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サッと取り出してパッと水が捨てられる&運転音が静か! シャープの新型コンプレッサー式除湿機がよさげ

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シャープの「プラズマクラスター衣類乾燥除湿機」に、タンクに溜まった水を楽に捨てられる新構造を採用した新モデル「CV-T190」が登場。タンクを取り出して水を捨てるという方法自体は変わりませんが、下の動画を見れば、除湿機を使ったことがある人なら「楽そう!」と感じられるのではないでしょうか。

このほかにも手間を軽減する工夫が施されており、さらに運転音も低減されているので、高性能・低騒音・使いやすさを兼ね備えた除湿機を探しているなら「CV-T190」をチェックしてみて!

除湿方式はコンプレッサー式。定格除湿能力は16.5L/日(50Hz)、18.5L/日(60Hz)で、本体サイズは359(幅)×248(奥行)×665(高さ)mm。市場想定価格は80,000円前後(税別)です

除湿方式はコンプレッサー式。定格除湿能力は16.5L/日(50Hz)、18.5L/日(60Hz)で、本体サイズは359(幅)×248(奥行)×665(高さ)mm。市場想定価格は80,000円前後(税別)です

楽な姿勢で取り出して手間なく水が捨てられる新しいタンク構造

除湿機は本体下部に除湿した水を溜めるタンクを配置しており、定期的に水を捨てる必要があります。製品によって異なりますが、除湿能力の高いものはタンク容量が3〜5L以上と大きく、満水時は5kg以上の重さになることも。そんな重いものを下のほうから引き出す際に負担を感じるという声を受け、「CV-T190」は新構造のタンク「感動タンク」を採用しました。

タンクが配置されている位置は従来モデルと同じ。タンク容量は従来モデル「CV-S180」、新モデル「CV-T190」ともに約4.5L

タンクが配置されている位置は従来モデルと同じ。タンク容量は従来モデル「CV-S180」、新モデル「CV-T190」ともに約4.5L

従来モデルは最下部に取っ手があったため、体をかがめたり、しゃがんだりしないとタンクを引き出すことができず、さらに、引き出した後、上部にあるハンドルに持ち替えてから運んでいました。それに対し、新モデルは本体側面のハンドルをつかんで引っ張ればタンクが取り出せ、そのまま洗面台まで運べます。

従来モデルはタンクの底に取っ手があるので、引き出すには、しゃがむまではしなくても体をかがめる必要がありました。また、取っ手とハンドルが別の位置にあるため、タンクを引き出した後、運ぶ前にハンドルをつかむ手順も必要

従来モデルはタンクの底に取っ手があるので、引き出すには、しゃがむまではしなくても体をかがめる必要がありました。また、取っ手とハンドルが別の位置にあるため、タンクを引き出した後、運ぶ前にハンドルをつかむ手順も必要

新モデルは取っ手とハンドルが一体化しているため、ハンドルをつかんで引き出し、持ち上げれば運べます。タンクを取り出すときだけでなく、戻す動作もスムーズ

新モデルは取っ手とハンドルが一体化しているため、ハンドルをつかんで引き出し、持ち上げれば運べます。タンクを取り出すときだけでなく、戻す動作もスムーズ

さらに、水を捨てるとき、従来モデルはふたを開ける必要がありましたが、新モデルはタンクを傾けるだけで排水できます。

ふたを開けると言っても、角の一部を開くだけで排水できますが、結構しっかり閉まっているので、開けるのに手間取ることも。また、排水後は閉める必要もあります

ふたを開けると言っても、角の一部を開くだけで排水できますが、結構しっかり閉まっているので、開けるのに手間取ることも。また、排水後は閉める必要もあります

新モデルのタンクは排水口の部分が水圧で開く構造なので、タンクを傾けるだけで水が捨てられます

新モデルのタンクは排水口の部分が水圧で開く構造なので、タンクを傾けるだけで水が捨てられます

それほど大きな違いではないと感じるかもしれませんが、満水時のタンクの重さは約5kgになるため、低姿勢にならなくてもサッと引き出せるのは体への負担が軽減されます。また、取っ手とハンドルを持ち替える必要もないので、動線がスムーズ。下の動画は排水の様子を新旧モデルで撮影したものですが、新モデルは手順が少なく、手間取る要素が少ないのでストレスを感じにくく、排水にかかる時間も短縮できます。

さらに、360度回転するキャスターが付いているので、本体を持ち上げずに向きが変えられるのもポイント(下の動画参照)。除湿機を壁や家具の近くに設置している場合、その位置ではタンクが取り出せないため、本体の向きを変える必要がありますが、そういうときに役立ちます。

従来モデルにもキャスターは付いていますが、移動の補助を目的としているため横方向にしか動かせません。本体重量は従来モデルが約16.5kgで、新モデルが約16.9kg。少し持ち上げて向きを変える程度ですが、クルッと動かすだけのほうが圧倒的に負担は少なくて済みます。なお、横方向にしか動かないキャスターを搭載している除湿機は結構多いので、購入前にチェックしておくと安心でしょう。

ちなみに、「CV-T190」は本体背面など見えるところに市販のホースを接続する穴が空いていません。そのため、連続排水に対応していないのかと思ったのですが、タンク装着部に接続する部分があるのでタンク容量を気にせず除湿できます。

タンクを取り外したところにある排水口にホースを接続すれば、連続排水できますす

タンクを取り外したところにある排水口にホースを接続すれば、連続排水できます

壁際以外での使用を想定し、正面からだけでなく、どこから見ても美しいデザインにこだわり、本体にホースを接続するための穴を設けない構造にしたそうです

壁際以外での使用を想定し、正面からだけでなく、どこから見ても美しいデザインにこだわり、本体にホースを接続するための穴を設けない構造にしたそうです

高い除湿能力をキープしたまま低騒音を実現

「CV-T190」は送風ファン周辺の形状や風路構造を一新し、防音パネルを採用することで、除湿機を使っている人が不満に感じることの多い運転音の大きさを解消したのも注目ポイントです。下の動画は、最大風量で衣類乾燥運転したときの従来モデルと新モデルの運転音を撮影したもの。従来モデル→新モデルの順で再生されますが、新モデルに切り替わった瞬間、運転音が小さくなったことがわかります。

スペック値は従来モデルが52dB(衣類乾燥、「強」運転時)、新モデルが43dB(衣類乾燥、「速乾」運転時)。「CV-T190」は運転音を小さくするためファンの回転数を抑えながらも、ファン周辺部品の形状を変えて空気抵抗を減らすことで従来モデルと同レベルの風量を確保。定格16.5L/日(50Hz)、18.5L/日(60Hz)の除湿能力、約2kgの洗濯物を最短74分で乾かせる衣類乾燥性能と、45dB以下の低騒音を両立しています。

回転数を抑えながら風力を確保できる風路構造に変更

回転数を抑えながら風力を確保できる風路構造に変更

従来モデルは吸込口がむき出しでしたが、新モデルは防音パネルを装備。コンプレッサーなどの内部部品から発生する動作音や振動を遮断します

従来モデルは吸込口がむき出しでしたが、新モデルは防音パネルを装備。コンプレッサーなどの内部部品から発生する動作音や振動を遮断します

風量をしっかり確保しているだけでなく、2枚のルーバーを採用したのも効率のいい衣類乾燥に寄与します。送風範囲は左右約170cm、上下約200cmと広く、左右、上下の送風範囲をそれぞれ調整可能。干し方に合わせて送風を最適な向きや範囲に変えられます。

上下ルーバーはスイング可能。左右ルーバーは手動で動かす仕様です

上下ルーバーはスイング可能。左右ルーバーは手動で動かす仕様です

なお、「CV-T190」は真上にも送風可能。下の動画のように、除湿機の真上に干した洗濯物に外からも中からもしっかり風が当たり、ワイシャツが大きく広がりながら揺れています。

従来モデルと新モデルでそれぞれワイシャツを20分ほど衣類乾燥した結果をサーモグラフィーカメラでチェックしてみると、新モデルのほうが乾いた部分が明らかに多い!

従来モデルと新モデルでそれぞれワイシャツを20分ほど衣類乾燥した結果をサーモグラフィーカメラでチェックしてみると、新モデルのほうが乾いた部分が明らかに多い!

洗濯物の乾燥を予測して乾いたと判断すると運転を停止する衣類乾燥「エコ自動」運転も搭載。プラズマクラスターも搭載されているので、生乾き臭を抑えながら乾かせます。

プラズマクラスターを使った衣類消臭運転も用意されています

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2025/03/06 11:17 新製品ニュース
中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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