選び方・特集

《2025年》除湿機おすすめ13選と選び方【衣類乾燥や結露・カビ対策に役立つ】

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除湿機おすすめ

ジメジメと不快な梅雨の湿気対策や冬の結露防止で活躍する除湿機は、部屋干しの洗濯物を乾かす「衣類乾燥」用途で使うのが最近のトレンド。使用したい場所や時期、用途に合わせて最適な一台が買えるように選び方を簡単に解説するとともに、おすすめモデルを紹介します。

<監修>家電ライター 倉本春
生活家電を中心に、実機使用によるレビューや比較記事を執筆。専門誌やWebメディアに多数寄稿し、実体験を基にした製品選びのポイントをわかりやすく紹介している。元PC雑誌編集者としての経験から、家電の構造や最新技術の解説にも強みを持ち、仕組みや違いを深掘りして伝えることを得意とする。

除湿機を使うメリット

どこでも除湿・衣類乾燥! “乾燥”時の電気代は安め

除湿機は、空気に含まれる湿気(水分)を取って部屋全体を快適な湿度にする「除湿」と、部屋干しの洗濯物を乾かすサポートをしてくれます。除湿剤では対応できない広い空間を除湿できるうえ、移動させて使えるのもメリット。クローゼットや押し入れの除湿にも役立ちます。

衣類乾燥においては、「乾燥」と付いているので乾燥機のように温風(熱風)で乾かすイメージを持っている人もいると思いますが、除湿機から出るのは室温に近い風です。熱によるダメージがないため、ドラム式洗濯乾燥機や乾燥機では乾かせないデリケートな衣類も乾燥可能。しかも、浴室乾燥機よりも電気代が抑えられるので、浴室乾燥機のある住宅でも除湿機を購入して衣類乾燥している人は多くいます。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

「ナノイー」や「プラズマクラスター」などイオン機能を搭載したモデルなら、送風+イオンで衣類を乾かしながら消臭やカビ菌の抑制が可能。また、イオン機能搭載モデルによっては、部屋の除湿時にカーテンなどに付着したニオイの脱臭や除菌効果が期待できる製品もあります。

除湿機でも衣類乾燥できる! 衣類乾燥除湿機でも除湿できる!

除湿機と衣類乾燥除湿機は同じ! どちらも除湿も衣類乾燥もできる

部屋干しニーズの高まりに合わせ、今は「衣類乾燥除湿機」と称される製品が増えています。しかし、基本構造は「除湿機」と呼ばれる製品と同じ。除湿機にも洗濯物を効率よく乾かすための機能が搭載されている製品は多く、衣類乾燥除湿機でないと洗濯物が乾かせないということはありません。その逆に、衣類乾燥除湿機でも部屋の除湿や結露対策はできます。

除湿機の選び方

除湿機を選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」を紹介します。

(1)除湿方式は主に3種類。使用時期、用途に合わせて選択する

選び方1 3つの除湿方式の違いを知ろう

除湿機を選ぶうえで、まず押さえておきたいのが「除湿方式」です。除湿方式によって使用するのに適した季節や消費電力、除湿性能に違いがあるため、使用する時期や部屋の環境に合ったタイプを選ぶことが重要。除湿方式には、大きく分けて「コンプレッサー式」「デシカント(ゼオライト)式」「ハイブリッド式」の3種類があります。

梅雨や夏に本領発揮&電気代が抑えられる「コンプレッサー式」

【メリット】
・除湿できる量が多く、梅雨や夏など温度の高い季節に特に力を発揮
・ヒーターを使用しないため、消費電力はデシカント方式のおよそ半分で済む
・室温があまり上昇しない(1〜2度程度)
【デメリット】
・室温が低いと除湿力が落ちやすいため、冬場の結露対策としては不向き
・コンプレッサー(圧縮機)を搭載しているので本体サイズや運転音が大きく、重量もやや重い

冬でもしっかり除湿できる「デシカント式」

【メリット】
・乾燥材が湿気を吸収するため、室温に左右されずに1年中安定した除湿できる
・コンプレッサーを使わないため、本体はコンパクトで運転音も比較的静か
【デメリット】
・ヒーターを使用するため、消費電力が大きめ
・室温が3〜8度ほど上がる場合もあるので、夏場の使用にはあまり適さない

夏も冬も問わずパワフルに除湿&省エネ性も高い「ハイブリッド式」

【メリット】
・コンプレッサー式とデシカント式のそれぞれが不得意とするところをカバーして運転するので、1年を通して安定した除湿ができる
・デシカント式より電気代が抑えられる
【デメリット】
・2つの方式を組み合わせているため、本体サイズが大きく、重量は重くなりやすい
・価格は高め

3つの除湿方式の仕組み

コンプレッサー式の仕組み

コンプレッサーで冷媒を圧縮→膨張させて冷却器をキンキンに冷やし、湿った空気を冷やして結露させ、水滴としてタンクで回収します。

デシカント式の仕組み

空気中の水分を乾燥剤で吸収。吸収した水分をヒーターで温め、発生した水蒸気を熱交換器で冷やして水滴にし、タンクで回収します。

ハイブリッド式の仕組み

コンプレッサー式のように冷却器で空気中の水分を結露させ、さらにデシカント式のように乾燥剤でも吸収→水蒸気にして除湿します。室温に応じてヒーターをON/OFFすることで電気代を抑えるとともに、通年で高い除湿能力を発揮。コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた構造が主流ですが、パナソニックにはヒーターを使わない「エコ・ハイブリッド式 」という方式のモデルがあります。

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2024/06/02 07:00
家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

冬でも、暖房が効いた部屋ならコンプレッサー式でしっかり除湿できます。ほとんどのコンプレッサー式除湿機は室温が5度以下になると除湿能力が著しく低下するので、暖房を使わない場所で使うならデシカント式やハイブリッド式を選ぶほうがいいでしょう。

(2)使用する部屋の広さ以上の除湿能力のものを使うほうがいい

選び方2 除湿能力と除湿可能面積

部屋の湿気をしっかり取るにも、洗濯物速く乾かすにも、使用環境に対して十分な能力(パワー)が必要。この除湿能力の目安になるのが、「○L/日」と表記された「定格除湿能力」です。定格除湿能力とは「室温27度(デシカント式は20度)、湿度60%の条件で、1日に除湿できる水分の量」を表したもの。運転モードや測定条件は方式ごとに異なるため単純な比較はできませんが、数値が大きいほどパワフルに除湿できる目安になります。

定格除湿能力を見ても使用する部屋に適しているかわからないときは、木造・鉄筋など建物の構造ごとに対応できる広さの目安を示した「除湿可能面積」をチェックしましょう。上の解説画像のとおり、除湿能力が大きいほうが広い部屋に対応します。使用する部屋より広めのモデルを選ぶことで湿度を下げるまでの時間が短縮できるうえ、洗濯物も効率よく乾かすことが可能。

(3)部屋干しメインなら衣類乾燥機能をチェック

選び方3 衣類乾燥機能

湿度が高くジメジメとした部屋に普通に洗濯物を干しておくより、除湿機で部屋の湿気を取ったほうが乾きやすくなりますが、それだけでは乾くのに時間がかかります。濡れた洗濯物の周りには水分を多く含んだ湿った空気がまとわりついており、この空気が滞ったままだとなかなか乾きません。この「洗濯物の周りに溜まった湿気」をいかに効率よく取り除くかが、洗濯物を速く乾かすポイント。除湿機から出る“乾いた風”を当てて洗濯物の周りにある湿気を動かし、部屋に拡散された湿気を除湿機で取り除くのが、除湿機の「衣類乾燥」の仕組みです。

効率よく洗濯物を乾かしたいなら、送風する向きや範囲を調整したり、スイングしたりするルーバー付きのモデルがおすすめ。また、センサーを使って乾いていない部分を狙って送風したり、乾いたタイミングで衣類乾燥運転を終了したりするモデルを選べば、乾きムラやむだな電気代が抑えられます。こうした機能を備えたモデルには「衣類乾燥」運転が搭載されていることが多いので、部屋干し衣類を乾かすのが優先なら運転モードをチェックしておくといいでしょう。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

乾くのに時間がかかると雑菌が繁殖し、生乾き臭などが発生する可能性があります。5時間以内に乾かすのがいいと言われているので、湿気が多い時期は除湿機を使うほうがいいでしょう。

(4)運びやすさ、衣類乾燥時の設置スタイルも確認しておこう

選び方4 干し方に合わせて選ぶ

設置場所の自由度や移動のしやすさも大切なポイントです。たとえば、ひんぱんに3人分以上の洗濯物を乾かすなら除湿能力10L以上の製品がおすすめ。ただし、パワフルなモデルは本体サイズが大きめです。多くの場合、洗濯物の手前に除湿機を設置する必要があるため、干すスペースとは別に除湿機専用の設置スペースが必要。また、コンプレッサー式やハイブリッド式は除湿能力が低めの製品でも本体の重さが10kg以上あるので、部屋干しのたびに移動させるならキャスター付きのモデルが使いやすいでしょう。

1〜2人分の洗濯物を乾かす場合も可能な限り除湿能力の高いモデルを選ぶのがおすすめですが、設置スペースに余裕がないなら高さ40cm未満のモデルをチェック。こうした背の低い製品には真上に送風できるモデルもあるので、狭い空間でも洗濯物の真下に置いて風を当てながら効率よく乾かせます。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

デシカント式には10L以上の除湿能力を備えた製品はほぼないので、大量の洗濯物を乾かすならコンプレッサー式かハイブリッド式を選びましょう。

(5)タンク容量は? 水捨ての頻度と設置スペースの許容範囲で決める

選び方5 除湿能力・タンク容量・本体サイズを確認

除湿された水は本体内のタンクに溜まり、満水になると運転が自動停止するのが一般的です。運転が停止すると除湿されないため、外出中や就寝中などの長時間にわたって使いたい場合はタンク容量が大きいモデルを選ぶといいでしょう。ただし、タンク容量と比例して本体サイズも大きくなります。本体サイズ、水捨ての頻度、除湿能力のどれを優先するかを考えつつ製品を選びましょう。

また、水捨てしないで長時間除湿したいなら「連続排水」に対応したモデルを選ぶのも選択肢のひとつ。市販のホースを取り付けて排水するため、水捨ての手間はありません。

家電ライター 倉本春
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タンクに水が溜まった状態でも運びやすく、その水を捨てやすいかといったこともチェックしておくと快適さが変わります。ハンドルやフタが付いていて、フタを取り外さなくても水を捨てられる仕様のものがいいでしょう。

(6)お手入れ性と内部乾燥機能の有無

選び方6 お手入れ頻度

本体内に空気を取り込む際に、当然、ホコリやゴミも一緒に吸い込みます。そのため、空気清浄機と同じようにフィルターの掃除は欠かせません。お手入れを怠ると除湿性能が落ちるほか、イヤなニオイの原因になることも。製品によって推奨清掃頻度は異なりますが、フィルターは2週間に1回、タンクは1〜4週間に1回程度の掃除を推奨するものが多いです。特に、洗うのに手間がかかりやすいタンクは、手が届きやすく凹凸が少ないものを選ぶとストレスが少なくて済むでしょう。

それに加え、コンプレッサー式とハイブリッド式の製品は「内部乾燥」の有無を要チェック。本体内部に送風して除湿機内部の水分を乾燥させる機能なので、カビや不快なニオイの発生が防げます。長期間使わないときには、使ったほうがいい機能。除湿運転や衣類乾燥運転後に自動で作動するように設定できる製品もあります。

家電ライター 倉本春
家電ライター 倉本春

デシカント式には内部乾燥運転は搭載されていません。ヒーターを使って除湿するので、送風で本体内部を乾かす必要がないからです。

記事で紹介している除湿機一覧

製品
価格.com最安価格
画像ショップリンク除湿方式定格除湿能力(50Hz,60Hz)除湿可能面積(50Hz,60Hz)サイズ重量衣類乾燥時間(2kg)消費電力(50Hz/60Hz)運転音(衣類乾燥時)連続排水内部乾燥
パナソニックF-YHX200B
パナソニック「F-YHX200B」ハイブリッド式15L/日,17L/日[木造]19畳/21畳,[鉄筋]38畳/43畳378(幅)×296(奥行)×662(高さ)mm17.4kg約58分(衣類乾燥「速乾」運転時)320W/340W(衣類乾燥[標準])[標準/音ひかえめ]49dB/44dB
シャープCV-TH150
シャープ「CV-TH150」ハイブリッド式12L/日,13L/日[木造]15畳/16畳,[鉄筋]30畳/33畳365(幅)×235(奥行)×645(高さ)mm15kg約57分(衣類乾燥「速乾」運転時)695W/715W(衣類乾燥[速乾])[標準/音ひかえめ]49dB/37dB
三菱電機サラリ MJ-M120YX
三菱電機「サラリ MJ-M120YX」コンプレッサー式11L/日,12L/日[木造]14畳/15畳,[鉄筋]28畳/30畳360(幅)×210(奥行)×534(高さ)mm13.5kg約105分(衣類乾燥「標準」運転時)325W/385W(衣類乾燥・除湿)[標準]49dB
コロナCD-H1025
コロナ「CD-H1025」コンプレッサー式9L/日,10L/日[木造]11畳/13畳,[鉄筋]23畳/25畳365(幅)×202(奥行)×570(高さ)mm12kg約87分(衣類乾燥運転時)495W/530W(衣類乾燥)[標準]41dB
シャープCV-T190
シャープ「CV-T190」コンプレッサー式16.5L/日,18.5L/日[木造]21畳/23畳,[鉄筋]42畳/47畳359(幅)×248(奥行)×665(高さ)mm16.9kg約74分(衣類乾燥「速乾」運転時)300W/340W(衣類乾燥[速乾])[速乾/音ひかえめ]43dB/37dB
三菱電機サラリPro MJ-P180YX
三菱電機「サラリPro MJ-P180YX」コンプレッサー式15.5L/日,18L/日[木造]19畳/23畳,[鉄筋]39畳/45畳372(幅)×281(奥行)×594(高さ)mm15.2kg記載なし330W/390W(衣類乾燥・除湿)[標準/夜干し]47dB/38dB
パナソニックF-YEX120B
パナソニック「F-YEX120B」エコ・ハイブリッド式10.5L/日,12.5L/日[木造]13畳/16畳,[鉄筋]27畳/32畳370(幅)×225(奥行)×583(高さ)mm13kg約90分(衣類乾燥「速乾」運転時)205W/225W(衣類乾燥[標準])[速乾音ひかえめ]49dB/41dB(50Hz),42dB(60Hz)
シロカSDC-10D171
シロカ「SDC-10D171」コンプレッサー式8.5L/日,10L/日[木造]10畳/13畳,[鉄筋]20畳/25畳290(幅)×240(奥行)×515(高さ)mm13.4kg約120分(衣類乾燥運転時)260W/325W[ターボ]50dB以下
シャープCV-T71
シャープ「CV-T71」コンプレッサー式6.3L/日,7.1L/日[木造]8畳/9畳,[鉄筋]16畳/18畳303(幅)×203(奥行)×524(高さ)mm9.6kg約167分(衣類乾燥「強」運転時)205W/210W(衣類乾燥・除湿)〔強/弱〕40dB/36dB
パナソニックF-YHX90B
パナソニック「F-YHX90B」ハイブリッド式6L/日,6.5L/日[木造]8畳,[鉄筋]15畳/16畳470(幅)×250(奥行)×335(高さ)mm10.5kg約97分(衣類乾燥「速乾」運転時)170W/185W(衣類乾燥[標準])[標準/音ひかえめ]49dB/43dB
シャープCV-T60
シャープ「CV-T60」デシカント式5.4L/日,5.6L/日[木造]7畳,[鉄筋]14畳300(幅)×300(奥行)×323(高さ)mm6.7kg約99分(衣類乾燥「速乾」運転時)510W/570W(衣類乾燥[速乾])[速乾/音控えめ]51dB/38dB
コロナCD-S6325(ホワイト)
コロナ「CD-S6325(ホワイト)」コンプレッサー式5.6L/日,6.3L/日[木造]7畳/8畳,[鉄筋]14畳/16畳170(幅)×365(奥行)×533(高さ)mm8.3kg約136分(衣類乾燥運転時)190W/215W(衣類乾燥・除湿)[速乾]36dB
コロナCD-S6325(グレイッシュベージュ)
コロナ「CD-S6325(グレイッシュベージュ)」コンプレッサー式5.6L/日,6.3L/日[木造]7畳/8畳,[鉄筋]14畳/16畳170(幅)×365(奥行)×533(高さ)mm8.3kg約136分(衣類乾燥運転時)190W/215W(衣類乾燥・除湿)[速乾]36dB
コロナCDSC-H8025X
コロナ「CDSC-H8025X」コンプレッサー式7L/日,8L/日[木造]9畳/10畳,[鉄筋]18畳/20畳298(幅)×310(奥行)×556(高さ)mm12kg約72分(衣類乾燥運転時)430W/450W(衣類乾燥)48dB

おすすめ除湿機13選

使用シーンや用途に合わせて選べるように、「衣類乾燥に強い除湿機」「リビングや広い部屋向きハイパワーモデル」「ひとり暮らしや狭い部屋で使いやすいコンパクトモデル」に分けて紹介します。

衣類乾燥に強い除湿機

部屋の除湿はもちろんしっかりできるうえに、送風範囲が広く、送風の仕方が工夫された高性能な衣類乾燥機能を備えたモデルをまとめました。

パナソニック「F-YHX200B」
安定がウリのハイブリッド式で洗濯物も部屋も年中カラッと!

パナソニック「F-YHX200B」
気に入った点
  • 2つの独立した風で衣類を素早く乾かす
  • 洗濯物の乾き具合を予測して自動停止
  • 1年中使えるハイパワー
気になる点
  • 本体サイズが大きめ

夏も冬もしっかり除湿できるハイブリッド式なので、通年で部屋干しする派にうってつけ。幅約165cmにワイドに送風できるうえ、左右で独立して動くルーバーがそれぞれ異なるスピードでスイングすることで、さまざまな方向から洗濯物に風を送り込みます。洗濯物の乾き具合を予測して自動で停止する機能や、衣類乾燥終了後に除湿運転に自動で切り替え、乾いた洗濯物に部屋の湿気が戻るのを防ぐ「カラッとキープ」モードなど、効率よく快適に乾かせる機能を搭載。「ナノイーX(48兆)」による部屋干し臭の抑制も期待できます。

このほか、季節に適した運転モード(梅雨モードと冬モード)も用意。湿度の高い梅雨時期では「梅雨」モードに設定しておくと、衣類乾燥後に部屋の除湿へ移行。乾燥しがちな冬場は「冬」モードにしておくことで、衣類乾燥中にも部屋の空気が乾燥しすぎない湿度(約40〜60%)になるようにコントロールしながら運転してくれます。

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シャープ「CV-TH150」
上下左右のスイングで広範囲に風が届くハイブリッド式

シャープ「CV-TH150」
気に入った点
  • 洗濯物の真下にも置ける広い送風範囲
  • 洗濯物の乾き具合を予測して自動停止
  • 「プラズマクラスター25000」で付着菌まで除菌
気になる点
  • 本体サイズが大きめ

左右に幅約165cm、上下に約225cmと広範囲に送風できるうえ、上下にスイングするルーバーと左右にスイングするルーバーを組み合わせることで多様な干し方に対応。梅雨時に衣類乾燥運転した場合、約2kgの洗濯物を約57分で乾かせる性能を備えています。

「プラズマクラスター25000」を搭載しているので、除湿や衣類乾燥しながら、衣類や部屋の消臭や付着カビ菌などの増殖を抑制する効果も期待できます。洗濯物が乾いた後もイオンの放出を継続し、衣類への臭い戻りを防ぐ「臭い戻り対策」運転や、イオンで衣類消臭できる運転も搭載。衣類乾燥運転には、部屋の湿度が55%未満になるか、運転開始から4時間経つと除湿運転を終了して「臭い戻り対策」運転に切り替わる「エコ自動」モードも用意されています。

三菱電機「サラリ MJ-M120YX」
赤外線で洗濯物の乾き具合を見分けて賢く乾かす

三菱電機「サラリ MJ-M120YX」
気に入った点
  • 3つのセンサーで洗濯物の位置や量、状態を検知
  • 乾き残りを検知して集中送風
  • 洗濯物が乾いたら自動停止
気になる点
  • 連続排水できるがタンク容量は比較的小さめ
  • 低温時に除湿能力が低下しやすい

除湿機に搭載されている衣類乾燥運転の自動モードの多くは、部屋の湿度や温度を基に洗濯物の乾き具合を予測して運転を制御します。いっぽう、本製品は実際に洗濯物の乾き具合を見て運転を制御。温度センサーと湿度センサー、赤外線センサーを使った「部屋干しおまかせムーブアイ」で洗濯物の位置や量、状態を検知洗濯物の乾きムラを細かくチェックし、湿った衣類のあるほうに集中的に送風して効率よく乾かします。この機能のON/OFFで乾燥時間を比べると、約35分も乾くまでの時間に差が出たそう。「衣類乾燥時間(2kg)」というスペックで他モデルと比べると洗濯物を乾かすスピードが特別速いとは言えませんが、高精度なセンサーを使った制御が魅力。もちろん、洗濯物が乾いたら自動停止する機能も搭載しています。

さらに、どこに送風しているかを光でガイドする機能も搭載しているので、「MJ-M120YX」の働きを視認可能。少量の洗濯物を急いで乾かしたいときに役立つ「ズバッと乾燥」モードや、寝具の湿気を取り除く「ふとんサラリ」モードも搭載しています。

コロナ「CD-H1025」
コンプレッサー式+ヒーターで冬にも強い

コロナ「CD-H1025」
気に入った点
  • ヒーターを使って低温時にも高い除湿能力を発揮
  • 洗濯物が乾いたと判断したら自動停止
  • フィルターで捕集したニオイやウイルスを抑制
気になる点
  • ヒーターを使用するモードでは電気代がかさむ

室温が低いと除湿能力が低下しやすいコンプレッサー式の弱点を解決するため、ヒーターを搭載しているのが特徴。衣類乾燥運転時にはヒーター温風を使って素早く乾かします。通常のコンプレッサー式よりも電気代はかかりますが、部屋の温度や湿度の変化から乾いたタイミングを判断して自動で運転を停止するので安心。もちろん、ヒーターを使わずに除湿と送風だけで乾かすモードも用意されています。上下にスイングするルーバー付き。

冬場の除湿運転では、「冬」モードに設定しておくと室温が10度以下になったタイミングでヒーターが自動でONになり、除湿能力の低下を防ぎます。また、ホコリなどをキャッチするフィルターにはウイルス抑制、除菌、脱臭の効果を持たせるなど、清潔性にも配慮。DCモーターの特性を生かし、室内の空気の循環をうながす「サーキュレーター」モードも搭載されています。

リビングや広い部屋向けハイパワーモデル

冬でも暖房を使うと想定し、除湿能力の高いコンプレッサー式を中心にピックアップ。リビングなど広めの部屋での衣類乾燥から除湿まで対応します。「衣類乾燥に強い除湿機」で紹介した製品も定格除湿能力10L/日以上のハイパワーモデルなので、広い部屋で使うのにぴったり。

シャープ「CV-T190」
運転音が静か&タンクの水捨てが楽!

シャープ「CV-T190」
気に入った点
  • 18.5L/日(60Hz)の高い除湿能力
  • フルパワーでも低騒音
  • タンクの着脱&水捨てが楽
気になる点
  • 低温時に除湿能力が低下しやすい
  • カバーがあるのでフィルター掃除がやや面倒

コンプレッサー式の除湿機は運転音が大きめですが、「CV-T190」はファンの回転数を抑えるとともに防音パネルを採用することで、コンプレッサーなどの動作音や振動を低減。それでいて従来モデルと同等レベルの風量を確保しており、約2kgの洗濯物を最短74分で乾かします。洗濯物が乾いたと判断したら自動で運転を停止する機能も搭載。

また、タンクの水捨ての手間を軽減したのもポイント。取っ手とハンドルを一体化したタンクの採用により楽な姿勢で取り出せ、そのまま持つ部分を変えずに洗面台までスムーズに運べます。さらに、タンクを傾ければ自然とフタが開く仕組みを採用しているため、フタを開ける手間もなし! キャスターが360度回転するので、本体を持ち上げなくても向きが変えられるのも便利です。

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2025/03/13 20:00

三菱電機「サラリPro MJ-P180YX」
冬場でもパワフル除湿のロングセラーモデル

三菱電機「サラリPro MJ-P180YX」
気に入った点
  • 18L/日のハイパワー
  • コンプレッサー式なのに低温時もしっかり除湿
  • 簡単な手順で連続排水が可能
気になる点
  • いかにも家電的なデザインは好みが分かれる

空気を冷やして結露させるコンプレッサー式は低温時に冷却器に霜が付いて除湿ができなくなるため、冬には弱いと言われますが、本製品は冷却器に付いた霜を温めて取り除く「おまかせ霜取り」機能を搭載しているので、寒い時期でもしっかり除湿可能。さらに、「強」運転よりも風量を上げて除湿する「冬」モードを使えば、低温時の除湿量が約10%アップします。

衣類乾燥もパワフルで、約6kgの洗濯物を一気に乾かせます。38dBの低騒音で乾かせる「夜干し」モードや洗濯物が乾くタイミングを予測して自動停止する機能も搭載。より長く快適に使えるように熱交換器に防食のためのコーティングを施しているのも特徴です。

パナソニック「F-YEX120B」
ヒーターを使わない省エネ性の高いハイブリッド式

パナソニック「F-YEX120B」
気に入った点
  • 1年中パワフルなのに低温時でも消費電力が低め
  • 異なるスピードでスイングする2つのルーバー
  • 連続排水に対応
気になる点
  • 価格がやや高め
  • 連続排水の手順が少し面倒

コンプレッサー方式と空冷除湿方式を組み合わせた「エコ・ハイブリッド方式」は、ヒーターを使わないので、同社の従来のハイブリッド式除湿機と比べて消費電力が約1/3に抑えられます。通常であれば、低温時にはコンプレッサー式のように除湿能力が落ちますが、エコ・ハイブリッド式は本体内に取り込むメイン風路とは別にバイパス風路を設け、そこから吸い込んだ空気を冷却器に送って凍結を防止。たとえ冷却器に霜が付いても、空冷除湿で除湿を続けるため、冬場もコンプレッサー式より高い除湿力が期待できます。

左右で独立可動するツインルーバーや乾かした衣類への湿気戻りを抑える「カラッとキープ」モード、洗濯物の乾き具合を予測して自動停止するなど、洗濯物を効率よく乾かすための衣類乾燥機能も充実。パナソニックの除湿機の中で唯一、連続排水に対応しています。

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シロカ「SDC-10D171」
定格除湿能力10L/日のパワフル除湿なのにA4サイズに置ける

シロカ「SDC-10D171」
気に入った点
  • 設置スペースを取らないサイズながら除湿能力が高い
  • 小型なのにパワフルな風量
  • 簡単な手順で連続排水が可能
気になる点
  • タンク容量が小さめ

ここまで紹介したハイパワーモデルと比べると除湿能力は少し小さめですが、A4サイズのスペースに設置できるコンパクトさで10L/日(60Hz)と十分パワフル。広さが問題なければ、リビングでも使えます。小型でシンプルなデザインなので、設置時の圧迫感や違和感が少ないのも魅力です。

衣類乾燥運転は、4.25m³/mのパワフルな風と上下にスイングするルーバーで効率よく洗濯物を乾かします。360度回転するキャスターが付いているので、移動も楽々。自動霜取り機能も搭載しているので、低温時でもしっかり除湿してくれます。

ひとり暮らしにも使いやすいコンパクトモデル

サニタリールームなど、それほど広くない部屋でも使いやすい小型サイズの除湿機。ワンルームや1Kなどのひとり暮らしの住宅でも使いやすいでしょう。

シャープ「CV-T71」
わずかA4サイズのスペースに設置可能

シャープ「CV-T71」
気に入った点
  • 設置場所を取らない
  • ハンドル付きで持ち運びやすい
  • 下吹き送風でカーペットや足ふきマットの除菌も可能
気になる点
  • タンク容量が小さめ
  • 低温時に除湿能力が低下しやすい

本体サイズが大きくなりがちなコンプレッサー式ながら、303(幅)×203(奥行)mmというほぼA4サイズの設置面積を実現。送風とともに放出される「プラズマクラスター」が付着カビ菌やピンクぬめり原因菌を抑制するので、サニタリールームなどで役立つでしょう。もちろん、衣類の生乾き臭や付着汗臭、タバコの付着臭の消臭効果もあり。

ルーバーは自動スイングしませんが、手動で角度調整できます。洗濯物の乾き具合を予測して衣類乾燥運転を終了する自動運転モードも搭載。排水タンクの口は手を入れて洗えるくらい広く、本体には持ち運びしやすいようにハンドルを備えるなど使い勝手も上々です。

パナソニック「F-YHX90B」
真下から乾かせるコンパクトなハイブリッド式

パナソニック「F-YHX90B」
気に入った点
  • ハイブリッド式なのにコンパクト
  • 高さ33.5cmだから洗濯物の真下に置ける
  • 洗濯物の乾き具合を予測して自動停止
気になる点
  • 価格がやや高め

通年で安定した除湿が期待できるハイブリッド式は本体サイズが大きくなるのが課題でしたが、「F-YHX90B」は高さを大幅に抑え、小型化を実現。本体の高さが40cm以下なので、洗濯物の真下に設置して使えます。コンパクトボディながら左右幅約100cmに送風でき、約2kgの洗濯物を約97分で乾燥可能。

衣類乾燥終了後に「除湿」運転に切り替えて湿度戻りを抑える「カラッとキープ」モードや、部屋の温度と湿度の変化度合いから洗濯物の乾き具合を予測して自動で運転を停止する機能を備えています。部屋干し衣類を除菌し、部屋干し臭を抑制する効果のある「ナノイーX(48兆)」も搭載。

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2024/05/28 09:00

シャープ「CV-T60」
真下から乾かすデシカント式

シャープ「CV-T60」
気に入った点
  • 高さ約32cmで洗濯物の真下に置ける
  • 小型で軽い
  • 洗濯物の乾き具合を予測して自動停止
気になる点
  • 使用時に室内温度が上がりやすい

吹出口が本体天面に配置されており、上に向けて360度に乾いた風を放出。ルーバーは付いていないため、物干しラックの下に置いて洗濯物の真下から風を送って乾かすのが最適な使い方です。温度センサーと湿度センサーを使って洗濯物の乾き具合を予測し、乾いたと判断したタイミングで運転を停止する機能や、部屋干しで発生しやすい生乾き臭を消臭する「プラズマクラスター7000」を搭載。付着汗臭やタバコの付着臭の消臭、付着カビ菌の抑制の効果もあるので、洗いにくい衣類のケアにも役立つでしょう。

コロナ「CD-S6325」
静かで小さいコンプレッサー式

コロナ「CD-S6325」
気に入った点
  • コンプレッサー式としては比較的軽量
  • 両手で持てるハンドル付き
  • 洗濯物が乾いたと判断したら自動停止
気になる点
  • 低温時に除湿能力が低下しやすい

高さと奥行はあるものの、幅が小さいスリムなコンプレッサー式。上下にスイングするルーバーは95度または上向き55度の可動域から選べるので、広範囲からスポットまで送風できます。湿度センサーを使用し、洗濯物が乾いたと判断すると自動停止する機能や、除湿運転時に湿度60%を保つように運転する「自動」モードを搭載。熱交換器のアルミフィン表面には、除湿性能を保つために、汚れが付きにくい抗菌・防カビ処理が施されています。

コロナ「CDSC-H8025X」
サーキュレーターと除湿機を分離してW送風で乾かせる

コロナ「CDSC-H8025X」
気に入った点
  • 除湿機+サーキュレーターのW送風が可能
  • サーキュレーターだけで使える
  • 1年中使えるハイパワー
気になる点
  • サーキュレーターを独立して使うときは別途コンセントが必要

サーキュレーターを一体化させた状態と分離した状態で使える2WAY仕様。サーキュレーターを取り外すと本体の高さは約44cmになり、除湿機から出る風を洗濯物の真下から送風できます。干し方に合わせて、除湿機とサーキュレーターの配置を調整して効率のいい乾かし方ができるのが強み。除湿機本体とサーキュレーターは分離しても連動するため、洗濯物の乾き具合に合わせてサーキュレーターの風量や風向きが切り替わり、洗濯物が乾いたと判断すると自動停止するので夜間や留守中も使いやすいでしょう。ヒーターをオンにして除湿・衣類乾燥する機能も搭載しているので、除湿能力が落ちやすい冬場でも安心です。

また、サーキュレーターは単独運転も可能。6m先まで風が届く性能を備えるうえ、スイング機能も搭載しているので、部屋の空気の循環に役立ちます。

人気メーカーの特徴

価格.comでの除湿機の売れ筋[メーカー]

価格.comでの除湿機の売れ筋を見ると、シャープが3割以上を占め、圧倒的人気。その後にコロナ、三菱電機が続きます。パナソニックはコンプレッサー式を販売しておらず、小型のハイブリッド式や、通常のハイブリッド式よりも省エネ性の高い「エコ・ハイブリッド式」など、注目度の高い製品をラインアップしていますが、比較的価格が高めということもあり、少し伸び悩んでいる印象です。

シャープ

コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式の除湿機をラインアップしており、A4スペースに設置できるコンプレッサー式 が特に人気。部屋干しの生乾き臭の抑制や、衣類などに付着したニオイの消臭、付着カビ菌などの作用を抑える効果が期待できる「プラズマクラスター」を搭載しています。

>>シャープの除湿機 価格.com人気売れ筋ランキング【2025年】

コロナ

シンプルで使いやすい製品が多く、価格も比較的手ごろです。ラインアップはコンプレッサー式のみですが、ヒーターを内蔵し、冬でもしっかり除湿できるモデルを複数用意。このほか、熱交換器を自動洗浄する機能を搭載したモデルや、サーキュレーターとしても使える2in1タイプなど、他メーカーにはない機能を備えた除湿機が揃っています。

>>コロナの除湿機 価格.com人気売れ筋ランキング【2025年】

三菱電機

自動霜取り機能を搭載し、冬場でも高い除湿力を維持する「サラリPro」シリーズのほか、「部屋干しおまかせムーブアイ」で洗濯物の乾きムラを検知して送風の向きや運転を制御する「サラリ」シリーズなど、コンプレッサー式の除湿機をラインアップ。除湿機に空気清浄と脱臭機能を加えた「美空感」シリーズも用意されています。

>>三菱電機の除湿機 価格.com人気売れ筋ランキング【2025年】

パナソニック

ハイブリッド方式とデシカント式に加え、ヒーターを使わない空冷除湿を併用する「エコ・ハイブリッド式」の除湿機をラインアップ。異なるスピードでスイングするツインルーバーで効率よく乾かすモデルや、小型のハイブリッド式などがあります。全製品に、部屋干し臭の脱臭、花粉やカビの抑制などに効果のある「ナノイー」機能を搭載。

>>パナソニックの除湿機 価格.com人気売れ筋ランキング【2025年】

除湿機の価格.com人気・売れ筋ランキング

2025年8月26日時点の価格.comの除湿機 人気売れ筋ランキング

2025年8月26日時点の価格.comの除湿機 人気売れ筋ランキング

価格.comマガジン編集部 中村
価格.comマガジン編集部 中村

夏場に本領を発揮するコンプレッサー式が売れ筋ですが、除湿機の需要が高まる梅雨を過ぎ、価格が下がっていることもあり、ハイブリッド式も売れています。特に、値下がり幅の大きいシャープのハイブリッド式が人気。そのいっぽうで、価格はそれほど下がっていないにも関わらず高い順位にランクインしているのが、パナソニックのエコ・ハイブリッド式「F-YEX120B」。ヒーターを使わないハイブリッド式なので、電気代が気になる人に選ばれているようです。

よくある質問と回答[Q&A]

Q.運転音はうるさいですか?

A.除湿方式やモデルによって差がありますが、静音性に配慮した製品も増えています

一般的にコンプレッサー式は動作音が大きめで、デシカント式は比較的静かとされていますが、最近は、コンプレッサー式でも「低騒音設計」を採用したモデルや、就寝時や夜間の使用に配慮した「夜干しモード」など静音性に重きを置いたモードを搭載したモデルが登場しています。静音性を重視するなら、いちばん弱いモードで40dB以下、人が過ごす場所で洗濯物を乾かす場合は衣類乾燥運転の標準的なモードが45dB以下を目安にするといいでしょう。

Q.エアコン除湿と除湿機、どちらが効果的?

A.エアコンだけではカバーしきれない除湿ニーズに、除湿機が効果を発揮します

エアコンの除湿機能は部屋全体の湿度を下げるのに有効ですが、部屋干しなどピンポイントでの除湿を得意とする製品は多くありません。除湿機なら洗濯物の近くに置いて送風と除湿を同時に行えるため、乾く時間が大幅に短縮できます。また、梅雨や夏の時期に「エアコンの冷房や除湿運転は寒すぎるけれど、湿気は取りたい」といった場合、除湿機を使えば湿気だけを除去可能。エアコンだけでは除湿能力がもの足りない場面や、より快適な環境を求める場合は除湿機と併用したほうが快適なシーンは多くあります。

Q.浴室乾燥機が付いているんだけど、洗濯物を乾かすなら除湿機を使うほうがいい?

A.ランニングコストや使い勝手を考えると除湿機のほうが優勢

浴室乾燥機は一般的に消費電力が高く、1時間あたりの電気代は除湿機の2〜4倍ほどになることもあります。衣類乾燥をひんぱんに使うなら、除湿機を使ったほうが電気代は抑えられるでしょう。また、除湿機は使いたい場所に移動して使えるのも便利。洗濯物に直接風を当てる送風機能や乾き具合を検知する機能を備えたモデルもあり、コストと利便性の両面から除湿機の活用がおすすめです。

Q.寝室で使うなら、どれがいい?

A.夏場はエアコンを使うのが大前提

電気代を抑えるため、エアコンを切って除湿機で湿度を下げながら就寝する使い方を検討している人もいますが、室温が上がりにくいコンプレッサー式やハイブリッド式でも少なからず室温は上昇するので、夏場にエアコンをオフにして除湿機を使うと睡眠が妨げられる可能性が高いです。夏場はエアコンの冷房運転や除湿運転を使うほうが賢明。それでも除湿が足りないときは、静音性の高い除湿機をサポートで使うといいでしょう。運転音は静かですが、夏場メインならデシカント式は選ばないほうが電気代のことを考えるとお得です。

Q.冷風が出るモデルはエアコン(クーラー)の代わりになる?

A.室温は下がりません

シャープ「コンパクトクール」コロナ「どこでもクーラー」 のように冷たい風が出る除湿機はありますが、コンプレッサー式の構造を応用しているため、背面から暖かい空気(排熱)が出ます。排熱を室外に逃がすダクト(ホース)が付いているものもありますが、ダクトを通すため、窓やドアを開ける必要があるうえ、部屋の温度を下げるほどの冷却能力ではないため、室温は下がりません。閉めきった部屋で使う場合、逆に室温が上がることも。また、室温が高いと「冷風」もそれほど冷たくならない場合もあります。エアコンの冷房運転の代わりにはならないので注意しましょう。

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2019/09/14 11:00

Q.除湿機はどこに置いて使うのがいい?

A.目的に合わせて設置場所を変えましょう

部屋全体の湿度を下げたい場合は、空気の流れを妨げない部屋の中央に置くのが最適。壁際に置く際は吸込口や排気口をふさがないように壁などから十分な距離をとり、部屋の端に設置するならサーキュレーターなどで空気を循環させると効果的です。衣類乾燥が目的の場合は、洗濯物に風が直接当たるように設置するのがポイント。浴室などの狭い空間で使用すれば効率よく乾かせます。当然ですが、部屋を閉め切った状態で使うほうが除湿も衣類乾燥も効果的。

中村真由美(編集部)
Writer / Editor
中村真由美(編集部)
モノ雑誌のシロモノ家電の編集者として6年間従事した後、価格.comマガジンで同ジャンルを主に担当。気づけば15年以上、生活家電の情報を追い、さまざまな製品に触れています。
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