自転車の夜間走行は、自転車用のライトをちゃんと点灯させていたとしても、見落とされる可能性があるので、できるだけ存在をアピールしておきたいところです。
今回紹介する「LEDグローブライト」は、グローブにLEDライトが装着されることで、存在感が大幅にアップするという商品です。
走行中はもちろんのこと、グローブが光るので、手信号や合図なども確認してもらいやすくなるわけです。
見た目は普通のオープンフィンガーの自転車用のグローブです
クッションや滑り止めが付いており、自転車用としての機能は兼ね備えています
ロードバイクやクロスバイク、マウンテンバイクなどに乗っていればグローブは必然的に使用しているわけなので、光るグローブに切り替えたところで、特に違和感はありません。
で、このLEDグローブライトなんですが、特別なグローブかと思いきや、普通の自転車用グローブに、LEDライトや電源スイッチを装着できるポケット部が付いているだけです。
なので、自転車走行の邪魔(じゃま)にもなりませんし、グローブとしての機能もしっかりとあります。また、電源とLED部分を取り外すこともできるので、グローブ自体は、手洗いで洗濯することもできるわけです。
電池ボックスを取り外します
シリコン製のカバーを外すと、電池の交換ができます
グローブはフリーサイズのみですが、ストレッチ素材とメッシュ素材を使ったオープンフィンガータイプなので、極端に手が大きい人でないかぎり、装着は可能だと思われます。
スイッチを入れると、クリスマスのイルミネーションのラインライトのような感じで、グローブが光ります。点灯パターンは3つあり、スイッチを1回押すと速い点滅、もう一度押すと遅い点滅、さらにもう一度押すと点灯し、さらにもう一度押すと消灯します。
電池は片手ずつボタン電池を使用し、約72時間稼働します。30分くらいの通勤通学時間なら、暗くなった帰りだけ使用した場合、4か月くらいは保つでしょう。ここまで使い込んでいないので、実際にそこまで保つかはわからないですが、1回や2回で切れるようなことはないです。
このように、手の甲の部分がナナメに光ります
暗い場所で片手だけ点灯してみました
そのLEDの明かりですが、結構な明るさです。暗い場所なら手袋だけでなく、それを装着した人の体や顔まで照らしてくれるほどです。
この状態で自転車が確認できなかったって言うのであれば、それは確実によそ見運転をしていたんだろうってくらいの明るさです。
暗い場所では、顔や体が照らされるくらいの明るさがあります
うしろから撮ってみました。手信号であるかはわかりかねますが、手を出せば、何かいることはうしろに知らせることはできそうです
あと、これはイレギュラーな使い方だと思いますが、暗闇でダンスをしたり、バルブ撮影で光で文字や絵を描くときなんかにも使えそうです。
ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランス・ライターに。現在は、デジタル機器を中心にWebや雑誌、Mookなどで活躍中。近著に『INGRESSを一生遊ぶ!』(宝島社刊)。