新製品レポート
人工大理石と木を組み合わせた新デザインでインテリアにもマッチする

壁に最大120インチを投影! ソニーの4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」

ソニーは3月13日、「Life Space UX」シリーズの新しい4K超短焦点プロジェクター「LSPX-A1」を発表した。同シリーズでは、すでに「LSPX-W1S」という4K超短焦点プロジェクターが2015年1月に登場している。「LSPX-W1S」は受注生産での販売だったが、今回発表された「LSPX-A1」も4月1日から受注生産という形で展開される。

ソニーの「LSPX-A1」。4月1日から受注生産の形で販売がスタートする

ソニーの「LSPX-A1」。4月1日から受注生産の形で販売がスタートする

「LSPX-A1」は、壁際に設置した状態で85インチから最大120インチまでの大画面を投影できる超短焦点プロジェクター。パネルは、ネイティブ4Kに対応した0.74型4K SXRDだ。スクリーンサイズについては、「LSPX-W1S」では最大147インチまで対応していたが、今回登場した「LSPX-A1」は最大120インチとやや小さくなっている。なお、120インチで表示するには壁から24.5cm離して設置する必要がある。光源は青色のレーザーと蛍光体を独自技術で組み合わせたレーザー光源システム「Z-Phosphor」で、輝度については「LSPX-W1S」の2000ルーメンから「LSPX-A1」では2500ルーメンへと25%向上。HDR方式も、HDR10とHLG(ハイブリッドログガンマ)の両対応となっている。

パネルはソニーお得意のネイティブ4Kパネル “SXRD” 。光源はレーザーで、明るさは2500ルーメンだ

パネルはソニーお得意のネイティブ4Kパネル “SXRD” 。光源はレーザーで、明るさは2500ルーメンだ

壁から24.5cm離して設置し、120インチサイズで映像を投射したところ。輝度が上がったことで、ある程度明るい環境でも見られるようになった

本体は、アルミフレームに人工大理石の天板と木製の棚を組み合わせた家具調の新デザインを採用。プロジェクターとは思えないエレガントな佇まいとなっているのがポイントだ。ちなみに、天板下に設けられたスピーカーユニットの保護とプロジェクター本体の排熱を促す役割を兼ね備えたメッシュパーツや、煩雑なケーブルをまとめて収納できる背面カバーなど、デザインだけでなく機能性や使いやすさにも配慮されている。リモコンも余計なボタンを排し、人工大理石の天板とトーンを合わせたシンプルなデザインに仕上がっている。

天板は真っ白な人工大理石を使用。AV家電とは思えないエレガントな佇まいだ

天板は真っ白な人工大理石を使用。AV家電とは思えないエレガントな佇まいだ

リモコンも天板のホワイトにあわせたカラーを採用。本体同様、無駄を省いたシンプルなデザインに仕上がっている

壁から離して設置したときも余計なケーブルがはみ出ないように、背面カバーにケーブルを収納できるようになっている

基本的なプロジェクター性能や本体デザイン以外の部分で「LSPX-W1S」と大きな差分となっているのが、内蔵スピーカーのパワーアップ。なかでも注目なのが、脚部に配置されたツイーターだ。グラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」にも採用された有機ガラス管が使われており、360度に音を放射する独自の「アドバンスド バーティカル ドライブ テクノロジー」により、クリアで広がりのある高域再生を実現しているという。

脚部に設けられた有機ガラス管を使ったツイーター。ツイーター部だけスモークのかかったガラス製でできていることが写真からお分かりいただけるだろう

360度に音を放射する独自の「アドバンスド バーティカル ドライブ テクノロジー」により、広がりのある高域再生を実現

ミッドレンジスピーカーについても、本体前面に2基、背面に1基搭載。特に背面のスピーカーは、壁に向けて45度傾けて設置することで、音像を持ち上げることに寄与している。出力はいずれも23Wだ。

サブウーハーは、見た目のシンプルさを損なわないようにするために、木製の棚板の真下に配置。出力は50Wとやや控えめな印象だが、実際にアクション映画のデモ映像を試聴した限りでは、十分迫力のある重低音再生を楽しめた。

本体下部に設置されているサブウーハー。本体デザインを損なわないように、棚板の真下にすっぽりと収まっている

音質モードは、スタンダード、ミュージック、シアターの3種類を用意。ミュージックモードはボーカル音をリアルに再現するためにツイーターを生かしたチューニングに、シアターモードは迫力のある音を目指してサブウーハーを生かしたチューニングに仕上げているという。なお、「LSPX-A1」はHDMI入力が3系統用意されているが、それぞれに音質モードを適応可能となっている。

音質モードの切り替えはオンスクリーンメニューから行える。HDMI入力端子ごとに異なる音質モードを割り当てることも可能だ

4K/HDR対応の超短焦点プロジェクターというだけでもかなり高額なことが予想できるわけだが、それに加えて人工大理石を使った天板や有機ガラス管のツイーターなど、これでもかというくらい贅沢な仕様となっている今回の「LSPX-A1」。やはり気になるのはその価格だが、メーカー希望小売価格は238万円(税別)となっている。「LSPX-W1S」は500万円(税別)という強気の価格設定で大きな話題を呼んだが、それに比べるとほぼ半額だ。簡単に手が出せる価格ではもちろんないが、「LSPX-A1」に比べると価格はだいぶ抑えられたといっていいだろう。

ちなみに、今回発表された「LSPX-A1」を購入する際は1点注意しておきたいことがある。というのも、製品が展示されている実店舗に足を運び、実際に製品を見てからでしか購入できないというフローになっているからだ。これは非常に高額な製品のため、納得して購入してもらいたいということからだそうだ。実際に視聴して製品の購入を決めた場合も、すぐに製品の生産に入るのではなく、専門スタッフが実際に設置する場所に訪問し、設置場所の床や投射する壁の状態などの確認作業が行われるという。もし設置場所の環境が適していない場合でも、専門スタッフがアドバイスしてくれるということだ。非常に高額な製品となっているワケはそういったことも関係しているのだろう。

なお、3月20日からサンワカンパニー東京ショールーム内に体験スペースを設置するほか、銀座/札幌/名古屋/大阪/福岡天神の各ソニーストアでも3月31日から順次展示を開始するということ。興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

「LSPX-A1」の設置イメージ
遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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