ダイキンのエアコンは、「うるさらX」を筆頭に、「risora」や「スゴ暖」など、さまざまなシリーズがラインアップされています。ただ、シリーズが多いため、「違いがよくわからない」「自分に合うモデルの選び方を知りたい」と悩んでいる人も多いはず。
そこで本稿では、エアコンを初めて買う人や買い替えを検討している人に向けて、「ダイキン」のエアコンの選び方や独自機能をわかりやすく解説。また、エアコンのプロレビュアーが「これを買っておけばOK!」な良コスパモデルを厳選紹介します。
「ダイキンのエアコン」おすすめの高コスパモデル4選&失敗しない選び方!
家電プロレビュアー
石井和美さん
白物家電や日用品などを中心とした製品レビューが得意。レビュー歴15年以上。家電をレビューするための一戸建て「家電ラボ」を開設し、エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの大型家電のテストも独自に行う。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタントとして、テレビ出演のほか、Webメディアや雑誌などで多数執筆中。「家電blog」管理人。
「S406ATAP-W」【シリーズ名】AXシリーズ(2026年度モデル)【畳数の目安】14畳【販売区分】住宅設備モデル
【価格.comマガジンがおすすめする理由】
1.省エネ性能が高い(目標年度2027 年の省エネ基準を達成)
2.外気35度以上のとき、「猛暑時スピード気流」で素早く冷やせる
3.「水内部クリーン」で内部を手間なく清潔に保てる
【ただし、こんな人には向きません】
1.導入コストを抑えたい人
2.好みの設定があり、AIやセンシング機能は不要な人
3.多機能を使いこなせない人

2027年度から経済産業省が定める省エネ基準が大幅に厳格化されます。これにより、家庭内エアコンは従来モデルより高い省エネ性能が求められます。
その点、本機はその厳しい基準をすでに達成しており、電気代もしっかりと抑えられます。快適に過ごすための機能やモードも充実していますが、その分、本体価格は高めです。
価格.comマガジンがおすすめする究極のダイキンのエアコンは、賢く湿度コントロールする「さらら除湿」を搭載した「AXシリーズ」の2026年モデル。
ダイキンのエアコンの中でもトップクラスの省エネ性能を誇り、室温をムダなく安定させる新機能「プレミアムPIT制御」や、運転立ち上がり時の電力を低減する「エコブースト制御」など、電気代を抑えられる機能を多数搭載しています。
快適機能も充実。外気温35度以上のとき、部屋の中央を素早く冷やす機能「猛暑時スピード気流」を新搭載するほか、暖房時には気流が壁から床に沿って広がる「垂直気流」で、足元から暖めます。
加湿・換気機能を搭載しないことで上位の「Rシリーズ」より価格を抑えているため、高機能でありながらコストパフォーマンスにもすぐれたモデルです。
空調分野のパイオニアであるダイキンは、海外展開する空調メーカーの中では売上高トップ(※)を誇っています。
そんなダイキンの強みは、「空気のコントロール」。特に、無給水で加湿できる「うるる加湿」とシーンに合わせて賢く除湿する「さらら除湿」のほか、設定温度に達した後も蒸し暑さを感じにくい冷房運転「プレミアム冷房」などが特徴です。
また、各社の上位モデルのトレンド機能でもありますが、AIとセンサーを使った機能も搭載。ダイキンの「AI快適自動運転」は、温度センシングと記憶学習の内容を基に、AIが最適な自動運転を行います。
ラインアップは豊富で、家電量販店モデルでは全9シリーズ(住宅設備モデルは10シリーズ)を揃えています。
最上級モデル「R(RX)シリーズ」は「うるさらX」と呼ばれ、「うるる加湿」を唯一搭載しているシリーズ。給気や排気による換気機能も備えています。その下のハイグレードモデル「A(AX)シリーズ」は、「さらら除湿」「プレミアム冷房」「AI快適自動運転」を網羅。この2つの上位モデルは、室外機の熱交換器と圧縮機が改良されていることで省エネ性能が抜群に高く、業界トップクラスの通年エネルギー消費効率(APF)を実現しています。
ミドルクラス「SXシリーズ」は「risora(リソラ)」と呼ばれ、薄型設計を採用するほか、パネルカバーを複数のカラーから選べるというデザイン性の高さがウリ。もうひとつのミドルクラス「F(GX)」シリーズは機能と価格のバランスがいいのが特徴です。
スタンダードクラス「Cシリーズ」「Eシリーズ」は高さや奥行きがコンパクトなモデル。両モデルの大きな違いは「フィルター自動お掃除」機能を備えているかどうかです。
※:富士経済「グローバル家電市場調査2023」調べ(グローバル空調メーカーの空調機器事業売り上げランキング 2021 年実績)

ダイキンのエアコンは、高機能・高性能なモデルが多く、安心して長期間使えます。ラインアップが豊富でどれを選ぶか迷ってしまいそうですが、シリーズごとに搭載機能が異なるので、必要な機能を見極め、それが備わっているかどうかを基準に選びましょう。
また基本的に、上位クラスは多機能で本体価格が高いいっぽうで電気代が安く、下位クラスはシンプルで本体価格が安いいっぽう、電気代は高くつくことがあります。
ダイキンのエアコンは、「うるさらX」から「VXシリーズ」までの通常シリーズと、寒冷地向けの「スゴ暖シリーズ」をラインアップ。シリーズごとに搭載されている機能が異なるため、自分の暮らしに必要な機能が備わっているかを確認するのが重要です。ここではまず、通常シリーズをそれぞれ解説します。
家電量販店モデルの2026年度版「Rシリーズ」の14畳モデル「AN406ARP-W」
「うるさらX」は、無給水で部屋や肌に潤いを届ける「うるる加湿」と、給気・排気まで行う本格的な換気機能を備える最上級シリーズ。快適性や節電にこだわった自動運転や、快適でムラのない気流制御を高いレベルで実現します。
2026年度モデルでは、室温をさらに安定させる「プレミアムPIT制御」や、高効率で最適な起動時運転を行う「エコブースト制御」を新搭載し、すぐれた省エネ性を実現。目標年度2027年の省エネ基準を達成しています。
また、夏の冷房機能も向上。設定温度になった後も蒸し暑さを感じにくい「プレミアム冷房」や、賢く除湿コントロールする「さらら除湿」といった従来の機能に加え、猛暑時に従来モデルより約17%早く部屋を冷やしてくれる「猛暑時スピード気流」を搭載しています。
清掃機能も充実。運転で発生した結露水や加湿水を利用し、熱交換器の汚れを洗浄する「水内部クリーン」で、夏も冬もお手入れの手間が省けます。
乾燥対策と省エネを重視したい共働き世帯や、在宅時間が長く、空気の質までこだわりたい家庭に特におすすめできます。
家電量販店モデルの2026年度版「Aシリーズ」の14畳モデル「AN406AAP-W」
「A(AX)シリーズ」は、「うるさらX」の次に上位のハイグレードシリーズ。「うるる加湿」「給気・排気換気」「加湿水による水内部クリーン」は非搭載ですが、それ以外は「うるさらX」に負けず劣らずの高機能・省エネ設計が魅力です。2026年度モデルは、「うるさらX」と同じく、「プレミアムPIT制御」「エコブースト制御」「猛暑時スピード気流」が新機能として追加されています。快適性や省エネにとことんこだわりたいけど、本体価格は少し抑えたい人におすすめです。
「Fシリーズ」2025年度版の14畳モデル「AN405AFP-W」
「F(GX)シリーズ」は、「さらら除湿」や「プレミアム冷房」を搭載したミドルクラスモデル。 結露水で熱交換器の汚れを洗浄する「水内部クリーン」や、上位モデルにも付いている「フィルター自動お掃除」機能を搭載しており、お手入れは比較的簡単です。気流制御には、人に直接当たりにくい気流で風を届ける「風ないス運転」を採用。機能性と価格のバランスがいいため、清潔性や省エネ性をそこそこ重視しているけど、導入費用も抑えたい人におすすめです。
住宅設備モデルの2023年度版「SXシリーズ」の14畳モデル「S403ATSP-F」(上)と「S403ATSP-K」(下)
「risora」は奥行き約18.5cmのスタイリッシュなミドルクラスシリーズ。ボディは「ホワイト」と「ダークグレー」の2種類ラインアップされており、さらに前面のパネルをそれぞれ8色から選択できます。また、側面のラウンドフォルムと薄型ボディもあいまって、圧迫感を抑えつつ、あらゆる部屋に馴染むデザインに仕上がっています。
機能面は、「Fシリーズ」とほぼ同じようなレベルで、清潔性や省エネ性の高い機能を必要十分に搭載。ただ薄型なので、「フィルター自動お掃除」機能は非搭載です。
部屋の雰囲気にこだわりたい人におすすめのシリーズ。
家電量販店モデルの2025年度版「Cシリーズ」の14畳モデル「AN405ACP-W」
「C(CX)シリーズ」は、奥行き26.5cm、高さ25cmのコンパクトなスタンダードモデル。高さがない分、窓上の狭めのスペース(※)にも設置しやすいのが魅力です。また、本体上部を斜めにカットしたユニークなデザインで、上方だけではなく、前方からの空気も効率よく吸い込みます。
また、スタンダードクラスながら、「水内部クリーン(結露水洗浄)」や「フィルター自動お掃除」など、清掃機能は充実。さらに、室内が高温になりすぎたら冷房を、寒さで低温になりすぎると暖房を自動で運転開始する「室温パトロール機能」付きで、子どもや高齢者の部屋でも安心して使えます。
設置スペースに制限がある部屋用を探している人や、導入費用を抑えたい人におすすめのシリーズ。
※:最小据付寸法は、カーテンレールなしの場合が28cm、カーテンレールの上の場合が28.5cm
家電量販店モデルの2025年度版「Eシリーズ」の14畳モデル「AN405AEP-W」
「Eシリーズ」は、「C(CX)シリーズ」と同じように、奥行き25.5cm、高さ25cmのコンパクトなスタンダードモデル。「C(CX)シリーズ」との大きな違いは、「フィルター自動お掃除」が非搭載である点です。設置スペースに制限がある部屋用を探している人や、導入費用をできるだけ抑えたい人におすすめのシリーズ。
「VXシリーズ」は、機能がシンプルで本体価格が安いスタンダードモデル。「水内部クリーン(結露水洗浄)」や「室温パトロール」のほか、外気温−15や50度の厳しい環境でも運転できる「タフネス暖房・冷房」などを搭載しています。
ユニークなのが、屋外から新鮮な空気を取り込み、熱交換器で適温に整えて室内に届ける「給気換気」機能を搭載していること。定期的な窓開け換気も必要ですが、冷暖房しながら新鮮な空気を取り込めるのはうれしいポイントです。
ボディの高さは28.5cmなので、設置スペースの制限はあまりなく、機能は最低限でいいから導入コストをできる限り抑えたい人におすすめです。
各価格帯は、価格.com最安価格(2026年1月6日時点)から算出

ダイキンの代表的機能として人気の「うるる加湿」と「さらら除湿」ですが、実は両方が搭載されているのは最上級モデル「うるさらX」(R/RXシリーズ)のみ。
また、上位モデルは導入コストが比較的高いですが、省エネ性能は他社モデルよりも高く、電気代が抑えられるのが魅力です。
エアコンは基本的に、販売区分によって「家電量販店モデル」と「住宅設備モデル」の2種類に分けられます。
・「家電量販店モデル」……「ヨドバシカメラ」などの家電量販店で購入できるモデル
・「住宅設備モデル」……卸業者、工事店、ハウスメーカー、工務店、家電ストアなどを通じて購入できるモデル
どちらも機能的にはほぼ同じモデルですが、シリーズによっては室内機と室外機をつなぐ「延長配管の最大長」や「設置可能な高低差」など、細かい仕様が異なる場合があります。そのため、購入の際は価格だけで選ばず、必ず公式サイトやカタログなどで仕様もよく確認して選びましょう。
また、ラインアップの数にも違いがあり、たとえばダイキンのエアコンの場合、いちばんベーシックな「VXシリーズ」は「住宅設備モデル」のみの扱いです。
ちなみに、価格.comでは両方のモデル情報が確認できます。さらに、「価格.comプラス」の会員であれば、どこのお店で買ったどのエアコンでもお得な価格で設置工事してもらえるサービスが受けられるので要チェック!

家電量販店モデルは、本体価格が住宅設備モデルよりも高い場合がありますが、設置工事の手配と、古いエアコンの引き取りを同時に依頼できることが多く、手間がかからないのがメリットです。
住宅設備モデルは、ネットショップで購入すると、家電量販店モデルよりも安い場合がほとんどですが、設置工事の手配と古いエアコンの処理を別で依頼しなければならない場合もあり、想像以上に手間がかかることも。
本体価格だけで比較せず、そのあたりを下調べしてから、購入しましょう。
【対応シリーズ】「うるさらX」(R/RXシリーズ)
「うるる加湿」は、外気から水分を取り出し、暖房運転しながら室内を加湿できる機能。給水や水タンクの掃除の手間なく、冬の部屋や肌に潤いを届けてくれます。
【対応シリーズ】「うるさらX」(R/RXシリーズ)/「A(AX)シリーズ」/「リソラ」(SXシリーズ)/「F(GX)シリーズ」
「プレミアム冷房」は、設定温度に達した後も、部屋の湿度をしっかりコントロールする機能。 従来の冷房運転では設定温度に近づき、冷房が弱まると十分に除湿できず蒸し暑さを感じることがありましたが、この機能では除湿を続けながら快適な室温をキープできます。梅雨や夏のジメジメした日に最適な機能です。
【対応シリーズ】「うるさらX」(R/RXシリーズ)/「A(AX)シリーズ」
「AI快適自動運転」は、床や壁の温度(輻射熱)をセンシングした検知内容と、ユーザーが好みに合わせて変更した設定を記憶し、「好みの運転」として学習。最適な運転・制御パターンをAIが判断し、快適な自動運転を行います。床や壁の温度から判断するので、空間全体を冬は暖かく、夏は涼しい状態にしてくれます。

ダイキンの強みは、「うるる加湿」や「プレミアム冷房」といった機能による「空気のコントロール」。ユーザーの手間をかけずに快適な部屋環境を自動で作ってくれます。
さらに、こういった高機能を搭載しているにもかかわらず、省エネ性能が高く、電気代が抑えられる点が、ダイキンのエアコンに多くの信頼が集まっている理由でしょう。
ダイキンのエアコンには、内部洗浄機能「水内部クリーン」が搭載されています。これはは、冷房運転で発生した結露水を利用し、熱交換器の汚れを洗浄。さらに、ダイキンならではのプラズマ放電「ストリーマ照射」や送風・加熱乾燥で、カビの繁殖やニオイの原因菌を抑制します。
驚きなのが、他社では内部洗浄機能が非搭載のモデルがあるなか、ダイキンのエアコンはこれを全シリーズで採用していること。夏季のお手入れは手間がかかりません。
また、最上位モデルの「うるさらX」は、「うるる加湿」(無給水加湿)を搭載しているため、暖房運転で発生した加湿水を使った内部洗浄も可能。つまり、冬季も「水内部クリーン」で内部をキレイに保てるわけです。
いっぽう、フィルター掃除においては、付着したカビや花粉などに「ストリーマ」を照射する「ストリーマ空気洗浄」機能を全モデルに搭載。さらに、付着したホコリをブラシがかき取り、自動ダストボックスで回収する機能「フィルター自動お掃除」は、「リソラ」「Eシリーズ」「KXシリーズ」以外のモデルすべてに採用されています。

ダイキンのエアコンはどれも、夏場の汚れ対策はバッチリ! 冬場もしっかり内部洗浄したい場合は「うるさらX」を選びましょう。
ダイキンのエアコンは、寒冷地用モデル「スゴ暖」シリーズを3シリーズラインアップ。上で紹介したダイキンの特徴的な機能に加えて、寒さが厳しいシーズンにうれしい機能を搭載しています。
たとえば、外気温−25度まで運転可能な室外機設計。凍結や霜付き、着雪もしにくく、暖房の立ち上がりもスピーディーです。また、最大60度の高温風モードや、暖房の途切れが少ない霜取り運転「インテリジェントデフロスト」などを搭載しており、寒冷地での厳冬期も快適な暖かさを実現します。
家電量販店モデルの2026年度版「Dシリーズ」の14畳モデル「AN406ADP-W」
「D(DX)シリーズ」は、暖房強化モデル「スゴ暖」の最上級モデル。「AI快適自動運転」や「節電自動運転」で消費電力を抑えつつ快適さを保ちます。夏は「プレミアム冷房」「さらら除湿」「猛暑時スピード気流」で涼しさを確保し、冬は「垂直気流」で足元まで暖かくするなど、機能的には「A(AX)シリーズ」とほぼ同じ。また、「D(DX)シリーズ」2026年モデルは、高効率でムダなく運転をスタートする「エコブースト制御」などを搭載し、目標年度2027年の省エネ基準をクリアしています。
寒冷地に住んでいて、リビング用の暖房強化モデルを探している人におすすめ。
家電量販店モデルの2026年度版「Hシリーズ」の14畳モデル「S406ATHP-W」
「H(HX)シリーズ」は、奥行き26.5cm×高さ25cmとコンパクトサイズの「スバ暖」ミドルクラスモデル。窓上の狭いスペースにも設置しやすく、本体上部の「ナナメカット」で効率よく空気を取り込みます。標準モデルの「C(CX)シリーズ」とサイズや機能がほぼ同じで、「フィルター自動お掃除」機能を搭載。
寒冷地在住で、設置スペースに制限がある人におすすめです。
家電量販店モデルの2026年度版「KXシリーズ」の10畳モデル「S286ATKP-W」
「KXシリーズ」は「スゴ暖」のスタンダードモデルですが、「スゴ暖」ならではの室外機設計や最大60度の高温風モードといった高い暖房機能を搭載。「フィルター自動お掃除」機能は非搭載ですが、水内部クリーン(結露水洗浄)は採用しています。
寒冷地在住で、導入費用を抑えたい人におすすめ。
ダイキンのエアコンの冷暖房能力は、「畳数」で表されます。
特に、どの程度の広さの部屋に適しているかを示す目安の数値「畳数のめやす」が、設置を検討している実際の部屋の広さに合っているかどうかで、モデルを選ぶことが大切です。
なぜなら、エアコンはその「畳数のめやす」よりも広い部屋に設置した場合、十分に冷暖房できず長時間運転が必要になり、電力消費が増えるだけでなく、本体の寿命が短くなる可能性もあります。逆に、「畳数のめやす」より狭い部屋だと、すぐに設定温度に到達してしまうため、ひんぱんにオン/オフを繰り返し、効率が悪くなり、余計に電気代がかかってしまいます。
また、「畳数のめやす」は、住宅の構造によっても異なります。たとえば、エアコンの仕様に「暖房は11〜14畳(18〜23u)」と表記されている場合、木造平屋(南向き)の和室では11畳(18u)、鉄筋コンクリートのマンション(南向き中間層)の洋室では14畳(23u)の部屋にちょうどよい暖房能力を持っているという意味。つまり「11〜14畳のどんな部屋でもすべてに最適」という意味ではなく、条件に応じて変わるということを表しています。
この条件のほかにも、ロフト付きの部屋や天井が高い部屋、複雑な形状の間取りでは、少し大きめの「畳数のめやす」のモデルを選んだほうがいいといった場合もあります。。
ちなみに、ダイキンのエアコンは、14畳モデルが各2〜3モデルをラインアップしている場合があります。この理由は、設置環境や使い方の違いに対応するため。特に14畳モデルは100Vの電源で使用できる上限に近いため、100V仕様と200V仕様の両方を用意することで、電気工事をせずに使いたい家庭と、より安定した運転を重視したい家庭のどちらにも対応できるようにしているわけです。
また、同じ14畳の部屋でも、木造か鉄筋か、暖房を重視する地域かどうかによって、エアコンにかかる負荷は変わります。こうした住環境の違いを考慮し、同じ畳数表示でも複数のモデルを用意している場合があります。
つまり、同じ「畳数のめやす」のモデルが複数ラインアップされている場合は、住環境に合ったモデルを選ばなくてはならないわけです。
もし住環境がユニークでモデル選びに悩んでしまったら、お住まいの地域や住宅種別、部屋の条件、断熱等級、運転パターンに合わせ、最適なエアコンを提案してくれるエアコン支援ツール「ASST」などを活用すると便利です。

ダイキンのエアコンは基本、部屋の畳数に合った「畳数のめやす」のモデルを選べばOK! ただ、特殊な環境や構造の部屋の場合はしっかりと調べて最適なモデルをセレクトしましょう。
1kWhあたりの電気代はすべて約31円(税込)で計算
次に、気になる電気代をチェック。
ダイキンの場合、1年間の消費電力量と電気代を、リビングルームなどに合う14畳タイプで比較してみると、以下のようになります。
●ハイエンドモデル「S406ATRP-W」(うるさらX/住宅設備モデル/2026年度)
・年間消費電力量:1,036kWh
・1年間の電気代(※):32,116円
●ベーシックモデル「S405ATEP-W」(Eシリーズ/住宅設備モデル/2025年度)
・年間消費電力量:1,544kWh
・1年間の電気代:47,864円
単純計算で、電気代はハイエンドモデルのほうが15,748円安いことになります。
その理由は、上位シリーズには省エネを支える機能が満載だから。たとえば、最上位のプレミアムシリーズ「うるさらX」2026年度モデルは、高集積熱交換器などを搭載した新設計の室外機を採用することで、快適性と省エネ性を高いレベルで両立しています。
いっぽうで、本体価格を比べてみると、上記のハイエンドモデル「S406ATRP-W」は22万円、ベーシックモデル「S405ATEP-W」は9万円と、13万円ほどの差。10年間使った場合、本体価格+10年間の電気代で比べるとその差は3万円ほどと僅差です。
もちろん、上位モデルのほうが快適性やお手入れのしやすさではすぐれているため、多少予算に余裕がある人は、長い目で見て上位モデルを選ぶことをおすすめします。
ちなみに、エアコンの省エネ・節電機能は、初期設定がオフになっていることが多いことに注意。オンに設定すれば、節電効果におよそ1割弱の違いが出てきます。
※:1kWhあたりの電気代はすべて約31円(税込)で計算

ダイキンのエアコンは、他社と比べて比較的高めのイメージがありますが、その分、快適性が高いモデルが多いです。エアコンは毎日使うことも多いので、本体価格は高めでも、必要な機能が搭載されたモデルを選ぶようにしましょう。
<基準1>機能性、省エネ性、本体価格のバランスが取れている
<基準2>他社にはないすぐれた機能で、快適な環境に整えてくれる
<基準3>個室にも設置しやすい圧迫感の少ないサイズ感
| 製品 価格.com最安価格 | 画像 | ショップリンク | 詳細を見る | 畳数の目安 | グレード・カテゴリー | 1年間の電気代 | 省エネ性 | うるる加湿 | さらら除湿 | プレミアム冷房 | AI快適自動運転 | フィルター自動お掃除 | シリーズ(発売年度) | 販売区分 | 室内機サイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に14畳 | ハイグレード | 32,116円 | 4.5 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | AXシリーズ(2026年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×370(奥行)×295(高さ)mm |
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Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に6畳 | コンパクト・スタンダード | 22,227円 | 2 | × | ×(9段階セレクトドライ) | × | ×(自動運転) | × | Eシリーズ(2025年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×255(奥行)×250(高さ)mm |
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Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に18畳 | ミドルレンジ | 64,387円 | 1.2 | × | ○ | ○ | ×(快適自動運転) | × | SXシリーズ(2023年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×185(奥行)×295(高さ)mm |
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![]() |
Amazon 楽天市場 Yahoo! | 詳細を見る価格.comへ | 冷暖房とも主に14畳 | 寒冷地用暖房強化モデル | 33,046円 | 4 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | DXシリーズ(2026年度) | 住宅設備モデル | 798(幅)×370(奥行)×295(高さ)mm |
※:リスト内の「省エネ性」は各モデルの「多段階評価点」を表記。「多段階評価点」とは、省エネ法に基づき、市販のエアコンの省エネ性能を1.0〜5.0の41段階(0.1刻み)で評価する指標で、5.0に近いほど省エネ性が高いことを示しています

家族が長時間過ごすリビング用エアコンとしておすすめなのは、ハイレベルな快適性と省エネ性能を備えた住宅設備モデル「AXシリーズ」。
ユーザーの好みを学習し、それに合った自動運転を行う「AI快適自動運転」を搭載し、必要以上の冷やしすぎや暖めすぎを自動制御。さらに、室温が設定温度に達すると消費電力を抑えた運転に移行する「節電自動運転」も搭載しており、電気代を節約しながら快適な部屋作りが可能です。
冷房運転では、設定温度になった後も除湿を続けて蒸し暑さを抑える「プレミアム冷房」や、シーンに合わせて湿度を賢くコントロールする「さらら除湿」など、高性能な機能を搭載。暖房運転では、真下に気流を吹き出すことで部屋が乾燥しにくい「垂直気流」で、足元からしっかりと暖めます。
衛生機能も充実。冷房運転で発生した結露水で内部を洗浄する「水内部クリーン」により、夏季はエアコン内部を清潔にキープ。「フィルター自動お掃除」機能も搭載しているので、お手入れの手間も抑えられます。さらに、「ストリーマ空気清浄運転」で部屋に浮遊するウイルスも抑制できるのもうれしいポイントです。
加湿・換気機能は不要だけど、ワンランク上の使い心地と快適さを重視する家族のリビングにおすすめのシリーズです。

個室用&ひとり暮らし用におすすめするシリーズは「Eシリーズ」の住宅設備モデル。奥行き25.5cm×高さ25cmのコンパクトボディが特徴で、本体上部を斜めにカットした形状で吸い込みを効率化しており、カーテンレールの上など、限られたスペースにも設置しやすいのが魅力です。
「フィルター自動お掃除」機能は非搭載。ただ、ベーシックモデルながら、エアコン内部を結露水で洗浄しつつ、「ストリーマ照射」でカビを抑制する「水内部クリーン」を搭載しており、手間なく清潔な状態をキープしやすいモデルです。
さらに、「暑すぎ」「寒すぎ」を検知して自動運転する機能「室温パトロール」を搭載しており、子どもや高齢者、ペットが使う部屋にも向いています。
必要十分な基本性能と清潔機能を備えつつ、ダイキンのエアコンの中では価格がいちばん抑えられているので、ひとり暮らしのワンルームや寝室などの個室におすすめのシリーズです。
ちなみに、「フィルター自動お掃除」付きのコンパクトで安いモデルをお探しなら、「CXシリーズ」(住宅設備モデル)がおすすめ。

インテリアにこだわるリビングや書斎におすすめなのが、デザイン性が高い「risora(リソラ)」。奥行18.5cmの薄型デザインに、丸みを帯びたラウンドフォルムを採用しており、圧迫感が少なく、空間になじみやすいシルエットに仕上がっています。
ボディのベースカラーは「ホワイト」と「ブラック」の2色で展開。パネルのカラーは、木目やツヤ、織目など、高級感あふれる8色展開で、自室のインテリアに合うモデルをセレクトできます。
さらに同シリーズでは、約600色の中からパネルカラーをオーダーメイドできるサービス「リソラ カスタムスタイル」にも対応。別途でパネルの塗装費用やシートの加工費用はかかりますが、より理想のデザインを追求できます。
デザイン重視でありながら、ハイグレードな機能も搭載。設定温度到達後も除湿して蒸し暑さを減らす「プレミアム冷房」や、湿度を賢くコントロールする「さらら除湿」、気流を真下に吹き下ろし、床を流れるように足元から暖める「垂直気流」などが採用されています。
今あるインテリアとの調和を求めている人におすすめのシリーズ。

「DXシリーズ」は、寒冷地向けエアコン「スゴ暖」のハイエンドモデル。凍結や霜付きを抑える室外機設計で、停止中も室外機ファンへの着雪を防止します。また、暖房が途切れることが少ない理想的な霜取り運転が可能で、厳冬下でも快適な暖かさをキープします。
「スゴ暖」のほかのシリーズとの大きな違いはエコ性能。「AI快適自動運転」や「節電自動運転」で快適さをキープしながら消費電力も抑えてくれます。また、高効率な運転開始機能「エコブースト制御」などを搭載し、目標年度2027年の省エネ基準をクリアしています。
また、快適性も優秀。人に直接当たらない気流で足元から暖める「垂直気流」や、部屋の奥まで温度ムラを解消する「サーキュレーション気流」を搭載するほか、「プレミアム冷房」や「さらら除湿」など、夏も快適に過ごせる機能を搭載しており、1年中安心して使えます。
寒冷地に住んでいて、リビングをとにかく快適にしたい、電気代を節約したい人におすすめ。
一般的なエアコンの寿命は、約10年とされています。
これは安全に使える目安の期間で、この時期を過ぎると経年劣化により、安全性や動作の信頼性が下がる可能性があります。また、10年を過ぎると、部品がなくなって修理できなくなる可能性も。ダイキンの場合、部品の最低保有期間は10年です。そのため、購入から10年を超えたら、買い替えを検討したほうが安心です。
また、10年以上前のモデルから最新モデルに買い替えることで省エネにつながり、電気代やメンテナンス費用を含めたランニングコストを削減できる場合もあるでしょう。
なお、冷暖房が設定温度に達しにくい、または運転直後や運転中に頻繁に停止するなどの症状がある場合は故障の可能性があります。このような場合は、修理費用も考慮したうえで買い替えを検討しましょう。
エアコンの価格が下がりやすいのは、在庫処分と中間決算が重なる8月下旬〜10月頃。真夏や真冬は需要が集中し、価格が上がりやすく、設置工事の待ち時間も長くなりがちなので避けたほうが無難です。
また、新モデルの発売直前・直後は型落ちモデルが値下がりしやすいですが、発売時期はメーカーによって異なります。傾向として、上位モデルは10〜11月、普及モデルは2〜3月に入れ替えが多く、この前後はとくに狙い目です。
さらに、家電量販店などの決算期にあたる3月と9月は、大型家電全般が安くなるケースが多く、型落ちや在庫処分と重なると一段とお得に購入しやすくなります。
工事予約は気温上昇に連動して真夏に集中するため、6〜8月は特に混雑しやすい時期。また、引っ越しが多い3〜4月も予約が取りにくくなります。
混雑時には、設置までに数週間から数か月待つこともあるでしょう。混雑を避けたい場合は、初夏前の5月や秋の9〜10月がおすすめ。ただし、その年の暑さが早く訪れる場合は、通常は閑散期の5〜6月から混み始める可能性もあるので注意してください。
標準的な工事での取り付け費用の相場は、約1.5万〜2.5万円。エアコンの冷房能力が高いほど費用も高くなる傾向があります。また、配管延長や高所作業などの追加工事が必要な場合は、別途料金が発生します。
主な補助制度は、「住宅省エネキャンペーン」と「東京ゼロエミポイント」です。
「住宅省エネキャンペーン」は、国が実施する補助制度で、住宅の新築やリフォームにおいて省エネ性能を高める工事が対象です。補助の対象となるエアコンは省エネ基準を満たしたモデルで、冷房能力ごとに1台あたり20,000円、24,000円、27,000円というような形で補助額が設定されています。ただし、補助を受けるためには、断熱改修などの必須工事をあわせて行う必要があります。
「住宅省エネ2026キャンペーン」の実施要項は追って公表される予定です。
「東京ゼロエミポイント」は、東京都民が省エネ性能の高いエアコンなどの家電に買い替えた場合に、ポイントや割引が受けられる制度。支援額は製品や条件によって変わり、最大8万円分お得になる場合も。「東京ゼロエミポイント」における「ダイキン」の対象エアコンはこちらのページから確認できます。
なお、どちらの補助金においても、ダイキンのエアコンは幅広く対象に選ばれています。
エアコンの基本的なお手入れ方法は、フィルターのホコリを掃除機で吸い取った後に水拭きするほか、中性洗剤を染み込ませた布で吹き出し口とルーバーを拭く、といった方法があります。繊細なフィンは無理に触らないほうがよいでしょう。
自動掃除機能付きモデルの場合は、それとは手順が異なるため、取扱説明書を確認することが重要。また、エアコン内部のカビ掃除は個人では難しく、誤った方法で行うと破損や故障の原因になります。そのため、専門業者への依頼をおすすめします。
三菱電機「霧ヶ峰」や日立「白くまくん」、パナソニック「エオリア」など、ほかのメーカーのおすすめエアコンについても知りたい人は、以下の記事をチェック! エアコン業界のトレンドから製品選びのポイント、そして価格.comで人気の注目モデルを紹介しています。