲーム事業やe-SPORTS事業を展開するゲームメーカー。なかでも今回のコラボタイトル「KOF」は、1994年に第1作が登場し、2022年に発売された最新作まで計15タイトルをリリースする同社の人気コンテンツです。

「KOF」シリーズの発売30周年を記念したコラボ企画で、いちばんの目玉となるのが、「THE KING OF FIGHTERS '98(以下KOF '98)」がプレイできる体組成計「マルチ周波数体組成計 THE KING OF FIGHTERS モデル」。

本体サイズは450(幅)×870(奧行)×1240(高さ)mm、重量は約33.0kg、市場想定価格は2,200,000円(税込)

本体サイズは450(幅)×870(奧行)×1240(高さ)mm、重量は約33.0kg、市場想定価格は2,200,000円(税込)

測定の履歴は約100万件を本体に保存でき、過去の測定結果や履歴もすべてディスプレイから確認、印刷が可能

測定の履歴は約100万件を本体に保存でき、過去の測定結果や履歴もすべてディスプレイから確認、印刷が可能

本機は、タニタの業務用体組成計のフラッグシップモデル「MC-980A-N plus」をベースにしており、上記以外にも、「4C法」という身体を脂肪、ミネラル、タンパク質、水分の4成分に分けて推定する、高精度な体組成分析技術を多数搭載しています。

ですが、ゲーム好きの人が気になるのは、10.4型タッチパネルモニターでの「KOF '98」のプレイではないでしょうか? 「KOF '98」は対戦バランスがよく、格闘ゲームファンから人気のあるタイトルです。発表会では対戦のデモンストレーションが行われ、タニタ社長の谷田千里氏とSNK社長の松原健二氏が、「KOF '98」で白熱した勝負を繰り広げました。

笑顔で対戦する両社長。試合は時間切れになるほど白熱した展開が続き、最後はSNK松原社長が勝利

笑顔で対戦する両社長。試合は時間切れになるほど白熱した展開が続き、最後はSNK松原社長が勝利

さらにコラボ企画として、タニタの研究員が「KOF」の登場キャラクターの体組成データを推定するコーナーを開催。同社ではスポーツ選手や格闘家など、さまざまなアスリートのデータを取っており、実際の数値とSNKが公表している「KOF」のキャラクターデータを分析して、導き出した体組成の結果がこちらです。

「KOF」シリーズの主人公で、「燃えたろ」が決めセリフの草薙京。タニタの研究員によると、引き締まった筋肉質な身体で、現実で言うと空手選手やレスリング選手に近いそう

「KOF」シリーズの主人公で、「燃えたろ」が決めセリフの草薙京。タニタの研究員によると、引き締まった筋肉質な身体で、現実で言うと空手選手やレスリング選手に近いそう

草薙京のライバルである八神庵。タニタの研究員によると、京とほとんど同じ体組成だが、筋肉量に差があり、プレイスタイルから右腕の筋肉量が多いそう

草薙京のライバルである八神庵。タニタの研究員によると、京とほとんど同じ体組成だが、筋肉量に差があり、プレイスタイルから右腕の筋肉量が多いそう

「KOF」シリーズ最重量のチャン・コーハン。タニタの研究員によると、体格的にはいちばん力士が近いそう。すべての部位の筋肉量が最大で、基礎代謝量は標準的な体格の女性7人分以上という

「KOF」シリーズ最重量のチャン・コーハン。タニタの研究員によると、体格的にはいちばん力士が近いそう。すべての部位の筋肉量が最大で、基礎代謝量は標準的な体格の女性7人分以上という

「餓狼伝説」や「KOF」などに登場するくノ一の不知火舞。タニタの研究員は、すらりとした手足ですが、しっかりと筋肉がついており、素早く立ち回ることから足の筋肉量が多いと推察

「餓狼伝説」や「KOF」などに登場するくノ一の不知火舞。タニタの研究員は、すらりとした手足ですが、しっかりと筋肉がついており、素早く立ち回ることから足の筋肉量が多いと推察

このほかに、家庭用の歩数計と温湿度計が登場します。歩数計は、「NEOGEO」のロゴデザインを採用した「3Dセンサー搭載歩数計 FB-741-NG NEOGEOモデル」。温湿度計の「デジタル温湿度計 TT-CU-SNK SNKモデル」は、草薙京デザインとNEOGEOロゴデザインの2種類。どちらもタニタオンラインショップで限定販売しています。

歩数計(左)の本体サイズは35.5(幅)×12(奧行)×72.5(高さ)mm、重量は約28g、市場想定価格は3,520円(税込)。温湿度計(右2製品)の本体サイズは75(幅)×30(奧行)×75(高さ)mm、重量は約100g(電池含む)、市場想定価格は3,520円(税込)

歩数計(左)の本体サイズは35.5(幅)×12(奧行)×72.5(高さ)mm、重量は約28g、市場想定価格は3,520円(税込)。温湿度計(右2製品)の本体サイズは75(幅)×30(奧行)×75(高さ)mm、重量は約100g(電池含む)、市場想定価格は3,520円(税込)

今後の展開も気になるタニタ×SNKコラボ

ゲーム対戦後も和気あいあいとした雰囲気で発表会は進み、トークセッションでは、両社長の出会いが語られました。実はタニタの谷田氏とSNKの松原氏は、松原氏がセガに在籍していたときに知り合ったのがはじまりだそう。

今回のコラボ企画も「KOF」のファンである谷田氏が、松原氏と会う際にゲームをプレイできるサンプル機をサプライズで持っていったことがきっかけだったそうで、コラボ歩数計・温湿度計にも展開することに。

タニタの商品企画担当からは、体組成計はジムや病院、ゲームセンターなどに置いていただくイメージです。とコメントがありましたが、個人的には、さらにスパや銭湯などにあったら子どもと一緒にプレイできてうれしいので、ぜひ経営者の皆さんにご検討いただけたらと思います。

両社長の仲のよさからも、別のタイトルや別のかたちでコラボがあるのでは、と期待したくなる発表会でした。今後もタニタとSNKのコラボ製品の広がりにも注目していきたいです。

北島圭介(編集部)
Writer / Editor
北島圭介(編集部)
出版社で10数年、編集者として経験を積み、2022年にカカクコム入社。家電製品から文房具など、さまざまな商品を検証するモノ雑誌の編集経験を生かし、価格.comマガジンで生活家電を中心に気になる製品をレビューしている。
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