レビュー
A4コピー用紙が一気に5枚“細断”できる家庭用シュレッダー

マイナンバー導入で一家に1台? 人気のコンパクトシュレッダー「P5GC」を使ってみました!

個人情報の流出対策として、オフィスになくてはならない存在のシュレッダー。でも、一般家庭では、まだ誰もが持っているというわけではありません。しかし、来年からスタートする「マイナンバー制度」の影響で、さらなる個人情報の流出が懸念され、一般家庭でもシュレッダーの需要が高まっているそう。というわけで、今、シュレッダーが熱い! 今回は、オフィスでも家庭でも使えるお手頃サイズのシュレッダーが人気のアイリスオーヤマ(価格.com内シュレッダーカテゴリーにおいて人気ナンバーワン/2015年7月21日現在)から、最新モデル「P5GC」をピックアップ。人気の理由はどこにあるのか、我が家で使ってチェックしてみました。

一度にA4コピー用紙が5枚投入できるシュレッダー「P5GC」は、オフィスにも家庭用にも重宝しそう

一度にA4コピー用紙が5枚投入できるシュレッダー「P5GC」は、オフィスにも家庭用にも重宝しそう

和室や木製家具にもマッチする家庭用シュレッダーに注目!

届いた「P5GC」は、これまで見たことのないベージュカラー。シュレッダーといえば、白か黒というイメージだったので、まずそのイメチェンぶりに驚きました。サイズは本体とダストボックスをセットした状態で、32.1(幅)×16.9(奥行き)×35(高さ)cm。家庭用としては若干大きめの印象を受けましたが、わが家でシュレッダーを使う時といえば、思い立って部屋を大掃除する時だったりするので、大量の紙を一気に裁断できるという点では、手頃なサイズかも、と思いました。ダストボックスの容量は8.9L。これは、A4コピーサイズ80枚分の量に相当するそうです。

本体はすべてブラックで、ダストボックスがホワイト、クールグレー、ベージュの3色展開になっています。和室や木製家具には、写真のベージュがしっくりきますね

セッティングは至って簡単です。ダストボックスに本体を乗せ、電源プラグを差し込むだけ。操作は本体にある「電源スイッチ」をスライドさせて選択します。といっても、選択するのは、基本操作となる「自動」「停止」と、紙詰まりの時に対応する「逆転」「正転」の4つだけ。禁止事項を守って正しく使っていれば、「逆転」「正転」の出番はほとんどなさそうです。

ダストボックスの上に、本体を乗せるだけでセット完了。本体は約3kgと意外と重いので、机の横など常に同じ場所に設置した方がベター

本体サイズは、32.1(幅)×16.9(奥行き)cm。中央に紙投入口、その上に操作ボタン(電源スイッチ)があります

操作ボタンはスライド式で、右から「正転」「自動」「停止」「逆転」の4つの操作が選べます。制限枚数を守り、正しく使っていれば、「自動」と「停止」のみで、「逆転」「正転」の出番はほとんどなさそう

いっぽう、その下にずらりと並んでいるのが、さまざまな禁止事項。「子供使用禁止」「手を入れるな」「衣類巻込み注意」「髪の毛巻込み注意」「加熱スプレー厳禁」と、まるでシンガポールの街にある禁止事項看板のようです。せっかくシンプルなデザインなのに、ここは非常に残念なところ。もう少し控えめにすることはできなかったのでしょうか?

しかし、その後、本体を裏返して刃を見た瞬間に納得しました。「こりゃあ、何かあったら大変だわ!」。この鋭い刃を見たら、紙を投入するのがちょっぴり怖くなりました……。

シンガポールの街にある規制看板並みの禁止事項。「安全第一」は分かりますが、せっかくのシンプルなデザインが台無し……。でも、仕方ないか

この刃の鋭さを見てしまうと、やはり「安全第一」を心がけたくなります

この刃の鋭さを見てしまうと、やはり「安全第一」を心がけたくなります

入れたら5秒で紙吹雪。スムーズに行きすぎて「逆転」「正転」の出番がない!

でも、刃の鋭さにひるんではいられません。というわけで、裁断してみましょう。やり方は簡単。まず、操作ボタンを「停止」から「自動」に切り替えます。そして、本体の中央にある紙投入口に紙を入れるだけ。紙がセットされると、自動的に中のカッターが回転し、紙を裁断する仕組みになっています。

その速さ約5秒。紙を入れた瞬間、中にスルスル入っていくので写真を撮っているヒマもありません(笑)。

紙は上からまっすぐ紙投入口の中央に入れます。紙がセットされると、自動的にカッターが回転し、紙を裁断します。紙を入れてから裁断されるまでの時間はあっという間。写真を撮るヒマもありません(笑)!

気になる音ですが、率直な感想としては「まぁ、こんなものでしょう」。ライターという職業柄、わが家にもシュレッダーがありますが、感覚的にはそのシュレッダーとほぼ同じ作動音でした。さまざまなシュレッダーが出回っている今、今後の開発ポイントとして、この作動音はもう少し見直されていくのではないかと思います。ただいっぽうで、このくらいの音がないと、作動していることに気づかず、思わぬ事故につながるかもしれないとも思いました。このくらいの音を出すことで、「ネクタイは絶対にいれないぞ!」とか「髪はしっかり結わいておこう!」など警戒できるのではないでしょうか。

「P5GC」は、一度にA4コピー用紙を5枚まで入れられるのがウリです。試しにやってみると、何の問題もなくサクサク裁断してくれます。でも、これではレビュー記事にならないわ、ということで、わざと斜めに紙を投入してみましたが、それでもクリア。じゃあ、連続して一気に入れちゃえ!と入れてみても、やっぱりクリア。強者です。

これでは、紙詰まりをした時に使う「逆転」や「正転」機能を試すことができません。そうこうしているうちに、紙もなくなって来てしまいました・・・。

そして、裁断された紙=ゴミがどんどん溜まってきました。ゴミの量は、ダストボックスの透明の窓から確認することができます。紙は約5×37mmまで細かく裁断されます。これなら、秘密文書でも解読は困難。どんなに根気のある人でもこれを元通りに再現してみようとは思わないはず。それよりも、あまりにキレイに裁断されているので、このまま捨ててしまうのがもったいないくらいです。これ、何かに活かせないかしら? しかし、いくら考えても、紙吹雪くらいしか思い浮かばないのでした……。

ダストボックス容量は、A4サイズ80枚分に相当する8.9L。ダストボックスには透明の窓があり、ゴミの量が分かるようになっています

裁断された紙はこんな感じ。ここまで細かく裁断されていたら、ヒミツの文書も再現は不可?

裁断された紙はこんな感じ。ここまで細かく裁断されていたら、ヒミツの文書も再現は不可?

裁断されゴミとなった紙ですが、あまりにきれいに裁断されているので、なんか捨てるのがもったない感じ。紙吹雪とかに使えそう(笑)

A4サイズを3枚重ねた紙を斜めに入れてみました。若干入りが悪いけれど、裁断はできました。ただし、紙詰まりの原因になるので、きちんとまっすぐ入れましょう!

絶対やってはいけません! でも、やっちゃいました……

ここまで、何をやってもスムーズに裁断され、未だに「逆転」の出番なし。こうなってくると、何が何でも紙詰まりさせたいという思いに駆られてきます。そこで、こっそり(ここで公開しているからぜんぜんこっそりではないのですが……)掟を破り、「P5GC」の限界を探ってみることにしました。

まず、段ボール紙。取り扱い説明書には「段ボール紙禁止」と書かれていますが、たまたま家にちょっと薄目の段ボール紙があったので、試してみることに。すると、またしても何の問題もなくスルスルっと入ってしまい、裁断されてしまいました。

P5GCの紙投入口に入る紙の厚さは、2.5mmまで。取説には段ボール紙はNGになっていたけれど、試しに薄目の段ボール紙を投入してみると、何の問題もなく裁断されてしまいました(でも、本当はやってはダメ!)

「マジ!? じゃあ今度はこれでどうだ!」と、裏の字が透けて見えるくらいの薄い紙の雑誌を15ページ分入れてみると・・・途中まではスルスルと入っていったけれど、だんだん動きが怪しくなってきました。そして、作動がストップ!

よし! やっと「逆転」の出番だ! と紙詰まり対応の「逆転」にスイッチをスライドさせてみたものの、あれ? 動かない。不安になって、スイッチを「停止」にして、本体を取り外して刃を見ると、大変なことに! これでは「逆転」で回避できるレベルではない! とりあえず、この詰まった紙を取り除かなければ!とピンセットを使って地道にひとつ1つ取り除くことに。だいぶ取り除いた段階で、あとは「逆転」の力を借りようとスイッチを入れたものの、びくともしない。

調子に乗って、薄い紙を使用した雑誌を15ページ分入れてみると、途中から動きが悪くなり、止まってしまいました……

さすがにここまでの紙詰まりでは、「逆転」の効果もなし。それどころか、うんともすんとも言わなくなってしまいました……。うわ、どうしよう!

刃の部分に紙が大量に詰まってしまいました。地道にピンセットで取ることに……。あ〜、大変なことになってしまいました!

「マズい、壊しちゃったかもー!」。そんな中、まさかの突然の来客で、一時作業を中断しなければならなくなってしまいました。しかし、その間も「どうしよう!どうしよう! 壊しちゃったかも……」と気が気じゃありません。

1時間ほどして来客が帰り、ドキドキしながらもう一度スイッチを入れてみると、あらまあビックリ!動いてくれるではないですか! どうやら、作動がストップしたのは、連続して使用していたからのよう。よくよく注意事項を読むと、「定格時間は3分」と書いてありました。紙の枚数や厚さばかりに気を取られていて、肝心なことを見逃していました。

いやいや、それ以前に、あんなにたくさんの紙を入れたこと自体がいけなかったのです。シュレッダーは規定の枚数内で、正しく使うことが大前提。強者の限界を知りたいからといって、筆者のような行為は絶対にしないでくださいね。

というわけで、念願の(?)「逆転」を使って、あの絶望的な紙詰まりもなんとかクリアすることができましたが、今回は自分のむちゃぶりを大いに反省しました……。

まとめ

シュレッダーというと、これまではオフィスで使うものというイメージがありましたが、来年からスタートする「マイナンバー制度」の影響で、一般家庭においても需要が高まっています。家庭用となると、使いやすさだけではなく、まわりの家具との調和や音なども気になるところ。その点、「P5GC」は和室や木製家具にもマッチするベージュカラーがあるので、人気を集めそう。また、作動音もこの程度であれば、夜間でも使用できそうです。

日頃からこまめにシュレッダーを使うオフィスと違い、家庭では「今日は掃除するぞー!」という時にシュレッダーを使うという場合も多いのではないでしょうか。筆者は日頃、原稿に使う参考資料などが机に山積みになっていますが、掲載されてしばらくして「もう捨ててもいいかな」という時に、一気にシュレッダーをかけます。その量は結構なもので、家庭用のこれよりも小さいサイズのものだとすぐにダストボックスがいっぱいになってしまいます。その点、「P5GC」はダストボックスの容量が8.9Lとたっぷり入るので、まさに筆者のような人向き。逆にそれほど使わないという人には、ちょっと大きすぎるかもしれません。今回はいろいろ厳禁行為もしてしまいましたが、その結果からも、「P5GC」がいかに強者かが伝わったかと思います。ただし、これらのむちゃぶりは、紙詰まりはもちろん危険行為にもなるので、絶対にマネしないでくださいね。

石渡 真由美

石渡 真由美

赤ちゃんからお年寄りまで、幅広い年齢の“人”取材を中心に執筆している中、“モノ”取材はいい意味で気分転換に。ズボラ主婦向けのモノが好き。

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