キャンプやアウトドアで、山に落ちている枝を拾ってきて火をおこし、暖をとったり調理をされたりする方、多いのではないでしょうか。
乾燥した日が続いていれば、拾ってきた枝だけで着火させるのにも苦労しないのでしょうが、雨や雪が続いて枝が湿っていたりすると、なかなか火おこしも大変なんですよね…。アウトドア好きとしては、着火剤を使うのもなんだか味気なく感じます。
さて、今回紹介するのはそんな火おこしに抜群の力を発揮する商品。Bush Craftの「ティンダーウッド」です。天然の松の木から、「松やに」を多く含んだ部分のみを切り出した自然の着火剤なんですが、この着火力があまりにもすごいんです。
袋もかわいいですね
松やにを多く含んでいる部分なので、独特の芳香があります。筆者にとってはイヤなニオイというわけではなく、どこか懐かしいというか癒やされる感じの香り。
松やにがしみ込んでいるので、滑りづらい
このまま火を付けるのではなく、細かく削って着火します。鉛筆を削るような感覚で、サクサクと削れていきます。
削るのに、そこまで力は必要ありませんでした
鉛筆のような感覚で削れます
試しにこれに火を付けてみます
着火!
ものすごい勢いで炎上するティンダーウッド。
あっという間に炎を上げるティンダーウッド
1本の木で10〜20分ほど燃えるようなので、着火剤としては十分に機能してくれるでしょう。
雨にぬれたという設定で、試しに削ったティンダーウッドをわずかな時間だけ水に浸してみたのですが、こちらもビックリ、まったく問題なくボーボーと火を上げてくれました。
少しくらいの水分なら問答無用で着火します
さらに、ティンダーウッドをひと晩水につけてみたのですが、こちらはさすがに火が付かず…。ぬれても大丈夫とはいえ、染みこむほど水につけるのはやめたほうがよさそう。
さすがに水浸しのティンダーウッドでは着火せず
今回は削り落として使ってみましたが、フェザースティックという形(削った部分を枝に残し、毛羽立つように削りだす)にすると勢いよく火がついていきます。
フェザースティックの作り方は、Bush Craft のYouTubeチャンネルで動画も紹介されているので、参考にしてみてください。筆者にはちょっと難しかったです…。
着火剤などで効率的に火をおこすのも悪くないですが、こういった天然由来の成分を使った火おこしって、何ともぜいたくな時間ですよね。筆者のお気に入りアイテムになりました。