シュア・ジャパン(SHURE)は2017年9月19日、高遮音性イヤホン「SEシリーズ」のワイヤレスモデルを発表。ワイヤレスイヤホン3モデルのほか、SEシリーズ用Blueoothケーブルの単品モデルも投入する。発売日はいずれも10月13日。
このたびSEシリーズに加わるワイヤレスイヤホンは、「SE112 Wireless」「SE215 Wireless」「SE215 Special Edition Wireless」の3モデル。いずれもSHURE初のBluetoothイヤホンで、それぞれ既存のカナル型イヤホンの人気モデル「SE112」「SE215」「SE215 Special Edition」をワイヤレス化したものだ。搭載するドライバーやハウジング設計は同一だが、SEシリーズに最適化されたアンプを備える。
3モデルの違いは既存モデルと同じく、「SE112 Wireless」がケーブル一体型のエントリーモデルで、「SE215 Wireless」がその上位に位置するケーブル着脱式(MMCXコネクタ)のスタンダードモデル。なお、「SE215 Special Edition Wireless」は、「SE215 Wireless」の低音強化版だ。
ケーブル一体型のエントリーモデルとなる「SE112 Wireless」
ケーブル着脱式のスタンダードモデルとなる「SE215 Wireless」。「SE215 Special Edition Wireless」は「SE215 Wireless」の低音強化版となる。そのためボディデザインは共通だ
3モデル共通のワイヤレス部の仕様だが、Bluetooth 4.1に対応し、コーデックはSBCのみサポート。最大2台までの同時ペアリングが可能なマルチポイント接続にも対応する。ケーブル右側にリモコンを搭載しており、再生や一時停止などの操作が可能だ。なお、リモコン部にはマイクも内蔵されており、ハンズフリー通話も行える。
リモコンは3ボタン。楽曲のスキップとバックは長押し操作で行う。マイクはこの裏面に搭載されている
内蔵バッテリーはリチウムイオン。約2.5時間の充電で最大8時間駆動可能。急速充電に対応しており、約15分の充電で最大で2時間駆動できるという。また、バッテリー残量については、電源オン時に残りの駆動時間を英語音声で「6 hour」という風にお知らせしてくれる。
リモコン側面に備えられたmicroUSBポートから充電を行う
ちなみに、「SE215 Wireless」と「SE215 Special Edition Wireless」で使われているケーブルは同じものだが、「SE112 Wireless」のケーブルはそれとは異なるそうで、サウンドチューニングを若干変えているとのこだ。
「SE112 Wireless」の主な仕様は、感度が105dB、インピーダンスが16Ω、再生周波数帯域は25〜17kHz。ボディカラーはブラック。市場想定価格は12,800円(税別)。
「SE215 Wireless」の主な仕様は、感度が107dB、インピーダンスが17Ω、再生周波数帯域は22〜17.5kHz。ボディカラーはクリアー、トランスルーセントブラック。市場想定価格は18,380円(税別)。
「SE215 Special Edition Wireless」の主な仕様は、感度が107dB、インピーダンスが17Ω、再生周波数帯域は21〜17.5kHz。ボディカラーはトランスルーセントブルー、ホワイト。市場想定価格は18,380円(税別)。
Bluetoothケーブル単品モデル「RMCE-BT1」
また、「SE215 Wireless」に付属する、マイク+コントローラー付きのBluetoothケーブルの単品モデル「RMCE-BT1」も同時発売される。対応モデルは「SE215」「SE215 Special Edition」「SE315」「SE425」「SE535」「SE535 Special Edition」「SE846」で、これらのイヤホンのユーザーなら、ケーブル単品モデルを購入するだけで、すぐにBluetooth化できる。
これまで、SHUREのSEユーザーがBluetooth化して楽しむ場合、Westonやソニーから発売されているBluetoothユニットを組み合わせるしかなかったが、この純正アクセサリーを使うことで「SEシリーズの性能をより引き出せる」とのことだ。こちらの価格は12,800円(税別)。
「RMCE-BT1」は、MMCXコネクタを備えることにより、SEシリーズの各モデルと接続可能