新製品レポート
往年のツイードアンプもBluetoothスピーカーで復活!

FENDERからユニバーサルフィットタイプの新IEM「Pro IEM」シリーズ登場

2018年10月23日、フェンダーミュージックとアユートが発表会を開催。11月1日からアユートがFENDER(フェンダー)ブランドのオーディオ製品の正規代理店を務め、IEM(インイヤーモニター)の新モデル「Pro IEM」シリーズ5機種と、Bluetoothスピーカー「MONTEREY」のバリエーションモデル「MONTEREY TWEED」を11月より順次発売すると発表した。

フェンダー

上位モデルは3Dプリンターで作ったハウジングにリニューアル。ユニバーサルフィットタイプの新IEM「Pro IEM」シリーズ

「Pro IEM」シリーズは、既存のユニバーサルフィットタイプのIEM(インイヤーモニター)を置き換える新モデルだ。シリーズラインアップは、「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」「NINE」の計5モデルで、「NINE」を除く4モデルはダイナミック型とBA型のハイブリッドドライバー構成を採用。いずれも、米テネシー州ナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」にて開発。同社イヤホン制作の総括を務めるデール・ロット氏も開発に携わっているという。

「Pro IEM」シリーズのラインアップ

「Pro IEM」シリーズのラインアップ

ちなみに、製品名はドライバー構成を表しており、前者のアルファベットは搭載するダイナミックドライバーの口径サイズ、後者の数字はBA型ドライバーの搭載数となっている。「THIRTEEN 6」なら13mmダイナミック型ドライバーと6基BA型ドライバー、「NINE」なら9.25mm径のダイナミック型ドライバーといった具合だ。

また、シリーズ全モデルで「Talon 2pinコネクター」と呼ばれる2ピンタイプのリケーブルに対応。英語で鷹や鷲の爪の意味を持つTalonという名前が示すとおり、ケーブルの接続部に爪を設けた独自の「Talonシステム」により、不用意にケーブルが外れないようになっているほか、イヤホンの左右を判別しやすいという利点もあるそうだ。発表会に登壇した同社アジア地域セールスマネージャーのチャーン・ウェイ・マー氏によれば、多くのイヤホンのリケーブルで採用されているMMCXコネクターでは信頼性の面で課題があったため、カスタムIEMなどで採用されている2ピンコネクターに独自の「Talonシステム」の加工を施した形で採用したのだという。

「Talon 2pinコネクター」と呼ばれる2ピンタイプのリケーブルに対応

「Talon 2pinコネクター」と呼ばれる2ピンタイプのリケーブルに対応

なお、「Talon 2pinコネクター」に対応したケーブルはいまのところ付属ケーブルのみで、同社からリケーブル製品の販売予定はないということだが、「Talonシステム」以外の部分は既存の2ピンコネクターにのっとった形で作られているそうで、市販されている2ピンコネクター対応リケーブルも使えるという。チャーン・ウェイ・マー氏も、「市販しているリケーブルでハイクオリティなものはいくつもある。リケーブルを楽しみたい人はそういった製品を組み合わせて楽しんで欲しい」とコメントしているので、リケーブル周りの心配はなさそうだ。

発表会に登壇した同社アジア地域セールスマネージャーのチャーン・ウェイ・マー氏

発表会に登壇した同社アジア地域セールスマネージャーのチャーン・ウェイ・マー氏

ハイブリッドドライバー構成の「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」は、開発拠点と同じ米テネシー州ナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」で製造。「HYBRID DYNAMIC BALANCED ARMATURE(HDBA)ドライバー」と呼ばれる独自のBA型ドライバーを採用し、ハウジング形状に合わせた最適化を施しているという。

上位モデルはナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」で製造

上位モデルはナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」で製造

また、「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」の上位3モデルは、「3Dプリント・デジタルハイブリットプリントテクノロジー」と呼ばれる独自の3Dプリンター活用技術でハウジングをデザイン。1万人以上の耳の型(インプレッション)をディープラーニングで解析してデザインしたそうで、おおよそ95%の人がカスタムIEMのようなフィット感が得られるようになっているそうだ。

さらに、ダイナミック型ドライバーには高密度マグネシウムとチタン合金を組み合わせたダイアフラムを採用する独自の「HIGH DENSITY DYNAMIC(HDD)ドライバー」を搭載。振動板の動きをよりスムーズにする独自のエアフロー技術「ATMOSPHERIC PRESSURE EQUALIZATION(APE)」との組み合わせにより、低域の再現性を向上させているという。なお、「NINE 1」と「NINE」のダイナミック型ドライバーは、従来モデル「FXA」シリーズと同じ9.25mm径のものが使われている。

最上位モデルとなる「THIRTEEN 6」は、3層構造デザインのハウジング内に、低域を担当する13.6mm径のHDDドライバーと、合計6基(超高域×2、高域×2、中域×2)のHDBA ドライバーを搭載。Flat Blackカラーのハウジングはマット仕上げとなっている。市場想定価格は263,980円前後(税込)。

最上位モデルの「THIRTEEN 6」

最上位モデルの「THIRTEEN 6」

耳に触れる部分はマットな仕上がり

耳に触れる部分はマットな仕上がり

「TEN 5」は、10mm径のHDDドライバーと、合計5基(超高域×1、高域×2、中域×2)のHDBAドライバーを搭載したモデルで、カラバリエーションはFlat BlackとSilver Burstの2色をラインアップ。「TEN 3」は、10mm径のHDDドライバーと、合計3基(超高域×1、高域×1、中域×1)のHDBAドライバーを搭載したモデルで、カラバリエーションはFlat BlackとPewterの2色をラインアップする。市場想定価格は、「TEN 5」が164,980円、「TEN 3」が109,980円(いずれも税込)。

「TEN 5」

「TEN 5」

「TEN 3」

「TEN 3」

「NINE 1」は、9.25mm径のダイナミック型ドライバーとHDBAドライバーを搭載したモデルで、カラーバリエーションはBlack MetallicとGun Metal Blueの2色をラインアップ。「NINE」は9.25mm径のダイナミック型ドライバー搭載モデルで、カラーバリエーションはBlack MetallicとOlympic Pearlの2色となっている。市場想定価格は、「NINE 1」が36,280円、「NINE」が14,280円(いずれも税込)だ。

「NINE 1」

「NINE 1」

「NINE」

「NINE」

往年のツイードアンプデザインとなった「MONTEREY TWEED」

Bluetoothスピーカーの新モデル「MONTEREY TWEED」は、「MONTEREY」をベースに、フェンダー往年のツイードアンプデザインを取り入れたモデル。Bluetoothスピーカーとしての基本性能は「MONTEREY」を踏襲しているが、外観のデザインについては大きく変更されており、レザー製のキャリングハンドルや操作パネルといった細部までツイードアンプにこだわったデザインに仕上がっている。

本体サイズは340(幅)×242(高さ)×132mm(奥行)。重量は約6.8kg。市場想定価格は58,280円前後(税込)となっている。

「MONTEREY TWEED」

「MONTEREY TWEED」

キャリングハンドルやインターフェイスのデザインも「MONTEREY」から変更

キャリングハンドルやインターフェイスのデザインも「MONTEREY」から変更

遠山俊介(編集部)

遠山俊介(編集部)

PC・家電・カメラからゲーム・ホビー・サービスまで、興味のあることは自分自身で徹底的に調べないと気がすまないオタク系男子です。最近はもっぱらカスタムIEMに散財してます。

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