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ウォークマンZXシリーズ最新モデルやNC付き完全ワイヤレスイヤホンなど、ソニーが怒涛の新製品ラッシュ!

ソニーは毎年8〜9月に行われる世界最大のコンシューマー・エレクトロニクスショーのIFAに合わせて新製品を発表し、日本では9月前後に発表が行われるのが恒例となっている。昨年は、オーディオフラッグシップモデル「Signature Series(シグネチャーシリーズ)」の投入、ハイレゾウォークマンエントリーモデルのフルリニューアルなどが発表されたが、今年も「ウォークマンZX」シリーズの新モデル投入、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン・イヤホンの新しいラインアップ「1000X」シリーズの投入、「h.ear」シリーズ2年ぶりのリニューアルなどかなり豊作だ。さっそく、この秋発売される新製品の特徴をレポートする。

 

ハイレゾウォークマンはZXシリーズに久々の新モデルが登場! Aシリーズも音質・機能をブラッシュアップ

まずは、ソニーが誇るポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」の新モデルから紹介しよう。

現在、ウォークマンは音質を追求したフラッグシップモデルの「WM1」、ハイレゾ対応高音質モデルの「ZX」、コンパクトなハイレゾ対応エントリーモデルの「A」、語学学習機能が充実した「S」の計4シリーズ展開となっている。Sシリーズについては9月9日に新モデルが発売されると先に発表されていたが、今回、ZXシリーズの新モデル「NW-ZX300」と、Aシリーズの新モデル「A40」シリーズが10月7日に発売されることが発表された。

ウォークマンNW-ZX300とA40シリーズ

NW-ZX300は、2015年に発売された「NW-ZX100」の後継モデルとなる製品。WM1シリーズの高音質をZXシリーズのコンパクトサイズに収めることを狙って開発されており、WM1シリーズからさまざまな点を継承しているのが特徴だ。

NW-ZX300

NW-ZX300

NW-ZX300とA40シリーズの大きさを比較。非常にコンパクトにまとまっているのがわかる

NW-ZX300とA40シリーズの大きさを比較。非常にコンパクトにまとまっているのがわかる

具体的には、WM1シリーズにも搭載されている「新S-Master HX」を搭載し、11.2MHzまでのDSDのネイティブ再生や、4.4φのバランス出力に新たに対応。ヘッドホン出力も、アンバランス接続で50mW、バランス接続で250mWと、WM1シリーズに匹敵する性能を実現したという。

ヘッドホン出力は、3.5φアンバランス出力と4.4φバランス出力の2系統装備

ヘッドホン出力は、3.5φアンバランス出力と4.4φバランス出力の2系統装備

また、WM1シリーズで採用した低位相ノイズ水晶発振器を小型化して搭載したり、S-Master HXの基板との接続にWM1シリーズで採用した高音質はんだを使用するなど、WM1シリーズで培った高音質化技術を投入。アンプ部の電源には、新開発のフィルムコンデンサーを搭載し、電源系統も強化されている。

NW-ZX300の内部パーツ

NW-ZX300の内部パーツ

S-Master HXの基板との接続には高音質はんだを採用

S-Master HXの基板との接続には高音質はんだを採用

新開発のフィルムコンデンサーを搭載し、アンプ部の電源も強化

新開発のフィルムコンデンサーを搭載し、アンプ部の電源も強化

シャーシには、「NW-WM1A」と同じくアルミ削り出しを採用している。なお、リアパネルには、NW-WM1Aの金メッキ処理を施したコルソン系銅合金や、NW-ZX100のステンレス鋼板とは異なり、アルミ素材が使われている。これにより、歪み感のない透明感のあるサウンドを実現できるという。

アルミ削り出しのシャーシを採用

アルミ削り出しのシャーシを採用

サイドボタンも含め、フルメタルボディとなっている

サイドボタンも含め、フルメタルボディとなっている

フロント部分の液晶パネルは3.1型WVGAで、ZXシリーズシリーズとして初めてタッチパネル操作に対応した。また、フロントガラスには、ウォークマンで初となるマッドカラスを採用。通常のクリアガラスと比較し、指紋が付きにくく、指滑りにもすぐれているという。

マッドカラスをウォークマンで初めて採用した

マッドカラスをウォークマンで初めて採用した

機能面では、ウォークマンをDACのように使用できる「DACモード」を新たに搭載したのがトピック。「DSEE HX」をONにすることで、CD音源やMP3など圧縮音源をアップスケーリングし、ハイレゾ相当で楽しむことができる。

また、Bluetoothの高音質コーデックとして、従来のLDACに加え、新たに「aptX HD」にもアップデートで対応。再生対応コーデックに、「MQA」や「APE」が加わったのも見逃せないポイントだ。なお、aptX HDやMQAについては、WM1シリーズにもファームウェアアップデートで対応予定とのことだ。

本体サイズは約57.3(幅)×119.5(高さ)×14.8(奥行)mmで、重量は約157g。内蔵メモリーは64GBで、microSDXCメモリーカードスロット(最大128GB)も備える。本体カラーはブラックとシルバーの2色をラインアップ。市場想定価格は65,000円前後となっている。

A40シリーズは、昨年発売された「A30」シリーズの後継モデルとなる製品。筺体デザインはA30シリーズから変わっていないが、バッテリーからS-Master HXの電源まで最短ルートを通るように基板レイアウトを変更したり、S-Master HXの基板との接続に高音質はんだを使用するなど、内部設計変更による音質改善を行っているという。また、同時発表された「h.ear」シリーズにそろえたカラーバリエーションになっているのもトピックだ。

ウォークマンA40シリーズ

ウォークマンA40シリーズ

機能面では、専用のノイズキャンセリングイヤホンを使ったノイズキャンセリング機能に「外音取り込み機能」を新たに追加したほか、同時発表のNW-ZX300同様、DACモード、やaptX HD、MQAもサポートされる。なお、ptX HDやMQAについては、前モデルのA30シリーズには実装されないという。その他の機能は、従来のA30シリーズとほぼ同じだ。

設定画面にノイズキャンセリング機能の外音取り込み機能が追加された

設定画面にノイズキャンセリング機能の外音取り込み機能が追加された

USB DACモードの切り替えボタンはホーム画面に用意

USB DACモードの切り替えボタンはホーム画面に用意

ラインアップは、専用のノイズキャンセリングイヤホンを同梱した16GBモデル「NW-A45HN」と32GBモデル「NW-A46HN」、イヤホン非同梱の16GBモデル「NW-A45」と64GBモデル「NW-A47」の4モデルをラインアップ。市場想定価格は、NW-A45HNが29,000円前後、NW-A46HNが34,000円前後、NW-A45が22,000円前後、NW-A47が37,000円前後だ。

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